クロストレックの最新の改良は、2026年9月17日に発表されました。全グレードをストロングハイブリッド(S:HEV)に絞り、ハーマンカードンとナビをメーカーオプションで選べるようにした改良です。公式リリースが挙げた改良点は7項目で、価格はPremium S:HEVが3,833,500円、Premium S:HEV EXが4,053,500円と、改良前の価格表と同額のまま据え置かれました。
ただし、2.0L車がなくなったため、クロストレックの入口価格(全体の最安)は、改良前のTouring FWD(3,014,000円)と比べて819,500円、同じAWDどうしで比べても改良前のTouring AWD(3,234,000円)から599,500円上がっています。中身はスバルの2026年9月17日付ニュースリリース、燃費やオプションは公式の環境仕様書と公式セルフ見積りで確かめました。
この記事のポイント
- 公式の改良点は7項目。いちばん大きいのは2.0L車の廃止
- 価格は据え置き。ただし入口はFWD比で819,500円高(同じAWD比では599,500円高)、フォレスターとの差は16,500円
- WLTC燃費は19.5km/Lで、4モードすべてが改良前より向上
- 改良度スコアは25点中17点。旧版の14点は集計ミスを直した
- 改良前のS:HEVとの差は燃料代で年2,768円。差は小さい
- 次の改良に公式発表はなし。当サイトの予想は2027年夏〜秋
速報(11月4日更新)
- 2026年10月9日【確定】スバルの工場出荷時期目処で、クロストレックのS:HEVは「2〜3ヵ月程度」、e-BOXER(2.0L)グレードは在庫対応のみと案内されています(スバル公式 工場出荷時期目処のご案内)
- 2026年9月27日【噂】★3 Motor Fanが、フォレスターに1.8Lターボのエントリーグレードが加わった例を挙げ、クロストレックでも同様の動きがあるかもしれないと「憶測」として書いています。専門メディア1社の記事で、媒体自身も憶測としています(Motor Fan)
- 2026年9月24日【確定】スバルが改善対策(届出番号721)を届け出ました。クロストレックの対象は、改良前の2026年6月10日〜16日製作の110台です(スバル公式 改善対策のお知らせ)
- 2026年9月17日【確定】スバルがクロストレックの改良モデルを発表しました。全車S:HEV、WLTC燃費19.5km/L、販売計画は月500台です(スバル ニュースリリース)
この記事では、改良の中身を公式資料で整理し、価格・燃費・オプション・改良度スコアで「今回の改良は誰に得なのか」を判断できるようにします。次の改良に関しては、スバルの発表は出ていません。
公開日:2026年11月4日 / 最終更新日:2026年11月4日

クロストレックの改良|公式の7項目で最大の変化は2.0L廃止
9月17日の改良で、公式が挙げた変更は5分類・7項目です。いちばん大きいのは全グレードがS:HEVになったことで、残る6項目はその周辺の調整にあたります。派手さはなくても、見積書の数字が動く改良でした。

公式リリースの7項目を、1表で整理
ニュースリリースの「主な改良点」を、分類ごとに並べました。右の列は当サイトの読み方です。
| 分類 | 公式リリースの記述(要約) | 当サイトの読み方 |
|---|---|---|
| ラインアップ | ラインアップを見直し、全グレードにe-BOXER(ストロングハイブリッド)を搭載 | 2.0L車の廃止。入口が上がる |
| 装備 | Premium S:HEV EXのメーカーオプションにハーマンカードンサウンドシステムを新設定 | 選べる幅が広がる(単品では付かない) |
| 装備 | Premium S:HEVのメーカーオプションにナビゲーション機能を新設定 | EXは標準。S:HEVは88,000円で選択 |
| 燃費性能 | エンジン制御の最適化などでWLTCモード19.5km/L | 4モードすべて向上 |
| 外装 | ルーフレールの色をダークグレーからブラックへ変更 | 見た目の好みの問題 |
| 外装 | e-BOXERオーナメント(リヤ)のデザインを変更 | 良し悪しは判定できない |
| ボディカラー | イグニッションレッドを新たに採用 | 赤は55,000円高の有料色に |
グレードはPremium S:HEVとPremium S:HEV EXの2つで、駆動方式はどちらもAWDです。販売計画は月500台と公表され、発売日はリリースに書かれていません。このあとの年表は「発表日」で並べました。
価格は据え置き、入口は819,500円上がった
Premium S:HEVとEXの価格は、改良前の2025年7月10日の価格表と1円も変わっていません。それでも、改良前はTouring FWD(3,014,000円)だった全体の最安が3,833,500円へと、819,500円(当サイト計算)上がりました。新型はAWDだけなので、同じAWDどうしで比べると、改良前のTouring AWD(3,234,000円)からの差は599,500円(当サイト計算)です。
| 比べる構成 | 改良前(2025年7月の価格表) | 改良後 |
|---|---|---|
| Premium S:HEV(AWD) | 3,833,500円 | 3,833,500円(据え置き) |
| Premium S:HEV EX(AWD) | 4,053,500円 | 4,053,500円(据え置き) |
| クロストレック全体の最安(FWDを含む) | 3,014,000円(Touring FWD・2.0L) | 3,833,500円 |
| 最安の差(FWD比) | ― | +819,500円 |
| AWDの最安(同じ駆動方式で比べる) | 3,234,000円(Touring AWD・2.0L) | 3,833,500円 |
| 最安の差(AWD比) | ― | +599,500円 |
値上げではなく、安いグレードが消えたことによる入口の引き上げです。燃料代など駆動方式で変わる項目と比べるときは、AWD同士の599,500円を使います。「価格据え置き」の見出しだけを見て、予算に収まると思い込むと、見積もりの段階で驚くことになりかねません。
フォレスターとの差は16,500円に縮んだ
スバル公式のフォレスターのグレード紹介では、入口グレードのTouring(AWD・1.8Lターボ)が3,850,000円(税込)とされています。クロストレックの入口3,833,500円との差は16,500円(当サイト計算)。エンジンは違いますが、同じスバルの兄弟SUVで、価格差がほぼ消えた形です。
同じ日に改良された兄弟車のインプレッサは、逆に2.0Lガソリン車だけに集約されました。「ガソリンならインプレッサ、ハイブリッドならクロストレック」という役割分担がはっきりしたといえるでしょう。インプレッサ側の値引きの考え方は 新型インプレッサ【限界値引き相場の口コミ/値引きは渋い?】安く買う方法と新古車・中古車の選び方! で読めるはずです。

値上げゼロで入口だけ82万円高い、珍しい改良ですね
クロストレックの燃費は19.5km/L|4モード改善と燃費基準85%
WLTC燃費は、改良前の18.9km/Lから19.5km/Lへ0.6km/L向上しました。総合だけでなく市街地・郊外・高速道路の3モードもすべて伸びており、環境仕様書の燃費基準の達成率は全グレード85%です。


4モードすべて向上、伸びが最大なのは市街地
公式の環境仕様書(2026.09版)と改良前の2026.04版を並べると、次の数字になりました。差の割合は当サイトの計算です。
| 項目 | 改良後(2026.09版) | 改良前(2026.04版) | 差 |
|---|---|---|---|
| WLTC総合 | 19.5km/L | 18.9km/L | +0.6km/L(+3.2%) |
| 市街地モード | 16.1km/L | 15.4km/L | +0.7km/L(+4.5%) |
| 郊外モード | 21.3km/L | 20.6km/L | +0.7km/L(+3.4%) |
| 高速道路モード | 20.2km/L | 19.7km/L | +0.5km/L(+2.5%) |
| CO2排出量(WLTC) | 119g/km | 123g/km | −4g/km |
| 2030年度燃費基準の達成率 | 全グレード85% | 改良前S:HEVは80% | 85%に引き上げ |
街乗りが中心の方ほど、改良の恩恵を受けやすい構成です。燃費の伸びは公式が「エンジン制御の最適化など」と説明しており、ハードウェアの変更は挙げられていません。
年間ガソリン代の差は、S:HEV同士で2,768円
年1万kmを170円/Lで走ると、新型は年間87,179円、改良前のS:HEVは89,947円で、差は年2,768円です(当サイト計算)。燃料代だけで見れば、改良前のS:HEVを探し回るほどの差はありません。
改良前の2.0L車(AWD・WLTC15.8km/L)と比べると、年間は107,595円で、新型との差は20,416円とやや大きめです。新型はAWDだけなので、価格もAWD同士で比べます。改良前のTouring AWD(3,234,000円)との差は599,500円で、これを燃料代の差で取り戻すには、計算上は約29年かかります(599,500円÷20,416円。当サイト計算)。FWDの2.0L車は、今回の確認資料に燃費の値がなく、燃料代では比べていません。燃費だけで新旧を決めるのは難しいのではないでしょうか。
燃費基準85%と、2027年5月からの重量税のしきい値
国土交通省の令和8年度税制改正の大綱では、エコカー減税の25%軽減の要件が、現在の80%以上から、2027年5月1日以降は85%以上へ引き上げる方針です。2027年5月1日から2028年4月30日までは、80%を達成した車に本則税率を適用する経過措置も示されています。
改良後のクロストレックは、環境仕様書で全グレードの達成率が85%とされています。改良前のS:HEVの80%より一段高い数字ですが、減税の適用可否は車両ごとの判定のため、金額は見積書の記載で確認してください。燃費の伸び以上に、税のしきい値を見越した改良という見方もできるかもしれません。

0.6km/Lの差より、85%の差のほうが効くかもしれません
クロストレックのオプション|増えたと同時に束ねられた
メーカーオプションの組み合わせ(コード)は、改良前の7通りから9通りに増えました。ただし、増えた分はナビとハーマンカードンの「セット」で、コンセントだけを単独で付ける道は閉じています。

「コンセントだけ」が選べなくなった
公式セルフ見積りのコードを新旧で比べると、改良前のPremium S:HEVにあったBG(アクセサリーコンセントのみ)が消え、コンセントはナビとのセットDGでしか付かなくなりました。DGはナビ付きで132,000円、ナビだけのUGは88,000円です(公式セルフ見積り)。
| グレード | 改良前のコード | 改良後のコード | 変化 |
|---|---|---|---|
| Premium S:HEV | TG(なし)/BG(コンセント) | TG(なし)/UG(ナビ)/DG(ナビ+コンセント) | BGが消え、ナビが選べる |
| Premium S:HEV EX | UG/DG/DH/AG/AH | UG/DG/DH/AG/AH/CG | CG(本革+ハーマンカードン+コンセント)が新設 |
ナビは要らないが、車中泊やアウトドアでAC100V・1500Wのコンセントだけ欲しい、という方は、改良後のPremium S:HEVでは132,000円のDGを選ぶしかありません。オプションは増えたのに、選び方の自由度はむしろ下がった面があります。
ハーマンカードンは、264,000円のセットでだけ選べる
Premium S:HEV EXのハーマンカードンサウンドシステムは、単独では選べません。セルフ見積りでハーマンカードンを含むのは、本革シートとアクセサリーコンセントとのセットCG(264,000円)だけです。EXの素の状態(UG)からの差額で、DGが44,000円、DHが132,000円、AGが154,000円、AHが242,000円、CGが264,000円という階段になっています。
ルーフレールは、どのコードにも別料金の55,000円で追加できます。9つのコードにルーフレールの有無を掛けると、組み合わせは18通りです。全18通りの価格は、公式セルフ見積りで確認できます。
赤を選ぶ追加費用は、0円から55,000円へ
ボディカラーは改良前も改良後も8色ですが、1色が入れ替わりました。改良前の価格表にあった無償色のピュアレッドが外れ、55,000円高の新色イグニッションレッドが入っています。
33,000円高のクリスタルホワイト・パール、シトロンイエロー・パール、サンドデューン・パールに、55,000円高のイグニッションレッドが加わり、有償色が3色から4色に増えました。無償色は、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、サファイアブルー・パールの4色です。赤を選ぶ方の負担だけが、0円から55,000円に変わりました。

オプションは「増えた」と「束ねられた」が同居しています
改良度スコア|25点中17点、全軸3点の基準を2点上回る
改良度スコアは、公式資料で確認できる差分だけを根拠に、5つの軸を各5点で採点した当サイト独自の指標です。今回の合計は25点中17点で、全軸が改良前と同じ場合の15点を2点上回りました。

採点ルール|誰が数えても同じ点になる
- 各軸とも、改良前と同じ状態を3点とする(全軸で15点)
- 公式資料(リリース・諸元表・環境仕様書・主要装備表・セルフ見積り)で確認できる改善1つにつき+1点、後退1つにつき−1点
- 1軸は1点以上、5点以下に収める
- 口コミや試乗の印象は点数に入れない。価格は「同じ構成で比べた額」で判定する
弱点も先に書いておきます。1つの改善の重さは区別できないので、ハーマンカードンの設定とルーフレールの色替えが同じ+1点になる仕組みです。重みの差は文章で補います。
5軸の採点表|満点は燃費・環境だけ
| 評価軸 | 点数 | 加点(+1ずつ) | 減点(−1ずつ) |
|---|---|---|---|
| 燃費・環境 | 5 | WLTC+0.6km/L/4モードすべて向上/燃費基準85%(全車) | なし(加点3つで上限の5点に) |
| 装備の選択肢 | 4 | ハーマンカードンの設定/Premium S:HEVでナビが選べる | コンセント単独(BG)の消滅 |
| 価格 | 3 | なし(同じ構成は同額) | なし |
| 内外装 | 4 | ブラックのルーフレール/新色イグニッションレッド | 無償色ピュアレッドの消滅(リヤオーナメントの変更は±0) |
| ラインアップの幅 | 1 | なし | 2.0L車の廃止/FWDの消滅(下限の1点で止める) |
| 合計 | 17/25 | 基準点15(全軸3点)を2点上回る |
S:HEVを選ぶ方には前進、安い2.0Lを求めていた方には後退という二面性が、そのまま点数に出ました。ラインアップの幅は下限の1点でも、実際の後退はそれ以上に大きいでしょう。数字の見た目より、入口の819,500円高のほうが重い、と感じる方は多いはずです。
旧版の14点を17点に直した理由
当サイトの旧版は、同じ改良に14点を付けていました。ところが、軸ごとの点を足すと16点で、集計が合っていませんでした。今回は、リヤオーナメントの変更を±0と扱い、ルールをそろえて採点し直した結果、17点としています。
採点ルールを開示したのは、点数そのものより、読者が「自分ならどの軸を重く見るか」を決められるようにするためです。燃費を重く見る方は20点に近く、安さを重く見る方は10点台前半になる、そんな読み方をしてみてください。

点数は目安、自分が重く見る軸で読み替えてください
販売計画500台の意味|クロストレック改良の年表
クロストレックは2022年12月の価格発表から、ほぼ1年おきに改良を重ねてきました。販売計画の推移を並べると、2.0Lを失った今回、スバル自身が見込む台数を大きく絞ったことが見えてきます。


2022年12月から2026年10月までの年表
| 時期 | 出来事 | 販売計画(月) | 出所 |
|---|---|---|---|
| 2022年12月1日 | 3代目として価格を発表(2.0L e-BOXER) | 2,600台 | Car Watch |
| 2024年9月13日 | 一部改良(インフォテインメント改善・STARLINK機能追加) | 1,600台 | スバル公式 |
| 2024年12月5日 | ストロングハイブリッド(S:HEV)を追加 | 2,100台(全4グレード合計) | スバル公式 |
| 2025年7月10日 | 改良(ドライバー異常時対応の強化・新色・Limited Style Edition) | 1,850台 | スバル公式 |
| 2026年4月2日 | 特別仕様車Limited Blackを発表 | ― | スバル公式 |
| 2026年9月14日 | 改良前モデルの新規注文の締め切り(販売店への案内として報道) | ― | Motor Fan |
| 2026年9月17日 | 改良モデル発表(全車S:HEV・WLTC19.5km/L) | 500台 | スバル公式 |
| 2026年9月24日 | 改善対策721を届け出(改良前の6月製作110台) | ― | スバル公式 |
| 2026年10月9日 | 工場出荷目処:S:HEV「2〜3ヵ月程度」、e-BOXER「在庫対応のみ」 | ― | スバル公式 |
この記事の年表は、公式の発表日で並べました。
販売計画は2,100台から500台へ、4分の1以下
S:HEVを追加した直後の月2,100台(全4グレード合計)に比べると、今回の500台は4分の1以下です。改良前の2025年7月(1,850台)からは、約73%の縮小になります(当サイト計算)。
2.0Lを外した分、スバル自身が台数の期待値を大きく下げた、と読めます。ただし、この数字は「月間の販売計画」であって、実際の登録台数とは別物です。登録実績は、日本自動車販売協会連合会(自販連)などの月次統計が出るまでは、確かめられません。
「9月14日」は、改良前の注文の締め切りだった
Motor Fanは、2026年7月にスバルの販売店から、クロストレックとインプレッサの現行モデルについて、9月14日が新規注文の締め切りだと事前に案内されたと伝えています。この記事を読んでいる方の中にも、「生産終了なの?」と受け取った方がいたかもしれません。
実際には、締め切りの3日後に改良モデルが発表されました。終わったのは、改良前のグレード構成と2.0Lで、車種そのものではないと分かります。締め切りと発表の間隔が短かった理由は、スバルから説明されていません。

「受注終了」の見出しだけで判断しなくてよかったですね
改善対策721|改良前の6月製作110台だけが対象
改良の1週間後の2026年9月24日、スバルは改善対策(届出番号721)を届け出ました。クロストレックの対象は、改良前の2026年6月10日〜16日に製作された110台で、9月17日発表の改良モデルは製作期間の外です。

対象の範囲と、不具合の中身
スバル公式の改善対策のお知らせによると、クロストレックの対象は車台番号GUF-026178〜GUF-026365の110台です。同じ届出にフォレスターが269台含まれ、合計は379台になります。
不具合は、トランスアクスルのインターミディエイトケースの鋳造金型のメンテナンスが不適切だったため、Pレンジでギアをロックするパーキングポウルの支持部にクラックが発生しているものがある、というものです。使用中に支持部が破損すると、最悪の場合、Pレンジでパーキングロック機能が失われるおそれがある、と公式は説明しています。対策は、対象の全車両を点検し、クラックが見つかった場合はトランスアクスルを交換する内容です。公式は、車台番号と製作期間の範囲には対象にならない車両も含まれる場合があるため、詳しくは販売店へ、と案内しています。
中古車・在庫車を選ぶ前に、確かめること
- 改良前のS:HEVを登録済み未使用車や中古車で探す場合は、車台番号が範囲に入っていないかを確認
- 範囲に入っている場合は、点検・対策が済んでいるかを販売店に確認
- 9月17日以降の改良モデルは、公式の説明では製作期間の外
対象は改良前の6月製作分の110台だけと、公式の範囲は限られています。ただし、中古や在庫で改良前の車を検討する方は、一度は車台番号を見ておきたいところです。
クロストレックの改良前と新型|買うならどっち?
改良前の2.0L車を選べるのは、販売店に残る在庫車か、登録済み未使用車・中古車に限られます。公式の案内は「在庫対応のみ」で、新規の注文はできません。比べるべき差は、価格・燃料代・荷室の3つです。


納期は、S:HEVが2〜3ヵ月、2.0Lは在庫のみ
スバル公式の工場出荷時期目処(10月9日時点の行)では、S:HEVが「2〜3ヵ月程度」、e-BOXER(2.0L)は在庫対応のみとされています。納期の考え方は、2024年12月最新|新型クロストレックの納期は2~3ヶ月!Twitterやブログの口コミ情報まとめ/裏技購入方法まで紹介! で読めるはずです。ただしこの記事は2024年12月時点の内容なので、最新の目処は公式のページで確かめるのが確実だと思います。
新型S:HEVと、在庫の2.0Lを並べる
| 比較項目 | 新型 Premium S:HEV | 改良前の2.0L e-BOXER(在庫) |
|---|---|---|
| 価格 | 3,833,500円 | Touring FWD 3,014,000円/Touring AWD 3,234,000円/Limited AWD 3,448,500円/Limited Style Edition AWD 3,569,500円 |
| WLTC燃費 | 19.5km/L | AWD 15.8km/L |
| 年間ガソリン代(1万km・170円/L) | 87,179円 | 107,595円 |
| 荷室容量(VDA法) | 279L(公式) | 今回は未確認 |
新型の荷室は、公式のユーティリティのページで279L(VDA法)とされています。改良前の2.0L車との差は、今回の確認範囲では確かめられていません。価格では、FWDを含めると2.0Lが最大819,500円、同じAWDどうしなら599,500円安く、燃料代はAWD同士で新型が年20,416円有利、という構図です。
差額を燃料代だけで取り戻すのは現実的ではありません。「初期費用を抑えたい」なら在庫の2.0L、「長く乗って燃費と静かさを取りたい」なら新型、と割り切るのがよさそうに思えます。在庫の値札は販売店ごとに違うので、同じ条件の見積もりを並べて決めるのが確実です。
改良前のS:HEVと新型の差は、年2,768円とオプションの幅
S:HEV同士なら、差は燃料代で年2,768円、あとは燃費基準の達成率(80%と85%)とオプションの構成です。登録済み未使用車で価格が大きく下がっているなら、改良前のS:HEVも選択肢に入ります。
ナビやハーマンカードンを選びたいなら新型、ほぼ素の状態でよければ改良前でも差は小さい、というのが当サイトの整理です。値引き交渉の進め方は、新型クロストレック【限界 値引き相場の口コミ】安く買う方法と新古車・中古車の選び方! で読めます。
クロストレックの次の改良|【噂】と【予想】で仕分け
次の改良について、スバルの公式発表はありません。メディアの憶測が1件あるだけです。ここでは、改良前の噂の答え合わせをしてから、【確定】【噂】【予想】に分けて並べます。

改良前の噂は、当たり2つ・外れ3つ
改良前に出ていた主な噂は、2026年6月のくるまのニュース(都内販売店担当者の個人的な予想)と、9月11日のMotor Fan(予想CG付き)です。9月17日の公式発表と照らすと、次のようになりました。出所はくるまのニュースとMotor Fan(9月11日の記事)です。
| 改良前の噂・予想 | 判定 | 出所 |
|---|---|---|
| 2026年秋に改良型が登場する | 当たり | くるまのニュース(販売店担当者の個人的予想) |
| S:HEVに一本化される | 当たり | くるまのニュース(同上) |
| 1.8Lターボが追加される | 外れ | くるまのニュース(同上) |
| フロントマスクが刷新される | 外れ | Motor Fan(予想CG) |
| 下限価格を下げるグレード(廉価版S:HEV・FWD)が加わる | 外れ | 当サイトが改良前に示した可能性 |
当サイトが改良前に書いた「入口がFWD比で819,500円上がる」「フォレスターとの差が16,500円になる」という計算は当たりました。個人の予想や予想CGを、そのまま信じなくてよかった、と感じる結果です。
【噂】エントリーグレードの追加は信憑性★3
Motor Fan(2026年9月27日)は、フォレスターに1.8Lターボのエントリーグレード「Touring」が加わった例を挙げ、クロストレックでも同様の動きがあるかもしれないという「憶測」を書いています。★の根拠は、専門メディア1社(Motor Fan)の記事で、独立した2件目の報道は確認できていないことです。媒体自身が憶測と断っているため★4には届かず、★3としました。Motor Fanの記事で確認できます。
| 項目 | 内容 | レーン | 出所 |
|---|---|---|---|
| 次の改良・次期型 | 公式発表なし | 【確定】 | スバル公式ニュースリリース |
| グレード構成 | Premium S:HEV/EXの2グレード・AWDのみ | 【確定】 | スバル公式ニュースリリース |
| エントリーグレード追加 | フォレスター方式の追加があるかもという憶測 | 【噂】★3 | Motor Fan(1社・媒体自身が憶測と明記) |
| 次の年次改良の時期 | 本命は2027年夏〜秋 | 【予想】◎ | 当サイト(改良間隔から) |
| 次の改良での価格 | 同じ構成なら据え置きか小幅な改定 | 【予想】○ | 当サイト(今回が据え置きだったため) |
★の基準は、★5が公式が一部認めた・公式の物証あり、★4が大手・専門メディア複数が独立に報道、★3が専門メディア1社のスクープか販売店筋の情報が複数、★2が単独の販売店筋・SNS1件、★1が出所不明です。確定しているのは「発表なし」と現行の2グレード構成だけで、残りは噂と予想の領域になります。
【予想】本命◎は2027年夏〜秋、対抗は次期型
【予想】当サイトの本命◎は、2027年夏〜秋に次の年次改良が入る展開です。根拠は過去の間隔で、2024年9月13日から2025年7月10日が約10か月、2025年7月10日から2026年9月17日が約14か月と、ほぼ1年おきに改良が入ってきました。
| 区分 | 予想の内容 | 根拠 | 外れるとき |
|---|---|---|---|
| ◎本命 | 2027年夏〜秋に年次改良 | 改良間隔10〜14か月 | 年次改良を挟まず次の世代の準備に入る |
| ○対抗 | 価格は同じ構成で据え置きか小幅改定 | 今回が同構成で据え置き | 原材料や為替の影響で値上げに踏み切る |
| ▲大穴 | 2027年に次期型(フルモデルチェンジ) | 日本のXVが2012年・2017年と約5年おきに世代交代 | 3代目の価格発表が2022年12月で、5年目は2027年にあたる |
◎が外れるとすれば、年次改良を挟まずに世代交代へ進む場合です。次期型については公式の発表がなく、この記事では▲大穴の予想にとどめます。
今買うか待つか|条件別の判断の目安
| あなたの条件 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| ナビやハーマンカードンを付けたい | 今買う | 今回の改良でオプションとして選べるようになった |
| 入口の価格を抑えたい | 在庫の2.0Lを探す | 新規注文はできず、在庫車の価格は販売店ごと |
| 燃費と静かさを取りたい | 新型を今買う | 19.5km/Lで、燃費基準の達成率は全車85% |
| フォレスターと迷っている | 見積もりを並べて決める | 入口の価格差は16,500円しかない |
| 次の改良を待てる | 待つ価値はあるが、確定ではない | 公式発表はなく、当サイトの予想は2027年夏〜秋 |
待つ根拠が予想しかない以上、いまの2グレードで迷うほうが早い、というのが当サイトの見立てです。

次を待つより、2グレードで迷うほうが現実的です
改良後のクロストレックを買うなら|今やっておく準備2つ
2グレードに絞られたぶん、準備も2つに絞れます。ナビとコンセントのセットを選ぶかを先に決めることと、いま乗っている車の売値を先に知っておくことです。

準備1|ナビ・コンセントの要否を、先に決める
Premium S:HEVは、素のTG、ナビのUG(88,000円)、ナビ+コンセントのDG(132,000円)の3通りです。コンセントが要るかどうかで、見積もりが44,000円動きます。EXは、ナビが標準で、ハーマンカードンはCGの264,000円のセットだけです。
準備2|愛車の売値を、先に知っておく
入口価格が上がった分は、下取りの差額で調整できることもあります。販売店の下取り額だけで決めないために、MOTA買取りを利用したガチのレビュー で、実際にいくらの査定額が出たかを見ておくと、商談の基準が持てるはずです。
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売値を知ってから、見積もりの話を始めましょう
よくある質問
- クロストレックの最新の改良はいつですか?
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2026年9月17日に改良モデルが発表されました。全グレードをストロングハイブリッド(S:HEV)に絞り、ハーマンカードンとナビをメーカーオプションで選べるようにしています。発売日はリリースに書かれていません。
- クロストレックの改良で価格は上がりましたか?
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Premium S:HEVは3,833,500円、Premium S:HEV EXは4,053,500円で、改良前と同額です。ただし2.0L車が廃止されたため、クロストレック全体の最安は、FWDを含めた比較で819,500円、同じAWDどうしの比較で599,500円上がりました。
- クロストレックの改良で燃費はどれだけ良くなりましたか?
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WLTC総合で改良前の18.9km/Lから19.5km/Lへ、0.6km/L向上しました。市街地・郊外・高速道路の3モードもすべて伸びており、最大の伸びは市街地の4.5%です。
- クロストレックの2.0Lモデルは、まだ買えますか?
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新規の注文はできず、販売店の在庫車だけが対象です。スバル公式の工場出荷時期目処(10月9日時点)でも、e-BOXERグレードは在庫対応のみと案内されています。
- クロストレックのハーマンカードンは、どのグレードで付けられますか?
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Premium S:HEV EXのメーカーオプションでだけ付けられます。単独では選べず、本革シートとアクセサリーコンセントとのセット(コードCG・264,000円)です。
- クロストレックの改善対策721は、新型も対象ですか?
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新型は対象外です。対象は、改良前の2026年6月10日〜16日に製作された110台で、車台番号の範囲はスバル公式の改善対策のお知らせで確認できます。
- クロストレックの次の改良はいつですか?
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スバルの公式発表は、まだ出ていません。過去の改良が約10〜14か月おきだったことから、当サイトは2027年夏〜秋を本命と予想していますが、確定情報ではない点にご注意ください。
- クロストレックにターボは設定されましたか?
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設定されていません。改良前に販売店担当者の予想として1.8Lターボの追加説が報じられましたが、今回の改良はS:HEVの2グレードだけでした。

古い情報を見かけたら、まず時期を確かめましょう
まとめ|クロストレックの改良は「価格据え置きで入口を上げた」改良でした
冒頭で、今回の改良は誰に得なのかを判断できるようにすると書きました。答えは、S:HEVが欲しい方には前進、安い2.0Lを求めていた方には後退、です。価格は据え置きで燃費は19.5km/Lへ向上、改良度スコアは25点中17点でしたが、入口はFWD比で819,500円、同じAWD比でも599,500円上がりました。
調べていて印象に残ったのは、フォレスターとの価格差が16,500円まで縮んだことと、オプションが増えたのに「コンセントだけ」の道が閉じたことです。次の改良の公式発表はなく、2027年夏〜秋は当サイトの予想の域を出ません。
持ち帰りポイント
価格据え置きでも入口はFWD比で819,500円高(同じAWD比では599,500円高)。燃費は19.5km/Lで4モードとも向上。新型と改良前のS:HEVの燃料代の差は年2,768円。次の改良は2027年夏〜秋が当サイトの予想です。
次の一歩
公式セルフ見積りで、Premium S:HEVのTG・UG・DGと、EXのUGの総額を並べましょう。ナビとコンセントに払う金額が、自分に合うかどうかがいちばん確かな物差しです。
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※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式・2026年11月4日確認)
値引き交渉の進め方は 新型クロストレック【限界 値引き相場の口コミ】安く買う方法と新古車・中古車の選び方!、納期の考え方は 2024年12月最新|新型クロストレックの納期は2~3ヶ月!Twitterやブログの口コミ情報まとめ/裏技購入方法まで紹介! で読めます。
参考URL一覧
- スバル ニュースリリース「クロストレック改良モデルを発表」(2026年9月17日)
- スバル クロストレック 環境仕様書(2026.09版・PDF)
- スバル 公式セルフ見積り(クロストレック)
- スバル クロストレック ユーティリティ
- スバル 工場出荷時期目処のご案内
- スバル 改善対策のお知らせ(2026年9月24日届出)
- 国土交通省 令和8年度税制改正の大綱(抜粋)
- Motor Fan クロストレック改良モデルの記事(2026年9月27日)
- くるまのニュース クロストレックの改良予想の記事(2026年6月)
- Motor Fan クロストレックの改良予想(2026年9月11日)
- Car Watch 新型クロストレック(日本仕様車)価格発表(2022年12月1日)
- スバル ニュースリリース「クロストレックを一部改良」(2024年9月13日)
- スバル ニュースリリース「新型クロストレック e-BOXER(ストロングハイブリッド)を発表」(2024年12月5日)
- スバル ニュースリリース「クロストレック改良モデルを発表」(2025年7月10日)
- スバル ニュースリリース「クロストレック特別仕様車 Limited Black を発表」(2026年4月2日)
- スバル フォレスター グレード・価格
- スバル クロストレック 公式サイト





