先に答えです。新型エルグランド(日産・型式6AA-NE53)は、先代E52(3代目)に続く4代目で、2026年7月16日に発表され、同じ日に発売されました。価格は6,897,000円〜8,698,800円(消費税込み)、全車が電動4WDのe-POWER(e-4ORCE)で、7人乗りだけです。
「新型エルグランドはどうですか?」「何が新しくなったの?」「買うべきなのか」。こうした疑問に、公式の数字と、実車を見た感想を分けて答えます。
この記事のポイント
- 4代目(E53)は2026年7月16日に発売済み。全車7人乗り・全車e-4ORCE
- 価格は689.7万円〜869.9万円(税込・6グレード)。燃費はX・GがWLTC 16.8km/L
- アルファードより全幅45mm・全高40mm大きい。実車の印象は「同等」
- 受注は1万台超、工場出荷時期の目処は4〜5ヶ月程度(2026年11月6日時点)
数字は2026年11月7日に日産・トヨタの公式資料で確かめました。各テーマの詳しい記事への入口も、最後の地図にまとめています。
公開日:2026年11月7日 / 最終更新日:2026年11月7日

新型エルグランドとは?4代目E53の発売日・型式と、何が新しくなったのかを整理
新型エルグランドは2026年7月16日に発表され、同じ日に発売されました(AUTECHは8月上旬の発売)。2025年4月22日にデザインの一部が公開され、2025年10月29日のジャパンモビリティショー2025で参考出品として先行公開された、という流れです。
先代(3代目)E52は2010年8月に登場したので、フルモデルチェンジは約16年ぶりです(当サイト算出)。型式は6AA-NE53で、全車e-4ORCE(4WD)です。

何が新しくなった?先代E52との大きな違い
一番大きな違いは、動力です。先代E52には2WDと4WDのグレードがありましたが、新型は全車が電動4WDのe-4ORCEで、2WDとガソリン車の設定はありません。
大きさも変わりました。新型(X・G・VIP)は全長4,995mm×全幅1,895mm×全高1,975mm、先代E52(日産の2018年1月版の諸元)は全幅1,850mm、全高1,815mmなので、全幅は45mm、全高は160mm大きくなっています(当サイト算出)。フルモデルチェンジの全体像は新型エルグランド フルモデルチェンジ最新情報|殿堂の賞と10月の台数で、先代の細かい違いはエルグランドの中古車相場|新型E53と先代E52の価格と違いを比較で比べています。
デザインのコンセプトは「The private MAGLEV(日本語名:リニアモーターカー)」で、グリルは組子、リアランプは横一文字です。デザインは新型エルグランドはダサい?デザインの賛否を実車写真と公式の狙いで読むで詳しく書いています。

新型エルグランドの価格|689.7万円〜869.9万円の6グレードと選び方
新型エルグランドの価格(消費税込み)は、次のとおりです。
| グレード | 価格(消費税込み) |
|---|---|
| X e-4ORCE | 6,897,000円 |
| G e-4ORCE | 7,579,000円 |
| AUTECH LINE e-4ORCE | 7,179,700円 |
| AUTECH LINE e-4ORCE “G-spec” | 7,784,700円 |
| AUTECH | 8,247,800円 |
| VIP | 8,698,800円 |
AUTECHとAUTECH LINEは、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手がける持込み登録の車です。ステップタイプはX・G・AUTECH LINE・AUTECH LINE “G-spec”の4仕様に設定され、価格は7,146,700円・7,828,700円・7,429,400円・8,034,400円で、どれもベース車より249,700円高くなります(AUTECHとVIPには設定がありません)。
比べやすいアルファードは5,599,000円〜10,699,700円で、Z HEVは2WD 6,399,800円・E-Four 6,619,800円です(トヨタ公式カタログ 2026年6月現在)。価格だけで比べると、エルグランドのXはZ HEV E-Fourより277,200円高くなります(当サイト算出。装備の中身は違います)。グレード別の選び方は新型エルグランドのグレード一覧|6グレードの違いと最上級を価格で比較、価格の詳細は新型エルグランドの価格|689.7万〜869.9万円、6グレード一覧、乗り出し価格は新型エルグランドの見積もり|乗り出し価格は約701万〜883万円です。

価格は689.7万〜869.9万円。6グレードあります
高い車ほど、今の車の売り方が総支払額を左右します。査定は複数社の金額を見比べておくと、予算の見通しが立てやすくなるでしょう。

2WDやガソリン車はなく、全車が電動4WDです
エルグランドの予算づくりに、今の車の査定額を比べてみませんか
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位最大3社だけ(MOTA公式。一部対象外の場合あり)

新型エルグランドのパワートレーンと燃費|全車e-POWER・e-4ORCEの数字
動力は、発電用エンジンとモーターを組み合わせたe-POWERだけです。e-POWER以外のハイブリッドやガソリン車の設定はありません。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 発電用エンジン | ZR15DDTe型 1.498L直列3気筒DOHC直噴 最高出力103kW(140PS)/5,000rpm、最大トルク228N·m/3,600rpm |
| フロントモーター | YM52型 151kW(205PS)・330N·m |
| リヤモーター | MM45型 100kW(136PS)・195N·m |
| WLTCモード燃費 | X・G 16.8km/L(市街地15.2・郊外17.8・高速道路16.9km/L)。VIPは主要諸元表の燃費欄が「ー」 |
| 燃料・タンク | レギュラーガソリン・67L |
日産はシステム出力(前後モーター合計の最高出力)を公表していません。数字は日産の主要諸元表(2607版)によります。
WLTC燃費16.8km/Lをタンク67Lで掛けると、満タンで約1,125kmになります(当サイト算出。実際の航続距離ではありません)。燃費は新型エルグランドの燃費|WLTC16.8km/L・実燃費13.6〜16km/L、馬力などは新型エルグランドのe-POWER|馬力・排気量と未公表のシステム出力で詳しく見られます。

運転支援では、Xはプロパイロット(基本の機能)が標準で、ナビリンク機能と渋滞時ハンズオフの付いたプロパイロットはメーカーオプション(249,700円のセット)です。G・VIPには、ナビリンク機能と渋滞時ハンズオフの付いたプロパイロットが標準で付きます。プロパイロット2.0はG・VIP・AUTECH・AUTECH LINE “G-spec”にメーカーオプションで設定され、XとAUTECH LINE(Xベース)には設定がありません。

新型エルグランドのサイズ・定員・荷室|アルファードより全幅45mm大きい
新型エルグランドは全車7人乗りで、8人乗りの設定はありません(先代E52には8人乗りがありました)。X・G・VIPのボディサイズは全長4,995mm×全幅1,895mm×全高1,975mm(プロパイロット2.0装着車は1,970mm)、ホイールベース3,000mm、最小回転半径5.8mです。
アルファード(トヨタ公式諸元表 2026年6月版)は全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,935mmなので、エルグランド(X・G・VIP)は全幅が45mm広く、全高が40mm高く(プロパイロット2.0装着車は35mm)、全長とホイールベースは同じで、最小回転半径は0.1m小さい5.8mです(当サイト算出)。室内は、エルグランドが3,165×1,730×1,315mm、アルファードが3,005×1,660×1,360mmで、室内長が160mm長く室内幅が70mm広い一方、室内高は45mm低くなります(当サイト算出)。
荷室容量(VDA・シートバック上端まで)は、3列目を前にスライドすると536L、後ろにスライドすると137L、3列目を跳ね上げて2列目を最前端にすると1,381L(3列目が前の位置)・1,348L(後ろの位置)です。詳しいサイズは新型エルグランドのサイズ|全幅1,895mmは大きすぎ?アルファードとの差、シートの動かし方は新型エルグランドのシートアレンジ|何人乗り・3列目跳ね上げ・荷室容量にあります。

新型エルグランドの内装とデザインの最新情報|実車で見たこと
2026年10月21日、NISSAN CROSSINGで展示車を見てきました。ここでは感想を短くまとめます。
走行はしていません。展示車のグレードも、確認できていない状態です。
実物は「アルファードと同等」の大きさ、内装は匹敵する高級感
車体サイズは、見た印象でアルファードと同等でした。内装も、アルファードに匹敵する高級感があると感じました。
内装色は、Xがダーク、Gが紫檀 -シタン-と銀雪 -ギンセツ-、AUTECH LINE(Xベース)がダーク、AUTECH LINE “G-spec”が紫檀 -シタン-、AUTECHとVIPがブラックです(紫檀はGのステップタイプでも選べます)。詳しい内装は新型エルグランドの内装|画像・内装色・室内の広さをアルファードと比較にまとめました。

2列目は「快適そのもの」、3列目はトップレベル
2列目は快適そのもの。3列目も、私の感覚ではトップレベルの快適性でした。実車の全体は新型エルグランド実車レポート|2列目・3列目に座って分かった本音に写真つきで載せています。
ディスプレイは、14.3インチがG・VIPに標準で、日産は「国内モデルとしては初」と説明しています。Xの標準は12.3インチ。メーカーオプション(249,700円のセット)で14.3インチを選べます。
100V AC 1500Wの電源(2列目に1個・荷室に2個)はG・VIPに標準で、XとAUTECH LINE(Xベース)はメーカーオプションの99,000円です。USB Type-Cは7口あります。


実車の第一印象は、アルファードと同等の大きさでした

アルファードは全幅1,850mm、エルグランドは1,895mmです
ボディカラーは5〜6色
ボディカラーは、X・G・VIP・ステップタイプが全5色、AUTECHが6色、AUTECH LINEが5色です。2026年10月4日時点の受注の色の内訳は、プリズムホワイト41%、ミッドナイトブラック33%、至極 -シゴク- 11%、ダークメタルグレー8%、FUJI DAWN/至極 プレミアム2トーン8%と報じられています(Car Watch 2026年10月13日)。色の選び方は新型エルグランドの色は全何色?人気色と至極・2トーンの追加料金を見てください。
新型エルグランドは高級車?アルファードとの比べ方
「高級車ですか?」と聞かれたら、価格帯で答えるのが分かりやすいでしょう。6,897,000円〜8,698,800円は、アルファード(5,599,000円〜10,699,700円)の価格帯の中に入ります。高級車かどうかは人によって基準が違いますが、実車を見た印象は、大きさはアルファードと同等、内装もアルファードに匹敵する高級感でした。

両車の違いは、定員(アルファードは6人・7人・8人乗り、エルグランドは7人乗りだけ)、駆動方式(エルグランドは全車4WD、アルファードには2WDと4WD)、燃費(アルファードZ HEVは18.0km/L〔E-Four 17.4km/L〕、エルグランドは16.8km/L)に出ます。細かい比較は新型エルグランドとアルファードを比較|サイズ・燃費・価格の違いに並べました。
新型エルグランドは売れている?受注・登録・評価の最新情報(2026年)
日産は2026年10月29日、新型エルグランドの累計受注が1万台を超えたと発表しました(日産ニュースルーム。集計日の記載はありません)。日産の発表として、2026年10月4日時点の累計受注は10,300台と報じられています(くるまのニュース 2026年10月6日・日刊自動車新聞 2026年10月7日・Car Watch 2026年10月13日)。
自販連の乗用車ブランド通称名別順位では、新型エルグランドの登録台数は下の表のとおりで、4か月の合計は6,133台です(合計は当サイト算出。自販連)。
| 月 | 登録台数 | 順位 |
|---|---|---|
| 2026年7月 | 1,883台 | 36位 |
| 2026年8月 | 1,365台 | 34位 |
| 2026年9月 | 1,568台 | 35位 |
| 2026年10月 | 1,317台 | 36位 |
同じ10月のアルファードは7,224台(8位)でした。受注と登録の差は約4,167台(約2.7か月分・当サイト算出)ですが、2つの数字は時点がずれています。
評価では、新型エルグランドは「2026〜2027日本自動車殿堂カーオブザイヤー」(国産乗用車)に選ばれました。得点は100点(満点170点)で、RAV4 62点、SUPER ONE 58点を引き離し、表彰式は11月11日です。日本カー・オブ・ザ・イヤー2026-2027では、2026年11月2日に発表された10ベストカーに選ばれ、最終選考会と表彰式は12月3日です。
ユーザーの評価は、価格.comの「エルグランド 2026年モデル」が2026年11月7日時点で11件・満足度4.18(カテゴリ平均4.26)です。件数が少ないので「評価が高い」とは断定しません。売れ行きは新型エルグランドは売れない?受注10,300台・登録6,133台で検証、口コミは新型エルグランドの評判・口コミは?価格.com評価と試乗記で検証で詳しく見ています。
納期の目安として、日産の「工場出荷時期の目処」(日産)は、2026年11月6日時点で4〜5ヶ月程度です。納車は工場出荷のあとで、時期は販売店によって異なり、一部の仕様・グレードは予定どおり用意できない場合があります。詳しくは新型エルグランドの納期は何ヶ月待ち?2026年の目処と納車の時期へ。

新型エルグランドは買うべき?向く人・見送る人の判断
ここからは、数字から読み取れる当サイトの見立てです。確定した事実ではなく、判断の材料としてお読みください。


受注は1万台超、工場出荷は4〜5ヶ月程度が目処です
買うのに向く人
- 7人乗りで足りて、電動4WD(e-POWER)に納得できる人
- 全幅1,895mmの車体を置ける駐車環境がある人
- 工場出荷時期の目処の4〜5ヶ月程度(2026年11月6日時点)と、その後の納車までを待てる人
見送る・ほかも見るべき人
- 8人乗りが必要な人(アルファードには8人乗りがあります)
- 2WDやガソリン車を選びたい人(設定がありません)
- すぐに納車したい人
日産は2026年4月14日の発表(日産ニュースルーム)で、「2026年夏に発売予定のエルグランド」について、2027年度末までにエンド・ツー・エンドの自動運転技術を実現する次世代プロパイロットを導入すると明らかにしました。発売後の価格改定・改良・特別仕様車の発表は、2026年11月7日時点でありません。次の改良の時期は公表されていないので、待つかどうかの判断は新型エルグランドのマイナーチェンジはいつ?初の改良を予想を参考にしてください。
値引きは、くるまのニュース(2026年9月26日・9月中旬に首都圏の日産販売店を取材)によると、基本ゼロからで、ライバルや他系列を示しても5万〜10万円程度とのことです。交渉の考え方は新型エルグランドの値引き相場|基本ゼロから、5万〜10万円の報道にまとめました。
新型エルグランド完全ガイド|知りたいことから探せる記事の地図
このガイドで触れた内容を、テーマ別の記事にまとめています。知りたいことから選んでください。
よくある質問
- 新型エルグランドはどうですか?
-
数字では、価格が6,897,000円〜8,698,800円、WLTC燃費はX・Gが16.8km/L、全車7人乗りで電動4WDです。実車の第一印象は、アルファードと同等の大きさで内装も匹敵する高級感でした。走行はしていないので、走りの評価はできません。
- 新型エルグランドは何代目ですか?
-
先代E52(3代目)に続く4代目で、型式は6AA-NE53です。2026年7月16日に発表され、同じ日に発売されました。
- 新型エルグランドは何が変わった(何が新しくなった)のですか?
-
全車が電動4WDのe-POWER(e-4ORCE)になり、2WDとガソリン車の設定がなくなりました。先代E52より全幅は45mm、全高は160mm大きくなっています(当サイト算出)。
- 新型エルグランドの発売日はいつですか?
-
2026年7月16日に発表され、同じ日に発売されました(AUTECHは8月上旬の発売で、具体的な日は公表されていません)。
- 新型エルグランドの価格はいくらですか?
-
消費税込みで、X e-4ORCEが6,897,000円、G e-4ORCEが7,579,000円、VIPが8,698,800円です。ほかにAUTECH LINE 2仕様とAUTECHがあります。
- 新型エルグランドは高級車ですか?
-
価格帯は6,897,000円〜8,698,800円で、アルファード(5,599,000円〜10,699,700円)の価格帯の中にあります。実車を見た印象は、大きさはアルファードと同等、内装もアルファードに匹敵する高級感でした。
- 新型エルグランドは買うべきですか?
-
7人乗りで足りて、電動4WDに納得でき、納期の目処(4〜5ヶ月程度・2026年11月6日時点)を待てる人には向きます。8人乗りや2WD・ガソリン車を望む人は、ほかも見るのがおすすめです。
- 新型エルグランドは売れていますか?
-
日産は2026年10月29日、累計受注が1万台を超えたと発表しました。自販連の登録は2026年7〜10月の4か月で6,133台です(当サイト算出)。
まとめ:新型エルグランドは、7人乗りの電動4WDで、価格689.7万〜869.9万円
新型エルグランドは4代目のE53で、全車7人乗り・全車電動4WDという割り切りが特徴です。実車は、アルファードと同等の大きさに、匹敵する高級感でした。受注が1万台を超えて、評価でも殿堂カーオブザイヤーに選ばれています。
次に読むなら、まず新型エルグランド実車レポート|2列目・3列目に座って分かった本音と新型エルグランドのグレード一覧|6グレードの違いと最上級を価格で比較がおすすめです。今の車を手放すなら、MOTA車買取の口コミと評判も参考にしてください。
乗り換えの予算づくりに、今の車の査定額を比べてみませんか
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位最大3社だけ(MOTA公式。一部対象外の場合あり)
参考URL一覧
- 日産自動車 エルグランド 主要諸元表(2607版)
- 日産ニュースルーム 新型エルグランド 発表(2026年7月16日)
- 日産ニュースルーム 新型エルグランド 累計受注1万台(2026年10月29日)
- 日産自動車 工場出荷時期の目処
- 日産自動車 先代エルグランド(E52)諸元(2018年1月版)
- トヨタ自動車 アルファード 主要諸元表(2026年6月版)
- 日本自動車販売協会連合会 乗用車ブランド通称名別順位
- 日本自動車殿堂 2026〜2027 カーオブザイヤー発表
- 価格.com エルグランド レビュー
- Car Watch 新型エルグランドの受注の内訳(2026年10月13日)
- くるまのニュース 新型エルグランドの受注(2026年10月6日)
- 日産ニュースルーム 次世代プロパイロットの発表(2026年4月14日)
- 日本カー・オブ・ザ・イヤー 選考スケジュール
- 日産自動車 エルグランド公式サイト





