新型エルグランドのe-POWERは、排気量1.498Lの3気筒エンジンが発電を受け持ち、フロントモーター(151kW・205PS・330N·m)とリヤモーター(100kW・136PS・195N·m)で走る仕組みです。システム出力(前後モーター合計の最高出力)は、日産が公表していません。
数字は日産の主要諸元表(2607版)で確かめました。公式に載っていない数字は、載っていないと書き、報道の数字は媒体名をつけて分けています。
この記事のポイント
- エンジンは1.498L・140PS・228N·m
- モーターは前205PS・後136PS
- システム出力は日産が未公表
- e-POWERだけ・全車4WD(e-4ORCE)
「馬力はどのくらい?」「ガソリンエンジンなの? ハイブリッドとは違うの?」と気になりますよね。公式の数字、報道の数字、当サイトが計算した数字の3つを分けて、順に整理しました。
公開日:2026年11月7日 / 最終更新日:2026年11月7日

【確定】e-POWERの馬力と排気量|140PS・205PS・136PS
発電用エンジンはZR15DDTe型の1.498L直列3気筒DOHC直噴で、最高出力103kW(140PS)/5,000rpm、最大トルク228N·m/3,600rpmです。駆動用モーターは、フロントが151kW(205PS)・330N·m、リヤが100kW(136PS)・195N·mとなっています。

エンジンとモーターの公式スペック
| 部品 | 型式・種類 | 最高出力 | 最大トルク |
|---|---|---|---|
| 発電用エンジン | ZR15DDTe型(1.498L直列3気筒DOHC直噴) | 103kW(140PS)/5,000rpm | 228N·m/3,600rpm |
| フロントモーター | YM52型 | 151kW(205PS)/4,400〜8,500rpm | 330N·m/0〜4,300rpm |
| リヤモーター | MM45型 | 100kW(136PS)/5,500〜10,900rpm | 195N·m/0〜3,000rpm |
数字が出ている3つの部品は、すべて日産の主要諸元表(2607版)に載っている数字です。型式は6AA-NE53で、全車がe-4ORCE(4WD)となっています。
排気量は1.498L、ガソリン車の設定はない
排気量は1.498L(1,498cc)で、エンジンは公式の諸元表で「発電用」と明記されているのがポイントでしょう。エンジンの役目は発電で、走らせるのはモーターです。2WDとガソリン車の設定はなく、動力はe-POWERだけとなっています。

1.5Lと聞くと小さく感じますが、モーターが主役なら話は別ですよね
「140PS」と「205PS+136PS」を混ぜない
140PSは発電用エンジンの数字で、205PSと136PSは駆動用モーターの数字です。3つを足して「何馬力」と書く記事を見かけたら、公式の数字かどうかを確かめてください。公式のシステム出力は、次の章のとおり未公表です。

合計の数字は、出どころを見るのが大事ですよね
システム出力は? 公式は未公表、報道では「トータル500N·m以上」
日産はシステム出力(前後モーター合計の最高出力)を公表していません。Car Watchの試乗記は「駆動用のモーターはトータルで500Nm以上のトルクを出す」と伝えています。


公式・報道・当サイト算出を分けて見る
| 種類 | 内容 | 確度 |
|---|---|---|
| 日産の公式発表 | システム出力・システム最大トルクの記載はない(主要諸元表2607版とプレスリリース260716-01-jを確認) | 【確定】(公表されていない) |
| Car Watchの試乗記 | 「駆動用のモーターはトータルで500Nm以上のトルクを出す」 | 【噂】★4〜5(大手媒体の報道・日産の数字ではない) |
| モーターの最大トルクの単純合計 | 330N·m+195N·m=525N·m | 当サイトの計算(公式の合計値ではない) |
報道の出典はCar Watchの試乗記です。報道の「500N·m以上」と、前後モーターの最大トルクの単純合計525N·mは、向きが合っていますが、最大トルクが同時に出るとは限らないため、525N·mを公式値として扱うことはできません。

公式値が出るまでは、報道の数字は目安として見たほうが安心です
システム出力を知りたいときの確かめ方
今のところ、公式の数字は「個別値」だけです。販売店で聞くなら「システム出力の公式値は出ていますか」と尋ね、返ってきた数字の出どころ(カタログ・諸元表・営業担当の目安)を確認しておくと安心でしょう。
ハイブリッドとの違いと駆動方式|e-POWERだけ・全車4WD
動力はe-POWERだけで、e-POWER以外のハイブリッドやガソリン車の設定はありません。全車が電動4WDのe-4ORCEで、2WDの設定はないため、駆動方式で迷う場面はなさそうです。
アルファードとの動力の違い
| 項目 | 新型エルグランド | アルファード(トヨタ公式 2026年6月版) |
|---|---|---|
| 動力の種類 | e-POWERだけ | HEV・ガソリン・PHEV |
| 駆動方式 | 全車4WD(e-4ORCE) | 2WDと4WD |
| WLTCモード燃費 | X・G 16.8km/L | Z HEV 18.0km/L(E-Four 17.4km/L)、Z ガソリン 10.9km/L(4WD 10.4km/L) |
アルファードの数字はトヨタの主要諸元表(2026年6月版)のものを使いました。エルグランドは「選べない」代わりに、全車が同じ電動4WDで揃っています。燃費は新型エルグランドの燃費|WLTC16.8km/L・実燃費13.6〜16km/L、価格や装備まで含めた比較は新型エルグランドとアルファードを比較|サイズ・燃費・価格の違いにまとめました。

2WDを選べないのは、4WDの価格を許せるかどうかで評価が分かれそうですね
プロパイロットは何ができる? グレード別の設定
Xはプロパイロット(基本の機能)が標準で、ナビリンク機能と渋滞時ハンズオフの付いたプロパイロットはメーカーオプション(249,700円のセット)です。G・VIPはナビリンク機能と渋滞時ハンズオフの付いたプロパイロットが標準になります。


プロパイロットとプロパイロット2.0の違い
| グレード | プロパイロット | プロパイロット2.0 |
|---|---|---|
| X | 基本の機能が標準(ナビリンク・渋滞時ハンズオフ付きはメーカーオプション249,700円のセット) | 設定なし |
| G | ナビリンク機能・渋滞時ハンズオフ付きが標準 | メーカーオプション(732,600円のセット) |
| VIP | ナビリンク機能・渋滞時ハンズオフ付きが標準 | メーカーオプション(474,100円・税抜431,000円) |
プロパイロット2.0は、G・VIP・AUTECH・AUTECH LINE “G-spec”にメーカーオプションで設定され、XとAUTECH LINE(Xベース)には設定がありません。732,600円のセットは、ツインガラスルーフ・BOSE・プロパイロット2.0・ヘッドアップディスプレイ・リモートパーキングの組み合わせで、クリアビューパッケージは別のオプションです。
ハンズオフは時速50km以下、車線変更支援は時速60kmから
渋滞時ハンズオフは時速50km以下、車線変更支援は時速60kmから働くと、日産の発表(プレスリリース260716-01-j)にあります。渋滞時の機能と、車線変更の支援は、働く速度の範囲が違うと考えると整理しやすいでしょう。
次世代プロパイロットは2027年度末までの予告
日産は2026年4月14日の発表で、「2026年夏に発売予定のエルグランド」について、2027年度末までにエンド・ツー・エンドの自動運転技術を実現する次世代プロパイロットを導入すると明らかにしました(日産プレス260414-01-j)。具体的な時期や価格は発表されていません。
e-POWERの外部給電と、評価された統合制御
100V AC 1500Wの電源(2列目に1個・荷室に2個)はG・VIPに標準で、XとAUTECH LINE(Xベース)はメーカーオプションの99,000円です。USB Type-Cは7口あります。

100V電源のコンセントは3個
コンセントは2列目に1個、荷室に2個で、合計3個です。キャンプや車中の仕事で使う人は、使う場所に近いコンセントの位置を、販売店で確かめておくとよいでしょう。

3個もあれば、荷室でも2列目でも使えそうですね
カーテクノロジー部門で統合制御が2位
エルグランドは「2026〜2027日本自動車殿堂カーオブザイヤー(国産乗用車)」を受賞しました。同じ日本自動車殿堂が技術に贈るカーテクノロジーオブザイヤーでは、エルグランドの統合制御が2位(130点満点の76点)でした(日産プレス261104-01-j、日本自動車殿堂)。何を統合した制御なのかは、確認できた資料に細かく書かれていませんので、ここではエルグランドの技術への評価の一例として紹介するにとどめます。
実車で見たe-POWERまわりの表示|POWER%とEV・e-Pedalのボタン
2026年10月21日にNISSAN CROSSINGで撮った展示車の写真から、e-POWERに関係する表示を拾ってみました。走行はしていないので、走りの印象は書けません。


停車中の画面に出ていた文字
ワイドディスプレイにはパワーの割合を示す表示(POWER%)があり、センターのコンソールには「EV」と「e-Pedal」のボタンが並んでいました。停車中なので、ボタンの動きは確かめていません(走行もしていません)。展示車の全体像は新型エルグランド実車レポート|2列目・3列目に座って分かった本音にまとめています。
e-POWERの性能で迷ったときに確認したい3点
公式の数字で比べられるのは、エンジンとモーターの個別値、燃費、装備の設定です。確かめたいのは、出力の出どころ、プロパイロットの範囲、売却額の3つでしょう。
数字の「出どころ」を確認する
馬力は公式の個別値、トルクの合計は報道、525N·mは当サイトの計算です。数字の種類を分けると、比較で迷いません。グレードごとの装備差は新型エルグランドのグレード一覧|6グレードの違いと最上級を価格で比較が参考になるでしょう。
プロパイロット2.0を使いたいか決める
プロパイロット2.0は、XとAUTECH LINE(Xベース)には設定がありません。使うなら、グレード選びの段階で決めましょう。
今の車の売却額で予算を考える
乗り換えの予算は、今の車の売却額で変わります。査定の流れは実際にMOTA車買取りで車売ってみた!160万円で買った新古車が156万円で売れた実話が参考になるはずです。
\ 入力45秒・無料で査定額を確認 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位最大3社だけ(MOTA公式。一部対象外の場合あり)
よくある質問
- 新型エルグランドのe-POWERの馬力は?
-
発電用エンジンが103kW(140PS)、駆動用モーターがフロント151kW(205PS)・リヤ100kW(136PS)です。これらを合計した「システム出力」は日産が公表していません。
- 新型エルグランドの最高出力は何馬力ですか
-
公式の数字は、エンジン140PS、フロントモーター205PS、リヤモーター136PSの個別値です。合計の最高出力は公表されていません。
- 新型エルグランドのシステム出力は?
-
日産の主要諸元表(2607版)とプレスリリース(260716-01-j)にシステム出力の記載はなく、Car Watchの試乗記は、モーターのトータルで500N·m以上のトルクと伝えています。
- 新型エルグランドの排気量は?
-
1.498L(1,498cc)の直列3気筒DOHC直噴エンジンで、型式はZR15DDTeです。
- 新型エルグランドのエンジンは何ccですか
-
1,498ccのエンジンは発電用で、駆動はフロントとリヤのモーターが担当します。
- 新型エルグランドはガソリンエンジンですか
-
ガソリン車の設定はなく、動力はe-POWERだけです。燃料はレギュラーガソリンで、タンク容量は67Lとなっています。
- 新型エルグランドの駆動方式は?
-
全車が電動4WDのe-4ORCEで、2WDの設定はなく4WD一本です。
- 新型エルグランドにハイブリッドはありますか
-
動力はe-POWERだけで、e-POWER以外のハイブリッドやガソリン車の設定はありません。
- 新型エルグランドにプロパイロットの機能はありますか
-
Xはプロパイロット(基本の機能)が標準で、G・VIPはナビリンク機能と渋滞時ハンズオフの付いたプロパイロットが標準です。プロパイロット2.0はG・VIP・AUTECH・AUTECH LINE “G-spec”にメーカーオプションで設定されています。
まとめ
読み終えたいま、新型エルグランドのe-POWERの公式な数字と、公表されていない部分の線引きが、つかめているはずです。
- エンジンは1.498L・140PS・228N·m(発電用)
- モーターは前205PS・330N·m、後136PS・195N·m
- システム出力は日産が未公表(報道は500N·m以上)
- e-POWERだけ・全車4WD、プロパイロット2.0はG・VIPなどにオプション
システム出力が発表されたら、この記事の数字を更新します。次の一歩は、販売店でグレードごとのプロパイロットの範囲を確かめてみることです。全体像は新型エルグランド完全ガイド|日産 4代目E53の価格・燃費・サイズ・最新情報(2026)でも確認できます。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位最大3社だけ(MOTA公式。一部対象外の場合あり)





