新型ヴォクシーと新型ノアの違いとは？どっちが人気？

トヨタの人気ミニバン「新型ノア」と「新型ヴォクシー」は、2022年1月13日にフルモデルチェンジを果たし、4代目（90系）として登場しました。従来モデルではヴォクシーの人気が圧倒的でしたが、新型ではノアの人気が急上昇しています。背景には、デザインの刷新や販売戦略の変化が影響しています。

参考サイト　トヨタ公式HP

新型ノアと新型ヴォクシーの基本情報

発売時期とモデルチェンジの背景

• ノアとヴォクシーは2022年1月にフルモデルチェンジ
• 先代モデルではヴォクシーの販売が優勢だった
• 新型ではノアの人気が急上昇し、販売比率が変化

トヨタは2020年に販売店の全車種取り扱いを開始し、これまでの販売チャネルごとの独占販売体制を撤廃しました。この変更により、ノアとヴォクシーはすべての販売店で購入できるようになり、従来のターゲット層が変化しています。

ボディサイズと基本スペックの違い

ノアとヴォクシーは基本的に同じプラットフォームを採用しており、ボディサイズも共通です。全長4,695mm、全幅1,730mm、全高1,895mmと、ミドルサイズミニバンとしては標準的なサイズ感です。

• ボディサイズはノアもヴォクシーも共通
• プラットフォームはTNGA（GA-C）を採用
• ホイールベースは2,850mmで広々とした室内空間を確保

室内の広さや使い勝手は両車とも優れていますが、デザインの違いによって印象が異なります。ヴォクシーはよりスポーティなデザインで若者向け、ノアはファミリー層にも受け入れられる落ち着いたデザインになっています。

価格の比較とグレード構成

新型ノアと新型ヴォクシーは、それぞれ異なるグレード構成が用意されています。ノアには標準仕様とエアロ仕様の2種類があり、ヴォクシーはエアロ仕様のみの展開です。価格面ではノアのほうがやや安価な設定になっています。

新型ノアのグレード別価格一覧

ガソリン	価格(税込)	ハイブリッド	価格(税込)
X 2WD（7人乗り）	2,670,000円	HYBRID X 2WD（7人乗り）	3,050,000円
X 4WD（7人乗り）	2,868,000円	HYBRID X E-Four（7人乗り）	3,270,000円
X 2WD（8人乗り）	2,670,000円	HYBRID X 2WD（8人乗り）	3,050,000円
X 4WD（8人乗り）	2,868,000円
G 2WD（7人乗り）	2,970,000円	HYBRID G 2WD（7人乗り）	3,320,000円
G 4WD（7人乗り）	3,168,000円	HYBRID G E-Four（7人乗り）	3,540,000円
G 2WD（8人乗り）	2,970,000円	HYBRID G 2WD（8人乗り）	3,320,000円
G 4WD（8人乗り）	3,168,000円
S-G 2WD（7人乗り）	3,040,000円	HYBRID S-G 2WD（7人乗り）	3,390,000円
S-G 4WD（7人乗り）	3,238,000円	HYBRID S-G E-Four（7人乗り）	3,610,000円
S-G 2WD（8人乗り）	3,040,000円	HYBRID S-G 2WD（8人乗り）	3,390,000円
S-G 4WD（8人乗り）	3,238,000円
Z 2WD（7人乗り）	3,240,000円	HYBRID Z 2WD（7人乗り）	3,590,000円
Z 4WD（7人乗り）	3,438,000円	HYBRID Z E-Four（7人乗り）	3,810,000円
S-Z 2WD（7人乗り）	3,320,000円	HYBRID S-Z 2WD（7人乗り）	3,670,000円
S-Z 4WD（7人乗り）	3,518,000円	HYBRID S-Z E-Four（7人乗り）	3,890,000円

新型ヴォクシーのグレード別価格一覧

ガソリン	価格(税込)	ハイブリッド	価格(税込)
S-G 2WD（7人乗り）	3,090,000円	HYBRID S-G 2WD（7人乗り）	3,440,000円
S-G 2WD（8人乗り）	3,090,000円	HYBRID S-G 2WD（8人乗り）	3,440,000円
S-G 4WD（7人乗り）	3,288,000円	HYBRID S-G E-Four（7人乗り）	3,660,000円
S-G 4WD（8人乗り）	3,288,000円	HYBRID S-Z 2WD（7人乗り）	3,740,000円
S-Z 2WD（7人乗り）	3,390,000円	HYBRID S-Z E-Four（7人乗り）	3,960,000円
S-Z 4WD（7人乗り）	3,588,000円

ポイント

• ノアの標準仕様はエントリーモデルとして低価格
• ヴォクシーはエアロ仕様のみで価格がやや高め
• 同じグレードならヴォクシーの方が7万円程度高い

ノアの価格帯は約267万円〜389万円、ヴォクシーは約309万円〜396万円。グレードが豊富なノアは、より幅広いニーズに対応しています。ヴォクシーは上級グレードの「S-Z」系が人気です。

燃費性能の比較

燃費性能は、ノアとヴォクシーでほぼ同じですが、ノアの標準仕様の方がわずかに良い数値を記録しています。どちらもハイブリッド車とガソリン車があり、ハイブリッドの方が圧倒的に燃費が優れています。

燃費性能

• ハイブリッド車の燃費は23.0〜23.4km/L（WLTCモード）
• ガソリン車の燃費は15.0〜15.1km/L（WLTCモード）
• ヴォクシーは全車エアロ仕様のため、若干燃費が劣る

ノアとヴォクシーは基本的に同じパワートレインを搭載しているため、燃費性能に大きな差はありません。ただし、ノアの標準仕様の方が軽量で、わずかに燃費が向上しています。日々の燃料コストを気にするなら、ハイブリッドモデルがおすすめです。

新型ノアと新型ヴォクシーのデザインの違い

エクステリアの違い

新型ノアと新型ヴォクシーは、フロントフェイスを中心に大きくデザインが異なります。ノアは上品で落ち着いたデザイン、ヴォクシーはよりアグレッシブで個性的なフロントマスクを採用しています。特にヴォクシーのフロントグリルは迫力満点で、好みが分かれやすいポイントになっています。

• ノアは落ち着いたファミリー向けデザイン
• ヴォクシーは鋭いフロントマスクでスポーティな印象
• ヴォクシーはエアロ仕様のみ、ノアは標準とエアロの2種類

ノアのフロントデザインはシンプルで万人受けしやすく、ファミリー層にも好まれやすい仕様です。一方、ヴォクシーは大胆なデザインを採用しており、より個性的なミニバンを求めるユーザーに人気があります。

インテリアの特徴とカラーバリエーション

インテリアは基本的に共通のデザインコンセプトが採用されていますが、ノアはカラーバリエーションが豊富で、よりファミリー向けの選択肢が用意されています。一方、ヴォクシーはブラック基調の内装のみで、スポーティな雰囲気を重視しています。

インテリアの特徴

• ノアはブラック・ダークブラウン・フロマージュの3色展開
• ヴォクシーはブラック内装のみで統一感を重視
• デザインコンセプトは「ENERGETIC ATRIUM」で統一

ノアの内装カラーは、ファミリー向けの柔らかい色合いが選べる点が魅力です。ヴォクシーは全グレードでブラック内装のみとなり、クールな印象を演出しています。好みに応じて選ぶと良いでしょう。

標準仕様とエアロ仕様の違い

ノアとヴォクシーの最大の違いは、ノアには標準仕様とエアロ仕様の2つがあるのに対し、ヴォクシーはエアロ仕様のみの設定となっている点です。標準仕様は控えめなデザインで、エアロ仕様は迫力あるフロントグリルや専用バンパーを備えています。

• ノアは標準仕様とエアロ仕様の2パターン
• ヴォクシーはエアロ仕様のみでスポーティな印象
• エアロ仕様はフロントグリルが大型で迫力がある

標準仕様のノアは、上品で落ち着いたデザインのため、シンプルな見た目が好みの方におすすめです。エアロ仕様は、迫力のあるグリルやエアロバンパーを採用し、よりダイナミックな印象を与えます。ヴォクシーはエアロ仕様のみとなっており、全車がスポーティな外観になっています。

新型ノアと新型ヴォクシーの装備と機能

安全装備の比較

新型ノアとヴォクシーは、安全装備に関してはどちらも最新の「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。前方の歩行者や自転車の検知機能に加え、交差点での衝突回避支援など、クラス最高レベルの安全性を誇ります。

安全装備のポイント

• 最新のToyota Safety Senseを標準装備
• 衝突被害軽減ブレーキは昼夜の歩行者・自転車を検知
• 交差点での右左折時の事故防止機能を搭載

安全装備に関しては、ノアとヴォクシーに差はありません。どちらも最新の予防安全技術を備えており、ファミリーカーとしての安心感は抜群です。

運転支援システムの違い

ノアとヴォクシーには、最新の運転支援システム「アドバンストドライブ」が搭載されています。高速道路での渋滞時には、ハンズフリー運転が可能な「アドバンスドドライブ（渋滞時支援）」が選べる点が特徴です。

運転支援システムのポイント

• アダプティブクルーズコントロールを標準装備
• ハンズフリー運転可能な「アドバンスドドライブ」搭載
• 駐車支援機能「トヨタチームメイト」で駐車も楽々

特に、駐車支援機能の「トヨタチームメイト」は、駐車が苦手な人にとって非常に便利な機能。カメラとセンサーを駆使して、ハンドル操作を自動で行ってくれるため、初心者でも簡単に駐車できます。

快適装備と便利機能の違い

快適装備に関しても、ノアとヴォクシーは共通の機能が多いですが、一部グレードや仕様によって違いがあります。特にノアの標準仕様は、シンプルな装備で価格を抑えているのに対し、ヴォクシーはエアロ仕様のみのため、基本装備が充実しています。

• ノアはシンプルな標準仕様と豪華なエアロ仕様が選べる
• ヴォクシーはエアロ仕様のみで装備が充実
• 後席モニターやパワーバックドアはオプションで選択可

どちらもオプションで「後席モニター」「電動パワーバックドア」「オットマン」などを追加できるため、用途に応じて装備をカスタマイズできます。

新型ノアと新型ヴォクシーの販売台数と人気の傾向

発売直後の販売動向

新型ノアとヴォクシーは、2022年1月の発売直後から大きな注目を集めました。発売当初はヴォクシーの受注がやや多かったものの、時間の経過とともにノアの人気が急上昇。2022年2月の販売台数では、ノアがヴォクシーを逆転する場面も見られました。

販売動向

• 2022年1月の予約受注ではヴォクシーが優勢
• 2022年2月の販売台数でノアが逆転
• 2022年4月以降、ノアの販売比率が安定して上昇

ヴォクシーのデザインが攻めたフロントマスクになったことが影響し、無難なデザインのノアが幅広い層に受け入れられたことが人気逆転の要因と考えられます。

現在の販売台数と人気の推移

現在の販売台数を見ると、ノアとヴォクシーはほぼ同じ台数で推移していますが、ノアがわずかにリードしている傾向にあります。2023年の年間販売台数では、ノアが約9.5万台、ヴォクシーが約8.9万台と、ノアが優勢な状況が続いています。

• 2023年の販売台数はノアが約9.5万台、ヴォクシーが約8.9万台
• ノアはファミリー層に広く支持されている
• ヴォクシーは若年層や個性派ユーザーに人気

ノアの人気が上昇している理由は、標準仕様とエアロ仕様の2種類が用意されており、より多くのユーザーのニーズに応えられるからです。一方で、ヴォクシーはエアロ仕様のみで、個性的なデザインが好みのユーザーに絞られている点が影響しています。

ターゲット層の違いと購買層の特徴

ノアとヴォクシーは基本的に同じミニバンですが、デザインや仕様の違いからターゲット層にも違いが出ています。ノアはファミリー層を中心に幅広い年齢層に支持されているのに対し、ヴォクシーは若年層やスポーティなデザインを好むユーザーに人気があります。

• ノアはファミリー層中心で幅広い層に人気
• ヴォクシーは若者や個性派ユーザーに支持される
• ノアは落ち着いたデザイン、ヴォクシーはアグレッシブな印象

たとえば、30代のファミリー層はノアを選ぶ傾向が強く、40代以上の落ち着いたデザインを好むユーザーにもノアが選ばれています。一方で、20代～30代の若い男性には、ヴォクシーのデザインが響いているケースが多く、特にスポーティな外観を好む人に人気があります。

新型ノアと新型ヴォクシーのリセールバリューと維持費

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中古車市場での評価

ノアとヴォクシーは、ミニバン市場の中でも特に人気が高く、中古車市場でも高値で取引されています。特に、ハイブリッドモデルは燃費の良さと維持費の安さから需要が高く、ガソリン車よりもリセールバリューが高くなる傾向があります。

中古車市場では・・・

• ノア＆ヴォクシーは中古市場でも人気が高い
• ハイブリッドモデルのリセールが特に良い
• 5年以上経過しても価格が落ちにくい

特に、ミニバンはファミリー層に根強い需要があり、中古市場でも安定した価格で売買されています。ノアとヴォクシーは、比較的新しいモデルであればリセールバリューが高いので、将来的な売却を考えている人にもおすすめです。

リセールバリューの比較

ノアとヴォクシーのリセールバリューは、基本的にほぼ同じですが、最近の販売傾向を見るとノアの方がやや高めになる可能性があります。これは、ノアの方が販売台数が多く、需要が安定しているためです。

• ノアの方が販売台数が多く、中古市場でも安定
• ヴォクシーはデザインの好みが分かれるため、リセール価格に影響
• エアロ仕様の方がリセールがやや高め

ヴォクシーはスポーティなデザインが特徴ですが、デザインの好みが分かれるため、一部の中古車市場ではノアの方が高値で取引されることがあります。ただし、特別仕様車や上級グレードのヴォクシーはリセール価格が落ちにくい傾向があります。

維持費やコスト面の違い

ノアとヴォクシーの維持費は基本的に同じですが、燃費の面ではノアの標準仕様の方が若干優れており、長期的に見ると燃料費がわずかに抑えられる可能性があります。また、エアロ仕様のヴォクシーは重量がやや重いため、燃費が若干悪くなる場合があります。

ポイント

• 燃費はノアの標準仕様がやや優れる
• ヴォクシーはエアロ仕様のみのため、燃費は若干不利
• 維持費はどちらも同等だが、ハイブリッドならさらに経済的

維持費の面では、ハイブリッドモデルを選ぶことで燃費が良くなり、ガソリン代を節約できます。さらに、自動車税やメンテナンス費用も含めて考えると、ハイブリッドモデルの方が長期的にコストを抑えられます。

どっちが人気？ユーザーの口コミと評価

新型ノアの支持されるポイント

ノアは、ファミリー向けの使いやすさと上品なデザインが評価され、多くのユーザーから支持されています。特に、標準仕様とエアロ仕様の2種類が用意されていることで、幅広いニーズに対応できる点が強みです。

新型ノアの支持されるポイント

• 落ち着いたデザインでファミリー層に人気
• 標準仕様とエアロ仕様の2パターンから選べる
• 燃費性能が若干良く、経済的

特に、ファミリー層からは「派手すぎないデザインがちょうどいい」「室内空間が広くて快適」といった声が多く、全体的にバランスの取れた車として高く評価されています。

新型ヴォクシーの支持されるポイント

新型ヴォクシーは、個性的でアグレッシブなデザインが特徴で、特に若年層やスポーティなデザインを好むユーザーに支持されています。エアロ仕様のみの展開となっており、よりダイナミックな見た目が魅力です。

新型ヴォクシーの支持されるポイント

• インパクトのあるフロントマスクがかっこいい
• エアロ仕様のみでスポーティな仕上がり
• 若年層や個性的なデザインを求める人に人気

ヴォクシーを選んだ人の中には、「見た目がとにかくカッコいい！」「街中でも存在感があっていい！」という意見が多く、デザイン面での評価が高いことがわかります。

購入者の口コミと評判

実際にノアとヴォクシーを購入したユーザーの口コミを見てみると、それぞれの特徴がはっきり分かれています。ノアは「家族向けの安心感」、ヴォクシーは「デザインのかっこよさ」が高く評価されています。

口コミと評判

• ノアは落ち着いたデザインと広い室内空間が好評
• ヴォクシーは迫力のあるデザインが魅力
• 燃費や装備面では大きな差はない

例えば、30代のファミリー層からは「ノアは運転しやすくて、家族みんなが気に入っている」という声がありました。一方で、20代のユーザーからは「ヴォクシーのフロントマスクに一目惚れした」という意見も見られました。

まとめ　ライフスタイルを考えた選択を

新型ノアと新型ヴォクシーの選び方

ノアとヴォクシーは基本的に同じ車ですが、デザインや仕様の違いによって、向いているユーザーが異なります。ノアは落ち着いたデザインでファミリー層にぴったり。一方、ヴォクシーはスポーティなデザインが特徴で、若年層や個性派のユーザーにおすすめです。

ポイント

• ノアはシンプルで幅広い層に受け入れられる
• ヴォクシーはデザインにこだわる人向け
• どちらも最新の安全装備や快適機能を搭載

どちらを選んでも、基本的な性能や使い勝手に大きな差はありません。見た目や価格、装備の違いを考慮して、自分に合った方を選びましょう。

おすすめのユーザー層

ノアとヴォクシー、それぞれのおすすめユーザー層をまとめると以下のようになります。

ポイント

• ノアはファミリー層やシンプルなデザインを好む人に最適
• ヴォクシーは若年層やスポーティなデザインを求める人向け
• ハイブリッドモデルは燃費重視の人におすすめ

例えば、小さなお子さんがいるファミリーなら、ノアの標準仕様が選びやすいでしょう。逆に、スタイルにこだわる人なら、ヴォクシーのエアロ仕様がピッタリです。

編集部からの総評

ノアとヴォクシーは、どちらもトヨタの人気ミニバンとして高い評価を受けています。特に、新型モデルでは安全装備や運転支援機能が充実し、どちらを選んでも満足度の高い一台に間違いはないでしょう。

最終的には、デザインや使い勝手、価格を見比べながら、自分のライフスタイルに合った一台を選ぶのがベストです。

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