新型ヴォクシーのグレード比較|S-GとS-Zの違い376,200円とおすすめの選び方【2026】

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新型ヴォクシーのグレード比較|S-GとS-Zの違い376,200円とおすすめの選び方【2026】

新型ヴォクシーのグレードとは、HYBRID S-ZとHYBRID S-Gの2段階に、駆動方式と乗車定員を組み合わせた標準車5型式の選択肢です。

結論、本命はHYBRID S-G 2WDの3,751,000円。公式資料の装備設定から算出したコスパ偏差値では、S-GからS-Zへの格上げが63.6で最高、E-Four化が39.9で最下位でした。価格帯は3,751,000円〜4,380,200円、WLTCモード燃費は21.8〜23.6km/L。2026年9月版の公式諸元表では台湾・国瑞汽車製の型式がS-Zだけに載り、グレードの違いが生産工場にも及ぶようになりました。

この記事のポイント

  • 本命はS-Gの2WD
  • やめとけはS-Z E-Four
  • S-Zとの差は376,200円
  • 8人乗りはE-Four不可
  • 国瑞製の型式はS-Zのみ

公開日:2026年9月6日 / 最終更新日:2026年10月14日

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目次

新型ヴォクシーのおすすめグレードは?本命はHYBRID S-G 2WD

新型ヴォクシーのおすすめグレードは、HYBRID S-G 2WD(3,751,000円)です。上位のHYBRID S-Zとは376,200円の差がありますが、WLTCモード燃費はS-Gのほうが0.2km/L上回ります。この記事を読み終えたとき、あなたは標準車5型式のどれに丸を付けて商談へ向かうかが決まっているはず。

コスパ偏差値の算出式|S-Zへの格上げが63.6で最高

当サイトでは、1段上の仕様へ進んだときに増える「公式資料で数えられる装備項目」の数を価格差10万円で割り、3つのステップの平均を50・標準偏差を10として正規化した値をコスパ偏差値と呼んでいます。装備項目はトヨタ公式ニュースルームの一部改良リリース(2026年4月10日)とグレード別主要装備比較表(’26年5月版)から拾いました。同じ「1段上げる」でも、63.6と39.9で23.7ポイントも開きます。

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格上げのステップ価格差増える装備10万円あたりコスパ偏差値
HYBRID S-G 2WD → HYBRID S-Z 2WD376,200円7項目1.86項目63.6
HYBRID S-G 2WD → S-G マルチユーティリティ(MODELLISTA)369,600円4項目1.08項目46.4
HYBRID S-G 2WD → HYBRID S-G E-Four253,000円2項目0.79項目39.9

表のとおり、装備の数だけで測ればS-Zへの格上げがいちばん割に合います。逆に最下位はE-Four化で、253,000円を払って増えるのはリヤモーター(30kW・84N・m)による後輪駆動と、ドライブモードセレクトのSNOW EXTRAモードの2つだけ。数字が示しているのは「四輪駆動は装備ではなく保険である」という、身も蓋もない構造なのです。なお駆動方式そのものは装備の増減ではないため、項目数には数えていません。

偏差値が測っているのは装備の数だけ。中身は次で見ます

それでも本命はS-G|376,200円で増える7項目の内訳

偏差値63.6という数字だけを見ればS-Zが正解に見えます。ところが増える7項目を並べ直すと、印象は変わりました。7項目のうち5項目は内外装の質感に関わるもので、機能として増えるのは12.3インチメーターと前後方ドライブレコーダーの2つだけ。メーターフードの表皮巻き、インストルメントパネルのステッチ加工と一部スエード調表皮、合成皮革+ファブリックのシート表皮、17インチタイヤ&アルミホイール、プロジェクター式ヘッドランプのオプション設定権——残りはここに集まります。

質感に376,200円を払えるかどうか。判断軸はそこに集約されると考えています。しかもS-Gには2026年5月の一部改良でワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアが標準装備され、メーター液晶も4.2インチから7.0インチへ拡大されました。前年2025年9月の改良ではETC2.0ユニット・ブラインドスポットモニター・パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)・安心降車アシストがS-Z/S-Gの両方に標準化されています。2年連続の底上げで、S-Gの装備水準は以前とは別物になりました。

  • 機能で増えるのは実質2項目
  • 残り5項目は質感まわり
  • S-Gも2年で装備が底上げ

やめとけ判定はHYBRID S-Z E-Four|4,380,200円で燃費は最下位

忖度なしで書きます。標準車5型式のなかで最も選びにくいのがHYBRID S-Z E-Four(4,380,200円)です。最も高い型式でありながら、WLTCモード燃費21.8km/Lは5型式で最も低い数字。S-G 2WDとの価格差は629,200円あり、燃料タンク52Lから計算した満タン1回の航続距離は約1,134kmで、S-G 2WDの約1,227kmより93kmほど短くなります(当方算出・カタログ燃費とタンク容量からの計算値)。

もちろん降雪地なら話は別。E-FourにはSNOW EXTRAモードが標準設定され、雪上での発進性は2WDと比べるべくもありません。ただ「上級グレードだから四輪駆動も付けておこう」という順番で選ぶと、装備の偏差値39.9・燃費最下位・価格最高という三重の不利を同時に引き受けることになる。四輪駆動が要るかどうかを先に決め、要るならS-G E-Four(4,004,000円)から検討する。これが当サイトの立場です。

四輪駆動は「上級の証」ではなく、雪への保険料です

標準車5型式の価格を1円単位で並べる|差額はどこで生まれるか

新型ヴォクシーの価格帯は3,751,000円〜4,380,200円(税込・’26年4月現在)で、標準車は5型式です。最安と最高の差は629,200円。まず全型式を1枚で見渡し、そのうえで差額がどこで発生しているかを分解していきます。

標準車5型式+MODELLISTA車の価格一覧(税込・’26年4月現在)

価格はGAZOO(トヨタ自動車のクルマ情報サイト)のカタログ「2026年5月発売」の表を2026年10月13日に開き直し、前回取得時と1円単位で変わっていないことを確認したものです。大手カタログサイトには2026年5月改良前の価格帯が残っている例があるため、必ず「いつの版か」を先に確かめてください。

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グレード型式駆動定員WLTC燃費価格(税込)
HYBRID S-G6AA-ZWR90W2WD7人23.6km/L3,751,000円
HYBRID S-G6AA-ZWR90W2WD8人23.6km/L3,751,000円
HYBRID S-G6AA-ZWR95WE-Four7人21.9km/L4,004,000円
HYBRID S-Z6AA-ZWR90W/ZWR91W2WD7人23.4km/L4,127,200円
HYBRID S-Z6AA-ZWR95W/ZWR96WE-Four7人21.8km/L4,380,200円
HYBRID S-G マルチユーティリティ6AA-ZWR90W-WVMZBF2WD5人23.6km/L4,120,600円

表を縦に読むと、価格が上がるほど燃費が下がるという逆相関がはっきり出ています。パワートレーンは全型式が2ZR-FXE(1,797cc・98PS)+フロントモーター70kWで共通。つまりヴォクシーのグレード選びは「動力性能を買う」行為ではなく、装備と駆動方式と定員を組み替える作業なのです。ちなみにウェルキャブ(福祉車両)を除き、2026年5月6日発売の改良でパワートレーンはハイブリッドに統一されました。

E-Fourの上乗せは一律253,000円|グレードが変わっても同額

同じグレードで2WDからE-Fourへ変えたときの差額は、S-Gが4,004,000−3,751,000=253,000円、S-Zが4,380,200−4,127,200=253,000円(いずれも当方が上表から算出)。E-Four化の追加費用はグレードによらず一律253,000円で、上級グレードだから割高になるという設定にはなっていません。

この253,000円で得られるのはリヤモーター(30kW・84N・m)による後輪駆動と、E-Four車に標準設定されるSNOW EXTRAモード。代償はWLTCモード燃費で、S-Gなら23.6km/Lから21.9km/L、S-Zなら23.4km/Lから21.8km/Lへ落ちます。年間10,000km・レギュラー170.2円/L(2026年10月5日時点)という前提で当方が計算すると、燃料代の増加はS-Gで年約5,598円。253,000円と年5,598円、この2つを「雪の日の保険料」として受け入れられるかどうかが分岐点になります。E-Fourは全高が1,925mm(2WDは1,895mm)、最低地上高が125mm(同140mm)になる点も、立体駐車場を使う人は確認しておきたいところです。

7人乗りと8人乗りが同じ3,751,000円という設計

意外と知られていないのがここ。S-Gの2WDは7人乗りと8人乗りが同一価格の3,751,000円で、定員を1人増やしても支払額は1円も変わりません。WLTCモード燃費も両方23.6km/Lで同じ。2列目がキャプチンシートかベンチシートかという、純粋に使い方だけの選択になります。

車両総重量だけは差が出て、7人乗りが2,035kg、8人乗りが2,090kgと55kg違います(トヨタ公式諸元表)。とはいえ自動車重量税の区分はどちらも1.5t超2.0t以下で同じ枠に収まるため、税額の面で不利になることはありません。2列目の使い分けについては新型ヴォクシーの内装【2026】12.3インチメーター・7人/8人乗り・3列目の実力で座席まわりを細かく見ています。

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8人乗りが同額。ここを知らずに7人乗りを選ぶ人は多いです

S-GとS-Zの違いは7項目|376,200円の装備差分表を分解する

2WD同士で比べると、HYBRID S-GとHYBRID S-Zの価格差は376,200円です。この金額で増えるのは、公式資料で数えられる範囲で7項目。1項目あたりに割り戻すと53,742円という計算になります。

S-Zだけに付く装備を数え上げる

公式ニュースルームの改良内容とトヨタ公式の主要諸元表(2026年9月版・価格は’26年4月現在)を突き合わせると、S-Z専用の装備は下表の7項目でした。2026年5月の改良でメーター液晶が両グレードとも大型化されたため、以前より差は縮まっています。S-Zは7インチから12.3インチへ、S-Gは4.2インチから7.0インチへ、それぞれ1段ずつ引き上げられました。

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装備HYBRID S-GHYBRID S-Z
マルチインフォメーションディスプレイ7.0インチTFTカラー12.3インチTFTカラー
タイヤ/ホイール205/60R16+16インチアルミ205/55R17+17×6Jアルミ(2WDはブラック塗装+切削光輝+ダーククリア)
前後方ドライブレコーダーメーカーオプション標準装備
シート表皮上級ファブリック合成皮革+ファブリック
メーターフード—表皮巻き・ステッチ加工
インストルメントパネル—ステッチ加工追加・一部スエード調表皮
プロジェクター式LEDヘッドランプ設定なしメーカーオプション
リフレクター式LEDヘッドランプ標準装備標準装備
ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドア標準装備標準装備
乗車定員7人・8人7人のみ
WLTCモード燃費(2WD)23.6km/L23.4km/L

表から読み取れる結論はひとつ。376,200円のうち大半は「触れる場所と見える場所」への投資です。安全装備は2025年9月の改良で両グレードに標準化され、スライドドアも2026年5月の改良でS-Gに標準装備されました。運転支援まわりで両者に差はほとんど残っていない、というのが現行型の実像なのです。

S-Gで足りる人|8人乗りを選べるのはS-Gだけ

判断を早めるために、逆から書いておきます。8人乗りが必要な人には、そもそもS-Zという選択肢が存在しません。S-Zは7人乗りのみの設定だからです。3列目まで人を乗せる頻度が高い家庭、たとえば部活の送迎や祖父母を含めた移動が日常にある家庭なら、この時点でS-Gの2WD・8人乗りに決まります。

もうひとつ、S-Gを選ぶ理由になり得るのが16インチタイヤです。205/60R16は205/55R17よりも扁平率が高く、交換時のタイヤ価格も一般に抑えられます。乗り心地の評価は価格.comのヴォクシー2022年モデルのレビューでも項目別4.15点(カテゴリ平均4.02点・2026年10月13日取得)とカテゴリ平均を上回っており、17インチでなければ困るという声は見当たりませんでした。

1項目あたり53,742円をどう見るか

376,200円÷7項目=53,742円(当方算出)。この53,742円を「12.3インチメーターとドライブレコーダーとステッチ加工1つぶん」と読むか、「所有満足の総額」と読むかで結論が割れます。前者ならS-G、後者ならS-Z。どちらが正しいという話ではありません。

ひとつだけ実務的な補助線を引くなら、リセールの観点があります。MOTAが公開している90系ヴォクシーの査定実績(2022〜2024年式・走行3万km以内・修復歴なし・集計時点2026年8月)では、ハイブリッドのS-Zが377万円/リセール率100.4%、ハイブリッドのS-Gが343万円/99.1%でした。金額差は34万円ほどで、新車時の376,200円より小さい。上位グレードを選んでも差額がまるごと戻るわけではない、という数字なのです。実際にどのくらいの査定額が出るのかは、MOTA買取りを利用したガチのレビューで具体的な金額を公開しています。

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上位グレードの差額は、売るときに全額は戻りません

上位のS-Zより中間のS-Gが低燃費という逆転|金額に直すといくらか

新型ヴォクシーでは、上位グレードのS-Zより中間グレードのS-Gのほうが燃費が良いという逆転が起きています。2WD同士でWLTCモード23.4km/L対23.6km/L。ただし年間の燃料代に直すと差は616円で、意思決定を左右する金額にはなりません。この節では、逆転の理由と本当に効く差額を分けて整理します。

逆転の理由はタイヤ径と車両重量|30kgの差

トヨタ公式の主要諸元表を読むと、S-Z 2WDの車両重量は1,680kg、S-G 2WDは1,650kgで30kgの差があります。タイヤも205/55R17と205/60R16で異なる。装備を積み増した分だけ重くなり、大径タイヤを履いた分だけ転がりが重くなる——逆転の正体はこの2つです。モード別に見るとS-Z 2WDが市街地23.6km/L・郊外25.7km/L・高速道路22.1km/L、S-G 2WDが市街地23.8km/L・郊外26.0km/L・高速道路22.2km/Lで、3モードすべてS-Gが上回っていました。

面白いのは、上位グレードを選ぶと燃費が下がるという構造が兄弟車のノアでもまったく同じように起きている点。寸法もパワートレーンも共通なので当然といえば当然なのですが、カタログの並び順に従って上から選ぶと、燃費だけは下から順に良いという逆走を体験することになります。

年間ガソリン代の差は616円|逆転は象徴でしかない

金額に直します。前提は年間走行10,000km、燃費はカタログのWLTCモード値、燃料単価は資源エネルギー庁の石油製品価格調査によるレギュラー全国平均170.2円/L(2026年10月5日時点・2026年10月7日公表)です。S-G 2WDが年72,119円、S-Z 2WDが年72,735円で、差はわずか616円という結果でした。

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型式WLTC燃費年10,000km時の燃料代(当方試算)S-G 2WDとの差
HYBRID S-G 2WD23.6km/L72,119円—
HYBRID S-Z 2WD23.4km/L72,735円+616円
HYBRID S-G E-Four21.9km/L77,717円+5,598円
HYBRID S-Z E-Four21.8km/L78,073円+5,954円

表のとおり、グレード間の燃費差はほぼ誤差の範囲。一方でE-Four化による差は年5,000円台に乗ります。「S-Gのほうが燃費が良い」という事実は話のネタとしては強いのですが、財布に効いてくるのは駆動方式のほうだった。ここは正直に書いておきたいところです。なおカタログ燃費での試算なので、実走行での金額は使い方によってぶれます。

2026年5月の改良で2WDとE-Fourの燃費は反対方向に動いた

もうひとつ、公式諸元表の版を並べると見えてくることがあります。2026年5月の一部改良で、2WDの燃費は向上し、E-Fourの燃費は低下したとGAZOOのカタログの版差分から読み取れます(S-Z 2WDは23.0→23.4km/L、S-G 2WDは23.0→23.6km/L、S-Z E-Fourは22.0→21.8km/L、S-G E-Fourは22.0→21.9km/L)。

この変化が起きた技術的な理由をトヨタは公表していません。したがって「重量増が原因」といった説明は当サイトでは避けておきます。分かっているのは、E-Fourを選ぶ人にとって改良は燃費の面ではプラスに働かなかった、という事実だけ。燃費まわりをもっと深く掘り下げた内容は新型ヴォクシーの燃費【2026】実燃費16.94km/Lとカタログ23.6km/Lの差を検証にまとめてあります。

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定員・生産工場・納期|価格表には出てこない4つの制約

グレード選びで最後につまずくのは、価格表の外にある制約です。8人乗りを選ぶとE-Fourが選べない、MODELLISTA車は5人乗りになる、国瑞汽車製の型式はS-Zにしか無い、納期はグレードを変えても縮まらない——この4つを知らずに商談へ行くと、その場で組み直すことになります。

8人乗りを選ぶとE-Fourが消える

いちばん見落とされる制約がこれ。E-FourはS-Z・S-Gとも7人乗りにしか設定がなく、8人乗りは2WDのみです。つまり「8人乗せたい」と「雪道で四輪駆動が欲しい」という2つの希望は、現行ヴォクシーでは同時に叶いません。降雪地で8人乗りが必要な家庭は、この一点で選択を迫られることになります。

回避策があるとすれば、8人乗り2WDにスタッドレスタイヤという組み合わせか、7人乗りのE-Fourで妥協するか。前者を選ぶ場合、3列目を使う頻度が本当に高いのかを一度数えてみることをおすすめします。「年に何回、8人で乗るか」——この質問に即答できないなら、7人乗りのE-Fourのほうが日常の満足度は高くなるでしょう。

  • 8人乗りは2WDのみの設定
  • E-Fourは7人乗り専用
  • 両立させる型式は存在しない

MODELLISTAの「S-G マルチユーティリティ」は5人乗り

2026年5月12日に発表されたMODELLISTAコンプリートカー「ハイブリッドS-G マルチユーティリティ」は4,120,600円(2WD・税抜3,746,000円)。トヨタカスタマイジング&ディベロップメント公式のプレスリリースによると、乗車定員は5人で、室内長は標準車の2,805mmに対して2,100mm。3列目を取り払い、専用ラゲージフレーム&ラゲージボード(走行時耐荷重60kg)を組み込んだ荷室重視の仕様です。

専用装備は他にルームランプ6灯、アクセサリーソケット(DC12V・120W)、ユーティリティフック(耐荷重3kg)。架装メーカーオプションのフロントベッドボードが165,000円、販売店装着オプションのMU専用シートカバーが110,000円という設定です。北海道地区の架装メーカー希望小売価格は寒冷地仕様込みで4,187,700円。車中泊や道具の積載を主目的にするなら候補に入りますが、7人乗せる予定が少しでもあるなら標準車のS-Gが素直な選び方になります。

国瑞製の型式はS-Zにだけ|「工場を気にするならS-G」は成り立つか

2026年9月版の公式諸元表で、グレード選びに新しい軸が加わりました。S-Zの型式欄には国内生産の6AA-ZWR90W・6AA-ZWR95Wに加えて、台湾・国瑞汽車(KUOZUI MOTORS)が生産する6AA-ZWR91W(2WD)と6AA-ZWR96W(E-Four)が併記されています。S-Gの列に国瑞製の型式は無く、型式の上ではS-Gはすべて国内生産です。国瑞製は車検証の車名が「国瑞」になり、生産工場は注文時に指定できません。

当サイトの立場は単純です。生産国を理由に迷うなら、S-Gを選べば悩み自体が消える。逆にS-Zの加飾や12.3インチメーターに価値を感じるなら、どちらの工場の車でも受け入れる前提で契約する。トヨタは国瑞汽車に「日本と同等の品質や稼働率を実現した専用ライン」を設けるとしている、と日刊工業新聞が報じています。品質の実績はまだ誰も評価できない段階なので、ここは好みの問題として割り切るのが現実的でしょう。

納期はグレードを変えても縮まらない|公式の目処は「6ヵ月以上」

トヨタ公式の工場出荷時期の目処(2026年10月9日更新)は、ヴォクシーを「ハイブリッド車:6ヵ月以上」とひとまとめに案内しています。仙台トヨペット公式の新車車種別納期一覧(2026年10月2日時点)は出荷目安を2027年1〜5月とし、出荷から店舗到着までを19〜20日と分けて記載。千葉トヨペット公式も2026年10月11日現在でハイブリッド全グレードの納期予定を2027年4月以降としています。公式も販売店もグレード別の差を設けておらず、S-GにすればS-Zより早く届くという案内は見当たりません。

ここで注意したいのが「工場出荷」と「納車」は別物だという点。仙台トヨペットが出荷後の日数を明示しているとおり、手元に届くのはさらに先になります。急ぐならグレードを変えるのではなく、契約のタイミングそのものを前倒しするしかない。受注状況と生産状況の推移は新型ヴォクシーの納期最新情報【2026年】生産状況・台湾生産・受注停止の今で追いかけています。

アジカ|ASIACARSマガジン
404: ページが見つかりませんでした | アジカ|ASIACARSマガジン アジカ|絶対に後悔しない車選び&グレード選びをご提案。中古車販売業者だからこそ出来る、おすすめグレードの選び方や最新のフルモデルチェンジ&マイナーチェンジ情報も...

グレードを下げても納期は早まらない。ここは割り切りたい

よくある質問

グレード選びで実際に検索されている疑問を12個集めました。結論を1文目に置いてありますので、気になる項目だけ拾ってください。価格はすべて税込・’26年4月現在、その他の数値は2026年10月13日時点の値です。

ヴォクシーのおすすめグレードはどれですか?

HYBRID S-G 2WD(3,751,000円)です。上位のS-Zとの差額376,200円で増える装備は7項目ですが、そのうち5項目は内外装の質感に関わるもの。安全装備は2025年9月の改良で両グレードに標準化され、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアも2026年5月の改良でS-Gに標準装備されました。質感に376,200円を払える人だけがS-Zへ進めばよい、という整理になります。

ヴォクシーのやめとけグレードはありますか?

HYBRID S-Z E-Four(4,380,200円)が最も選びにくい型式です。5型式で最も高いのに、WLTCモード燃費21.8km/Lは最も低い数字。当サイトのコスパ偏差値でもE-Four化は39.9で最下位でした。降雪地でSNOW EXTRAモードが要るなら合理性はありますが、四輪駆動が不要なら629,200円安いS-G 2WDで十分に足ります。

ヴォクシーのS-GとS-Zの違いは何ですか?

差は7項目で、2WD同士の価格差は376,200円です。S-Zは12.3インチメーター、205/55R17タイヤ&17×6Jアルミ、前後方ドライブレコーダー標準、合成皮革+ファブリックのシート表皮、メーターフードの表皮巻き、インストルメントパネルのステッチ加工と一部スエード調表皮、プロジェクター式LEDヘッドランプのオプション設定を持ちます。乗車定員はS-Zが7人のみです。

ヴォクシーは何グレードありますか?

HYBRID S-ZとHYBRID S-Gの2グレード、標準車は5型式です。2026年5月6日発売の一部改良でパワートレーンはハイブリッドに統一され(ウェルキャブを除く)、エアロデザインの2グレードに集約されました。ほかにMODELLISTAコンプリートカーの「ハイブリッドS-G マルチユーティリティ」(4,120,600円・5人乗り)が用意されています。

ヴォクシーに特別仕様車はありますか?

2026年10月13日時点で、現行90系に特別仕様車の設定はありません。GAZOOのカタログに載る現行ラインアップはS-ZとS-G、MODELLISTAのマルチユーティリティのみです。「煌(きらめき)」は先代までに設定されていた特別仕様車の名称で、たとえばトヨタ公式ニュースルームは2017年11月24日に80系の「ZS“煌”」の発売を伝えています。

S-Zだけで選べるオプションは何ですか?

代表的なのはプロジェクター式LEDヘッドランプ(62,700円)と快適利便パッケージ(High)148,500円です。アドバンストドライブのセットもS-ZはカラーヘッドアップディスプレイとのセットでS-Gと価格が異なり122,100円。デジタルインナーミラー55,000円、ITS Connect 27,500円、デジタルキー16,500円もS-Zで選べるメーカーオプションとして公式諸元表に載っています。

7人乗りと8人乗りで価格は変わりますか?

変わりません。HYBRID S-Gの2WDは7人乗りも8人乗りも3,751,000円で同一価格、WLTCモード燃費もともに23.6km/Lです。差が出るのは車両総重量だけで、7人乗り2,035kgに対し8人乗りは2,090kg。自動車重量税の区分はどちらも1.5t超2.0t以下に収まります。

8人乗りで四輪駆動は選べますか?

選べません。E-Four(電気式4WD)はS-Z・S-Gとも7人乗りのみの設定で、8人乗りは2WD専用です。降雪地で8人分の座席が必要な場合は、8人乗りの2WDにスタッドレスタイヤを組むか、7人乗りのE-Fourを選ぶかの二択になります。

S-GとS-Zはどちらが燃費がいいですか?

S-Gです。2WD同士でS-Gが23.6km/L、S-Zが23.4km/Lと逆転しています。車両重量が30kg軽く、タイヤが205/60R16と小径であることが理由。ただし年間10,000km・レギュラー170.2円/Lで計算した燃料代の差は616円にとどまるため、グレード選びの決め手にはなりません。

E-Fourは253,000円払う価値がありますか?

降雪地なら価値があります。E-Fourで得られるのはリヤモーター(30kW・84N・m)による後輪駆動とSNOW EXTRAモードの2つ。当サイトの試算では燃料代が年5,598円(S-G同士・レギュラー170.2円/L)増えるため、5年で約28,000円の追加負担になります。四輪駆動が不要な地域なら、この253,000円は装備やオプションに回したほうが満足度は高いでしょう。

グレードによって納期は変わりますか?

2026年10月時点では変わらないと見てよいでしょう。トヨタ公式の工場出荷目処は「ハイブリッド車:6ヵ月以上」、千葉トヨペット公式は2026年10月11日現在でハイブリッド全グレードの納期予定を2027年4月以降、仙台トヨペット公式は2026年10月2日時点で出荷目安を2027年1〜5月としており、いずれもグレード別の差を設けていません。工場出荷から店舗到着まではさらに19〜20日かかると案内されています。

台湾製を避けたいならどのグレードですか?

型式の上ではS-Gです。2026年9月版の公式諸元表で国瑞汽車製の型式(6AA-ZWR91W・6AA-ZWR96W)が載っているのはS-Zだけで、S-Gは国内生産の型式のみ。S-Zを選ぶ場合は生産工場を指定できないため、どちらが届いても受け入れる前提で契約することになります。

まとめ|5型式から自分の1台を決める

新型ヴォクシーのグレード比較|S-GとS-Zの違い376,200円とおすすめの選び方【2026】

「どの型式に丸を付けて商談へ行くか」という冒頭の問いへの答えは、もう出ているはずです。要点は3つ。

  • 本命はHYBRID S-G 2WD
  • 避けたいのはS-Z E-Four
  • 定員と駆動は同時に選べない

新型ヴォクシーのグレード選びは、装備の階段を上がるゲームではありません。当サイトのコスパ偏差値ではS-Zへの格上げが63.6で最高でしたが、増える7項目のうち5項目は質感まわり。安全装備と快適装備は2025年9月と2026年5月の2度の改良で両グレードに行き渡り、機能面の差はほとんど残っていません。そのうえで上位のS-Zは燃費でS-Gに0.2km/L負け、8人乗りという選択肢も持たない。最上級のS-Z E-Fourに至っては、5型式で最も高く最も燃費が悪いという位置に立っています。

2026年10月の時点で、選び方にもう1つ軸が増えました。国瑞汽車製の型式はS-Zにしか無く、S-Gは型式の上ではすべて国内生産です。生産工場を気にするならS-G、加飾とメーターを取るならS-Z。どちらを選んでも、納期はトヨタ公式で「6ヵ月以上」と変わりません。

今日やることは3つです。まず公式の主要諸元表を開き、自分が選ぼうとしている型式の車両重量とタイヤサイズを確認する。次に「年に何回、3列目に人を乗せるか」を数えて7人乗りか8人乗りかを決める。最後に、四輪駆動が本当に必要かを住んでいる地域の条件で判断する。総額の組み立て方は新型ヴォクシーの見積もり【2026】乗り出し価格と必須オプションを公式価格で試算、契約後に後悔しやすい点は新型ヴォクシーのデメリット|「ダサい」「高すぎる」の声と後悔しない判断基準、商談での詰め方は新型ヴォクシーの値引き【2026】限界はいくら?現行型の実例20件と安く買う方法にまとめてあります。

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