インプレッサの最新の改良は、2026年9月17日に発表された2.0Lガソリン「Smart Edition」への1本化です。変更は4点で、足されたのはナビの標準化と新色イグニッションレッドだけ、残りの多くはフルLEDヘッドランプやパワーシートといった上級装備をメーカーオプションに回す「引き算」でした。
価格はFWD 2,865,500円、AWD 3,135,000円。改良前のST Smart Editionより車両本体は安く見えます(本体どうしで、FWDは88,000円安・AWDは33,000円安)が、公式リリースが名指しした装備をオプション(UG)で付け直して改良前のST Smart Editionと同じ装備にそろえると、FWD・AWDとも改良前より88,000円高くなる計算です。中身と価格はスバルの2026年9月17日付ニュースリリース、オプション価格は公式セルフ見積りで確かめました。
この記事のポイント
- 変更は4点。足したのはナビと新色だけ
- 外された装備をUGで戻して改良前ST Smart Editionと同じ装備にすると、FWD・AWDとも改良前より88,000円高(本体どうしはFWD−88,000円・AWD−33,000円)
- オプションの組み合わせは、旧版の装備表で21通りから5通りへ
- 改良度スコアは、6代目の商品変更5回で初めて「向き」がマイナス
- e-BOXERは販売店の在庫対応のみ(公式)
- 次の改良に公式発表はなし。当サイトの予想は2027年夏〜秋
速報(11月4日更新)
- 2026年10月9日【確定】スバルの工場出荷時期目処で、インプレッサの2.0Lグレードは「2ヵ月程度」、e-BOXERグレードは「在庫対応のみとなります。」と案内されています(スバル公式 工場出荷時期目処のご案内)
- 2026年9月17日【確定】スバルがインプレッサの改良モデルを発表しました。グレードは2.0Lガソリンの「Smart Edition」のみ、ナビを全車標準にし、販売計画は月520台です(スバル ニュースリリース)
- 2026年7月9日【確定】e-BOXER搭載モデルの生産終了が、スバルの説明として報じられました。理由は「電動化の進展および環境規制の強化を踏まえ」たものとされています(くるまのニュース)。現在はスバル公式のe-BOXERモデルのページも、生産終了に伴い販売店での在庫対応のみと案内しています
この記事では、改良の中身を公式資料で整理し、価格差・公式PDFの版差分・改良度スコアで「今回の改良は得だったのか」を判断できるようにします。いまのところ、次の改良や特別仕様車に関するスバルの発表は出ていません。
公開日:2026年11月4日 / 最終更新日:2026年11月4日

インプレッサの改良|変更は4点、足したのはナビと新色だけ
9月17日の改良は、①ラインアップの1本化 ②ナビの全車標準化 ③上級装備のメーカーオプション化 ④新色イグニッションレッドの4点です。装備が増えたのはナビと新色だけで、残りは「標準から外して選べるようにした」変更でした。


公式リリースが書いた4点を、表で確認
スバルのニュースリリースに書かれた改良点を、項目ごとに並べました。オプションに回った装備は、FWDで12項目、AWDで9項目です。
| 区分 | 公式リリースの記述(要約) | FWD | AWD |
|---|---|---|---|
| ラインアップ | 2.0Lガソリンエンジンの「Smart Edition」を展開 | ○ | ○ |
| 標準装備化 | ナビゲーション機能を全車に標準装備 | 標準 | 標準 |
| オプション化(9項目) | フルLEDハイ&ロービームランプ、ステアリング連動ヘッドランプ、アレイ式アダプティブドライビングビーム、コーナリングランプ、運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート、運転席シートポジションメモリー、リバース連動ドアミラー、ドアミラーメモリー&オート格納機能、運転席シート自動後退機能 | オプション | オプション |
| オプション化(3項目) | LEDリヤフォグランプ、ステアリングヒーター、フロントシートヒーター | オプション | 標準 |
| ボディカラー | イグニッションレッドを新たに採用 | ○ | ○ |
リリースの注記には、これらの装備が2025年7月発表の特別仕様車「ST Smart Edition」では標準装備だったと書かれています。つまり新しいSmart Editionは、改良前のST Smart Editionから上級装備を外した形で始まっているわけです。
「セットで装備」の一文が選び方を決める
オプション化された装備は、単品では選べません。リリースの注記は「記載のメーカー装着オプションはセットで装備されます」で、公式のセルフ見積りにあるメーカーオプションの組み合わせも、FWDは3通り、AWDは2通りの計5通りです。
- FWD UA、AWD UE:オプションなし(素の状態)
- FWD UK:ライト系とパワーシート系、運転席シート自動後退のセット(121,000円)
- FWD UG:UKの内容に、リヤフォグとステアリング・シートヒーターを加えたセット(176,000円)
- AWD UG:UKと同じ内容。ヒーター類とリヤフォグは元から標準なので121,000円
オプションの価格はリリースにも公式グレードページにも載っていません。セルフ見積りの車両価格差(税抜110,000円と160,000円)に消費税10%を掛けて、当サイトで求めました(11月4日確認)。FWDで「ヒーターだけ欲しい」は通らず、176,000円のUGを選ぶしかない構成です。冬の通勤でステアリングヒーターを頼りにする方は、ここで予算が動きますよね。
同じ日の兄弟車は逆向き|クロストレックは足し算の改良
9月17日は、兄弟車のクロストレックも改良を発表した日です。スバル公式のクロストレック グレード一覧では、ラインアップはストロングハイブリッド(S:HEV)のPremium S:HEV(3,833,500円)とPremium S:HEV EX(4,053,500円)だけになりました。
同じ日に、インプレッサはガソリンだけ、クロストレックはS:HEVだけという正反対の整理が行われたことになります。入口価格の差は、2,865,500円と3,833,500円で968,000円(当サイト計算)です。300万円を切る価格帯を残す役目は、インプレッサが引き受けた形でしょう。

足し算は2つ、引き算は12個。珍しい改良ですね
同じ装備に戻すと88,000円高|値下げに見える数字の裏側
改良前のST Smart Editionと比べると、車両本体どうしではFWDで88,000円、AWDで33,000円下がりました。ところが、外された装備をUGで付け直して改良前のST Smart Editionと同じ装備にそろえると、改良前のST Smart Editionより、FWD・AWDともちょうど88,000円高くなります。入口価格で見ると、改良前の最安グレードSTより121,000円の上昇です。

改良前と改良後の価格差を1枚に
改良前の価格は2025年7月10日のリリースの価格表、改良後は2026年9月17日のリリースの価格表から引きました。改良前の価格は、いま新規に注文できる価格ではありません。
| 比較 | FWD | AWD |
|---|---|---|
| 改良前 ST(最安グレード) | 2,744,500円 | 3,014,000円 |
| 改良前 ST Smart Edition | 2,953,500円 | 3,168,000円 |
| 改良後 Smart Edition(オプションなし) | 2,865,500円 | 3,135,000円 |
| 改良後 Smart Edition+UG | 3,041,500円 | 3,256,000円 |
| 差:改良前ST Smart Edition→改良後(本体) | −88,000円 | −33,000円 |
| 差:改良前ST Smart Edition→改良後+UG | +88,000円 | +88,000円 |
| 差:改良前ST→改良後(入口価格) | +121,000円 | +121,000円 |
装備をそろえて比べると、改良前のST Smart EditionよりFWD・AWDとも88,000円の値上げになります。駆動方式で本体の値下げ幅が違うのに、同じ装備での値上げ幅が同額になるのは、FWDだけヒーター類がオプションに回った分(UG176,000円とUK121,000円の差で55,000円)が、本体の値下げ幅の差と一致するためです。
ただし、この88,000円は「装備がまったく同じ」という意味ではありません。リリースが名指しした装備を戻した数字です。改良前のST Smart Editionではナビゲーション機能がメーカー装着オプションでした(2026.04版の主要装備表で確認)ので、改良後はナビが標準になった分だけ装備が多く、改良前にナビを付けた場合の価格差はこの88,000円より小さくなる可能性があります。ナビのオプション価格は公式の旧価格表で確かめられていないため差額は計算せず、1円単位の損得というより目安として読んでください。
「値下げ」に見える理由は、比べる相手にあります
新価格の2,865,500円だけを見ると、改良前のST Smart Edition(FWD 2,953,500円)より安くなったように映りますよね。安くなったのは「上級装備を外した素の状態」で、改良前と同じ装備で買うなら値上げ、という点は価格表を2枚並べないと見えてきません。
逆に、フルLEDやパワーシートが要らない方にとっては、改良前のST Smart Editionより88,000円(FWD・本体どうし)安く買える道が生まれたともいえるでしょう。UKとUGのどちらを選ぶかは、この記事の次の見出し以降で、総額を並べて考えます。
改良前のSTから乗り換えると、121,000円で何が増えた?
改良前の最安グレードSTから見ると、入口は121,000円上がりました。その代わり、公式グレード一覧と主要装備表を突き合わせると、Smart Editionには改良前のSTに無かった装備が標準で付いています。
- ナビゲーション機能(改良前STはメーカー装着オプション)
- 6スピーカー(改良前STは4スピーカー)
- LEDフロントフォグランプ、アルミパッド付スポーツペダル
- 後席USB電源(Type-AとType-C)、LEDリヤゲートランプ
- 17インチアルミホイールのダークメタリック塗装(改良前STはシルバー塗装)
ナビを後付けしなくてよくなった点は、121,000円の値上げを実質的に埋める中身といえるでしょう。主要装備表では、運転席のシート高調整がレバー式リフターになっている点も、素の状態を選ぶ方は覚えておきたいところです。
赤を選ぶ人だけ、55,000円の追加が生まれた
ボディカラーは改良前も改良後も7色ですが、中身が1色入れ替わりました。改良前の価格表にあった無償色のピュアレッドが外れ、新色イグニッションレッド(55,000円高)が入ったため、赤系を選ぶ方だけ支払いが55,000円増えます。クリスタルホワイト・パールとシトロンイエロー・パールの33,000円高は、そのままです。
オプションと有料色をすべて載せた上限は、AWD+UG+イグニッションレッドで3,311,000円(当サイト計算)。赤を選ぶと、上限は55,000円分だけ上積みされるわけです。

値下げか値上げかは、比べる相手で変わります
公式PDF3冊の版差分|諸元表は3ページから2ページへ
スバル公式の諸元表・主要装備表・環境仕様書は、いずれも2026.04版から2026.09版に差し替わりました。旧版と新版を突き合わせると、オプションの組み合わせが21通りから5通りに減ったことなど、リリースに出てこない変化が見つかります。

諸元表|変わらなかった数字と、0.001だけ動いた変速比
諸元表(2026.09版)は2ページで、掲載はSmart Edition(3BA-GU6/3BA-GU7)だけです。旧版はe-BOXER(5AA-GUD/5AA-GUE)とSTI Performance Editionを含む3ページでした。
| 項目(ガソリン車) | 2026.04版 | 2026.09版 |
|---|---|---|
| WLTCモード(FWD/AWD) | 14.0/13.6km/L | 14.0/13.6km/L |
| 車両重量(FWD/AWD) | 1390/1440kg | 1390/1440kg |
| 最高出力・最大トルク | 113kW(154PS)・193N・m | 113kW(154PS)・193N・m |
| 変速比(無段) | 4.065〜0.502 | 4.066〜0.503 |
| 変速比(後退) | 4.378 | 4.379 |
| 3面図の掲載車 | ST-H(全高1515mm) | Smart Edition(全高1480mm) |
燃費・重量・出力は1つも変わっていません。走りに関わる数字で動いたのは、変速比の小数第3位だけでした。スバルはこの表記変更の理由を説明していないため、当サイトでは性能差と結び付けません。
「21通りから5通りへ」本革シートとサンルーフが消えた
旧(2026.04)版の主要装備表にあるメーカーオプションのコードを数えると、STが5通り、ST Smart Editionが2通り、ST Black Selectionが1通り、ST Style Editionが1通り、ST-Gが5通り、ST-Hが5通り、ST-H Style Editionが2通りで、計21通りありました。新版は5通りです。
消えたものもあります。旧版でST-Hにだけ用意されていた本革シートと電動チルト&スライド式サンルーフは、新版の表から項目ごと無くなりました。選択肢の数だけで見れば、6代目でもっともシンプルな構成です。主要装備表のページ数も、STI Performance Editionを含む6ページから4ページに減っています。
環境仕様書の「燃費基準」欄が空欄になった
環境仕様書の旧版には、e-BOXER車に「2030年度燃費基準70%達成[AWDは65%達成]」と「平成30年基準50%低減」の表記がありました。新版はSmart Editionだけの1列で、燃費基準達成レベルと低排出ガス車認定レベルの欄は、どちらも空欄です。
ガソリン車のCO2排出量(WLTCで166/171g/km)とリサイクル料金(11,130円)は、旧版と同じでした。空欄の意味はスバルが説明しておらず、税の扱いへの影響も公式には示されていません。重量税などの金額は、見積書の記載で確かめるのが確実です。

PDFの版日付は、改良の確かな証拠になります
改良度スコア|商品変更5回で、今回だけが「向き」マイナス
改良度スコアは、公式リリースと価格表に書かれた変更を「足し算」と「引き算」に分けて数えた、当サイト独自の指標です。2026年9月の改良はFWDで16点と6代目の商品変更で最大になり、一方で向き(足し算−引き算)は−12と、唯一マイナスになりました。

採点ルール|誰が数えても同じ点になる
- 足し算:リリースに「標準装備化」「新設定」「新採用」「機能追加」と書かれた装備・機能・特別仕様車を1件1点
- 引き算:「オプション化」と書かれた装備を1件1点、価格表の色欄から消えた色を1色1点、ラインアップの見直しを1点
- 改良度スコア=足し算+引き算(変化の大きさ)
- 向き=足し算−引き算(買い手から見た増減)
装備の重みは考えず、件数だけを数えます。数え方を開示しているので、同じリリースを読めば誰でも同じ点数にたどり着けるはずです。ただし「1件の重さ」は反映されないため、規模を比べる物差しとして使ってください。
5回のスコア表|FWDは16点、向きは−12
| 発表日 | 内容の柱 | 足し算 | 引き算 | 改良度スコア | 向き |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年9月13日 | ディスプレイ操作性・リモートエアコン等・質感5点・新色・ST Smart Edition設定 | 10 | 0 | 10 | +10 |
| 2025年3月13日 | 特別仕様車ST Black Selection設定 | 1 | 0 | 1 | +1 |
| 2025年7月10日 | 安全装備3点の全車標準・異常時対応の強化4点・新色・Style Edition 2種/色3つが外れる | 10 | 3 | 13 | +7 |
| 2026年1月9日 | 特別仕様車STI Performance Edition(STとST-Hがベース) | 2 | 0 | 2 | +2 |
| 2026年9月17日(FWD) | ナビ標準・新色/オプション化12・ピュアレッド・ラインアップ見直し | 2 | 14 | 16 | −12 |
| 2026年9月17日(AWD) | 同上(オプション化は9) | 2 | 11 | 13 | −9 |
数えた根拠は、2024年9月13日の一部改良リリース、2025年3月13日、2025年7月10日、2026年1月9日の各リリースと、2026年9月17日のリリースです。2025年7月の「色3つ」は、2024年9月の価格表にあった色のうち3色が、2025年7月の価格表から外れたことを数えています。
FWDの16点は6代目の商品変更で最大、向きがマイナスになったのも初めてです。
マイナスの改良は「改悪」なのか、点数の読み方
向きが−12だからといって、すべての方に悪い改良とは限りません。引き算のほとんどは「廃止」ではなく「オプション化」で、UGを付ければ改良前と同じ装備に戻せます。上級装備が要らない方には「外せるようになった」改良、要る方には「改良前のST Smart Editionより88,000円の値上げ」。点数は同じでも、読む人によって意味が反対になるわけです。
正直なところ、筆者は「選べるようにした」より「選ぶ手間が増えた」の色合いが強い改良だと感じています。とくにFWDでヒーター類まで外れたのは、冬の通勤で使う方には痛いところでしょう。点数よりも、自分に要る装備かどうかで判断したいです。

点数は目安、要る装備かどうかが本題です
受注終了の3日後に発表|インプレッサ改良の年表と販売計画
6代目インプレッサは2023年4月20日に価格が発表され、2024年9月・2025年7月・2026年9月と、ほぼ年1回のペースで改良を重ねてきました。改良前モデルの注文の締め切りが販売店に案内され、その3日後に改良モデルが発表された、というのが今回の流れです。

2023年4月から2026年10月まで、全9件の年表
| 時期 | 出来事 | 出所 |
|---|---|---|
| 2023年4月20日 | 6代目(GU型)の価格を発表 | スバル公式 |
| 2024年9月13日 | 一部改良・特別仕様車ST Smart Edition設定(販売計画1,000台/月) | スバル公式 |
| 2025年3月13日 | 特別仕様車ST Black Selection設定 | スバル公式 |
| 2025年7月10日 | 改良・安全装備3点を全車標準・Style Edition 2種(販売計画950台/月) | スバル公式 |
| 2026年1月9日 | 特別仕様車STI Performance Edition発表 | スバル公式 |
| 2026年7月9日 | e-BOXER搭載モデルの生産終了が報じられる(現在は公式ページも在庫対応のみと案内) | くるまのニュース、スバル公式 |
| 2026年9月14日 | 改良前モデルの新規注文の締め切り(販売店への案内として報道) | Motor Fan |
| 2026年9月17日 | 改良モデル発表・Smart Edition 1グレードに集約(販売計画520台/月) | スバル公式 |
| 2026年10月9日 | 工場出荷目処:2.0Lグレード「2ヵ月程度」、e-BOXER「在庫対応のみ」 | スバル公式 |
6代目の価格発表は、スバルのニュースリリースで2023年4月20日と確かめられます。年表を並べると、本格的な改良は2024年9月・2025年7月・2026年9月の10〜14か月おきに来ている形です。
「9月14日」は、改良前モデルの締め切りだった
Motor Fan(2026年9月27日)は、2026年7月にスバルの販売店からクロストレックとインプレッサの現行モデルについて、9月14日が新規注文の締め切りだと事前に案内が出ていたと伝えています。「インプレッサが終わるのか」と受け取った方もいたはずですが、実際には3日後に改良モデルが発表され、終わったのは改良前のグレード構成とe-BOXERでした。
e-BOXERの終了について、くるまのニュース(2026年7月9日)はスバルの説明として「電動化の進展および環境規制の強化を踏まえ」たポートフォリオの見直しと伝えています。締め切りと発表の間が3日しかなかった理由は、スバルから説明されていません。
販売計画は1,000→950→520台、約45%の縮小
リリースに書かれた月間の販売計画は、2024年9月が1,000台、改良前の2025年7月が950台、今回が520台です。改良前の950台から430台減り、減少率は約45%(当サイト計算)。e-BOXERとST系の特別仕様車がまとめて外れた分、計画も絞られた形といえます。改良の間隔は、10か月から14か月へ延びました。

「受注終了」の見出しだけで判断するのは早計でした
e-BOXERの在庫車は買いか|公式の言葉と確かめる4点
e-BOXER車は生産を終え、すでに新規の注文はできない状態です。スバル公式は「在庫対応のみ」としており、在庫車の価格は公式ページに載っていません。燃費はガソリン車より良い一方、色やオプションは選べないので、条件が合う方だけの選択肢になります。


公式の言葉は「在庫対応のみ」、価格は載っていない
スバル公式のe-BOXERモデルのページは、2.0Lエンジン車(e-BOXER)について生産終了に伴い販売店での在庫対応のみ、という案内です。公式の工場出荷時期目処(10月9日時点の行)も、e-BOXERグレードは「在庫対応のみとなります。」で、2.0Lグレードは「2ヵ月程度」です。
同じページに在庫車の販売価格はありません。新車で手に入るe-BOXERは、販売店に残っている在庫だけで、価格は販売店ごとの提示になるでしょう。注文から納車までの段取りは、公式の工場出荷時期目処で確かめてください。当サイトの納期記事「2024年12月最新|現在の新型インプレッサの納期は2~3ヶ月!Twitterやブログの口コミ情報まとめ/裏技購入方法まで紹介!」は2024年12月時点の内容なので、最新の目処は公式の値を基準にするのが確実です。
改良前の希望小売価格とWLTC、在庫車を見る物差し
在庫車の値札を判断する基準として、改良前(2025年7月10日の価格表)のメーカー希望小売価格と、旧版諸元表のWLTCを並べます。いずれも「改良前」の値で、在庫車の販売価格ではありません。
| e-BOXER(改良前) | FWD | AWD |
|---|---|---|
| ST-G 改良前価格 | 2,959,000円 | 3,179,000円 |
| ST-H 改良前価格 | 3,157,000円 | 3,371,500円 |
| ST-H Style Edition 改良前価格 | 3,300,000円 | 3,514,500円 |
| WLTCモード(e-BOXER) | 16.6km/L | 16.0km/L |
| 参考:改良後Smart Edition(ガソリン) | 2,865,500円・14.0km/L | 3,135,000円・13.6km/L |
WLTCではe-BOXERがガソリン車よりFWDで2.6km/L、AWDで2.4km/L良い計算です。一方でST-G(FWD)の改良前価格は、改良後のSmart Edition(FWD)より93,500円高い水準でした。在庫車の提示額が改良前価格からどれだけ下がっているかが、比較の出発点になります。
在庫車を選ぶ前に、販売店で確かめる4つ
- ボディカラーとオプション(在庫車は選べないため、現物の装備を確認)
- 新車として扱われるか、登録済みか(登録済みなら初度登録の時期を確認)
- 見積書の税・諸費用(e-BOXERは旧版の環境仕様書で燃費基準70%、AWDは65%。軽減の入口は80%以上とされる国土交通省の令和8年度税制改正の大綱の線に届かないため、金額は見積書で確認)
- 値引き後の総額を、改良後Smart Editionの見積もりと同じ条件で比べる
燃費の良さと即納を取るか、色と装備を選べる改良後モデルを取るか。在庫車は、条件が自分の希望と一致した1台があれば買い、というのが当サイトの見方です。改良後モデルの総額は、公式セルフ見積りで同じ条件にそろえて並べると判断しやすくなります。

在庫は一期一会、条件が合えば検討の価値ありです
インプレッサの次の改良はいつ?|【確定】【予想】で仕分け
次の改良について、スバルの公式発表はありません。承認できる媒体での具体的な報道も見つかっていないため、【噂】は立てず、ここからは過去の改良間隔をもとにした当サイトの予想として読んでください。次期型(フルモデルチェンジ)の見通しは、この記事では扱いません。
【確定】は2行だけ、次の改良は発表ゼロ
スバルのニュースリリースでは、インプレッサの直近の発表は2026年9月17日の改良モデルまでとなっています。次の改良や特別仕様車について、公式に示された日付や内容は1つもないのが現状です。大手メディアの改良報道(ベストカーWeb、レスポンス、カー・アンド・ドライバー)も、確かめた限りでは9月の改良内容を伝えるところまでで、次の改良には触れていません。
| 項目 | 内容 | レーン | 出所 |
|---|---|---|---|
| 直近の改良 | 2026年9月17日発表・Smart Edition 1本化 | 【確定】 | スバル公式リリース |
| e-BOXER | 生産終了・販売店の在庫対応のみ | 【確定】 | スバル公式(e-BOXERモデルのページ) |
| 次の改良の時期 | 2027年夏〜秋が本命 | 【予想】◎ | 当サイト(改良間隔10〜14か月から) |
| 次の改良の中身 | 外した装備を標準に戻した仕様の追加 | 【予想】◎ | 当サイト(2024年9月の前例から) |
【予想】本命◎は2027年夏〜秋の特別仕様車
【予想】当サイトの本命◎は、2027年夏〜秋に、今回オプションに回した装備を標準にした特別仕様車か小改良が加わる展開です。根拠は2つあります。ひとつは、6代目の改良が2024年9月から2025年7月(約10か月)、2026年9月(約14か月)と10〜14か月おきに来ていること。もうひとつは、2024年9月に装着率の高かった装備の標準化と同時に、上級装備をまとめた特別仕様車ST Smart Editionが設定された前例があることです。
| 区分 | 予想の内容 | 根拠 | 外れるとき |
|---|---|---|---|
| ◎本命 | 2027年夏〜秋に、外した装備を標準に戻した特別仕様車か小改良 | 改良間隔10〜14か月、2024年9月の前例 | 年次改良を見送ってフルモデルチェンジの準備に入る |
| ○対抗 | 改良の間隔がさらに延びて、次は2028年にずれ込む | 販売計画が520台に縮小、間隔が10か月から14か月へ延びた流れ | スバルが販売の立て直しを急ぐ |
| ▲大穴 | 電動化したパワートレインが改良の途中で戻る | e-BOXER終了の理由が「電動化の進展」とされたこと | 電動化はフルモデルチェンジまで持ち越される可能性が高い |
◎が当たるかどうかは、販売計画が520台に絞られた事情にも左右されるでしょう。
今買うか待つか|条件別の判断の目安
| あなたの条件 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| ナビ込みの素の状態で足りる | 今買う | 改良前のST Smart Editionより、車両本体が安く買える |
| フルLEDやパワーシートが要る | 今買う(UGを付ける) | 待っても標準に戻る保証はなく、予想は2027年夏〜秋 |
| 冬の通勤でヒーターが必須(FWD志向) | 費用を比べてから | FWD+UGは3,041,500円、AWD+UGは3,256,000円で、差は214,500円 |
| 燃費と即納を取りたい | 在庫のe-BOXERを探す | 一期一会で、色と装備は在庫次第 |
| 装備が標準に戻るまで待てる | 待つ価値はあるが、確定ではない | 公式発表はまだなく、当サイトの予想にとどまる |
待つ根拠が予想しかない以上、仕様を決めて交渉するほうが現実的だと考えています。

次を待つより、仕様を決めて交渉した方が早いかも
改良後モデルを買うなら|今やっておく準備2つ
次の改良を待つ材料が予想しかない以上、いまの仕様で買うなら準備は2つに絞れます。仕様(UGの要否)を先に決めることと、いま乗っている車の売値を先に知っておくことです。

準備1|UGを付けるかを、先に決める
UG(FWD 176,000円/AWD 121,000円)を付けるかどうかで、見積もりが最大176,000円動く計算です。値引き交渉の前に仕様を固めておくと、話が早くなります。値引き交渉の考え方と新古車・中古車の選び方は、当サイトの値引きの記事「新型インプレッサ【限界値引き相場の口コミ/値引きは渋い?】安く買う方法と新古車・中古車の選び方!」で読めるはずです。
準備2|愛車の売値を、先に知っておく
改良前のST Smart Editionと同じ装備にそろえたときの88,000円の値上げ分は、下取りの差額で取り返せることもあります。販売店の下取り額だけで決めないために、MOTA買取りを利用したガチのレビュー で、実際にいくらの査定額が出たかを見ておくと、商談で基準が持てるはずです。
\ 乗り換え前に、今の愛車の値段を確認 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式・2026年11月4日確認)

売値を知ってから、見積もりの話を始めましょう
よくある質問
- インプレッサの最新の改良はいつですか?
-
2026年9月17日に改良モデルが発表されました。グレードを2.0Lガソリンの「Smart Edition」1つにまとめ、ナビゲーション機能を全車標準にしています。
- インプレッサの改良で価格は上がりましたか?
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改良前のST Smart Editionと同じ装備にそろえる(UGを付ける)と、改良前よりFWD・AWDとも88,000円の値上げです。車両本体どうしで比べると、改良前のST Smart EditionよりFWDで88,000円、AWDで33,000円下がっています。
- インプレッサ Smart Editionのメーカーオプションはいくらですか?
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公式セルフ見積りから計算すると、FWDはUKが121,000円、UGが176,000円です。AWDはUGが121,000円で、装備はセットでしか選べません。
- インプレッサの改良でエンジンや燃費は変わりましたか?
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変わっていません。FB20型2.0Lの113kW(154PS)・193N・mと、WLTCの14.0km/L(FWD)・13.6km/L(AWD)は、改良前のガソリン車と同じです。諸元表で動いたのは、変速比の小数第3位だけでした。
- インプレッサのe-BOXERは、まだ買えますか?
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新規の注文はできず、販売店に残る在庫車だけが対象です。スバル公式は在庫対応のみとしており、在庫車の価格は公式ページに載っていません。
- インプレッサの改良前のST Smart Editionとの違いは何ですか?
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フルLEDヘッドランプやパワーシートなど9項目(FWDはヒーター類などを含む12項目)が標準からオプションに移り、ナビが全車標準になりました。UGオプションを付けると、公式リリースが挙げた装備は改良前と同じになります。
- インプレッサの次の改良はいつですか?
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スバルの公式発表はまだない状況です。過去の改良が10〜14か月おきだったことから、当サイトは2027年夏〜秋を本命と予想していますが、確定した情報ではありません。
まとめ|インプレッサの改良は「外して選ばせる」引き算でした
冒頭で、今回の改良は得だったのかを判断できるようにすると書きました。答えは、上級装備が要らないなら改良前のST Smart Editionより車両本体でFWDは88,000円安く、要るなら同じ装備にそろえて改良前より88,000円高い、です。改良度スコアはFWDで16点と6代目最大でしたが、向きは初めてマイナスになりました。
調べていて印象に残ったのは、走りの数字が1つも動いていない点です。変わったのは、何を標準にして何をお金で選ばせるかという売り方でした。次の改良の公式発表はまだなく、予想の域を出ません。
持ち帰りポイント
改良前と同装備なら88,000円高。燃費と走りの数字は不変。e-BOXERは在庫車だけ。次の改良は2027年夏〜秋が当サイトの予想です。
次の一歩
公式セルフ見積りで、UA(素)とUGの2通りの総額を出して並べましょう。差額が、自分にとって払う価値のある装備かどうかが、いちばん確かな物差しです。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式・2026年11月4日確認)
同じ日に改良された兄弟車の値引きは、「新型クロストレック【限界 値引き相場の口コミ】安く買う方法と新古車・中古車の選び方!」で読めます。
参考URL一覧
- スバル ニュースリリース「インプレッサ改良モデルを発表」(2026年9月17日)
- スバル インプレッサ 主要装備表(2026.09版・PDF)
- スバル インプレッサ 諸元表(2026.09版・PDF)
- スバル インプレッサ 環境仕様書(2026.09版・PDF)
- スバル 公式セルフ見積り(インプレッサ)
- スバル インプレッサ グレード一覧
- スバル インプレッサ e-BOXERモデル(生産終了・在庫対応)
- スバル 工場出荷時期目処のご案内
- スバル クロストレック グレード一覧
- スバル ニュースリリース「インプレッサを一部改良」(2024年9月13日)
- スバル ニュースリリース「インプレッサ特別仕様車「ST Black Selection」を発表」(2025年3月13日)
- スバル ニュースリリース「インプレッサ改良モデルを発表」(2025年7月10日)
- スバル ニュースリリース「インプレッサ特別仕様車「STI Performance Edition」を発表」(2026年1月9日)
- スバル ニュースリリース「新型「インプレッサ」の価格を発表」(2023年4月20日)
- 国土交通省 令和8年度税制改正の大綱(抜粋)
- ベストカーWeb インプレッサとクロストレックを一部改良(2026年9月17日)
- くるまのニュース スバル「インプレッサ」マイルドHV生産終了(2026年7月9日)
- Motor Fan クロストレック改良モデルの記事(2026年9月27日)
- レスポンス スバル「インプレッサ」改良、2.0Lガソリン搭載「Smart Edition」に集約(2026年9月17日)
- カー・アンド・ドライバー インプレッサ改良モデルの記事
- スバル公式・インプレッサ





