新型トールはマイナーチェンジではなく一部改良|2026年、Xだけ+88,000円で画面はオプションに

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ダイハツ トール マイナーチェンジのアイキャッチ

2026年8月のトールは、マイナーチェンジではなく一部改良に当たります。見どころは、Xだけが+88,000円になった理由、8型式それぞれの新旧価格、改良前の在庫車の見分け方です。ダイハツは8月31日に発表して同日に売り出し、柱はスマートアシストの検知機能の強化と、サイド+カーテンシールドのエアバッグの全車標準化でした。直前のマイナーチェンジは2020年9月15日で、6年ぶりの手直しにもあたります。

外観デザインの変更はリリースに載っておらず、WLTC燃費も新旧で同じです。動いたのは価格と装備で、値上がりはGの50,600円に対して、Xは88,000円。88,000円上がるのはXだけで、Gの約1.74倍に当たる大きさです。2WDで比べたXとGの差は、改良前の196,900円から現行の159,500円へ縮んでいます。さらに、9インチのディスプレイオーディオが標準から外れ、88,000円のメーカーオプションに変わりました。いずれも公式の装備一覧表で確かめています。

この記事のポイント

  • 8月31日に発表と同日発売。リリースに外観の変更項目は見当たらない
  • エアバッグ(サイドとカーテンシールド)が全車で標準装備に
  • ディスプレイオーディオは標準から88,000円のオプションに(装備一覧表で確認)
  • 値上げ幅は50,600〜88,000円(同じ装備条件では88,000〜119,900円)
  • コンフォータブルパック(B)は5,500円安くなったが、中身は5項目から2項目に。外れた3項目は全車標準へ
  • 改良度スコアはXが6.5点で首位、値上げ幅を重く見るとX・G・カスタムGが並ぶ
  • WLTC燃費は新旧の公式諸元表で完全に同一

速報(11月4日更新)

  • 2026年9月10日【確定】スバルがジャスティの改良モデルを発表。ディスプレイオーディオのオプション化、純正ナビ装着用アップグレードパックの全車標準化など、トールと同じ方向の改良です(SUBARU ニュースリリース)
  • 2026年8月31日【確定】ダイハツがトールを一部改良して同日発売。検知機能を強めたスマートアシストと、全車標準になったサイド+カーテンシールドエアバッグが柱です。一方、ディスプレイオーディオは標準装備から88,000円のメーカーオプションになりました(ダイハツ ニュースリリース・ダイハツ 装備一覧表)。トヨタも同日、ルーミーを一部改良しています(トヨタ ニュースリリース)

この記事では、Xだけ+88,000円の背景と、8型式の新旧価格を、公式資料から1円単位の差分にしました。オプションと色の新旧、改良前の在庫車の見分け方、スバル ジャスティまで含めた3兄弟の動きも整理しています。独自の改良度スコアで、どのグレードが値上げに見合ったかも点数にしました。

公開日:2026年11月6日 / 最終更新日:2026年11月6日

パープルのトール(標準系)を斜め前から見た外観
トール(標準系)の外観(メーカー公表写真)。 写真:ダイハツ

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目次

トールの2026年8月改良|増えた装備と外れた装備を1枚の表で

トールに直近で手が入ったのは2026年8月31日で、発表も発売もこの日でした。名称は一部改良です。マイナーチェンジと呼ばれるほど外観が変わったわけではないため、2020年9月のマイナーチェンジとは別の段階にあたります。店頭で出会った個体が改良前か改良後かは、価格・装備・ボディカラーの3点でほぼ見分けられるので、この章以降で順に確かめていきましょう。

トールの2026年8月改良|増えた装備と外れた装備を1枚の表で。安全面は手厚くなり、画面は標準でなくなった、というのが全体像です
住宅の前に止まるシルバーのトール カスタムを斜め前から見た外観
トール カスタムの外観(メーカー公表写真)。 写真:ダイハツ

発表と発売は同じ8月31日|公式リリースの項目を読む

ダイハツ公式の2026年8月31日付ニュースリリースは、タントとトールを一部改良し、8月31日から全国一斉に発売すると発表しました。トールの主な項目は、スマートアシストの検知機能の向上、サイドとカーテンシールドのエアバッグの全車標準化、リヤコーナーセンサーの2個追加、ヘッドランプ点灯延長機能の追加、そしてXへの運転席シートリフターとメーター類の追加です。

同じ8月31日には、トヨタのルーミーにも一部改良が入りました。トールの開発・生産はダイハツで、トヨタが「ルーミー」の名前で販売する兄弟車という関係なので、日付がそろうのは自然ですよね。スバルのジャスティも9月10日に改良モデルを発表しており、3兄弟の動きは後半の章で並べています。

改良前後の差を1枚で|増えた装備、外れた装備、入れ替わった色

まず、装備の変化を1枚にまとめてみましょう。安全面は手厚くなり、画面は標準でなくなった、というのが全体像です。改良前は公式装備一覧表PDFの改良前の保存版、現行は現行の装備一覧表PDFを開き、項目ごとに突き合わせました。

項目改良前現行
スマートアシスト全車に搭載全車に搭載(検知機能を向上)
サイド+カーテンシールドエアバッグメーカーオプション(セットで50,600円。Xは56,100円)全車標準
リヤコーナーセンサー2個4個(2個を追加)
ヘッドランプ点灯延長機能設定なし追加
9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ全車標準メーカーオプション(88,000円)
純正ナビ装着用アップグレードパック(バックカメラ、ステアリングスイッチ、GPSアンテナ、フルセグTVアンテナ)ディスプレイオーディオの標準装備に含まれていた全車標準(ディスプレイオーディオとは別に装備)
Xの運転席シートリフター・アームレスト・助手席シートアンダートレイエアバッグとのセット(56,100円)に含まれていた標準
Xの2眼メーター・TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ設定なし採用
ボディカラー単色7色、2トーン4組単色8色、2トーン2組(カスタム専用)

ディスプレイオーディオが標準じゃなくなったのは、ちょっと困りますね…

画面は選ぶ装備になりました。付けなければ車両価格はほぼ据え置きで、付けるなら88,000円を足して考えましょう。バックカメラなどは、画面とは別に全車標準です。

増えた装備と外れた装備が同時に動いているため、50,600〜88,000円という値上げ幅だけで得か損かは言い切れません。装備条件をそろえた負担増は、価格差分の章で計算しました。

スマートアシストの検知が広がった|自転車・右折対向車・横断歩行者

混同しやすいので整理します。スマートアシストは改良前から搭載されていて、今回の改良は機能の底上げです。公式リリースによると、ACC(追従走行)の検知距離と精度が向上し、横断する自転車、交差点での右折時の対向車、右左折時に対向方向から来る横断歩行者を検知できるようになりました。歩行者への対応で想定する最高速度の条件も、60km/hから80km/hに広がっています。

ACC自体の装着はグレードで違う点に注意が必要です。カスタムGターボとカスタムGは標準、GターボとGはメーカーオプション、Xについては公式のグレード別装備表に設定が載っていません。公式のグレードページで、検討中のグレードの欄を確かめておくと安心です。

エアバッグが全車標準に|リヤコーナーセンサーも2個増えて4個

運転席・助手席のサイドエアバッグと、前後席のカーテンシールドエアバッグが全車標準になりました。改良前は、エアバッグ・セットがメーカーオプションで、Xが56,100円、そのほかのグレードが50,600円でした。標準化で、オプションを選び忘れる心配がなくなったのは大きな前進です。リヤコーナーセンサーも2個増え、計4個になっています。

Xだけに加わった4項目|運転席シートリフター、アームレスト、2眼メーター、TFT

Xには、運転席シートリフターと運転席アームレストが加わり、メーターは自発光式の2眼メーター(タコメーター付き)とTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイになりました。値上げ幅が最も大きいXは、中身も最も増えたグレードでもあります。ただし、改良前のX用エアバッグ・セットにはシートリフターなどが含まれていたため、「ゼロからの追加」ではない点には注意が必要です。改良前のXは、アームレスト・リフター・アンダートレイを、エアバッグとのセット(装備一覧表の※3)と、コンフォータブルパック(B)の2通りで付けられました。助手席のシートアンダートレイもXでは標準になりましたが、小物入れの追加にとどまるため、採点の項目には入れていません。

2016年の発売から何回手が入った?|トールの改良の歴史

履歴を並べると、トールのマイナーチェンジは2016年の発売以来、2020年9月の1回だけです。2024年12月にも、安全性能向上と価格改定を伴う一部仕様変更がありました。

年月日出来事出所
2016年11月9日発売ダイハツ ニュースリリース
2018年11月1日一部改良(スマートアシストⅢ、前後コーナーセンサー)ダイハツ ニュースリリース
2019年10月1日特別仕様車を設定ダイハツ ニュースリリース
2020年9月15日マイナーチェンジ(新型ステレオカメラ、全車速追従ACC、電動パーキングブレーキ、ディスプレイオーディオの新設定、内外装の刷新)ダイハツ ニュースリリース
2024年3月15日国土交通省の検証結果を受け、トール・ルーミー・ジャスティの出荷停止指示が解除ダイハツ ニュースリリース
2024年12月9日一部仕様変更(安全性能向上・価格改定)ダイハツ ニュースリリース
2026年8月31日一部改良(今回)ダイハツ ニュースリリース

トールのグレード別値上げ額|Xだけが+88,000円、Gは+50,600円

結論から言うと、値上げ幅は50,600円(G)から88,000円(X)で、Xだけが突出しているのが特徴です。ディスプレイオーディオが標準から外れているため、同じ装備条件にそろえると差は88,000〜119,900円に開きます。

トールのグレード別値上げ額|Xだけが+88,000円、Gは+50,600円。値上げ幅は50,600円(G)から88,000円(X)で、Xだけが突出しているのが特徴です
街中の道路を並んで走るトール2台。標準系とカスタムの前面
トールの標準系とカスタムの前面(メーカー公表写真)。 写真:ダイハツ

トールの改良前価格を確かめた2つの公式資料

改良前の価格は、公式グレードページの保存版(2025年11月に保存されたもの)から取りました。念のため、2024年12月9日のダイハツ公式リリースにある価格帯1,742,400円〜2,294,600円とも照合しています。保存版のX 2WDとカスタムG 4WDの価格が、リリースの最安値・最高値とぴったり一致しました。独立した2つの公式資料で裏づけが取れたので、改良前価格は信頼できると考えています。

現行の価格は公式のグレードページで確認しました。

8型式の新旧価格|上がり幅は50,600円から88,000円

グレード・駆動改良前(税込)現行(税込)差額
X 2WD1,742,400円1,830,400円+88,000円
X 4WD1,918,400円2,006,400円+88,000円
G 2WD1,939,300円1,989,900円+50,600円
G 4WD2,115,300円2,165,900円+50,600円
Gターボ 2WD2,065,800円2,117,500円+51,700円
カスタムG 2WD2,118,600円2,170,300円+51,700円
カスタムG 4WD2,294,600円2,346,300円+51,700円
カスタムGターボ 2WD2,257,200円2,313,300円+56,100円

上がり幅は50,600円から88,000円で、Xはいちばん小さいGの約1.74倍です。ターボ車に4WDの設定はありません。表の価格は公式の全国標準で、北海道地区は別価格になります。

Xだけ+88,000円になった背景|公式が書いていないことと、読み取れること

公式は、値上げの内訳を公表していません。確かなのは、Xだけに4項目が加わったことと、改良前のエアバッグ・セットがXでは56,100円(そのほかは50,600円)と高かったことです。【予想】当方の見立てでは、Xの上がり幅の大きさは、追加された装備の分を反映している可能性があります。ただし、これは推測です。

画面ありとなしで比べる|実質の値上げは0円から119,900円まで

改良前はディスプレイオーディオが標準で、エアバッグは別売りでした。現行はその逆です。そこで、改良前は「エアバッグ・セットを付けた状態」、現行は「ディスプレイオーディオを付けた状態」にそろえて比べました。2WDで計算していますが、4WDも差額は同じです。

グレード改良前+エアバッグ現行(DAなし)現行+DA差額(DAなし)差額(DAあり)
X 2WD1,798,500円1,830,400円1,918,400円+31,900円+119,900円
G 2WD1,989,900円1,989,900円2,077,900円0円+88,000円
Gターボ 2WD2,116,400円2,117,500円2,205,500円+1,100円+89,100円
カスタムG 2WD2,169,200円2,170,300円2,258,300円+1,100円+89,100円
カスタムGターボ 2WD2,307,800円2,313,300円2,401,300円+5,500円+93,500円

ディスプレイオーディオを付けるなら88,000〜119,900円アップ、付けないならほぼ据え置きになります。DAはディスプレイオーディオの略で、スマホ連携のナビ代わりになる画面のことです。Xだけは、改良前のオプションセットに含まれていた装備が標準になった分、実質の負担増はやや大きめに出ている点にご注意ください。なお、コンフォータブルパック(B)の5,500円の値下げは中身の変更を伴うため、この表には含めていません。

結局、実質いくら上がったと考えればいいですか?

画面を付けるなら88,000〜119,900円、付けないならほぼ据え置きです。Gはちょうど0円でした。

GとXの価格差は37,400円縮まった

2WDのXは、改良前はGより196,900円高く、現行は159,500円高です。差は37,400円縮まりました。Xの装備が増えたぶん、「Gを選ぶ理由」は少し弱まったとみられます。グレードごとの差額は上の価格表のとおりで、乗り出し価格は販売店の見積書で確かめるのが確実です。

トールのメーカーオプション新旧|上がったもの・下がったもの・消えたもの

改良で動いたのは車両価格だけではありません。ACCのパックは11,000円、スタイル系のパックは5,500円上がりました。コンフォータブルパック(B)は5,500円下がりましたが、パックの中身は5項目から2項目になり、外れた3項目は標準装備に移っています。装備一覧表の新旧を突き合わせた結果です。

トールのメーカーオプション新旧|上がったもの・下がったもの・消えたもの。改良で動いたのは車両価格だけではありません

上がったもの|ACCは+11,000円、スタイル系のパックは+5,500円

オプション改良前現行差額
ACC&電動パーキングブレーキ(GターボとGのメーカーオプション)44,000円55,000円+11,000円
スタイルパック→スタイルセレクトパックⅡ(カスタム系の設定。名称が変わっています)33,000円(6項目)38,500円(4項目)+5,500円(トレイのイルミ2つが外れて値上がり)
コンフォータブルパック(B)28,600円(5項目)23,100円(2項目)−5,500円(外れた3項目は全車標準へ)
コンフォータブルパック(A)34,100円34,100円変更なし
パノラマモニターパック33,000円33,000円変更なし
ディスプレイオーディオ(9インチ)標準88,000円+88,000円
パノラマモニター対応ディスプレイオーディオディスプレイオーディオ標準+パノラマモニターパック33,000円121,000円合計は同額
サイド+カーテンシールドエアバッグ50,600円(Xは56,100円)標準―
イルミネーションパック16,500円現行の装備一覧表に記載なし―
カスタムのACCレス(ACCを付けない選択)−22,000円現行の装備一覧表に記載なし―

GターボとGでACCを付けたい方は、車両価格の上昇分に加えて、この11,000円も見込んでおきましょう。スタイルパックは33,000円・6項目から、スタイルセレクトパックⅡの38,500円・4項目になりました。トレイのイルミ2つ(インパネアッパートレイ、センターフロアトレイ)が外れ、5,500円上がっています。残った4項目は、メッキドアアウターハンドル、運転席・助手席のフットイルミ、レザー調×ファブリックのシート表皮、トップシェイドガラスです。

下がったように見えて中身が動いた|コンフォータブルパック(B)

コンフォータブルパック(B)は28,600円から23,100円に5,500円安くなりましたが、パックの中身は5項目から2項目になっています。新旧の装備一覧表でパックの内訳を照合したところ、フロントセンターアームレスト(運転席)、シートリフター(運転席)、シートアンダートレイ(助手席)の3項目がパックから外れていました。残るのはシートバックテーブルとシートヒーターの2項目です。

改良前の装備一覧表で、この3項目は、Xだけがコンフォータブルパック(B)で付ける装備(印は★C)で、ほかの4グレードは標準でした。現行の装備一覧表では、5グレードすべてで標準です。つまりXの場合、パックから外れた3項目は標準装備に移っただけで、装備が減ったわけではありません。コンフォータブルパック(B)は、Xのメーカーオプションとして残っています。

消えたもの|イルミネーションパックと、カスタムのACCレス

改良前の装備一覧表にあったイルミネーションパック(16,500円)とカスタムのACCレス(−22,000円)は、現行の装備一覧表に記載がありません。設定が終わったのか、名称や構成が変わったのかは、公式の資料からは読み取れませんでした。なお、イルミネーションパックの3つのイルミのうち、フットイルミは現行のスタイルセレクトパックⅡに入っています。気になる方は、販売店で最新の設定を確認しておきましょう。

ディスプレイオーディオの扱い|標準からオプションへ、画面とパックの関係

ディスプレイオーディオは88,000円のメーカーオプションで、パノラマモニター対応のものは121,000円です。これは「ディスプレイオーディオ88,000円+パノラマモニターパック33,000円」の合計と同額になります。Xについては、装備一覧表のXの欄にパノラマ対応のディスプレイオーディオとパノラマモニターパックの設定が見当たらず、選べるのは88,000円のディスプレイオーディオまでと読み取れる状況です。

向きの違いも整理しておきます。改良前は、ディスプレイオーディオの標準装備の中にバックカメラなどが含まれていました。現行は、画面がオプションに移った一方で、バックカメラなどを束ねた「純正ナビ装着用アップグレードパック」が全車標準になっています。画面を付けなくても、バックカメラなどは付いてくる構成です。

トールの色の入れ替わり|消えた3色、増えた4色、2トーンは4組から2組

改良前の公式カラーページの保存版と現行のカラーページを並べると、単色は7色から8色に、2トーンは4組から2組に変わっています。改良前か改良後かを見分ける手がかりとして使えるので、色名と色コードを新旧で整理しておきましょう。

トールの色の入れ替わり|消えた3色、増えた4色、2トーンは4組から2組。2トーンは、ブラックマイカメタリックとの組み合わせが4組から2組に減りました

単色は7色から8色|消えた3色と加わった4色

ターコイズブルーマイカメタリック、パールホワイトⅢ、プラムブラウンクリスタルマイカの3色が姿を消し、4色が加わりました。新旧の公式ページは改良前の保存版と現行のページです。

ボディカラー(色コード)改良前現行追加料金(公式の注記)
ブラックマイカメタリック〈X07〉ありあり注記なし
ブライトシルバーメタリック〈S28〉ありあり注記なし
ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉ありあり注記なし
レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉ありあり33,000円
ターコイズブルーマイカメタリック〈B86〉ありなし注記なし
パールホワイトⅢ〈W24〉ありなし改良前は33,000円
プラムブラウンクリスタルマイカ〈R59〉ありなし改良前は33,000円
イエローイッシュブラッククリスタルマイカ〈X17〉なしあり33,000円
グレイッシュオリーブメタリック〈G65〉なしあり注記なし
クールバイオレットクリスタルシャイン〈P19〉なしあり33,000円
シャイニングホワイトパール〈W25〉なしあり33,000円

有償色は33,000円の4色|グレイッシュオリーブだけは追加料金なし

公式の注記で追加料金33,000円(税抜30,000円)とされているのは、現行ではイエローイッシュブラッククリスタルマイカ、レーザーブルークリスタルシャイン、クールバイオレットクリスタルシャイン、シャイニングホワイトパールの4色です。改良前は、レーザーブルークリスタルシャイン、パールホワイトⅢ、プラムブラウンクリスタルマイカの3色でした。新色のうち、グレイッシュオリーブメタリックだけは、公式の注記に追加料金の記載がありません。

2トーンはカスタム専用の2組|XN6は55,000円、XH3は77,000円

2トーンは、ブラックマイカメタリックとの組み合わせが4組から2組に減りました。現行は、グレイッシュオリーブメタリックとの【XN6】が55,000円、シャイニングホワイトパールとの【XH3】が77,000円で、どちらもカスタム専用の設定になります。

区分組み合わせ(ブラックマイカメタリック〈X07〉との2トーン)オプション価格
改良前ターコイズブルーマイカメタリック【XH6】55,000円
改良前ファイアークォーツレッドメタリック【X96】55,000円
改良前レーザーブルークリスタルシャイン【XG3】77,000円
改良前パールホワイトⅢ【X99】77,000円
現行グレイッシュオリーブメタリック【XN6】55,000円
現行シャイニングホワイトパール【XH3】77,000円

色コードが同じでも組み合わせの相手は変わっているので、在庫車の色を見るときは、色名と2トーンの有無をセットで確かめたいところです。

トール・ルーミー・ジャスティの3兄弟|改良はどこまでそろったか

トールの8月31日の改良は、ルーミーの同日の改良、ジャスティの9月10日の改良とセットで動きました。3車の公式リリースを並べると、安全装備の底上げとディスプレイオーディオの扱いが、同じ方向でそろっています。

トヨタは同じ8月31日|ルーミーの改良項目はトールと重なって見える

トヨタ公式ニュースルームのルーミーのリリースの画像説明を読むと、サイド+カーテンシールドエアバッグ、運転席のシートアジャスター、2眼メーターとTFT、ACC、ディスプレイオーディオ、新しいボディカラーと2トーン2組が並ぶ構成です。トールの改良項目と重なって見えますが、価格や細かな装備差は、トヨタ公式のページで別に確かめる必要があります。

スバルは9月10日|ジャスティも同じ方向の改良モデルを発表

SUBARUのニュースリリースによると、ジャスティは2026年9月10日に改良モデルが発表されました。主な内容は、スマートアシストの衝突回避支援ブレーキが横断中の自転車・交差点右折時の直進対向車・右左折時の横断歩行者に対応したこと、ACCの先行車検知性能の向上、リヤコーナーセンサーが2個から4個になったこと、そして「純正ナビ装着用アップグレードパック」の全車標準化と、9インチディスプレイオーディオのメーカー装着オプション化です。

ボディカラーも見直され、トールと同じ名前の新色4色(シャイニングホワイト・パール、イエローイッシュブラッククリスタルマイカ、クールバイオレットクリスタルシャイン、グレイッシュオリーブメタリック)と、ブラックとの2トーン2組を含む10色展開になりました。ジャスティは、ダイハツからのOEM供給車で、トールの改良とほぼ並走した形です。

3車の違いは価格に出る|ジャスティ2WDはトールのカスタムG 2WDと同額

スバル公式のジャスティのページに載る現行のメーカー希望小売価格は、2WDが2,170,300円から。これはトールのカスタムG 2WD(2,170,300円)と同額です。ジャスティの4WDは2,370,500円からで、トールのカスタムG 4WD(2,346,300円)を24,200円ほど上回ります。グレード構成も販売店の網も違うので、価格だけで優劣は決められません。

トールの燃費は新旧で一致|WLTC12個の数値を照合

結論は「改良前後でWLTC燃費は同じ」です。公式の主要諸元表PDFを新旧で突き合わせたところ、3区分×4モードの12個の数値がすべて一致しました。

トールの燃費は新旧で一致|WLTC12個の数値を照合。公式の主要諸元表PDFを新旧で突き合わせたところ、3区分×4モードの12個の数値がすべて一致しました

新旧の諸元表PDFを1つずつ照合しました

改良前は公式主要諸元表PDFの改良前の保存版(PDFの作成日は2024年10月31日)、現行は現行の主要諸元表PDF(同2026年8月5日)です。どちらもエンジン出力は、ターボが72kW[98PS]、自然吸気が51kW[69PS]のままでした。

区分WLTC総合市街地郊外高速
ターボ 2WD(新旧とも)16.8km/L12.7km/L18.4km/L18.3km/L
自然吸気 2WD(新旧とも)18.4km/L15.5km/L19.7km/L19.2km/L
自然吸気 4WD(新旧とも)16.8km/L13.9km/L17.9km/L17.7km/L

燃費は新旧で同じ数字|買い替えの理由づけにはなりません

パワートレインに手が入っていないので、安全装備が増えても燃費の数字は動きません。燃費を理由に改良後を選んだり、買い替えたりするのは、根拠が弱いと考えます。燃費は、ダイハツ公式のWLTC値が今回の改良でも変わっていないため、カタログ値で比べて問題ありません。

トールの改良度スコア|Xが首位でも、値上げを重く見ると3グレードが並ぶ

改良度スコアは、当サイトが独自に作った採点です。装備の増え方と値上げの小ささを4つの軸で数え、グレードごとに点数にしました。首位はXの6.5点ですが、値上げ幅を重く見ると順位は変わります。

トールの改良度スコア|Xが首位でも、値上げを重く見ると3グレードが並ぶ。装備の増え方と値上げの小ささを4つの軸で数え、グレードごとに点数にしました

採点ルール|4つの軸と配点を先に全部開示します

先にルールを全部お見せしましょう。ACCの軸だけは、標準なら満点、メーカーオプションなら半分という考え方で、ほかの軸は下の表のとおりに固定しました。

軸満点配点ルール
A 固有の標準装備4点Xだけに加わった4項目(運転席シートリフター、運転席アームレスト、2眼メーター、TFT)を1項目1点。ほかのグレードは0点
B 全車共通の改良2点エアバッグの標準化 +1.5、スマートアシストの強化 +1.0、コーナーセンサーとヘッドランプ点灯延長 +0.5、ディスプレイオーディオの標準廃止 −1.0。小計は全車2.0点
C 値上げの小ささ2点値上げ50,600円=2.0、51,700円=1.5、56,100円=1.0、88,000円=0.5
D ACCの恩恵2点標準=2、メーカーオプション=1、公式の装備表に設定の記載なし=0

グレード別のスコア表|Xは6.5点で首位、値上げ重視なら並ぶ

Xが6.5点で首位ですが、点数の大半は固有装備の4点によるものだと言えます。右端は、軸Cの配点を2倍にして値上げの小ささを重く見た場合の合計です。4WDは値上げ幅が2WDと同じなので、同じ点数になります。

グレードA 固有装備B 全車共通C 値上げD ACC合計Cを2倍にした合計
X4.02.00.506.57.0
G02.02.015.07.0
Gターボ02.01.514.56.0
カスタムG02.01.525.57.0
カスタムGターボ02.01.025.06.0

点数の読み方の注意|Xの満点は実質より大きく出ています

配点は当サイトの判断で、絶対的な物差しではありません。Xの4項目は、改良前はオプションセットで選べた装備を含むため、満点の4点は実質より大きく出ている可能性があります。また、乗り心地や燃費は改良で変わっていないので、採点に入れていません。コンフォータブルパック(B)の5,500円の値下げも、外れた3項目が標準に移っただけで損得を比べにくいため、軸Cの対象外としました。ご自身が重視する軸に合わせて、読み替えてみてください。

トールの改良前在庫車の見分け方|エアバッグ・画面・色の3点で確認

改良前の在庫車や登録済み未使用車が見つかっても、値段だけで決めないのが安全です。エアバッグ、画面、色の3点で、改良前か現行かを見分けられます。

トールの改良前在庫車の見分け方|エアバッグ・画面・色の3点で確認。エアバッグ、画面、色の3点で、改良前か現行かを見分けられます
ホワイトとブラックの2トーンのトールを斜め後ろから見た外観
トールの後ろ姿(メーカー公表写真)。 写真:ダイハツ

この5点が違えば改良前の車|在庫車の見分けどころ

見るところ改良前現行
X 2WDの価格1,742,400円1,830,400円
エアバッグオプション(付いていない個体がありえる)全車標準
画面9インチディスプレイオーディオが標準オプション(付いていない個体がありえる)
ボディカラーパールホワイトⅢ・ターコイズブルーマイカメタリック・プラムブラウンクリスタルマイカがあるこの3色はなし。シャイニングホワイトパールなどの新色がある
Xのメーター改良前の仕様2眼メーター+TFT

改良前の個体は、エアバッグが付いているかを必ず確かめましょう。付いていないと、安全面で現行より見劣りします。納期は、ダイハツ公式サイトの案内と販売店の見積もりで確かめるのが確実です。

改良前の在庫車が安く出ていたら、飛びついていいですか?

エアバッグが付いているかを確かめてからにしましょう。付いていない個体は、現行と同じ安全装備とは言えません。

愛車の査定額を先に知っておく

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次期型を待つ選択肢もあります

今回の改良のあとに、フルモデルチェンジが控えているのかが気になりますよね。公式の発表は見当たらず、報道と予想は新型トールのフルモデルチェンジ【2026年】公式発表ゼロ|報道は2027年説と2028年説、名指し報道を時系列で比較、本命は2027年秋〜年末【予想】にまとめました。確定しているのは2026年8月の一部改良までで、現行型を買っても、改良直後の最新仕様を手に入れられることになります。

よくある質問

トールの一部改良はいつ行われましたか?

発表も発売も2026年8月31日です。ダイハツ公式のニュースリリースで確認できます。ルーミーも、同じ日に一部改良されました。

トールの一部改良とマイナーチェンジの違いは何ですか?

一部改良は装備や価格の見直し、マイナーチェンジは内外装を含む大きめの変更を指すのが一般的でしょう。トールのマイナーチェンジは2020年9月の1回だけで、2026年8月のリリースの見出しも「一部改良」です。

トールの外観は変わりましたか?

ダイハツのリリースに、トールの外観デザインの変更は載っていません。変わったのは安全装備、メーター、ボディカラーなどです。

トールの改良で値上げはいくらですか?

グレードによって50,600円から88,000円です。Xが88,000円、Gが50,600円、GターボとカスタムGが51,700円、カスタムGターボが56,100円でした。

トールのディスプレイオーディオは標準でなくなったのですか?

はい、標準装備からメーカーオプション(88,000円)に変わりました。パノラマモニター対応は121,000円で、Xは装備一覧表に設定の記載がありません。付けない場合、車両価格はほぼ据え置きになり、バックカメラなどを束ねた純正ナビ装着用アップグレードパックは全車標準です。

トールのコンフォータブルパック(B)は安くなったのですか?

28,600円から23,100円へ5,500円下がりましたが、パックの中身は5項目から2項目になりました。フロントセンターアームレスト(運転席)、シートリフター(運転席)、シートアンダートレイ(助手席)の3項目が外れ、現行では全グレードで標準装備です。

トールの燃費は、改良でどう変わりましたか?

変わっていません。ダイハツ公式の主要諸元表で、WLTC燃費は改良前と同じ数値です。

トールの改良前の在庫車を買っても問題ありませんか?

問題はありませんが、サイド+カーテンシールドエアバッグがオプション扱いだったので、付いているかの確認が必須です。値差だけでなく、同じ装備条件で比べることをおすすめします。

トールの改良でなくなったボディカラーはありますか?

ターコイズブルーマイカメタリック、パールホワイトⅢ、プラムブラウンクリスタルマイカの3色が、改良後の公式カラーページから消えました。イエローイッシュブラッククリスタルマイカ、グレイッシュオリーブメタリック、シャイニングホワイトパール、クールバイオレットクリスタルシャインの4色が加わり、2トーンはカスタム専用の2組になっています。

トールの改良度スコアで一番高いグレードは?

Xの6.5点です。ただし、値上げの小ささを重く見ると、X・G・カスタムGが7.0点で並びます。

まとめ|トールの改良は、安全装備の標準化と、画面を選ぶ時代の始まりです

冒頭の3つの見どころのうち、在庫車の見分け方は、価格・装備・ボディカラーの3点で判断できるはずです。まとめると、改良前はX 2WDが1,742,400円で、エアバッグはオプション、画面は標準。現行は1,830,400円で、エアバッグが標準、画面はオプションです。色は、3色が消えて4色が加わり、2トーンは2組になりました。

調べていて印象に残ったのは、値上げ幅の見え方が、装備条件をそろえると変わることでした。たとえばGなら、画面を付けるかどうかで、実質の負担が0円にも88,000円にもなります。見積もりを取るときは、車両価格と画面の有無を必ずセットで確かめたいところです。安全装備の標準化は、価格の上昇を差し引いても歓迎できる変化だと感じます。

持ち帰りポイント
価格の上がり幅は50,600〜88,000円。画面をどうするかで、実質の負担が大きく変わるのです。Xの改良度スコアは6.5点で首位、値上げを重く見るとGとカスタムGも並びます。

次の一歩
希望のグレードで、画面とACCの有無を決めたうえで、見積もりを2社以上で比べましょう。乗り換えなら、愛車の査定額も先に確認しておくと資金計画が立てやすくなります。

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