新型ハリアーの色とは、2026年8月3日の一部改良後に設定される3つのボディカラーと、2種類の内装色の組み合わせのことです。
選べるのはプレシャスブラックパール〈219〉、ブラック〈202〉、プラチナホワイトパールマイカ〈089〉の3色。このうち追加料金なしで選べるのはブラック〈202〉だけで、他の2色は55,000円と38,500円のメーカーオプションです。以前あったグレーメタリックは公式諸元表から記載が消えました。
この記事のポイント
- 選べるのは全3色だけ
- 無償はブラック〈202〉のみ
- 有償色は55,000円と38,500円
- 白は黒い部品が同時装着
- 色別の残価率データは存在しない
公開日:2026年9月8日 / 最終更新日:2026年9月20日
ハリアーの色は3つ。実質は「黒2つと白1つ」



結論から書きます。現行ハリアーのボディカラーは3色で、そのうち2つが黒系です。色で個性を出したい人にとっては、かなり狭い選択肢になりました。
3色それぞれの位置づけ
| カラー名 | コード | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| プレシャスブラックパール | 〈219〉 | 55,000円 | 2層ベース設計+セルフリストアリングコート |
| ブラック | 〈202〉 | 0円 | 唯一の無償色。ソリッド系の黒 |
| プラチナホワイトパールマイカ | 〈089〉 | 38,500円 | 選択時にドアウインドゥフレームが黒くなる |
数値はトヨタ公式の主要諸元表(2026年8月版)に記載されたものです。追加料金なしで選べるのはブラック〈202〉だけという構成になっています。
グレーメタリックは記載が消えた
以前のハリアーにはグレー系の設定がありました。しかし2026年8月版の公式諸元表に掲載されているのは前掲の3色のみです。グレーを狙っていた方は、新車では選べません。
色の選択肢が減ることは、値上げほど話題になりません。ただ、実際に検討していた人にとっては小さくない変更でしょう。ほかにも消えたものがある改良の全体像は新型ハリアーの一部改良|2026年8月の変更点と改良度スコアで差分表として整理しました。


この価格帯で3色というのは、正直かなり少ないほうです
内装色はブラックとブラウンの2択
ボディカラーが3色なら、内装で個性を出す手もあります。公式の内装色一覧表によると、ハリアーの内装色はブラックとブラウンの2色。ブラウンはZ“Leather Package”だけでなく、ZにもGにも設定があります。

ブラウンを選ぶとパネル加飾がグレーウッド調に変わり、シートステッチとパイピングオーナメントもブラウン系になります。ボディが黒でも室内でしっかり印象が変わるので、組み合わせで考える価値は十分にあるでしょう。詳細は新型ハリアーの内装|Z・Gの装備差と本革・ブラウン内装の選び方にまとめています。

色に払う55,000円をどう判断するか
ハリアーの色選びは、実質的に「無償のブラックにするか、お金を払うか」という判断です。金額の意味を分解しておきましょう。

プレシャスブラックパールには技術的な裏づけがある
55,000円という金額は、単なるブランド料ではありません。公式の主要諸元表に添えられた解説によると、プレシャスブラックパールはベース色を第一と第二で別設計にし、第二ベースでは顔料となるアルミ片の並びを整える技術を採用しています。力強い明暗のコントラストを狙った塗装です。
さらに表面のクリア塗装には、塗膜に生じた変形を弾性により回復させ、傷がつきにくくするセルフリストアリングコートが採用されています。黒は洗車傷が目立ちやすい色ですから、この機能は実用面でも意味があるでしょう。
「白はダサい」と言われる理由は部品1つにある
プラチナホワイトパールマイカ〈089〉には、見落としやすい条件が付いています。公式諸元表の注記によると、この色を選択した場合、ドアウインドゥフレーム(ブラックアウトテープ)が同時装着されるのです。
白いボディにサッシが黒く引き締まる仕上がりになるわけです。カタログ写真で「白なのに窓枠が黒い」と感じたら、それはこの仕様。好みが分かれる部分なので、実車で確認しておくと安心でしょう。
車両価格に対する比率で考える
金額の重みは車両価格との比率で見るとつかみやすくなります。トヨタ公式の価格・グレードページにあるG(2WD)4,396,700円に対して55,000円は約1.25%。最上位のZ“Leather Package・Night Shade”(E-Four)5,561,600円なら約0.99%です。
- 55,000円は60回払いで月あたり約917円
- 38,500円は60回払いで月あたり約642円
- 5年毎日乗るなら1日あたり30円と21円
- 毎日見る場所への投資と考えるか
1日30円で5年間、毎朝好きな色の車を見られる。この換算に納得できるなら、有償色は合理的な選択になります。

色は毎日目に入ります。ここは妥協しないほうがいい
「色でリセールが変わる」は検証できるのか
色選びで必ず出てくるのが「白と黒はリセールが強い」という話です。この記事では、その通説を検証できるのかどうかから確認します。

色別の残価率を示す公開データは存在しない
最初に結論を書きます。ハリアーの色別残価率を、同一条件で比較した公開データは見つかりませんでした。買取会社や中古車情報サイトが色を条件に加えた統計を公表していないためです。
ネット上には「白は残価率が何%高い」といった記述もありますが、根拠となる母集団や算出方法が示されていないものがほとんどでした。この記事では推測で数字を作ることはしません。ここは正直に限界を書いておきます。

根拠のない残価率の数字は、出さないのが誠実だと考えます
実際の査定実績を色別に並べてみた
それでも参考になる材料はあります。ユーカーパックが公開している80系ハリアーの査定実績には、色が併記された事例も並んでいました。2026年9月8日時点で一覧に表示されていた分のうち、5年落ちで色が記載されている8件を平均すると、プラチナホワイト系が約279.1万円、ブラック系が約287.7万円でした。
ただしこの差に意味を持たせるべきではありません。グレードも走行距離も査定時期もバラバラで、色以外の要因が大きすぎるからです。実際、ブラック側の最高値382.0万円は上位グレードのハイブリッド車、最低値230.0万円は同じ5年落ちでも走行距離が約2.5倍の個体でした。
言えるのは「3色とも定番色」ということ
データで断定できない以上、実務的に言えることは限られます。ハリアーの3色はいずれも白系か黒系で、中古市場で敬遠されにくい色だという点です。奇抜な色を選んで売却時に困る、という心配は構造的に起きません。なお日本自動車販売協会連合会の統計では2026年8月の登録が2,239台で、流通量そのものは減少傾向にあります。
実際にどのくらいの査定額が出るのかは、色を含めた自分の条件で確かめるのが確実です。MOTA買取りを利用したガチのレビューで具体的な金額を公開しているので、相場感をつかむ材料にしてみてください。

新型ハリアーはグレードと色の相性で選ぶ

ハリアーは3色しかないぶん、グレードとの組み合わせで印象を作ることになります。とくに特別仕様車を選ぶ場合、色の意味は大きく変わってくるでしょう。
Night Shade系は黒を重ねるか、白で対比させるか
トヨタの公式ニュースリリースによると、2026年8月改良でNight Shade系の外装は漆黒メッキのバンパーモール、艶あり黒塗装のミッドグリル、ブラックメッキのマフラーカッターなど、黒の要素が大幅に増えました。
ここに黒いボディを合わせると、加飾が溶け込んで塊のような見え方になります。逆に白を選べば、黒い加飾がくっきり浮かび上がる。同じNight Shadeでも、狙う印象によって選ぶ色は正反対になります。

同じNight Shadeでも、黒と白で狙いが正反対になります
GとZでは黒い部品の量が違う
標準グレードでも差があります。公式の装備比較表によると、Z系のリヤルーフスポイラーはカラード(サイド部は艶あり黒塗装)、Gはブラック塗装。Gは屋根の後端が常に黒く、Zはボディ同色になります。
白いボディでこの差は目立ちます。Gの白はルーフスポイラーが黒、Zの白は白。写真を見比べるとき、この部分を意識すると印象の違いが説明できるようになるでしょう。グレード差の全体像は新型ハリアーのおすすめグレード|G・Z・Night Shadeの実質差額で選ぶで扱いました。

エアロを足すと、色の見え方はもう一度変わる
ここまではメーカーが用意した状態の話でした。実際の商談では、販売店装着オプションのエアロパーツという変数が加わります。トヨタ系ではモデリスタのカスタマイズラインナップが用意されており、フロントスポイラーやサイドスカートを足すと下まわりの見え方が変わるため、同じ色でも重心の見え方が下がり、印象が締まって見えるのです。
ただし価格は販売店提示のディーラーオプションで、公式に一律の金額が公開されているわけではありません。本記事では金額を書きませんので、見積書で必ず内訳を確認してください。判断の順番としては、まず車体色を決め、次にエアロの有無を決める。逆にすると、色の比較が成立しなくなります。
実車で確認したい4つのポイント
- 白のドアサッシの黒さ
- 2つの黒の見え方の違い
- 屋外の自然光での印象
- 内装ブラウンとの組み合わせ
とくに2つの黒は要注意です。プレシャスブラックパールとブラック〈202〉は、屋内の照明下ではほとんど区別がつかないことがあります。55,000円の差を判断するなら、必ず屋外で見比べてください。

2つの黒は、屋外でないと違いがわかりません
よくある質問
- ハリアーのボディカラーは何色ありますか
-
3色です。プレシャスブラックパール〈219〉、ブラック〈202〉、プラチナホワイトパールマイカ〈089〉が2026年8月版の公式諸元表に掲載されています。
- 追加料金なしで選べる色はどれですか
-
ブラック〈202〉だけです。プレシャスブラックパールは55,000円、プラチナホワイトパールマイカは38,500円のメーカーオプションになります。
- グレーの設定はありますか
-
ありません。2026年8月版の公式諸元表にグレーメタリックの記載はなく、新車では選べない状態です。
- 白を選ぶと何か変わりますか
-
ドアウインドゥフレーム(ブラックアウトテープ)が同時装着されます。窓枠が黒く引き締まる仕上がりになる仕様です。
- 2つの黒はどう違うのですか
-
プレシャスブラックパールは2層のベース設計と傷が回復するセルフリストアリングコートを採用した有償色です。ブラック〈202〉は無償の標準色になります。
- リセールに有利な色はどれですか
-
色別の残価率を同一条件で比較した公開データは存在しません。ただし現行の3色はいずれも白系か黒系で、中古市場で敬遠されにくい色といえます。
- 内装色は何色から選べますか
-
ブラックとブラウンの2色です。Z“Leather Package”だけでなく、ZとGでも両方の内装色が選択できます。
- Night Shadeにおすすめの色はありますか
-
黒を重ねて塊感を出すか、白で黒い加飾を際立たせるかで正反対になります。2026年8月改良で漆黒メッキやブラック塗装が増えたため、対比の効果が大きくなりました。
まとめ

読み終えたいま、あなたはハリアーの3色それぞれの条件と価格を把握し、色に払う金額を1日単価に換算して判断できる状態になっているはずです。
- 選べるのは3色で、無償はブラック〈202〉のみ
- 白は選ぶとドアウインドゥフレームが黒くなる
- 色別の残価率を示す公開データは存在しない
次の一歩は、販売店に「プレシャスブラックパールとブラック〈202〉の実車を屋外で見比べたい」と伝えて予約すること。55,000円の差が自分の目で判別できるかどうかは、カタログを何時間眺めてもわかりません。屋外で5分見れば答えが出ます。

参考URL一覧
- トヨタ自動車 ハリアー 主要諸元表(2026年8月版):https://toyota.jp/pages/contents/harrier/004_p_001/pdf/harrier_spec_202608.pdf
- トヨタ自動車 グローバルニュースルーム・ハリアーを一部改良:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44698256.html
- ユーカーパック ハリアー80系の買取相場・査定価格:https://ucarpac.com/sell/c46
- トヨタ自動車 ハリアー 価格・グレード:https://toyota.jp/harrier/grade/
- 日本自動車販売協会連合会 乗用車ブランド通称名別順位:https://www.jada.or.jp/files/libs/7570/202609030954587265.pdf





