新型ノアとは、トヨタのミドルサイズミニバンで、2026年5月6日発売の一部改良からハイブリッド専用になった4代目90系のことです。
2026年10月3日時点の価格は3,261,500円〜4,309,800円、グレードはHYBRID S-X/HYBRID S-G/HYBRID S-Zの3本立て。WLTCモード燃費は21.8〜23.8km/Lで、ボディカラーは4色そろいます。ガソリン車が姿を消したことで入口価格は上がったものの、同じタイミングでエアロデザインの新グレード「S-X」が加わったため、上げ幅は廉価グレードを失った兄弟車ヴォクシーより小さく収まりました。さらに2026年9月版の公式諸元表には、台湾のKUOZUI MOTORS(国瑞汽車)で生産するS-Zの型式が加わっています。
この記事のポイント
- 最安は3,261,500円のS-X
- 新グレードS-Xが増えた
- 最廉価が最良燃費という逆転
- E-Four上乗せは一律253,000円
- 台湾生産はS-Zのみ設定
公開日:2026年10月3日 / 最終更新日:2026年10月5日
新型ノア2026年モデルの価格は3,261,500円から|いくらで何が買えるか

新型ノアは全長4,695mm×全幅1,730mmのボディにHYBRID S-X/S-G/S-Zの3グレードを載せたミドルミニバンで、価格は3,261,500円から4,309,800円まで、標準車はグレード×駆動×定員の組み合わせで8仕様に分かれます。読み終える頃には、なぜ最も安いグレードがいちばん燃費が良いのか、兄弟車ヴォクシーと何が違うのか、そして契約からどれくらい待つのかまで、自分の言葉で説明できる状態になっているはず。まずは車の骨格から順に見ていきましょう。
何系?何人乗り?|現行は4代目90系、5・7・8人乗り

グーネットのノア カタログで「2026年5月発売モデル」の表を開くと、グレード欄に並ぶのはHYBRID S-Z/HYBRID S-G/HYBRID S-Xの3グレード。すべてエアロデザインで、標準顔のグレードは残っていません。S-Zは7人乗りのみ、S-GとS-Xは7人乗りと8人乗りの両方を選べます。E-Four(電気式4輪駆動)は3グレードとも7人乗りだけの設定で、8人乗りは2WD専用。5人乗りはMODELLISTAのコンプリートカーだけで、6人乗りの設定はありません。型式は国内生産が6AA-ZWR90W(ハイブリッド2WD)と6AA-ZWR95W(ハイブリッドE-Four)で、「90系」「95系」という呼び方はこの型式番号から来ています。
サイズ(大きさ)も確認しておきます。ボディは全幅1,730mmのため全グレードが3ナンバー登録で、5ナンバー枠(全幅1,700mm以下)には収まりません。全高1,895mm(2WDは最低地上高140mm)、E-Fourは全高1,925mm・最低地上高125mm。ホイールベース2,850mm、最小回転半径5.5m、室内は長さ2,805mm×幅1,470mm×高さ1,405mmという数字。車両重量はS-X 2WDの1,630kgからS-Z E-Fourの1,720kgまで、90kgの幅に収まっています。
2026年5月6日発売の一部改良で、ガソリン車が消えてS-Xが生まれた
トヨタ公式ニュースルームの発表によると、ノアとヴォクシーは2026年4月10日に発表され、2026年5月6日に発売されました。中身で最も大きいのはパワートレーンをハイブリッド車に統一(ウェルキャブを除く)し、同時にエアロデザインの「ハイブリッドS-X」を新設したこと。90系にとっては2025年9月2日の1回目に続く、2回目の手入れにあたります。
装備面にも細かく手が入りました。主な変更点は以下のとおり。
- メーター液晶を大型化(S-Z=12.3インチ/S-G・S-X=7.0インチ)
- フロントグリルのメッキ部位をメッキモール+ボディカラー共色に変更
- プロジェクター式LEDヘッドランプを全車に標準装備
- シフトノブとウィンドウスイッチまわりをピアノブラック塗装(S-Z・S-Gのみ)
- E-Four車のドライブモードにSNOW EXTRAを追加
- 新色ニュートラルブラック〈229〉とアーバンロック〈1M6〉を追加
ドライブレコーダー(前後方)=42,900円という新設定も加わっています。改良の全項目を一つずつ突き合わせたい方は、新型ノアの一部改良|2026年5月版の変更点を価格・燃費・装備で実証に改良前後の対比を整理しました。


入口が安くなったのではなく、上げ幅が抑えられたという話です
兄弟車との差|入口価格は両車とも上がり、上げ幅はノアが小さい
ここが今回いちばん面白いところです。ノアとヴォクシーは同じ日に同じ内容の改良を受けたはずなのに、グレード構成の動き方だけが揃いませんでした。ノアは3グレード、ヴォクシーは2グレード。ガソリン車の廃止で入口価格が上がったのは両車に共通しますが、ヴォクシー側は最も安い仕様がまるごと消えて上げ幅が50万円台に達したのに対し、ノアには新設のS-Xという受け皿があり、上げ幅は43万円台にとどまりました。
結果として、いま買える最も安いノアは3,261,500円、最も安いヴォクシーは3,751,000円。その差は489,500円にもなります(当サイト算出)。誤解しないでほしいのは、ノアの入口価格も上がっているという点です。消えたのは「標準デザインの安いグレード」で、代わりに来たのはエアロ顔のS-X。安くなったのではなく、上がり方がヴォクシーより緩やかで、しかも入口に置かれる商品の見た目が上位と揃ったというのが正確な言い方になります。同じ改良で兄弟車の性格がここまで割れるのは、ミニバンではあまり見かけない構図です。
台湾生産のS-Zが登場|車検証の車名は「国瑞」、工場は選べない
2026年10月時点でいちばん新しい変化はこれです。トヨタ公式の主要諸元表(2026年9月版)には、国内生産の型式に加えてKUOZUI MOTORS, LTD.(国瑞汽車)が生産するS-Zの型式6AA-ZWR91W(2WD)と6AA-ZWR96W(E-Four)が載りました。注記には「車検証上の車名は国瑞となります」「生産工場は指定いただけません」と書かれています。台湾生産の型式が設定されているのはS-Zだけで、S-GとS-Xの欄は国内生産の型式のみです。
この動きは公式に予告されていました。日刊工業新聞(ニュースイッチ)と共同通信配信の秋田魁新報記事によると、トヨタは2026年5月21日、10月から台湾の国瑞汽車で生産したノアとヴォクシーを日本に供給する方針を明らかにし、狙いを納期の短縮と説明しています。価格とWLTC燃費は国内生産のS-Zと同じです。見落としやすいのは注記の別の一文で、同一仕様でも工場によって型式が異なる場合は注文時に該当型式を併記するとされています。つまりS-Zを契約した時点では、国内製と台湾製のどちらが届くかは決まりません。台湾生産車が査定でどう扱われるかを示す公的なデータもまだないため、ここは「選べない」ことを前提に、グレード選びの段階で織り込んでおくのが現実的です。
価格表|標準車8仕様とMODELLISTA車を1円単位で並べる

ノアの価格帯は3,261,500円〜4,309,800円で、中身は標準車8仕様に分かれます。2WD同士のグレード間差はS-X→S-Gが438,900円、S-G→S-Zが356,400円。E-Fourの上乗せ額は3グレードとも同額という、きれいな構造になっているのが特徴です。さらにMODELLISTAのコンプリートカーとして5人乗りの派生も加わりました。
全8仕様の価格一覧(税込・’26年4月現在)

価格の正本はトヨタ公式の主要諸元表PDF(’26年4月現在)と大手カタログの両方に置いています。HYBRID S-Xは3,261,500円(2WD・7人乗り/8人乗り)、E-Fourが3,514,500円。中間のS-Gは3,700,400円(2WD・7人乗り/8人乗り)と3,953,400円(E-Four・7人乗り)、上位は4,056,800円(2WD・7人乗り)と4,309,800円(E-Four・7人乗り)という並びになります。
| グレード | 駆動 | 定員 | 型式 | WLTC | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| HYBRID S-X | 2WD | 7人 | 6AA-ZWR90W | 23.8km/L | 3,261,500円 |
| HYBRID S-X | 2WD | 8人 | 6AA-ZWR90W | 23.8km/L | 3,261,500円 |
| HYBRID S-X | E-Four | 7人 | 6AA-ZWR95W | 22.1km/L | 3,514,500円 |
| HYBRID S-G | 2WD | 7人 | 6AA-ZWR90W | 23.6km/L | 3,700,400円 |
| HYBRID S-G | 2WD | 8人 | 6AA-ZWR90W | 23.6km/L | 3,700,400円 |
| HYBRID S-G | E-Four | 7人 | 6AA-ZWR95W | 21.9km/L | 3,953,400円 |
| HYBRID S-Z | 2WD | 7人 | 6AA-ZWR90W/6AA-ZWR91W(台湾生産) | 23.4km/L | 4,056,800円 |
| HYBRID S-Z | E-Four | 7人 | 6AA-ZWR95W/6AA-ZWR96W(台湾生産) | 21.8km/L | 4,309,800円 |
| HYBRID S-G マルチユーティリティ | 2WD | 5人 | 6AA-ZWR90W-WVMZAF | 23.6km/L | 4,070,000円 |
表を縦に見ると、金額が跳ねるポイントは3箇所しかありません。S-XからS-Gへ438,900円、S-GからS-Zへ356,400円、そして2WDからE-Fourへ253,000円。S-X 2WDからS-Z 2WDまでの開きは795,300円で、いずれも当サイトが公式価格から引き算した数値です。グレード選びの損得は新型ノアのグレード比較|S-X・S-G・S-Zの価格差を装備で分解するで装備単位まで分けています。

E-Fourの上乗せが全グレード一律253,000円という珍しさ
価格表を横に読むと、もうひとつ気づくことがあります。3,514,500円−3,261,500円、3,953,400円−3,700,400円、4,309,800円−4,056,800円。3つとも答えは253,000円で、E-Fourの上乗せ額はグレードで変わりません(当サイト算出)。四輪駆動の追加費用が上位グレードほど高くなる車種は珍しくないので、この一律さは意思決定を楽にしてくれます。
つまり「E-Fourにするかどうか」と「どのグレードにするか」を、別々に考えてよいということ。積雪地で四駆が要るなら、予算の中でグレードを1段落として253,000円を捻出する、という順番の判断ができます。ちなみに8人乗りにE-Fourの設定はないので、雪の多い地域で3列目まで人を乗せるなら7人乗り一択になる点だけは先に押さえておきたいところ。
7人乗りと8人乗りが同一価格|差額ゼロで座席を選べる
表をもう一度見てください。S-XとS-Gは、7人乗りと8人乗りは同一価格です。ミニバンでは2列目キャプテンシートの7人乗りに数万円の差額が付くことが多いので、ここは素直に珍しい。価格が同じなら判断軸は金額ではなく使い方だけになります。
3列目へのウォークスルーを優先するなら7人乗り、2列目に3人並べたいなら8人乗り。実際の口コミにも「2列目は、間のトレイを倒しておけばウォークインスルーで3列目にも移動が可能です」(価格.comのノア 2022年モデル レビュー・2025年7月29日投稿)という声がありました。試乗のときに2列目を実際に動かしてから決めるのが確実でしょう。
MODELLISTAの5人乗り「マルチユーティリティ」は4,070,000円

カタログのグレード表には出てこない選択肢もあります。MODELLISTA(トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)の公式プレスリリースが2026年5月12日発表として案内したコンプリートカー、ハイブリッドS-G マルチユーティリティ〈MU〉がそれ。4,070,000円(2WD・5人乗り)で、3列目を持たない代わりに室内長2,100mmのフラットな荷室と専用ラゲージフレーム(走行時耐荷重60kg)を得ます。
北海道地区の架装メーカー希望小売価格は4,137,100円(寒冷地仕様込み)。架装メーカーオプションのフロントベッドボードが165,000円、販売店装着オプションのMU専用シートカバーが110,000円という設定でした。ベースのS-G 2WDより369,600円高い計算になるので、車中泊やギア積載が主目的の人だけが検討すべき派生だと考えています。

MUは荷室を買う車です。3列目が要る家庭には向きません
ハイブリッドの燃費|最も安いS-Xが、いちばん燃費の良いノア

ノアのWLTCモード燃費は21.8〜23.8km/Lです。注目してほしいのは順位で、最上級のS-Zがもっとも数字が悪く、最廉価のS-Xがもっとも良い。カタログを縦に読むと、価格の高いグレードを選ぶほど燃費が下がるという逆転が起きています。この構造を知らずに上位グレードを選ぶと、あとから燃料計を見て少し損をした気分になるかもしれません。
WLTCは21.8〜23.8km/L|6型式の数値をモード別に並べる
公式諸元表には「23.4[21.8] 23.6[21.9] 23.8[22.1]」という並びで印字され、角括弧がE-Fourを示します。最良は23.8km/L(HYBRID S-X 2WD)、最低は21.8km/L(HYBRID S-Z E-Four)。差は2.0km/Lです。
| グレード・駆動 | WLTC総合 | 市街地 | 郊外 | 高速道路 |
|---|---|---|---|---|
| HYBRID S-X 2WD | 23.8km/L | 24.0km/L | 26.2km/L | 22.4km/L |
| HYBRID S-G 2WD | 23.6km/L | 23.8km/L | 26.0km/L | 22.2km/L |
| HYBRID S-Z 2WD | 23.4km/L | 23.6km/L | 25.7km/L | 22.1km/L |
| HYBRID S-X E-Four | 22.1km/L | 21.9km/L | 23.9km/L | 21.2km/L |
| HYBRID S-G E-Four | 21.9km/L | 21.6km/L | 23.6km/L | 21.0km/L |
| HYBRID S-Z E-Four | 21.8km/L | 21.5km/L | 23.5km/L | 20.9km/L |
表のとおり、2WD同士の差は0.4km/L、2WDとE-Fourの差は1.6〜1.7km/L。どのグレードでも郊外モードがいちばん伸び、高速道路モードがいちばん落ちるという傾向は共通です。ハイブリッドらしく、低〜中速域を得意とする素性がそのまま数字に出ています。
なぜ最廉価がいちばん良いのか|タイヤと50kgの差
最廉価のS-Xがもっとも燃費が良く、最上級のS-Zがもっとも悪い——理由は足元と重さにあります。S-Z 2WDは205/55R17タイヤ&17×6Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)で車両重量1,680kg、S-Gは205/60R16のアルミホイールで1,640kg、S-Xは同じ16インチでもスチールホイール(樹脂フルキャップ)を履いて1,630kg。17インチの見栄えと引き換えに、S-Zは50kgの重さと0.4km/Lを差し出しているという構図になります。
ただし、この差を金額に直すと印象が変わります。レギュラー170.2円/Lで年10,000km走った場合、S-X 2WDのガソリン代は71,513円、S-Z 2WDは72,735円。年間の差はわずか1,222円、5年でも6,110円にとどまります(いずれも当サイト算出)。燃費の逆転は事実として面白いものの、これを理由にグレードを落とすほどの金額ではないというのが正直なところ。詳しい試算は内部リンク|新型ノアの燃費|カタログ23.8km/Lと実燃費の乖離を検証にまとめました。


燃費差で選ぶより、17インチの見た目に納得できるかで選ぶべきです
実燃費と航続距離|満タンで約1,134〜1,238km走る計算
カタログ値と実走行の差も見ておきましょう。e燃費のノア(ハイブリッド)ページでは、ZWR90W(FF)が17.54km/L、ZWR95W(4WD)が16.78km/Lと集計されています(2026年10月3日取得)。現行のカタログ値に対する達成率は73.7〜77.0%という計算になりました(当サイト算出)。
ただし、この数字をそのまま今のノアの実力として受け取るのは危険。e燃費は給油記録の件数を公表しておらず、集計は90系全体(改良前の車両が中心)だからです。改良後モデルの納車が始まったのは2026年6〜7月以降なので、母集団が育つにはもう少し時間がかかります。
燃料タンク52L・無鉛レギュラーガソリンという諸元から、カタログ燃費で満タン航続を計算すると、S-X 2WD 約1,238km/S-G 2WD 約1,227km/S-Z 2WD 約1,217km、E-Fourは約1,134〜1,149kmとなります(満タン法の計算値であり、実走行を保証する数字ではありません)。年間の燃料代は資源エネルギー庁の石油製品価格調査によるレギュラー全国平均170.2円/L(2026年9月28日時点・2026年9月30日公表)を前提にすると、S-G 2WDが年10,000kmでカタログ燃費なら72,119円、実燃費17.54km/Lなら97,035円。その差は24,916円で、見積書の燃料代欄をカタログ値で作ると年に2万円以上ずれます。維持費全体の組み立ては新型ノアの維持費|年間ガソリン代・税金を条件別に試算で扱いました。

ヴォクシーとの違い|安いほうが上位の灯火を積むという逆転


ノアとヴォクシーは、寸法・パワートレーン・室内寸法・サスペンションが完全に同一です。違うのはグレード構成、価格、色数、グリルの意匠、そして標準ヘッドランプの方式。数字だけ並べると「ノアのほうが安い」で終わってしまいますが、同一グレード同士で比べると差はぐっと縮みます。しかも装備の一部では、安いはずのノアが上に立っているのです。
入口価格はノアが489,500円安い|S-Xの有無がすべて
ノアの価格帯は3,261,500円〜4,309,800円、ヴォクシーは3,751,000円〜4,380,200円。入口の差は489,500円で、その正体は装備ではなくS-Xという廉価グレードの有無です(当サイト算出)。ヴォクシーにはS-Xに相当するグレードが設定されていません。
| 比較位置 | ノア | ヴォクシー | 差額 |
|---|---|---|---|
| 最安グレード | 3,261,500円(S-X 2WD) | 3,751,000円(S-G 2WD) | 489,500円 |
| S-G 2WD | 3,700,400円 | 3,751,000円 | 50,600円 |
| S-G E-Four | 3,953,400円 | 4,004,000円 | 50,600円 |
| S-Z 2WD | 4,056,800円 | 4,127,200円 | 70,400円 |
| S-Z E-Four | 4,309,800円 | 4,380,200円 | 70,400円 |
| MODELLISTA MU | 4,070,000円 | 4,120,600円 | 50,600円 |
表を横に読むと、同一グレードの差額は50,600円か70,400円のどちらかにきれいに揃います。49万円という段差は最安同士を比べたときだけの話で、S-GやS-Zで比較すれば7万円以下。「ノアは安い車」という理解は、比較の位置を間違えると成り立たなくなります。
標準ヘッドランプの方式が、価格と逆転している
公式ニュースルームの画像キャプションを両車で読み比べると、装備の非対称が1つ見つかりました。ノアの標準ヘッドランプはプロジェクター式、ヴォクシーはリフレクター式(ともにマニュアルレベリング機能付・全車標準装備)。上級イメージで売られている側が、灯火の方式では下に置かれているわけです。
ノア側にはさらに上の設定もあり、プロジェクター式LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付・デイライト機能付)とAHSのセットがS-Zに62,700円のメーカーオプションとして用意されています。カタログの正面写真だけで両車を見比べても、この違いはまず気づけません。夜間の視界を気にする人ほど、ここは見積書とカタログの装備表で確認しておいたほうがいい。

筆者なら、この一点だけでノアを選ぶ理由になると考えます
グリルの意匠と色数|4色対3色でノアが1色多い
顔つきの作り方も違います。トヨタモビリティ神奈川が2026年4月25日に公開した改良解説によると、ノアのフロントグリルはメッキモールとボディカラー共色の組み合わせ、ヴォクシーは本体部分がブラック加飾。同じ骨格でも、明るく見せるノアと締めて見せるヴォクシーという方向の違いが出ています。
ボディカラーはプラチナホワイトパールマイカ〈089〉(メーカーオプション)、メタルストリームメタリック〈1K0〉(ノア専用)、アーバンロック〈1M6〉(新色)、ニュートラルブラック〈229〉(新色)の4色で、有償色はプラチナホワイトパールマイカ〈089〉のみ・33,000円(消費税抜き30,000円)です。ヴォクシーは3色で、メタルストリームメタリック〈1K0〉はノア専用色という違いもあります。選べる幅が1色ぶん広いというのは、地味ですがノアを選ぶ実利的な理由になるでしょう。色選びの考え方は新型ノアの色|全4色の特徴と専用色メタルストリームメタリックの選び方に整理しました。

売れているのはヴォクシー|上半期の台数と伸び率
装備でノアが上回る場面があっても、市場の答えは別です。Motor Fanが2026年7月30日に伝えた自販連ベースの集計では、2026年上半期のミニバン販売でノアは6位・42,488台(前年比104.4%)、ヴォクシーは4位・46,813台(前年比118.3%)。台数で4,325台、伸び率で約14ポイントの差がついています(当サイト算出)。
両車を足すと89,301台になり、単独1位のシエンタ62,805台を上回る規模。ただしこれは合算値なので、ノア単独の順位と混ぜて語るのは避けたいところ。なぜ伸び率がここまで割れたのかについて、トヨタから理由の説明はありません。2026年5月改良で燃費が変化した技術的理由はトヨタから公表されていないのと同じく、当サイトは推測で埋めない方針です。
納期・税金・リセール|契約前に押さえる3つの実務

正規販売店公式が2026年9月下旬〜10月上旬に掲示している目安は2027年1月〜5月の出荷、または2027年3月以降の納期予定で、9月上旬の掲示より後ろへずれています。税金面では2026年4月1日以降の登録で環境性能割がゼロになり、自動車税は年36,000円。査定額は調査主体によって同じ年式でも100万円前後ずれるため、単一の数字を信じないほうが安全でしょう。
納期最新|2027年1〜5月出荷、「工場出荷」と「納車」は別物
まず前提から。トヨタは納期の月数を公表していないのが実情です。工場出荷時期の目処は案内されているものの、生産状況や販売店の受注状況によっては表のとおりに出荷できない場合があるとも記されています。つまり全国平均の納期という数字はどこにも存在せず、ネット上に並ぶ月数は販売店ヒアリングか個人の推測が出どころだと考えてください。
手がかりは正規販売店公式の掲示です。千葉トヨペットのノアのページは2026年9月27日現在としてハイブリッド全グレードの納期予定を「2027年3月以降」と案内し、仙台トヨペットの新車車種別納期一覧は2026年10月2日時点で出荷目安を「2027年1~5月」、出荷から店舗到着までを「19~20日」と分けて明記しています。工場を出た日が納車日ではないので、目安の月にさらに3週間ほど足して考えるのが現実的。
見逃せないのは1ヶ月での動きです。9月上旬の掲示は千葉トヨペットが2027年2月以降、仙台トヨペットが2027年3月〜4月だったので、千葉は1ヶ月後ろへずれ、仙台は幅が前後に広がりました。ヴォクシーも両社でノアと同じ案内になっており、兄弟車のどちらが早いという差は現時点では見られません。受注そのものは止まっておらず、くるまのニュースが2026年9月1日に報じた販売店取材では、2026年7月下旬時点でバックオーダーが増加していると説明されています。10月から始まる台湾生産車の供給が納期の短縮にどこまで効くかは、まだどの販売店も数字を出していません。納期の推移は新型ノアの納期|正規販売店公式2社の出荷目処と受注状況の推移で時系列に並べました。

環境性能割はゼロになった|自動車税36,000円・重量税は0〜15,000円
諸費用の前提は2026年に大きく動いています。トヨタ公式のエコカー減税・環境性能割の解説ページによると、環境性能割は2026年3月31日で廃止(2026年4月1日以降の登録は非課税)となりました。ネット上の見積もり例には環境性能割が入ったままのものが残っているため、古い記事の総額をそのまま信じるのは危険です。
毎年かかるのは自動車税(旧・種別割)36,000円/年(1,500cc超2,000cc以下・2019年10月1日以降登録)。ノアの総排気量は1.797Lなのでこの区分に入ります。根拠は総務省の自動車税解説ページで確認できました。ほかに確定している前提値としては自動車リサイクル料金14,330円(’26年5月時点の金額)、新車購入時の自賠責保険料37か月ぶんが24,190円(2026年10月31日以前始期)または25,180円(2026年11月1日始期以降)。
自動車重量税は一律ではありません。日本自動車工業会が公開しているエコカー減税対象車一覧表(トヨタ自動車・登録車)にトヨタ公式の主要諸元表の型式・車両重量・WLTC値を突き合わせると、新車新規登録時(3年・自家用)の税額はHYBRID S-Z 2WDが免税で0円、S-X 2WDとS-G 2WDが7,500円、E-Fourの3グレードが15,000円と特定できました。全グレードが1.5t超2.0t以下の区分(車両重量1,630〜1,720kg)で、区分が同じでも軽減率が違うという構図です。同工業会のエコカー減税ページによれば現行の適用期間は2026年5月1日〜2028年4月30日で、次の基準引き上げは2027年5月1日。
限界も書いておきましょう。この判定はオプションを装着していない状態の車両重量にもとづくもので、諸元表の注記どおり快適利便パッケージや寒冷地仕様などで重量が増えれば、達成率が動いて区分が変わる可能性は残ります。「ノアは免税」と車種単位で言い切ることはできません。グレードと駆動方式を特定したうえで、最終確認は見積書の自動車重量税欄で行ってください。なお3年後の初回継続検査では、全グレードとも本則の20,000円に戻ります。

重量税を車種単位で「免税」と書いている記事は、型式まで確認したほうが安全です
査定額は調査主体で100万円前後ずれる|相場という単一値は無い
売却時の価値も見ておきましょう。ガリバー公式の買取相場ページ(2026年10月2日更新・過去6ヶ月・1,759件)では、2026年式の査定が最高377.9万円・最小211.3万円。一方MOTA車買取の査定実績(2026年10月3日確認)では、同じ2026年式の買取相場が90万〜470万円、下取りが81万〜329万円と示されています。
同じ2026年式でも上限で92.1万円、下限で121.3万円ちがうという計算になりました(当サイト算出)。どちらが正しいという話ではなく、集計期間も母集団も業者の立ち位置も違うのだから、単一の数字に統合できないというだけのこと。さらにMOTAのデータでは買取相場の上限470万円に対して下取りの上限が329万円で、その差は141万円もあります。
ここが商談の勘所です。価格.comに寄せられた報告では本体値引き額の報告レンジは10万〜50万円、オプション値引き額は0〜30万円でしたが、下取り先を変えたときの差はそれを上回りうる。値引きだけを見て下取りを販売店任せにすると、大きいほうの数字を取りこぼします。実際にどのくらいの金額が提示されるのかは、MOTA買取りを利用したガチのレビューで申し込みから提示額までの流れを公開しました。

交渉全体の組み立ては新型ノアの値引き|実例153件から読む交渉の現実と下取りの使い方にまとめています。

口コミ・競合・次期型|買う前に確かめておく現在地

現行90系に限定した口コミは価格.comの68件で、総合満足度は4.00点。カテゴリ平均を上回った項目は燃費だけという、はっきりした偏りがあります。競合ではステップワゴンとセレナが正面から重なるものの、駆動方式とボディ幅で選択肢が分かれる構造。次期型はトヨタの発表がない一方、2026年9月に専門メディアの予想記事が出ました。
価格.comの現行型は4.00点・68件|平均超えは燃費だけ
価格.comでノアの2022年モデル(=現行90系)に絞ると、満足度4.00点・レビュー68件でした(2026年10月3日再確認)。ミニバンのカテゴリ平均は4.26なので、全体では平均を下回っている位置づけ。項目別では燃費4.21(カテゴリ平均3.87)だけがプラス、エクステリアは約3.90(同4.32)で最弱という並びになります。
興味深いのは兄弟車との対比です。ヴォクシーの2022年モデルは満足度4.17・34件で、エクステリアはカテゴリ平均と同じ4.32。同じ車体・同じパワートレーンなのに、ノアは燃費と価格で、ヴォクシーは外観で評価されている——評価の差は車の差ではなく、選んだ人が何を重視したかの差だと読むこともできます(これは当サイトの解釈であって事実ではありません)。なお68件の大半は2026年5月改良前の車両に対する評価なので、そのまま現行の評価として扱わないでください。詳細は新型ノアの口コミ・評判|価格.com68件の項目別スコアを分解するで母集団ごとに分けています。

競合|ステップワゴンのハイブリッドに4WDは無い
同クラスでぶつかるのはホンダ ステップワゴンと日産 セレナです。MOTAのステップワゴン解説(2026年7月時点)によると価格はガソリン3,348,400円〜4,063,400円、e:HEVが3,938,000円〜4,406,600円、WLTCはe:HEVで19.5〜19.8km/L。ここで効いてくるのが駆動方式で、ステップワゴンのe:HEVはFFのみで4WDの設定がない。積雪地でハイブリッドの四駆が要るなら、ノアのE-Fourがほぼ一択になります。
MOTAのセレナ解説(2026年7月時点)では価格がガソリン2,785,200円〜3,903,900円、e-POWERが3,293,400円〜4,998,400円で、e-POWERのWLTCは16.0〜20.3km/L。セレナはグレードによって5ナンバー枠と3ナンバー枠に分かれるのに対し、ノアは全グレードが3ナンバーです。最小回転半径はセレナ5.7mに対してノアが5.5mなので、狭い駐車場ではノアが有利。三菱 デリカD:5は4,510,000円からと価格帯が上で、直接の比較対象というより上位カテゴリに位置します。
燃費で並べると差がはっきりします。ノアのS-X 2WDは23.8km/Lで、ステップワゴンe:HEVの最良19.8km/Lより約20%、セレナe-POWERの最良20.3km/Lより約17%良い(いずれも当サイト算出)。ハイブリッドの燃費だけを軸に選ぶなら、いまのクラスではノアが頭ひとつ抜けています。
【噂】フルモデルチェンジは2027年?1.5Lハイブリッド説の確度
【確定】2026年10月3日時点で、5代目ノアに関するトヨタ公式の発表はありません。【噂】そのうえで、レスポンスが2026年9月18日に掲載したスクープ記事(予想CG付き・APOLLO NEWS SERVICE)が、次期型は早ければ2027年にも登場し、新開発の1.5L直列4気筒エンジンを軸にしたハイブリッドになる可能性があると報じました。同日にMotor Fanも同じ数値の予想記事を出していますが、出どころは同系統とみられ、独立した2つの報道とは数えられません。当サイトの信憑性メーターは★3(専門メディア1系統のスクープ)です。
【予想】判断材料になる事実も並べておきます。歴代の切り替えは2001年11月/2007年6月/2014年1月/2021年12月発表で、間隔は5年7ヶ月→6年7ヶ月→7年11ヶ月と伸びてきました。しかも2026年5月にハイブリッド専用化・グレード新設という大掛かりな改良を入れ、10月からは台湾での追加生産まで始めた段階です。当サイトは、生産を増強した直後に世代交代を急ぐ可能性は低いと見ていますが、これは実績からの推定で、2027年中に発表があれば外れます。ちなみに前述のスクープ記事は現行型のWLTCを「23.4~23.6km/L」と書いていますが、2026年5月改良後のS-X 2WDは23.8km/Lです。待つか今買うかの判断軸は新型ノアのフルモデルチェンジ予想|2027年説の確度と今買うか待つかの判断フローに整理しました。


「2027年FMC確定」と書く記事は、出どころが1本かを見てください
よくある質問
価格・グレード・燃費・色・納期・リコールなど、検索で実際によく出てくる疑問に短く答えます。回答の1文目に結論を置いてあるので、気になる項目だけ拾い読みしてください。数値はすべて2026年10月3日時点で再確認したものです。
- 新型ノアの価格はいくらですか?
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3,261,500円〜4,309,800円です(税込・’26年4月現在・標準車8仕様)。最安はHYBRID S-Xの2WD、最高はHYBRID S-ZのE-Four。大手カタログサイトの一部には改良前の価格帯が残っているので、283万円台から始まる表記を見かけたら旧情報だと判断してください。
- ノアのガソリン車はまだ買えますか?
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新車では選べません。2026年5月6日発売の一部改良で、ウェルキャブを除きハイブリッド車に統一されています。くるまのニュースも同日付でパワートレインの一本化を報じました。2.0L仕様が欲しい場合は中古車を探すことになります。
- 新型ノアのグレードはいくつありますか?
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HYBRID S-X/HYBRID S-G/HYBRID S-Zの3つです。S-Zは7人乗りのみ、S-GとS-Xは7人乗りと8人乗りを設定しています。E-Fourは3グレードとも7人乗りだけで、8人乗りは2WD専用。S-Xは2026年5月の一部改良で新設されたエアロデザインのグレードです。
- ノアの燃費はどのくらいですか?
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WLTCモードで21.8〜23.8km/Lです。最良は最廉価のS-X 2WDで23.8km/L、最低はS-ZのE-Fourで21.8km/L。上位グレードほど数字が落ちるのは、17インチタイヤと50kgの重量差によるものです。e燃費の集計ではZWR90W(FF)が17.54km/Lですが、これは90系全体の値で改良後の車両はほとんど含まれていません。
- ノアのボディカラーは何色ありますか?
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4色です。メタルストリームメタリック〈1K0〉、アーバンロック〈1M6〉、ニュートラルブラック〈229〉が標準色で、プラチナホワイトパールマイカ〈089〉だけが33,000円のメーカーオプション。1K0はノア専用色で、ヴォクシーには設定がありません。
- 新型ノアの納期はどのくらいですか?
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全国一律の月数は存在しません。正規販売店2社の最新掲示は、千葉トヨペットが2026年9月27日現在で納期予定「2027年3月以降」、仙台トヨペットが2026年10月2日時点で出荷目安「2027年1~5月」でした。仙台トヨペットは出荷から店舗到着までを19〜20日と別に案内しているので、その分も足して考えてください。
- ノアとヴォクシーはどちらを選ぶべきですか?
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予算最優先ならノア、顔つきで選ぶならヴォクシーです。寸法・パワートレーン・室内寸法は完全に同一で、入口価格はノアが489,500円安い一方、同一グレード同士なら差は50,600〜70,400円まで縮みます。標準ヘッドランプはノアがプロジェクター式、ヴォクシーがリフレクター式という違いも確認しておきましょう。
- S-Xを選ぶと安全装備は落ちますか?
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落ちません。Toyota Safety Sense・ブラインドスポットモニター・安心降車アシストは全車標準装備で、パーキングサポートブレーキも全車に付きます。S-Xとの差は内装の質感、メーターサイズ、パワースライドドアの枚数、エアコンの方式など。安全のために上位グレードを選ぶ必要はない構成になっています。
- ノアの値引きはどのくらい出ますか?
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改良後モデルの相場と呼べる確定値は存在しません。価格.comの値引き実例153件(報告期間2023年3月〜2025年8月)では本体値引きが10万〜50万円、オプション値引きが0〜30万円の範囲でした。ただし報告はすべて2026年5月の一部改良より前のものです。
- ノアにリコールは出ていますか?
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2025年10月30日届出の1件があり、修理は無料です。届出番号5731で、不具合の部位はパノラミックビューモニター用制御コンピュータ。国土交通省のリコール届出一覧表では不具合発生件数26件・事故なしと記載され、届出全体では42車種1,285,002台が対象になっています。ノア単独の台数はヴォクシーと型式が共通のため分離されていません。
- 7人乗りと8人乗りで価格は変わりますか?
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変わりません。S-XもS-Gも7人乗りと8人乗りが同一価格です。ただし8人乗りは2WDのみで、E-Fourには設定がない点に注意。積雪地で3列目まで使う予定があるなら、7人乗りのE-Fourという組み合わせになります。
- 新型ノアは5ナンバーですか?サイズはどのくらいですか?
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全グレードが3ナンバーです。全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mm(E-Fourは1,925mm)で、全幅が5ナンバー枠の1,700mmを30mm超えています。最小回転半径は5.5mです。
- 台湾生産のノアはどのグレードで、見分けられますか?
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2026年9月版の公式諸元表で台湾生産の型式が設定されているのはS-Zだけです。型式は6AA-ZWR91W(2WD)と6AA-ZWR96W(E-Four)で、車検証上の車名は「国瑞」になります。生産工場は注文時に指定できません。
まとめ|新型ノアは「増えた選択肢」を理解してから選ぶ車

新型ノアは、2026年5月の一部改良でハイブリッド専用になり、同時にエアロデザインの新グレードS-Xを迎えたミドルミニバンです。ガソリン車が消えて入口価格が上がった点はヴォクシーと同じでも、受け皿になる新グレードがある側とない側という違いがあります。3,261,500円という入口をどう評価するかが、購入判断の分かれ目になるでしょう。
- 最安は3,261,500円のS-X
- 燃費が最良なのもS-X 2WD
- 同一グレード差は7万円以下
- 出荷目安は2027年1〜5月
冒頭で「最も安いグレードがいちばん燃費が良い理由、ヴォクシーとの違い、待ち時間まで自分の言葉で説明できる状態になる」と書きました。回収します。燃費の逆転はタイヤ径と50kgの重量差によるもので、金額に直せば年1,222円の話。ヴォクシーとの差は最安同士なら489,500円でも同一グレードなら50,600〜70,400円で、代わりにノアは標準ヘッドランプがプロジェクター式・ボディカラーが1色多いという優位を持ちます。そして納車は、通える販売会社が掲示した出荷目処に約3週間を足した時期が目安。
向いていない人もはっきり書いておきます。予算を300万円以下で組んでいる人、1.8Lハイブリッドの動力性能に不満を持ちやすい人(価格.comのエンジン性能はカテゴリ平均を0.36ポイント下回っています)、そして半年以上待てない人。内装の質感に強いこだわりがある人も、インテリアの評価がカテゴリ平均を0.10ポイント下回っている点は知っておいたほうがいいでしょう。この条件に当てはまるなら、他社ハイブリッドや中古の90系も同時に見積もったほうが納得できる買い物になります。

筆者ならS-Gの2WD。装備と価格の折り合いが最も良い位置です
次の一歩は3つあります。①通える正規販売店を2社以上開き、ノアの工場出荷目処を突き合わせる。②見積書に環境性能割が入っていないかを確認し、自動車重量税の欄が0円・7,500円・15,000円のどれになっているかを狙う型式と突き合わせる。③下取り車があるなら、販売店の査定額だけで決めず買取専門の査定を1社は挟む。この3つを済ませてから商談に入れば、提示された条件が妥当かどうかを自分で判定できます。内装の質感を確かめてからグレードを決めたい方は、新型ノアの内装|内装色・センターコンソール・3列目の実用性を検証もあわせてどうぞ。


参考URL一覧
- トヨタ公式ニュースルーム・ノアならびにヴォクシーを一部改良:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44214006.html
- トヨタ公式・ノア 主要諸元表PDF(2026年9月版・価格は’26年4月現在):https://toyota.jp/pages/contents/noah/004_p_001/pdf/noah_spec_202609.pdf
- トヨタ公式・エコカー減税/環境性能割/グリーン化特例:https://toyota.jp/ecocar/about1/
- MODELLISTA公式プレスリリース・マルチユーティリティ:https://www.modellista.co.jp/press/2026/0512_mu/pdf/print.pdf
- 国土交通省・リコール届出一覧表PDF(届出番号5731):https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001966737.pdf
- 総務省・2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/131410.html
- 資源エネルギー庁・石油製品価格調査 調査の結果:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html
- 日本自動車工業会・エコカー減税(自動車重量税):https://www.jama.or.jp/operation/tax/eco_car/index.html
- 日本自動車工業会・エコカー減税対象車一覧表(トヨタ自動車・登録車)PDF:https://www.jama.or.jp/operation/tax/eco_car/docs/list/jyouyou_toyota.pdf
- グーネット・ノア カタログ(2026年5月発売モデル):https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/NOAH/
- くるまのニュース・ノア改良モデル発売(2026年5月6日):https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/187e6075a156a3c60c99df22d53d81f9a6305386/
- くるまのニュース・納期とバックオーダーの最新情報(2026年9月1日):https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/2ba67150eb8878f4d1ee4332eabc298f6302abce/
- Motor Fan・2026年上半期のミニバン販売台数TOP10:https://motor-fan.jp/headline/1570646/
- 価格.com・ノア 2022年モデル レビュー評価・評判:https://review.kakaku.com/review/K0001415815/
- e燃費・トヨタ ノア(ハイブリッド)の燃費:https://e-nenpi.com/enenpi/carname/1858
- ガリバー・ノアの買取相場・査定価格:https://221616.com/satei/souba/toyota/noah/
- MOTA車買取・ノアの買取相場(2026年9月更新):https://autoc-one.jp/ullo/biddedCarList/ma34/mo1693/
- MOTA・ホンダ ステップワゴンのグレード別価格:https://autoc-one.jp/honda/stepwgn/newmodel-5016796/
- MOTA・日産 セレナのグレード別価格:https://autoc-one.jp/nissan/serena/newmodel-5015980/
- トヨタモビリティ神奈川・ノア/ヴォクシー一部改良の変更点(2026年4月25日):https://www.toyota-mobility-kanagawa.jp/column/202509-3_NOAH_VOXY_renewal
- 千葉トヨペット・ノア(納期情報 2026年9月27日現在):https://www.chibatoyopet.co.jp/newcar/noah
- 仙台トヨペット・新車車種別納期一覧(2026年10月2日時点):https://www.p-sendai.co.jp/lineup/delivery_date
- ニュースイッチ(日刊工業新聞)・トヨタ、台湾製ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を日本投入:https://newswitch.jp/p/49285
- 秋田魁新報(共同通信配信)・トヨタミニバン2車種「逆輸入」(2026年5月21日):https://www.sakigake.jp/news/article/20260521CO0175/
- レスポンス・ノア/ヴォクシー次期型スクープ(2026年9月18日):https://response.jp/article/2026/09/18/416761.html





