新型シエンタは、ファミリー向けミニバンとして人気の高い車種です。最新モデルではデザインや走行性能、安全装備が大幅に進化し、多くのユーザーから注目されています。しかし、その一方で価格の上昇や内装の質感など、賛否が分かれるポイントもあるようです。
新型シエンタ購入ガイドの③番目となるこの記事では、新型シエンタの特徴や進化ポイント、実際のユーザー口コミをもとに、評価や評判を詳しく解説していきます。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
参考サイト トヨタ公式HP
新型シエンタの基本情報と概要

トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は2022年8月に3代目となるフルモデルチェンジを行いました。小さすぎず大きすぎない5ナンバーサイズの使いやすさと、最大7人まで乗れる室内空間の広さを両立した人気車種です。今回は、この新型シエンタについて、実際のオーナーの口コミや評判を徹底調査しました。
2022年モデルの主な特徴と変更点
現在のシエンタは「シカクマル」をテーマにしたデザインを採用し、従来モデルからの主な変更点は以下の通りです。
ポイント
- サイズ感:全長4,260mm、全幅1,695mmと先代と同じサイズを維持しながら、全高が20mm高くなり室内空間が広くなりました
- 外観デザイン:欧州車を思わせる丸みを帯びたデザインに変更され、より親しみやすいスタイルに
- パワートレイン:1.5Lダイナミックフォースエンジンを採用。ハイブリッドはWLTCモードで最大28.8km/L、ガソリン車は18.4km/Lという優れた燃費性能を実現
- 安全装備:トヨタセーフティセンスが進化し、プロアクティブドライビングアシストなどの新機能を追加
- 室内快適性:2列目の足元スペースが拡大し、収納も充実
特に注目すべきは走行性能の向上です。3気筒エンジンと新開発のプラットフォームにより、従来モデルより軽快な走りと高い静粛性を実現しています。

先代シエンタから乗り換えました。見た目の印象も大きく変わりましたが、走行性能の進化を強く感じます。特に高速走行時の安定感が全然違います!


グレード別のラインナップと価格帯
新型シエンタは「X」「G」「Z」の3グレードで構成されています。それぞれにガソリン車とハイブリッド車があり、ハイブリッド車には2WDと電気式4WDのE-Fourが選択可能です。また、全グレードで5人乗りと7人乗りを選べるようになっています。
ポイント
- Xグレード:エントリーモデルで必要最低限の装備を搭載。199.5万円〜
- Gグレード:スタンダードモデルで装備とデザイン性のバランスが良い。219.5万円〜
- Zグレード:最上位グレードで豊富な装備と高級感のあるデザイン。239.5万円〜
ハイブリッド車はガソリン車に比べて約30万円高い価格設定になっていますが、燃費性能の高さと静粛性の向上を考えると、多くのユーザーが「値段以上の価値がある」と評価しています。また、E-Fourモデルはさらに約18万円高くなりますが、雪国や悪路走行が多い方には安心感があると好評です。



最初はコストを抑えようとXグレードを検討していましたが、ディーラーでGとZを見比べた結果、Zにしました。見た目の高級感とハンズフリーパワースライドドアの便利さは子育て中には本当に助かっています。


新型シエンタのデザイン評価


新型シエンタのデザインは「シカクマル」をテーマにした特徴的なスタイルで、従来モデルから大きく変化しました。そのデザインについて、実際のオーナーはどのように評価しているのでしょうか?
外観デザインの評判と特徴
新型シエンタの外観デザインは大きく意見が分かれる部分です。欧州車を思わせるスタイリングに、「かわいい」「親しみやすい」という好意的な意見がある一方で、「シトロエンやフィアットのパクリ」といった厳しい意見も見られます。
ポイント
- 良い評価:バランスの取れたデザイン、愛着の持てる外観、上手くまとまったスタイリング
- 気になる点:サイドの黒いプロテクションモールが白ボディだと商用車っぽく見える、経年で樹脂部分が白くなる懸念
- 特徴的な部分:ボディサイドの大きなプロテクションモール、四角く丸いシルエット、丸みを帯びたフロントマスク
特にボディカラーによって印象が大きく変わるという意見が多く、ダークグレーやアーバンカーキなどのボディカラーを選ぶと、黒いサイドプロテクションとのコントラストが抑えられ、全体的にまとまりのある印象になるようです。



最初は写真でみたときにあまり好きになれませんでしたが、実車を見てから印象が変わりました。特にアーバンカーキは黒いモールとの相性が良く、アウトドア感があって素敵です。フロントビューもかわいらしくて気に入っています。
インテリア・室内空間の評価




インテリアについては概ね好評で、シンプルながらも使いやすさを重視した設計になっています。特に高評価なのが収納スペースの多さと、使いやすさを考慮したレイアウトです。
ポイント
- 良い評価:落ち着いたデザイン、使い勝手の良いレイアウト、豊富な収納スペース
- 気になる点:プラスチック感のある内装材、2列目シートの座り心地、アームレストがない点
- 注目ポイント:広くなった2列目足元スペース、買い物かごが置ける広さ、明るく開放的な室内
グレードによって内装の質感や装備に差があり、最上位のZグレードでは本革巻きステアリングや上質な内装材が使われています。また、Zグレードのみフロアマージュという明るい内装色を選択できるのも特徴です。
一方で、2列目シートについては「直角シートで長時間座ると疲れる」「アームレストがなくて不便」といった意見も少なくありません。特に長距離移動が多い方はこの点を考慮する必要がありそうです。



Zグレードのフロアマージュ内装にしましたが、明るい車内でとても気に入っています。収納も多くて助かりますが、2列目シートはもう少し角度があるとよかったかな。長距離ドライブだと少し疲れやすいです。
カラーバリエーションの人気度
新型シエンタは全7色のボディカラーが用意されています。Xグレードでは選べるカラーがモノトーン4色に限られますが、GとZグレードではより多くの選択肢があります。
ポイント
- 人気カラー:アーバンカーキ(汚れが目立ちにくく実用的)、ダークグレー(黒いプロテクションモールと調和)
- 特徴的カラー:スカーレットメタリック(鮮やかな赤色)、グレイッシュブルー(青みがかったグレー)
- ツートーンカラー:スカーレットメタリック×ブラック、グレイッシュブルー×ブラックの2種(GとZグレードのみ)
特に人気なのはアーバンカーキで、黒いサイドプロテクションとの相性が良く、汚れも目立ちにくいという実用性の高さが支持されています。また、ツートーンカラーも個性的で人気がありますが、追加費用がかかる点には注意が必要です。



グレイッシュブルーを選びましたが、光の加減でいろんな表情を見せてくれて満足しています。友人からも「あの青いシエンタおしゃれだね」と言われることが多いです。


実際の乗り心地と走行性能の評判


新型シエンタの走行性能や乗り心地については、実際に乗っているオーナーからどのような評価が得られているのでしょうか。実用的な視点から見ていきましょう。
市街地や高速道路での走行感
新型シエンタの走行性能は、先代モデルから大きく進化している点が多いです。特に市街地での取り回しの良さは多くのオーナーから高評価を得ています。
ポイント
- 市街地走行:最小回転半径5.0mで小回りが効く、車幅感覚がつかみやすい、運転しやすい
- 高速走行:静粛性が向上、高いボディ剛性で安定した走行、レーダークルーズコントロールで疲れにくい
- 坂道・登り:やや非力に感じる場面もあるが、通常使用では問題ない性能
特に旧型からの乗り換えユーザーからは「別物」「格段に良くなった」といった声が多く、TNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォームの採用による恩恵が大きいようです。



狭い駐車場や路地も余裕で入れます。見切りも良く、女性でも運転しやすい設計になっています。高速道路でもレーダークルーズコントロールのおかげで長距離ドライブが楽になりました。
サスペンション・乗り心地の評価
乗り心地については意見が分かれる部分です。良好な乗り心地という評価がある一方で、「硬め」「路面の凹凸を拾いやすい」といった指摘も見られます。
ポイント
- 良い評価:整った路面では快適、車体の揺れが少ない、ロールが少なくコーナーでも安定
- 気になる点:荒れた路面ではゴツゴツ感あり、後席は路面からの突き上げを感じやすい
- タイヤの影響:標準装着タイヤが硬めで燃費重視、柔らかめのタイヤに替えると改善するという声も
乗り心地の感じ方は個人差が大きく、「普通に良い」という声から「長距離を乗るとやや疲れる」という評価まで幅広いです。また、後席よりも運転席・助手席の方が乗り心地が良いという意見も多く見られます。



乗り心地は普通のコンパクトカーより良いですが、高級車のような乗り心地を期待すると少し物足りないかも。ただ、価格を考えれば十分納得できるレベルです。タイヤをグレードアップしたらかなり改善しました。
エンジン性能と加速の口コミ
新型シエンタは1.5Lの3気筒エンジンを搭載していますが、その性能についてはどのような評価があるのでしょうか。
ポイント
- ハイブリッド車:滑らかな加速、静粛性が高い、モーターアシストで力強さを感じる
- ガソリン車:発進時にやや鈍い印象、高速域や坂道ではパワー不足を感じることも
- エンジン音:3気筒特有の音質、ハイブリッド車でも高負荷時にはエンジン音が大きくなる
多くのオーナーが「普段使いには十分なパワー」と評価していますが、フル乗車や荷物満載の状態では「もう少しパワーがあれば」と感じる場面もあるようです。特にガソリン車は坂道や高速合流時にパワー不足を感じるという声が見られます。
一方、ハイブリッド車はモーターアシストのおかげで低速からトルクがあり、市街地走行では気持ち良く加速すると評価されています。



ハイブリッド車に乗っていますが、市街地では軽快に走れて満足です。ただ、高速道路で追い越し加速をする時はやや物足りなさを感じることも。でも日常使いなら全く問題ありません。


新型シエンタの燃費性能と維持コストの実情


新型シエンタの大きな魅力の一つが優れた燃費性能です。特にハイブリッドモデルはカタログ値でWLTCモード28.8km/Lという高い数字を謳っていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ハイブリッドとガソリン車の実燃費比較
実際のオーナーの声を集めると、カタログ値ほどではないものの、かなり優れた実燃費が報告されています。
ポイント
- ハイブリッド車の実燃費:市街地で18〜20km/L、郊外・高速で23〜27km/L、平均20〜25km/L程度
- ガソリン車の実燃費:市街地で12〜15km/L、郊外・高速で15〜19km/L、平均15〜18km/L程度
- 燃費に影響する要素:エアコン使用(特に暖房時は燃費が下がる)、走行環境、運転スタイル
多くのオーナーが「予想以上に燃費が良い」と評価しており、特にハイブリッド車は1ℓあたり20km以上走ることが多いようです。ガソリン車も同クラスのミニバンと比較して燃費性能は良好という評価です。



ハイブリッドE-Fourモデルに乗っていますが、市街地メインの通勤で20km/L以上出ています。エアコンを使わない季節には25km/L近く出ることもあり、経済的です。前の車の倍以上の燃費で家計に優しいです。
長期使用での維持費と耐久性評価
新型シエンタの維持費については、燃費の良さから「経済的」という評価が多いものの、モデルチェンジから間もないため、長期的な耐久性については十分なデータがありません。しかし先代モデルや他のトヨタ車の実績から推測できる部分もあります。
ポイント
- ランニングコスト:優れた燃費性能で燃料費が抑えられる、税金や保険も5ナンバーで比較的安価
- メンテナンス費用:トヨタ車として部品供給が安定、定期点検はディーラーパックが経済的
- 気になる点:サイドプロテクションなど樹脂部品の経年劣化、ハイブリッドバッテリーの寿命
多くのオーナーは「コストパフォーマンスが高い」と評価しており、特にハイブリッド車は燃料代の節約効果が大きいようです。また、トヨタ車として部品の共通化も進んでいるため、メンテナンス費用も比較的リーズナブルという声が多いです。
ただし、新型シエンタの外装に使われている大きなプロテクションモールなど樹脂パーツの経年劣化については、将来的な白化や変色を懸念する声も少なくありません。



燃費の良さは家計に優しいですね。点検費用もディーラーのパックプランを使えば、小さな車種ながらミニバンとしての機能性を考えるとコスパは抜群だと思います。気になるのは外装の樹脂パーツが将来どうなるかだけです。
燃費向上のコツとオーナーの声
実際のオーナーからは、より燃費を向上させるためのコツも多く寄せられています。特にハイブリッド車は運転方法によって燃費が大きく変わるようです。
ポイント
- 発進時:急発進を避け、ゆっくりとアクセルを踏む(2,000回転を超えないように)
- 巡航時:一定速度を保ち、アクセルワークを滑らかに
- 減速時:早めにアクセルを離し、エンジンブレーキとハイブリッド回生ブレーキを活用
多くのオーナーが「エコモード」での走行を基本にしていますが、坂道や高速合流などパワーが必要な場面では「ノーマルモード」に切り替えるという使い方が一般的なようです。また、「パワーモード」は燃費が悪化するため、特別な場合以外はあまり使わないという声が目立ちます。



シエンタハイブリッドでは、エコモードで郊外の下り坂を走ると、一時的に30km/L以上の燃費が出たこともあります!冬場は暖房の影響で20km/L程度まで下がりますが、夏場のエアコンよりも暖房のほうが燃費への影響が大きいように感じます。


新型シエンタの使い勝手と室内空間の口コミ


シエンタの大きな魅力の一つが、コンパクトなボディサイズながら優れた室内空間と使い勝手の良さです。実際のオーナーはどのように評価しているのでしょうか。
5人乗りと7人乗りの違いと選び方
新型シエンタは全グレードで5人乗り(2列シート)と7人乗り(3列シート)を選択できますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。実際のオーナーの声を見ていきましょう。
ポイント
- 5人乗りのメリット:広大な荷室スペース、セカンドシートを前に倒すと広いフラットスペースに、価格が安い
- 7人乗りのメリット:多人数で乗れる、セカンドシートが前後スライド可能、シートアレンジの自由度が高い
- 選び方のポイント:7人で乗る機会が多いか、荷室を優先するか、シートアレンジの自由度を重視するか
7人乗りの3列目シートについては「狭い」「足元が窮屈」という評価が多いですが、「小さな子どもなら問題ない」という声も。逆に5人乗りは「荷室が広くて使いやすい」と評価する声が多く見られます。
また、「普段は5人乗りとして使い、3列目シートを使わないなら、7人乗りをおすすめする」という声も多く、これは7人乗りのほうがセカンドシートが前後スライドするため、アレンジの自由度が高いためです。



7人乗りを選びましたが、3列目は基本的に床下に収納して使っています。荷室として使うことが多いですが、セカンドシートをスライドできるのでアレンジがしやすく便利です。たまに親戚の子どもを乗せるときに3列目を使っています。
収納スペースの使い勝手
新型シエンタは収納スペースが充実していることも特徴の一つです。実用性重視のファミリーカーとして、日常使いの便利さが評価されています。
ポイント
- フロント周り:カップホルダー、小物入れ、助手席オープントレイなど多数の収納
- ドアポケット:フロントドアには大容量ボトルホルダー、運転席側は1Lペットボトル、助手席側は1L+500ml×2が収納可能
- 2列目空間:足元に大きな買い物かごが置けるスペース、座席下の収納など
特に買い物や子育て世代から評価が高いのが、2列目の足元スペースの広さです。スーパーなどでの買い物かごがそのまま置けるため、荷物の出し入れがスムーズになります。また、ドアポケットの大容量設計も実用的と好評です。



収納の多さは本当に便利です。特に子育て中は小物が多くなるので助かります。2列目の足元に買い物かごをそのまま置けるのは思った以上に便利で、スーパーの帰りに荷物の積み替えが楽になりました。
スライドドアと荷室の使用感
シエンタの大きな特徴の一つが両側スライドドアです。特に新型では装備が充実し、使い勝手が向上しています。
ポイント
- スライドドア:低床設計で乗り降りしやすい、グレードによっては両側パワースライドドア対応
- ハンズフリー機能:Zグレードの標準装備(Gはオプション)、足先を出し入れするだけで開閉可能
- 荷室スペース:5人乗りは広大な荷室、7人乗りは3列目を床下収納すれば大容量に
特に子育て世代からは「子どもの乗り降りが楽」「買い物の荷物を持った状態でもハンズフリーで開けられる」といった声が多く、日常的な使いやすさが高評価です。一方で、ハンズフリー機能の反応が悪いという声もわずかながら見られます。
荷室の使い勝手も良好で、特に5人乗りは「想像以上に荷物が入る」という驚きの声が多数。7人乗りも3列目シートを床下に収納すれば十分な荷室を確保できます。



ハンズフリースライドドアは子育て中の強い味方です!子どもを抱っこしたままでも、買い物袋を持ったままでも楽に開閉できるのは本当に便利です。たまに反応が悪いこともありますが、慣れれば問題ありません。


新型シエンタの安全装備と快適機能の評価


新型シエンタには先進の安全装備と便利な快適機能が多数搭載されています。これらの機能について、実際のオーナーはどのように評価しているのでしょうか。
トヨタセーフティセンスの実用性
新型シエンタには最新の「Toyota Safety Sense」が全グレードに標準装備されており、多くの安全支援機能が搭載されています。
ポイント
- プリクラッシュセーフティ:車両や歩行者を検知して衝突回避を支援、「あおり運転検知機能」も搭載
- レーントレーシングアシスト:車線中央を走行するよう支援、高速道路での運転負担を軽減
- プロアクティブドライビングアシスト:カーブ前の減速や歩行者・駐車車両への接近時の減速を支援
多くのオーナーが「安心感が違う」と評価する一方で、「過剰に反応することもある」といった声も。特にプロアクティブドライビングアシストは、新機能のため慣れるまで違和感を感じるユーザーもいるようです。
ただし、全体的には「運転が楽になる」「疲れにくくなる」といった前向きな評価が圧倒的多数です。



安全装備の充実度は素晴らしいです。特にレーントレーシングアシストとレーダークルーズコントロールのおかげで高速道路の運転が楽になりました。たまに過剰反応することもありますが、それも含めて安全のためと思えば気になりません。
運転支援機能の使用感と評判
新型シエンタには、運転をサポートする様々な機能が搭載されています。中でも評価が高いのがレーダークルーズコントロールやパーキングアシストなどの機能です。
ポイント
- レーダークルーズコントロール:高速道路や渋滞時に便利、ストレスなく追従走行ができる
- アドバンストパーク(Zグレードのみ):駐車操作をアシスト、狭い場所でも安心して駐車できる
- バックモニター:全グレードに標準装備、後方確認をサポート
特に高評価なのがレーダークルーズコントロールで、「高速道路の運転が楽になった」「疲れにくくなった」という声が多く見られます。また、Zグレードにオプション設定されているアドバンストパークも「駐車が苦手な人には大きな助け」と評価されています。
一方で、「アドバンストパークは使いこなすまでに慣れが必要」「バックモニターの画質がもう少し良ければ」といった改善点を指摘する声も見られます。



アドバンストパークは最初は使い方に戸惑いましたが、慣れると本当に便利です。狭い駐車場でも安心して停められるようになりました。ただ、雨の日や夜間はカメラの視認性が少し落ちるのが気になります。
快適装備の充実度と満足度
新型シエンタには、日常使いの快適性を高める様々な装備が用意されています。グレードによって装備内容は異なりますが、特に評価の高い機能を見ていきましょう。
ポイント
- 天井サーキュレーター:後部座席まで空調を効率的に届ける、夏場や冬場の快適性向上
- ディスプレイオーディオ:GとZグレードに8インチが標準装備、10.5インチも選択可能
- 1500W AC電源:オプション設定、災害時や車中泊、アウトドアで活躍
特に人気なのが天井サーキュレーターで、「後部座席まで空調が行き渡るようになった」「子どもが快適に過ごせる」といった声が多く、ファミリーカーとしての評価を高めています。
また、1500W AC電源は「車中泊で電子レンジが使える」「災害時の安心感がある」と評価する声も。ただし、「純正ナビの操作性がイマイチ」「カーテンの質感が今一つ」といった改善点を指摘する声も見られます。



天井サーキュレーターは想像以上に便利です!夏場は後席までしっかり冷気が届き、子どもたちから「暑い」という不満がなくなりました。1500W電源も万が一の災害時や車中泊を考えると安心感があります。


新型シエンタのグレード別評価


新型シエンタのグレードは「X」「G」「Z」の3つがあります。それぞれのグレードについて、実際のオーナーの評価を見ていきましょう。
Zグレードの特徴と口コミ
Zグレードは新型シエンタの最上位グレードで、装備や内外装の質感が最も充実しています。
ポイント
- 特徴的な装備:ハンズフリーデュアルパワースライドドア、本革巻きステアリング、フルカラーディスプレイメーター
- 外観の特徴:金属調塗装のグリルモール、専用デザインのホイール
- 選択できる内装:フロアマージュ色(明るい内装色)が選択可能
Zグレードを選択したオーナーからは「装備の充実度に満足」「見た目の高級感が気に入っている」といった評価が多く見られます。特にハンズフリースライドドアは「子育て世代には欠かせない」という声が目立ちます。
一方で「価格が高い」という声も見られますが、「装備を考えれば納得できる価格」という評価の方が多数です。多くのオーナーが「Xグレードからの価格差を考えても、Zグレードの価値は十分にある」と評価しています。



Zグレードのハイブリッドを選びましたが、大満足です。ハンズフリースライドドアは想像以上に便利で、子育てには本当に助かります。フロアマージュの内装も明るく開放的な雰囲気で気に入っています。価格は高めですが、その価値は十分にあると思います。
Gグレードの特徴と口コミ
Gグレードは新型シエンタの中間グレードで、装備とコストのバランスが取れたモデルとして人気があります。
ポイント
- 特徴的な装備:両側パワースライドドア、オートエアコン、8インチディスプレイオーディオ
- オプション:ハンズフリースライドドア、天井サーキュレーターなど、Zグレードの装備の多くをオプションで追加可能
- メリット:Zグレードより価格を抑えながら、必要な装備を選択できる柔軟性
Gグレードを選択したオーナーからは「コスパが良い」「必要な装備だけを選べた」といった評価が多く見られます。特に「Zグレードの装備のうち、自分に必要なものだけをオプションで追加できる柔軟性」を評価する声が目立ちます。
一方で「内装や外装の質感はZグレードに劣る」という声もありますが、「その差は価格を考えると妥当」という評価が多いです。



Gグレードを選びましたが、価格と装備のバランスが良いと思います。必要なオプションだけを追加したので、無駄なく自分に合った車になりました。内装のカーキ色も落ち着いた雰囲気で気に入っています。
Xグレードの特徴と口コミ
Xグレードは新型シエンタのエントリーモデルで、価格を抑えながら基本性能を備えたモデルです。
ポイント
- 特徴的な装備:助手席側のみパワースライドドア、スマートエントリー(ハイブリッド車のみ)
- 装備の制限:ディスプレイオーディオレス、内装色はブラックのみ、ボディカラーは4色に限定
- メリット:最もリーズナブルな価格、基本性能と安全装備は他グレードと同等
Xグレードを選択したオーナーからは「価格の割に基本性能が高い」「必要最低限の装備で十分」といった評価が多く見られます。特に「トヨタセーフティセンスなどの安全装備が標準で付いている点」を評価する声が目立ちます。
一方で「両側パワースライドドアが付いていないのは不便」「外装のグレードによる違いが分かりにくい」といった声も見られますが、「価格差を考えれば納得」という評価が多いです。



Xグレードのハイブリッドを選びました。価格を抑えつつ、燃費の良さと安全装備の充実を重視しました。確かに装備は最小限ですが、必要な機能は十分備わっています。後付けでナビを取り付けましたが、それでもGグレードより安く済みました。
フリードとの比較や購入時のアドバイス




新型シエンタの最大のライバルと言えるのがホンダのフリードです。購入を検討している方にとって、どちらを選ぶべきか悩ましいところでしょう。実際のオーナーの声や比較ポイントを見ていきましょう。
フリードとシエンタどちらが良いか
シエンタとフリードはどちらもコンパクトミニバンとして人気の高い車種です。実際のオーナーからは両車の比較について様々な意見が寄せられています。
ポイント
- デザイン面:シエンタは欧州風の丸みを帯びたデザイン、フリードはシャープでスポーティなデザイン
- 室内空間:フリードの2列目はキャプテンシートで快適性が高い、シエンタは荷室の使い勝手に優れる
- 安全装備:シエンタはトヨタセーフティセンスの充実度が高い、フリードはホンダセンシングも高性能
多くのオーナーが「デザインの好みで選んだ」「試乗して乗り心地が合った方を選んだ」と語っており、どちらが優れているかというよりも、自分のライフスタイルや好みに合った方を選ぶことが大切なようです。
ただし、装備の充実度と価格のバランスという点では「シエンタの方がコスパが良い」という評価が多く見られます。特にフリードに同等の装備を付けると、シエンタより高価になるケースが多いようです。



シエンタとフリード、両方試乗して迷いましたが、最終的にシエンタにしました。フリードの2列目シートは確かに快適でしたが、シエンタの方が取り回しが良く、運転しやすかったです。価格も装備を考えるとシエンタの方がお得だと感じました。
購入時に注目すべきポイント
新型シエンタの購入を検討する際には、いくつかのポイントに注目すると後悔しない選択ができます。実際のオーナーからのアドバイスをまとめました。
ポイント
- グレード選び:必要な装備とコストのバランスを考える、特に「両側パワースライドドア」は重要
- パワートレイン:燃費を重視するならハイブリッド車、初期コストを抑えるならガソリン車
- シート構成:多人数で乗る機会が多いか、荷室の使い勝手を重視するかで5人乗り/7人乗りを選択
特に多くのオーナーが「試乗は必須」とアドバイスしており、カタログスペックだけでは分からない乗り心地や使い勝手を実際に確かめることの重要性を強調しています。また、「自分のライフスタイルを考慮してグレードを選ぶ」ことも重要なポイントです。
納車までの待ち時間が長いことも考慮して、「早めに注文する」というアドバイスも見られます。ただし最近では生産が安定してきたため、以前ほどの長期待機はなくなってきているようです。



購入前にはしっかり試乗することをおすすめします。私は最初Gグレードを考えていましたが、実際にZグレードも試乗してみたところ、内装の質感や装備の使いやすさに大きな違いを感じてZに決めました。自分の生活スタイルに合わせて選ぶことが大切だと思います。
おすすめオプションとカスタマイズ
新型シエンタには様々なオプションが用意されていますが、実際のオーナーからは特におすすめのオプションやカスタマイズについての声が寄せられています。
ポイント
- 人気のオプション:天井サーキュレーター、ハンズフリーパワースライドドア、1500W AC電源
- 実用的なアイテム:コンソールボックス(標準装備されていない)、ラゲージアッパーボード
- 後付けカスタム:社外品のナビ、ドライブレコーダー、フロアマット
特に天井サーキュレーターは「夏場・冬場の快適性が大きく向上する」と好評で、子どもがいる家庭には特におすすめされています。また、Xグレードでもディスプレイオーディオを後付けできるため、「ナビはディーラーオプションより社外品の方がコスパが良い」というアドバイスも多く見られます。
アームレストが標準装備されていない点については、「社外品のコンソールボックスを取り付けると快適になる」という声が多数。特に長距離ドライブをすることが多い方にはおすすめされています。



天井サーキュレーターは絶対におすすめです!後部座席の温度ムラがなくなり、子どもからの「暑い」「寒い」というクレームがなくなりました。また、アームレストがないのが不便だったので社外品のコンソールボックスを取り付けましたが、収納も増えて一石二鳥です。
オーナーが語る満足ポイントと不満点


最後に、実際に新型シエンタに乗っているオーナーが語る満足ポイントと不満点をまとめました。購入の判断材料として参考にしてください。
購入後に満足したポイントTOP5
新型シエンタのオーナーが購入後に特に満足したという声が多いポイントをランキング形式でご紹介します。
ポイント
- 1位:優れた燃費性能:特にハイブリッド車は実燃費でも20km/L以上出ることが多く、経済的
- 2位:パワースライドドアの使いやすさ:ハンズフリー機能も含め、日常使いの便利さが高評価
- 3位:コンパクトながら広い室内空間:小回りが利きながらも荷室や乗員スペースに余裕がある
- 4位:充実した安全装備:最新のトヨタセーフティセンスによる安心感
- 5位:使い勝手の良い収納:日常使いに便利な多彩な収納スペース
特に燃費の良さは多くのオーナーが「想像以上」と評価しており、長期的なランニングコストの節約につながっているようです。また、パワースライドドアの便利さも特に子育て世代から高評価を得ています。



燃費の良さには本当に満足しています。以前のガソリン車からの乗り換えで、燃料代が半分以下になりました。また、コンパクトなボディサイズなのに広い室内が気に入っています。家族で出かけても窮屈さを感じません。
購入後に気になったポイントTOP5
一方で、購入後に気になったという声が多いポイントもあります。これらの点が許容できるかどうかも、購入判断の重要な材料となります。
ポイント
- 1位:2列目シートの座り心地:やや硬く、角度調整の制限があり、長時間乗ると疲れる
- 2位:アームレストの不足:標準装備されておらず、長距離運転時に不便
- 3位:路面からの振動・騒音:荒れた路面ではゴツゴツ感や騒音が気になる
- 4位:高速道路でのパワー不足感:特にガソリン車で満員時や登り坂で感じることがある
- 5位:外装の樹脂パーツの経年劣化懸念:将来的な白化や変色を心配する声
特に2列目シートの座り心地については「直角に近い角度で調整幅が狭い」という指摘が多く、長距離移動が多い家庭では考慮すべきポイントです。また、アームレストが標準装備されていない点も不便と感じるオーナーが多いようです。



2列目シートの角度がもう少し倒れたら良いのにと思います。長距離ドライブだと子どもも少し疲れている様子。また、アームレストが標準で付いていないのは残念でした。社外品を後付けして解決しましたが、最初から付いていればもっと良かったです。
長く乗るためのアドバイスとオーナーの声
新型シエンタを長く快適に使うために、実際のオーナーからのアドバイスも寄せられています。
ポイント
- メンテナンス:定期点検をしっかり行う、特にハイブリッド車はバッテリー管理に気を配る
- カスタマイズ:自分の使い方に合わせた便利アイテムを追加する(コンソールボックス、ラゲージボードなど)
- 外装ケア:樹脂パーツの変色防止のために定期的なコーティングやケアを行う
特に「自分の使い方に合わせたカスタマイズが満足度を高める」という声が多く、標準装備だけにこだわらず、必要に応じて便利アイテムを追加していくことで愛着が増すようです。
また、「家族構成やライフスタイルの変化に対応できる多彩なシートアレンジ」も長く乗れる理由として挙げられています。子どもの成長や家族の変化に応じて使い方を変えられる柔軟性が、シエンタの大きな魅力の一つと言えるでしょう。



1年半乗っていますが、徐々に自分の使い方に合わせてカスタマイズしていくことで愛着が増しています。コンソールボックスやサンシェードなど、あると便利なアイテムを少しずつ追加して、より使いやすくなりました。外装の樹脂パーツはコーティングをしておくと安心です。
まとめ:新型シエンタは誰に向いている?





新型シエンタに乗り換えて本当に正解でした。子どもの送り迎えも買い物も、すべての場面で使いやすく便利です。何より燃費が良くて家計に優しいのが大きなポイント。完璧な車はないですが、日常使いの相棒としては最高のパートナーだと思います!
今回の新型シエンタの口コミ・評判調査から、このクルマがどんな人に向いているのか、そのまとめをご紹介します。
ポイント
- 子育て世代・ファミリー層:使いやすいパワースライドドア、広い室内空間、安全装備の充実など家族での使用に最適
- 日常の買い物や送迎が多い方:小回りが利き駐車しやすい、収納が多く買い物に便利
- 燃費や経済性を重視する方:特にハイブリッド車は優れた燃費性能で経済的
- 大きな車は苦手だが室内空間は欲しい方:コンパクトながら荷室や乗員スペースに余裕
新型シエンタは特に子育て中のファミリー層にとって、日常使いの利便性と経済性を両立した車と言えます。コンパクトなサイズ感でありながら、室内空間の広さや多彩なシートアレンジで様々なライフスタイルに対応できる柔軟性も魅力です。
一方で、以下のような方には少し物足りないかもしれません:
- 長距離ドライブが多い方:2列目シートの座り心地や高速道路でのパワー不足が気になる可能性
- 乗り心地の快適さを最優先する方:セダンなど乗用車と比べると乗り心地はやや劣る
- 常時7人乗る必要がある家族:7人乗りモデルでも3列目は短時間利用が想定されている
新型シエンタは車両価格、燃費性能、使い勝手のバランスが非常に優れたコンパクトミニバンです。実際のオーナーの満足度も高く、特に子育て世代からの支持が厚いことが今回の調査で明らかになりました。購入を検討される際は、ぜひ実車を見て試乗することをおすすめします。
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