7月に入った一部改良で、フィットは結局どこが変わったのか。名前が変わったとは聞いても、値段や燃費まで1つずつ引き算した話は、あまり見かけませんよね。
ホンダの公式資料どうしを突き合わせると、値上げ幅は最小25,300円から最大282,700円まで11倍の開きがありました。燃費は11組の組み合わせのうち10組で下がり、上がったのはRSだけです。この記事では、全タイプの差分と当サイト独自の改良度スコアを示し、改良後と改良前のどちらを選ぶかまで整理します。
この記事のポイント
- BASICがX、HOMEがZに。LUXEは廃止され、タイプは6、駆動まで分けると22通りから11通りに半減
- 値上げは全タイプで25,300円〜282,700円。Zは94,600円、RSは282,700円で、RSはCROSSTAR(FF)より高くなった
- WLTC燃費は11組中10組で低下。上がったのはe:HEV RS(FF)の0.4km/Lだけ
- エコカー減税はe:HEV X・Z(旧BASIC・HOME)の4WDが50%軽減から25%軽減へ後退。RSだけ75%軽減から免税へ
- 改良度スコアはZ 66点、RS 62点、CROSSTAR 54点、X 48点。売れ行きは7月から9月まで3か月連続で前年超え
速報(11月4日更新)
- 2026年11月1日【確定】自賠責保険料が改定され、自家用乗用車は37か月契約で24,190円から25,180円に。この記事の乗り出し費用を考えるときの前提が変わりました(損害保険料率算出機構)
- 2026年10月【確定】自販連の登録台数で、フィットの9月は4,723台、前年比113.9%。7月(131.4%)、8月(122.2%)に続き3か月連続で前年を上回りました(日本自動車販売協会連合会)
- 2026年7月9日【確定】ホンダがフィットを一部改良し、7月10日に発売。BASICがX、HOMEがZに変わり、LUXEは廃止されました(ホンダ ニュースリリース)
速報欄のとおり、改良の中身は7月から変わっていません。9月の登録台数が出たことで、市場の反応も3か月分そろいました。
公開日:2026年11月4日 / 最終更新日:2026年11月4日

フィットの改良は名前の変更から|BASICがX、HOMEがZに
今回の改良は、タイプ構成の見直しが中心でした。何が消え、何が新しく生まれたのかを、ホンダ公式ニュースリリースの記載どおりに並べます(ホンダ ニュースリリース)。


タイプは半減|12タイプから6タイプへ、22通りが11通りに
従来の「BASIC」を「X」に、「HOME」を「Z」に変更し、ハイブリッド専用の「RS」「CROSSTAR」と合わせて4つのタイプになりました。上級のLUXEは廃止です。ガソリン車で選べるのはXとZだけになり、ガソリン版のRSとCROSSTARも消えました。
改良前は、特別仕様車のHOME BLACK STYLEを含めて12タイプ。現行はガソリン2つとe:HEV4つの6タイプです。駆動方式まで分けると22通りから11通りへ、ちょうど半分になりました(助手席回転シート車を除く・ホンダ 旧モデル情報)。名前が変わっただけでなく、選べる車の数そのものが半分になった改良です。

名前が変わるだけの改良なら、気にしなくてもいいのかな?

ところが中身は違います。次の表のとおり、値段も燃費も減税区分も動きました。順番に見ていきましょう。
Zの変更点|RSと同じ顔つきとシートヒーターを手に入れた
いちばん大きく変わったのがZです。公式リリースの記載を整理してみます。
- フロントグリル/バンパーとリアバンパー:RSと同じデザインを採用
- シャークフィンアンテナ:ボディー同色に変更
- フルホイールキャップ:シャークグレー塗装に変更
- ステアリングホイール:本革巻3本スポークを採用
- 運転席・助手席のシートヒーター:標準装備
- UV+IRカットのフロントドアガラスとIRカットのフロントガラス:標準装備
シートヒーターとUV+IRカットガラスは、メーカー装備としてはあとから追加できません。ただし、改良前のHOMEにもシートヒーターはメーカーオプションにありました(ホンダ 旧モデル情報)。Zは名前が変わっただけでなく、中身がひとつ上の階層に移りました。
RS・CROSSTAR・Xの変更点|快適装備がRSに集中した
RSは内外装ともに手が入りました。フロントグリルとリアライセンスガーニッシュのピアノブラック化、16インチアルミホイールの意匠変更、フロントピラーとルーフライニングのブラック化に加え、Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器、ワイヤレス充電器、ステアリングヒーター、シートヒーターが標準装備に加わっています。
CROSSTARの変更はインテリアが中心で、ステアリングヒーター、シートヒーター、UV+IRカットガラスの標準装備化が主なところです。Xにいたっては、ドリンクホルダーガーニッシュとセレクトレバーエスカッションのブラック化、セレクトノブのクロムメッキ加飾という3点にとどまります。RSは装備が増え、Xはほぼ手つかず。改良の恩恵はタイプで大きく割れています。
フィットの値上げ幅は11倍の開き|全タイプを1円単位で引き算
装備が増えれば、価格も動きます。ホンダ公式の旧モデル情報と現行価格を突き合わせ、対応するタイプごとに差額を出しました。比較に使った改良前の価格は、2022年10月発表・2026年6月終了モデルのものです(ホンダ 旧モデル情報・ホンダ ニュースリリース)。


全タイプの差分表|最小25,300円から最大282,700円まで
| 現行タイプ | 現行価格 | 改良前タイプ | 改良前価格 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| X(FF) | 1,806,200円 | BASIC(FF) | 1,776,500円 | +29,700円 |
| X(4WD) | 2,026,200円 | BASIC(4WD) | 1,985,500円 | +40,700円 |
| Z(FF) | 2,145,000円 | HOME(FF) | 2,050,400円 | +94,600円 |
| Z(4WD) | 2,365,000円 | HOME(4WD) | 2,258,300円 | +106,700円 |
| e:HEV X(FF) | 2,238,500円 | e:HEV BASIC(FF) | 2,208,800円 | +29,700円 |
| e:HEV X(4WD) | 2,458,500円 | e:HEV BASIC(4WD) | 2,417,800円 | +40,700円 |
| e:HEV Z(FF) | 2,499,200円 | e:HEV HOME(FF) | 2,404,600円 | +94,600円 |
| e:HEV Z(4WD) | 2,719,200円 | e:HEV HOME(4WD) | 2,615,800円 | +103,400円 |
| e:HEV RS | 2,899,600円 | e:HEV RS | 2,616,900円 | +282,700円 |
| e:HEV CROSSTAR(FF) | 2,735,700円 | e:HEV CROSSTAR(FF) | 2,710,400円 | +25,300円 |
| e:HEV CROSSTAR(4WD) | 2,955,700円 | e:HEV CROSSTAR(4WD) | 2,920,500円 | +35,200円 |
改良前の価格は、この表のとおり「改良前」の数字です。現行の価格帯は1,806,200円〜2,955,700円で、最小の値上げは25,300円、最大は282,700円。値上げ幅が11倍以上も違う改良は、なかなか珍しい部類です。
Zの94,600円は妥当か|1点あたり約15,767円
量販タイプのZで確かめます。公式リリースで変わった6項目は、RS型のバンパー、3本スポークのステアリング(本革巻は改良前から)、シートヒーター2席分、UV+IRカットのフロントドアガラスとIRカットのフロントガラス、ボディ同色のシャークフィンアンテナ、シャークグレー塗装のホイールキャップです。94,600円を6項目で割ると、1点あたり約15,767円ですが、デザイン変更と装備追加が混ざるので、あくまで目安にとどまります。
シートヒーターとUV+IRカットガラスは、メーカー装備としては後から付けられません。装備の中身を考えれば、Zの値上げは妥当な水準でしょう。2025年の一部改良(クロスターの新色など)の中身は、【2025年最新】ホンダ新型フィット クロスター一部改良を徹底解説!新色ボタニカルグリーン登場!価格・変更点・欠点を総まとめで振り返れます。
RSの282,700円は序列を入れ替えた
判断が分かれるのはRSです。増えた装備は、Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器、ワイヤレス充電器、ステアリングヒーター、シートヒーター、ブラック内装など。装備は確かに増えましたが、価格は2,616,900円から2,899,600円へと28万円以上も上がっています。
その結果、RSはCROSSTAR(FF・2,735,700円)より163,900円高い、最上位級の価格になりました。改良前はRSのほうが安く、序列が入れ替わった格好です。RSを選ぶなら、増えた装備に28万円の価値を感じられるかが分かれ目でしょう。

でも、シートヒーターが付くなら、Zのほうが得な気もするなあ。

そう感じる人は多いはずです。値上げ幅と装備量のバランスは、次のスコアでも点数にしてみました。
フィットの燃費は11組中10組で低下|減税は4WDだけ後退
改良の記事では触れられにくい燃費と税金も、購入判断には直接効きます。公式の数字で確かめました(ホンダ フィット 主要諸元表・ホンダ 旧モデル情報)。


WLTC燃費の差分|上がったのはRSの0.4km/Lだけ
| 現行タイプ | 現行(km/L) | 改良前(km/L) | 差 |
|---|---|---|---|
| e:HEV X(FF)← BASIC | 29.1 | 30.2 | −1.1 |
| e:HEV Z(FF)← HOME | 28.4 | 29.0 | −0.6 |
| e:HEV RS(FF) | 27.6 | 27.2 | +0.4 |
| e:HEV CROSSTAR(FF) | 27.0 | 27.1 | −0.1 |
| e:HEV X(4WD)← BASIC | 24.3 | 25.4 | −1.1 |
| e:HEV Z(4WD)← HOME | 24.2 | 25.3 | −1.1 |
| e:HEV CROSSTAR(4WD) | 23.3 | 24.2 | −0.9 |
| X(FF)← BASIC | 18.3 | 18.7 | −0.4 |
| Z(FF)← HOME | 18.1 | 18.5 | −0.4 |
| X・Z(4WD・ガソリン) | 16.0 | 16.6 | −0.6 |
向上したのはe:HEV RS(FF)の0.4km/Lだけで、そのほかは全部低下しています。最も大きな低下は1.1km/Lで、e:HEV XのFF(率にして3.6%)と、e:HEVの4WDのX・Zが並んで落ちた形です。装備の追加による重量増などが考えられますが、ホンダは理由を公表していません。燃費だけを見るなら、改良前のほうが良かったタイプが大半です。
エコカー減税の変化|4WDは後退、RSは免税へ
税の面では、もっと目立つ変化があります。ホンダ公式のエコカー減税ページによると、e:HEVの4WD(X・Z・CROSSTAR)は2030年度燃費基準の90%達成で、重量税は25%軽減です(ホンダ エコカー減税 フィット)。このうちCROSSTARの4WDは改良前も25%軽減で、変わっていません。後退したのは、改良前のe:HEV BASIC・HOME(いまのX・Z)の4WDで、50%軽減から25%軽減へ一段下がりました(ホンダ 旧モデル情報)。
減税が後退した理由は、燃費の低下です。国土交通省の概要では、2026年5月1日からの要件は、免税が2030年度燃費基準105%以上、50%軽減が95%以上です(国土交通省 エコカー減税の概要)。同じ制度の中で、4WDのX・Zは燃費が1.1km/L下がり、達成率が50%軽減の境目を下回って、90%達成の25%軽減の段になった形です。
逆に、e:HEV RSは75%軽減から、2030年度燃費基準105%達成の免税へ改善しました。新車時の重量税は、当サイトの試算で約5,600円から0円になります。282,700円の値上げに比べれば小さな額ですが、RSだけは、燃費も減税も性能が上がったタイプです。CROSSTAR(FF)は、100%達成の75%軽減のまま据え置かれました。
なお、改良前の減税区分は、ホンダ公式の旧モデル情報(2022年10月発表〜2026年6月終了モデル)のタイプ別データに基づきます(ホンダ 旧モデル情報)。
フィット改良度スコアはZが66点|5軸100点で採点
変更点を並べただけでは、良い改良だったのかは判断できません。そこで当サイトは5つの軸を決め、タイプごとに100点満点で採点しました。配点の基準を先に示します。


採点の基準|5軸を各20点で評価
- 装備の追加量(20点):公式リリースの変更点の数と内容
- デザインの刷新度(20点):外装・内装の意匠変更の大きさ
- 燃費・環境性能(20点):WLTCの差分と減税区分の変化
- 価格の据え置き度(20点):値上げが小さいほど高得点
- 選択肢の維持(20点):廃止されたタイプの有無
装備とデザインは変更点の数と内容、燃費は差分の実数から採点しました。価格の据え置き度は、読者にとっての損得を反映するため、値上げが小さいほど点が高くなる設計にしています。
結果|Z 66点、RS 62点、CROSSTAR 54点、X 48点
| タイプ | 合計 | 装備 | デザイン | 燃費 | 価格 | 選択肢 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Z | 66点 | 18 | 18 | 8 | 10 | 12 |
| RS | 62点 | 20 | 16 | 14 | 4 | 8 |
| CROSSTAR | 54点 | 12 | 8 | 10 | 16 | 8 |
| X | 48点 | 6 | 6 | 8 | 16 | 12 |
今回の改良でいちばん恩恵を受けたのはZ(66点)で、影響がもっとも小さかったのはX(48点)です。RSは装備で満点を取りながら、価格が4点と大きく落ちました。装備で満点のRSが、価格で4点まで沈む。ここが今回の改良の見どころです。
この採点の限界|公式の評価ではなく、当サイトの物差し
正直に書くと、この配点は当サイトが設定したもので、公式な評価基準ではありません。走りの質やデザインの好みといった主観まで点数にできているわけでもないのです。それでも基準を開示して採点すれば、「なんとなく良くなった」よりは判断の材料になります。自分にとって大切な軸だけを取り出して、比べ直してみてください。
フィットの改良は売れたのか|3か月連続で前年を上回った
採点はあくまで机上の評価です。市場の反応は、登録台数に出ます。

7月131.4%、8月122.2%、9月113.9%
日本自動車販売協会連合会の乗用車ブランド通称名別の集計では、フィットの登録台数は2026年7月が6,815台(前年比131.4%)、8月が3,548台(122.2%)、9月が4,723台(113.9%)でした(日本自動車販売協会連合会 ブランド通称名別ランキング)。1〜6月の累計は24,672台で前年比99.8%、2025年度は45,656台で77.9%と落ち込んでいたので、改良後の3か月連続プラスは、はっきりした反転です。ただ、伸び率は月を追うごとに小さくなっています。

改良したら、本当によく売れるようになったのかな?

台数の伸びは確かです。ただ、その理由まで言い切れる資料はありません。評価の中身を見てみましょう。
見た目の弱点を直したことが効いたのか
理由のヒントは、所有者の評価に出ています。価格.comのフィットのレビュー(266件・2026年9月9日時点)で、カテゴリ平均を大きく下回っていたのはエクステリアの3.84(平均4.32)だけ。燃費の4.21や乗り心地の4.16は平均を上回っていました(価格.com フィット レビュー・評価)。
つまり4代目フィットは、中身は評価されているのに、見た目で敬遠されていた車だったわけです。唯一の弱点をピンポイントで直したことが、反転の一因だったと読めます。ただし、売れ行きの理由を断定できる資料はありません。因果までは確かめられていない点は、お断りしておきます。
改良直後は値引きが渋くなりやすい
買い手にとっては、この反転が逆風にもなります。売れている局面で、販売店が本体値引きを積む理由はありません。当サイトが価格.comの購入者レポート117件を集計した値引きの中央値は15.0万円ですが、全件が改良前モデルの報告です。改良後のレポートは、まだ十分に集まっていません。値引きの全体像は新型フィットの値引き合格ラインは20万円!限界交渉術を可能にする乗り換えチェックシート付きにまとめました。
そこで効いてくるのが、下取りです。値引きが渋い局面ほど、売る側で総額を下げる余地が残ります。本体値引きより、愛車の売値を確かめるほうが現実的な局面です。実際の査定の様子は実際にMOTA車買取りで車売ってみた!160万円で買った新古車が156万円で売れた実話で紹介しています。
\ 値引きが渋い今は、売る側で差をつける /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式)
改良前のフィットを選ぶ価値はあるか|安さと燃費か、標準になった装備か
改良直後は、改良前モデルの在庫や登録済み未使用車が動きやすい時期でもあります。どちらを選ぶべきかを整理しましょう。


改良前のメリット|価格が安く、燃費も上だった
意外に思われるかもしれませんが、改良前のほうが価格は安く、燃費もRS以外の全タイプで上でした。e:HEV BASIC(FF)は30.2km/Lで、現行のe:HEV X(FF)の29.1km/Lを上回ります(ホンダ 旧モデル情報・ホンダ 主要諸元表)。e:HEV BASIC(FF)の価格は2,208,800円で、現行のe:HEV X(FF)より29,700円安い水準でした。
さらに改良前には、LUXEという上級タイプがあり、ガソリンのRSとCROSSTARも選べました。選択肢の幅は、改良前のほうが広かったのは事実です。デザイン変更を重視しないなら、改良前は検討する価値があります。
現行のメリット|標準になった装備
逆に、現行の強みは装備です。Z・RS・CROSSTARで標準になった運転席・助手席のシートヒーターと、UV+IRカットのフロントドアガラスは、メーカー装備としては後から付けられません。RSのワイヤレス充電器とステアリングヒーターも、メーカー装備としては同じです。ただ、改良前のHOMEにはシートヒーターのメーカーオプションがあったので、改良前の在庫車でも、オプションを付けた個体なら同じ装備の可能性があります。個体ごとの確認が必要です。安さと燃費なら改良前、装備と見た目なら現行、という切り分けになります。
改良前の在庫探しには期限がある
ただし、時間の制約があります。改良前モデルの生産は終わっていて、市場に残るのは在庫車と登録済み未使用車だけです。台数は日を追って減っていきます。条件に合う個体があるかは、ズバット車販売 で確かめるのが早いでしょう。新車の納期を待つ必要もなくなります。狙いのタイプが決まっているなら、探すのは早いほうが有利です。
次期型を待つ選択肢もあります。その場合は、新型フィットのフルモデルチェンジはいつ?公式発表ゼロの現状と、2028年以降を読む根拠【今買うか待つか】を先にご覧ください。
フィットの改良についてのよくある質問
- 新型フィットの改良はいつ実施されましたか
-
2026年7月9日に発表され、7月10日に発売されました。現行の4代目フィット(2020年2月発売)にとっては、2022年10月に続く2度目の大きな改良にあたります。
- フィットの改良で何が変わったのですか
-
最大の変更はタイプ構成です。BASICがX、HOMEがZに名称変更され、LUXEとガソリン版のRS・CROSSTARが廃止されました。ZはRSと同じバンパーデザインになり、シートヒーターとUV+IRカットガラスが標準装備になっています。
- フィットはどれくらい値上がりしましたか
-
タイプによって大きく違います。最小はe:HEV CROSSTAR(FF)の25,300円、最大はe:HEV RSの282,700円。量販タイプのZは94,600円、エントリーのXは29,700円の値上げです。
- フィットの燃費は良くなりましたか
-
多くのタイプで下がりました。e:HEV X(FF)は30.2km/Lから29.1km/Lへ1.1km/L低下しています。上がったのはe:HEV RS(FF)の0.4km/Lだけで、ホンダは低下の理由を公表していません。
- フィットのエコカー減税はどうなりましたか
-
e:HEV X・Z(旧BASIC・HOME)の4WDは50%軽減から25%軽減へ後退し、e:HEV RSは75%軽減から免税になりました。後退の理由は燃費の低下で、同じ制度の中で達成率が段の境目を下回った形です。CROSSTARの4WDは改良前も25%軽減でした。
- フィットのLUXEはなぜ廃止されたのですか
-
ホンダは理由を公表していません。公式リリースは「各タイプの特長や個性をより際立たせた4つのタイプバリエーション」と説明するにとどまっています。同時に、ガソリン版のRSとCROSSTARも設定がなくなりました。
- フィットの改良は成功したといえますか
-
登録台数で見れば、前年を上回る月が続いています。2026年7月は前年比131.4%、8月は122.2%、9月は113.9%でした。1〜6月が99.8%だったことを考えると反転といえますが、伸び率は小さくなっています。
- 改良前のフィットを買う価値はありますか
-
価格と燃費では、改良前が有利です。e:HEV BASIC(FF)は30.2km/Lで、現行のe:HEV X(FF)の29.1km/Lを上回り、価格も29,700円安い水準でした。ただしシートヒーターやUV+IRカットガラスはメーカー装備として後から付けられないので、装備を優先する人には現行が向いています。
まとめ|Zには良い改良、Xにはほぼ無風の改良
冒頭で、全タイプの差分と改良度スコアを示すと書きました。公式データを1項目ずつ突き合わせた結果を、3点に整理します。
持ち帰りポイント
改良度スコアはZ 66点、RS 62点、CROSSTAR 54点、X 48点で、恩恵が最も大きいのはZ。値上げ幅は25,300円〜282,700円と11倍の開きがあり、燃費は11組中10組で低下しました。e:HEV X・Zの4WDの減税は50%軽減から25%軽減へ後退し、RSは75%軽減から免税へ改善しています。
次の一歩
狙っているタイプの改良前の価格と現行価格を、上の表で見比べてください。その差額に見合う装備が自分に必要か、1分だけ考えてみるのがおすすめです。Zなら、答えは出やすいでしょう。
\ 新しいフィットの前に、愛車の価値を確かめる /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式)
前回(2025年)の一部改良は【2025年最新】ホンダ新型フィット クロスター一部改良を徹底解説!新色ボタニカルグリーン登場!価格・変更点・欠点を総まとめ、将来の見通しは新型フィットのフルモデルチェンジはいつ?公式発表ゼロの現状と、2028年以降を読む根拠【今買うか待つか】にまとめています。





