新型シエンタのボディカラーとは、2026年8月3日の一部改良で9色構成から整理された、6色のモノトーンのラインアップです。
結論を先に書きます。車両価格が2,146,100円〜3,397,900円へ改定された今回の改良で消えたのは、複数の人気色調査でトップ2に入り続けていたベージュでした。代わりに加わったクリアベージュメタリック〈4Y3〉は色味の異なる新色です。有償色はプラチナホワイトパールマイカの33,000円のみとなり、2トーンカラーは全廃されました。
この記事のポイント
- 全6色をカラーコード付きで掲載
- 人気1位だった色が廃止された
- 大手報道の廃止色に誤りがある
- 色別の残価データは存在しない
- 黒・白・赤・青の正式名を対応表に
公開日:2026年10月8日 / 最終更新日:2026年10月8日
新型シエンタの色は全6色|2026年の新色と廃止色まで一覧

まず現行のラインアップを、カラーコードと価格つきで並べます。他サイトの色一覧と食い違う場合は、こちらが公式諸元表に基づく最新の構成です。
全6色とカラーコード・価格

| 色名 | カラーコード | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| プラチナホワイトパールマイカ | 089 | 33,000円 | 唯一の有償色 |
| ダークグレー | 1L7 | 0円 | 存続(廃止報道は誤り) |
| ブラック | 202 | 0円 | — |
| クリアベージュメタリック | 4Y3 | 0円 | 2026年8月の新色 |
| アーバンカーキ | 6X3 | 0円 | 複数調査で人気上位 |
| グレイッシュブルー | 8W2 | 0円 | — |
この6色はトヨタ公式の主要諸元表(2026年8月版)の内外配色一覧表から、カラーコードまで確認したものです。有償色はプラチナホワイトパールマイカの33,000円だけで、他の5色はすべて追加費用なし。改良前は2トーンカラーも有償で選べたため、色にかけられる最大金額は今回の改良で大きく下がりました。

有償色が1つだけになり選択がシンプルになりました
赤とベージュ、ツートンが消えた|廃止は3系統
2026年8月3日の改良で消えたのは、ベージュ〈4V6〉、赤系のスカーレットメタリック〈3U4〉、そして2トーンカラー全色です。トヨタカローラ神戸が公開している改良前後の比較でも、廃止色としてスカーレットメタリックとダークグレー×スカーレットメタリック、ダークグレー×アーバンカーキの2トーン2種が挙げられていました。これによりカラーは9色構成から6色へ、3色ぶん絞られたことになります。

色の情報は公式諸元表で確かめるのが確実です
ダークグレーは廃止?大手の廃止色リストに誤り
ここは注意して読んでください。改良を報じた大手メディアの1本は、廃止された色に「ダークグレー」を含めていました。しかし公式諸元表の内外配色一覧には、ダークグレー〈1L7〉がはっきり残っています。正規販売店2社が公開している改良解説でも、6色の中にダークグレーが含まれていました。ダークグレーが消えたのは「ダークグレーを片側に使った2トーンカラー」であって、モノトーンのダークグレー単色は存続しています。色で迷っている方は、公式諸元表を一次資料として確認してください。
黒・白・青・緑はどれ?検索される色名と正式名の対応表

「シエンタ 黒」「シエンタ 青」のように、色は日常の呼び名で検索されます。ところがカタログの正式名はカタカナの長い名前なので、見積もりで指定するときに迷いがちです。対応関係を一度で確認できるようにしました。
日常の呼び名→正式名・カラーコード
| 検索される呼び名 | 正式名 | コード | 2026年10月時点 |
|---|---|---|---|
| 白・ホワイト | プラチナホワイトパールマイカ | 089 | 選べる(33,000円) |
| 黒 | ブラック | 202 | 選べる |
| グレー・灰色 | ダークグレー | 1L7 | 選べる |
| ベージュ | クリアベージュメタリック | 4Y3 | 選べる(2026年8月の新色) |
| 緑・カーキ | アーバンカーキ | 6X3 | 選べる |
| 青・ブルー | グレイッシュブルー | 8W2 | 選べる |
| 旧ベージュ | ベージュ | 4V6 | 2026年8月に廃止 |
| 赤・レッド | スカーレットメタリック | 3U4 | 2026年8月に廃止 |
| ツートン | 2トーンカラー各色 | — | 2026年8月に全廃 |
いま赤いシエンタを新車で注文することはできません。赤やツートンが欲しい場合は、改良前の在庫車か中古車が唯一の入手経路です。なお車いす仕様車には専用色のスーパーホワイトII〈040〉が用意されており、標準車の6色とは別枠になっています。
「黒はかっこいい」「ベージュはかわいい」の実際
検索候補には「黒 かっこいい」「ベージュ かわいい」「ダークグレー 評判」も並びます。色の好みに正解はありませんが、2026年8月の改良でドアミラーが全色ブラック加飾になった点は判断材料になるでしょう。ブラックやダークグレーではミラーが車体に溶け込み、クリアベージュメタリックや白ではミラーの黒が際立ちます。引き締まった印象を求めるなら暗い色、柔らかさとアクセントの両方を求めるなら淡い色、という選び方が成り立つ。
ボディカラーの確認は公式の配色一覧で
色名を確認する一次資料は、トヨタ公式WEBカタログのボディカラーページと主要諸元表の内外配色一覧です。大手サイトや販売店ブログには改良前の色名が残っているページもあります。見積書には色名とカラーコードの両方を書いてもらうと、取り違えが起きません。
人気1位だった色が消えたという事実

シエンタの人気色は、実は調べる主体によって答えが割れます。そのうえで今回の改良を見ると、なかなか皮肉な結果になっていました。
人気色は?4つの調査で1位が割れている
| 調査主体 | 1位 | 2位 | 3位 | 時点 |
|---|---|---|---|---|
| トヨタモビリティ東京 | アーバンカーキ | プラチナホワイトパールマイカ | ダークグレー | 記載なし |
| ネッツトヨタ北九州 | アーバンカーキ | 白系(当時の色名) | ブラック | 2022年9月 |
| ウェインズトヨタ神奈川 | ベージュ | アーバンカーキ | プラチナホワイト | 2024年10月 |
| KINTO | ベージュ | アーバンカーキ | ダークグレー | 2022年12月 |
1位はアーバンカーキが2件、ベージュが2件で割れました。ただし4調査すべてで、トップ2は必ずアーバンカーキとベージュのどちらかという一致もあります。ネッツトヨタ北九州は自社調査の結果について、他の車種ではほぼ確実に白や黒が上位に来る中でこの色が1位になったと書いていました。白黒が1位を取らない、珍しい車種だということです。
そのトップ2の一角が廃止された
ここが今回の改良で最も影響が大きい点でしょう。ウェインズトヨタ神奈川の2024年10月の調査で1位だったベージュ〈4V6〉が、2026年8月の改良で設定終了になりました。後継のクリアベージュメタリック〈4Y3〉は名前が似ているだけで、色味も明るさも異なる別の色です。ベージュ狙いだった方にとっては、改良前の在庫車を探すしか選択肢がありません。

ベージュ狙いなら在庫車を探すしかありません
新色への反応は現時点で薄い
販売現場の声も紹介しておきます。改良後の反響について、都市部のトヨタ販売店担当者は「ボディカラーは『プラチナホワイトパールマイカ』が引き続き選ばれており、新色の『クリアベージュメタリック』に関する問い合わせは、正直なところ現時点ではありません」と語っていました。新色が話題を集めるより、定番の白が選ばれ続けているという状況のようです。一方で関東のディーラーへの取材では、2トーンカラーの廃止を惜しむ声が一定数あると伝えられていました。
改良でドアミラーが全色ブラックになった

色を選ぶうえで、今回もうひとつ効いてくる変更があります。ボディカラーそのものではなく、その見え方を変える部分です。
公式が画像付きで示した3つの変更点のひとつ
トヨタ公式のニュースルームが公開した改良の画像は3点。Z(ハイブリッド・2WD・7人乗り)の外観、新色クリアベージュメタリック、そしてドアミラー(ブラック加飾)でした。従来はボディ同色だったドアミラーが、全グレード・全色でブラックに統一されています。Car Watchも「ブラック加飾のドアミラーにデザインが変更された」と報じました。
淡い色ほど印象が変わる
ドアミラーの色は、遠目に見たときの車の輪郭に効きます。特にプラチナホワイトパールマイカやクリアベージュメタリックのような淡い色では、ミラー部分が黒く抜けるためコントラストが強くなりました。逆にブラックやダークグレーを選ぶ場合は、ほとんど見た目が変わりません。カタログの写真や色見本だけで判断せず、実車か公式の360度ビューでミラー周辺まで確認しておくと失敗が減るでしょう。改良全体の変更点は新型シエンタ2026年8月一部改良の変更点にまとめています。

内装色との組み合わせも忘れずに
内装色はブラックが標準、Z・Gにはフロマージュが設定色として用意されます。加えてファンツールパッケージを選ぶとカーキになり、価格は0円です。ここに面白い連動がありました。公式諸元表の注記によると、内装色のカーキを選んだ場合はドアサッシュ(センターピラー)が選んだボディカラーと同色になります。内装の選択が外装の見え方まで変える珍しい仕組みなので、色を決める前に内装色まで含めて考えておくべきでしょう。なおフロマージュは注文時に指定しないとブラックになる点にも注意してください。
色とリセールの関係を正直に書きます

「白と黒はリセールが高い」という話は、シエンタでも語られます。ただしこの記事では、その根拠になる数字を提示できません。理由まで含めて説明します。
色別の残価データは公開されていない
調査した範囲では、シエンタの色別残価率や色別の査定差額を示す信頼できるデータは見つかりませんでした。公的統計でも、日本自動車販売協会連合会が公表しているのは車種単位の台数までで、ボディカラー別の内訳は公開されていないのです。乗用車ブランド通称名別順位を見ても、色に関する記載はありません。
買取店側も同様です。ガリバーが公開しているシエンタの査定実績には年式・グレード・走行距離・色が個別の取引として掲載されていますが、色ごとの平均値は算出されていません。「この色なら査定が◯万円高い」という具体的な金額を提示している記事があれば、その根拠を確認したほうがいいでしょう。

色別の査定差を金額で書ける根拠はありません
言えるのは定性的なことまで
数値がない以上、確実に言えるのは限られます。定番色は中古市場で買い手の対象が広いこと、特殊な色は買い手が絞られること。この程度までです。ただしシエンタの場合、人気色調査で白黒が1位を取らないという特殊性がありますので、他車種の常識をそのまま当てはめるのは危険かもしれません。実際の査定額を知りたいなら、色と年式を指定して査定を取るのが唯一の方法です。手順はMOTA車買取を検証した記事にまとめました。

色で納期が変わるという説も裏付けがない
もうひとつ、よく語られる説を検証しておきます。「人気色は納期が長い」という話です。当サイトが2026年10月2〜4日時点の正規販売店8社の納期掲示を確認したところ、ボディカラー別に納期を区分している販売会社は8社中0社でした。区分されているのはガソリンとハイブリッドという駆動系と、一部の販社がJUNOを別扱いにしている点だけです。色で納期が変わるという説は、少なくとも公開情報からは裏付けが取れませんでした。
色の選び方を3つの軸で整理する

データがない領域だからこそ、判断軸を持っておくと迷いません。ここまでの事実から導ける、実用的な3つの基準を提示します。
軸1:33,000円を払うかどうか
今回の改良で有償色はプラチナホワイトパールマイカだけになりました。逆にいえば、色の判断は「33,000円を払って白にするか、無料の5色から選ぶか」の二択にまで単純化されています。販売現場では改良後も白が選ばれ続けているとのことなので、迷ったときの無難な選択ではあるでしょう。

迷ったらアーバンカーキが実績のある選択です
軸2:シエンタらしさを取るか
人気色調査でトップ2を占め続けたのはアーバンカーキとベージュでした。ベージュが廃止されたいま、「シエンタらしい色」を選ぶならアーバンカーキかクリアベージュメタリックの2択になります。とくにアーバンカーキは4調査すべてでトップ2に入っており、実績という意味では最も確かな選択肢でしょう。
軸3:グレードとの組み合わせを確認する
最後にひとつ注意点を。グレードによって選べる色が異なる場合があります。公式諸元表の配色一覧はZ・G・Xを並べた形式になっており、グレード欄と色の対応まで確実に読み取るには実際の見積もりシミュレーションが必要でした。候補の色が自分の狙うグレードで選べるかは、契約前に販売店で必ず確認してください。グレードそのものの選び方は新型シエンタのグレードの違いは?で扱いました。

オーナーの評価全体は新型シエンタの口コミ・評判で確認できます。


色とグレードの組み合わせは見積もりで確定させましょう
よくある質問
- シエンタは何色から選べますか
-
2026年8月改良後はモノトーンの全6色です。プラチナホワイトパールマイカ、ダークグレー、ブラック、クリアベージュメタリック、アーバンカーキ、グレイッシュブルーという構成になります。
- 有償色はいくらですか
-
プラチナホワイトパールマイカのみ33,000円です。他の5色は追加費用がかかりません。改良前にあった2トーンカラーの有償設定はなくなりました。
- ベージュはもう選べないのですか
-
従来のベージュ〈4V6〉は2026年8月の改良で設定終了になりました。新色のクリアベージュメタリック〈4Y3〉は色味の異なる別の色なので、同じ色を求めるなら改良前の在庫車を探す必要があります。
- ダークグレーは廃止されたのですか
-
廃止されていません。公式諸元表の配色一覧にダークグレー〈1L7〉が記載されています。廃止されたのは、ダークグレーを使った2トーンカラーの組み合わせのほうです。
- 2トーンカラーはもうないのですか
-
全色が廃止されました。生産性向上を図った面もあるとみられており、カラーラインアップはモノトーンに集約されています。惜しむ声は販売現場にも届いているようです。
- 赤いシエンタは買えますか
-
新車では買えません。赤系のスカーレットメタリック〈3U4〉は2026年8月の改良で廃止されました。欲しい場合は改良前の在庫車か中古車を探すことになります。
- リセールが高い色はどれですか
-
色別の残価データは公開されていないのが実情です。公的統計も車種単位までで、色別の内訳はありません。金額を提示している記事があれば、根拠を確認することをおすすめします。
- 人気色で納期は変わりますか
-
2026年10月上旬に正規販売店8社の納期掲示を確認した限り、色別に納期を区分している会社はありませんでした。区分されているのはガソリンとハイブリッドという駆動系だけです。
- ドアミラーが黒くなったのはなぜですか
-
2026年8月の改良で、公式が示した3つの変更点のひとつとしてブラック加飾に統一されました。淡いボディカラーほど印象が変わるため、実車で確認しておくと安心です。
まとめ:迷ったら「33,000円の白か、実績のカーキか」

冒頭で「読み終えたときに、自分が選ぶべき色が決まっている状態」を目指すと書きました。全6色とカラーコード、人気調査の実態、そして色別データが存在しないという限界まで示したので、判断材料はそろっているはずです。数字がない領域では、無理に数字を出さないことのほうが誠実でしょう。
- 選べるのは6色・有償は1色だけ
- 人気上位のベージュが廃止
- 色別の残価データは存在しない
次の一歩はこれです。候補の色を2つに絞ったら、販売店で実車か色見本をドアミラーごと確認してください。全色ブラック加飾になった影響は、淡い色ほど写真と実物の差になって表れます。33,000円を払うかどうかの判断も、その場でつくはずです。






