メルセデス・ベンツ新型GLAクラスのフルモデルチェンジは、2025年10月に発表が予定されています。最大の注目点は、EVモデル「EQA」を統合し、新開発の共通プラットフォームを採用することです。
新型GLA最重要チェックポイント
メルセデス・ベンツのコンパクトSUVセグメントを牽引するGLAクラスが、約7年ぶりのフルモデルチェンジを目前に控えています。2020年に登場した2代目(現行モデル)は、SUVらしい力強いデザインとユーティリティで人気を博しましたが、次期モデルはブランドの電動化戦略を色濃く反映した、まさに「新世代」と呼ぶにふさわしい大幅な進化を遂げる見込みです。
- 2025年10月にフルモデルチェンジ発表予定
- EVモデル「EQA」をラインナップに統合
- 内燃機関とEVに対応する新プラットフォーム採用
- 新開発1.5Lガソリンハイブリッドエンジン搭載
- 助手席まで広がる大型ディスプレイをオプション設定
- 最新世代のAI搭載MBUXインフォテインメント
- 価格は現行より上昇し620万円からと予想
メルセデス・ベンツ新型GLAクラス フルモデルチェンジの全貌
パワートレインは新開発の1.5Lガソリンハイブリッドと高性能EVをラインナップ。内外装デザインも刷新され、助手席まで広がる「MBUXスーパースクリーン」など先進技術が多数搭載される見込みです。

新型GLA【2025年10月発表か?】気になる発売日の最新情報
最も注目される発売日について、複数の情報筋が2025年10月の発表を予定していると報じています。メルセデス・ベンツは通常、約7〜8年のサイクルでフルモデルチェンジを実施しており、2020年に登場した現行モデルのサイクルを考えると、2025年後半から2026年にかけての刷新は極めて現実的なスケジュールです。

ブランドの屋台骨を支える主力コンパクトSUVとして、次世代技術を投入し、再び市場での存在感を高める狙いがあると考えられます。ただし、これはあくまで2025年7月現在の予測であり、半導体供給の状況や世界経済の動向によってはスケジュールが変更される可能性も念頭に置いておく必要があります。
新型GLA【激変する内外装】エクステリアデザインの刷新
次期新型GLAクラスのエクステリアは、メルセデス・ベンツの最新デザイン言語「Sensual Purity(官能的純粋)」をさらに進化させたものになると予想されています。フロントデザインでは、よりシャープで先進的なヘッドライトと、力強さを増したフロントバンパーが確認できます。

現行モデルが2023年のマイナーチェンジでSUVらしさを強調した新デザインのバンパーを採用した流れを汲みつつ、さらに洗練された表情へと進化するようです。グリルデザインも刷新され、ブランドの象徴であるスリーポインテッド・スターがより際立つデザインになるでしょう。
リアセクションは、引き締められたベルトラインと先進的なLEDテールランプが特徴となり、スポーティかつモダンな印象を強化します。現行モデルの持つ都会的で柔らかなシルエットを踏襲しつつ、よりダイナミックなフォルムが与えられると見られています。
新型GLA【MBUXスーパースクリーン搭載か】インテリア・装備の質感向上
インテリアの進化は、今回のフルモデルチェンジにおける最大のハイライトの一つです。最も注目すべきは、上級モデルに採用されている「MBUXスーパースクリーン」がオプション設定されるという情報です。これは、メーターパネルからセンターディスプレイ、さらに助手席前のディスプレイまでを一枚のガラスパネルで覆った巨大なスクリーンです。

圧倒的な先進性と未来感を演出し、標準仕様でも10.25インチのデジタルメーターと14インチのインフォテインメントディスプレイが装備されると予想されており、現行モデルから大幅なアップグレードとなります。
インフォテインメントシステムには、対話型AIであるChatGPTやMicrosoft Bing、Google Geminiを統合した新世代のMBUXが搭載される見込みです。これにより、「ハイ、メルセデス」で起動するボイスコントロールは、より自然な会話で車両の様々な機能を操作できるようになり、利便性が飛躍的に向上します。
新型GLA【サイズ拡大】ボディサイズとプラットフォーム
次期新型GLAは、内燃機関(ICE)モデルと電気自動車(EV)モデルの両方に対応する新開発のプラットフォーム「MMA(Mercedes-Benz Modular Architecture)」をベースに開発されると見られています。これにより、ボディサイズは現行モデルから一回り大きくなる予想です。
スペック | 新型GLAクラス (予想) | 現行GLAクラス | 差分 |
---|---|---|---|
全長 | 4,480mm | 4,415mm | +65mm |
全幅 | 1,835mm | 1,835mm | ±0mm |
全高 | 1,480mm | 1,620mm | -140mm |
ホイールベース | 2,780mm | 2,730mm | +50mm |
全長とホイールベースが拡大されることで、室内空間、特に後席の足元スペースにさらなるゆとりが生まれます。一方で全高は低く抑えられ、よりスタイリッシュでスポーティなクロスオーバースタイルを強調するデザインになる可能性があります。
新型GLA【ついにEQA統合】パワートレインと燃費性能
パワートレインは、今回のフルモデルチェンジで最も大きな変革を遂げる部分です。内燃機関モデルでは、現行の1.4Lターボエンジン(GLA 180)に代わり、新開発の1.5Lミラーサイクルガソリンターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたユニットが主力になると予想されています。
モーター(27ps)がエンジンをアシストし、8速DCTと組み合わされることで、現行の2.0Lディーゼルエンジン(16.5km/L)に匹敵する燃費性能(予想16.5km/L)と高い走行性能を両立させるとのことです。
最大のトピックは、これまで独立したモデルだった電気自動車「EQA」をGLAクラスのラインナップに統合することです。これにより、顧客は同じGLAという車名のもとで、ガソリンハイブリッドか100%電気自動車かを選択できるようになります。
グレード (予想) | パワートレイン | 最高出力/最大トルク | 駆動方式 | 航続距離 (WLTP) |
---|---|---|---|---|
GLA250+ with EQ Technology | リアモーター | 268ps / 34.2kgm | RWD | 750km |
GLA 350 4Matic with EQ Technology | ツインモーター | 349ps / 52.5kgm | AWD | 730km |
注目すべきは、新開発の電気自動車用2速トランスミッションの採用です。市街地用の1速と高速域用の2速を使い分けることで、あらゆる速度域で効率的な走行を実現します。

新型GLA【値上げは必至か】予想される価格帯
これだけの大幅な進化を遂げるとなると、価格の上昇は避けられないでしょう。情報サイトでは、次期新型GLAクラスのスタート価格は620万円程度からになると予想されています。これは現行のエントリーモデル「GLA 180」から約20万円のアップとなります。
グレード | 現行価格 |
---|---|
GLA 180 | 6,030,000円 |
GLA 200 d 4MATIC | 6,570,000円 |
AMG GLA 35 4MATIC | 8,970,000円 |
新開発パワートレインの採用や、標準装備の充実化を考慮すれば、妥当な価格設定と言えるかもしれません。新たに設定されるEVモデルは、さらに高価な価格帯になることが確実です。
【Sクラス同等】安全性能・運転支援機能(ADAS)
安全性能においても、メルセデス・ベンツは妥協しません。新型GLAクラスには、フラッグシップモデルであるSクラスと同等レベルの最新安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」が搭載される見込みです。
先行車との車間距離維持やステアリングアシスト機能はさらに精度を高め、対応可能な状況が拡大されます。また、ウインカー操作だけで安全確認と車線変更を自動で行う「アクティブレーンチェンジングアシスト」や、ドライバーの異常を検知した場合に緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」といった高度な機能も採用されるでしょう。

新型GLA 現行モデルとの比較と「どっちを買うべきか?」
フルモデルチェンジの噂を聞くと、「新型を待つべきか、それとも現行モデルを買うべきか」と悩むのは当然のことです。ここでは両者のメリット・デメリットを比較し、購入タイミングを考察します。
新型GLAクラスを選ぶメリット・デメリット
新型GLAクラスは最新のデザインと技術を搭載し、EVの選択肢も得られますが、価格上昇と初期ロットのリスクも存在します。最先端技術を求める方には魅力的な選択肢となるでしょう。一方で納車までの期間や予期せぬ不具合への懸念も考慮が必要です。
- 最新のデザイン: 刷新された内外装デザインは所有満足度を大いに高める
- 最先端の技術: MBUXスーパースクリーンや新世代パワートレインなど最新技術の恩恵
- EVの選択肢: EQA統合により本格的な長距離走行が可能なEVモデルを選択可能
- 高いリセールバリュー: モデルライフ初期の車両は高いリセールバリューが期待
デメリット: 価格上昇、初期ロットの不具合リスク、納車期間の長期化が懸念される
現行GLAクラス(2代目)を選ぶメリット・デメリット
現行GLAクラスは熟成された信頼性と価格的な魅力が大きなメリットです。2023年にマイナーチェンジを受けたばかりで完成度が高く、値引きや好条件のキャンペーンも期待できます。実績のあるパワートレインと即納の可能性も魅力的です。

- 熟成された信頼性: 2023年マイナーチェンジ後でモデルとしての完成度が非常に高い
- 価格的な魅力: モデル末期の値引きや好条件のキャンペーンが期待可能
- 実績のあるパワートレイン: 評価の高い2.0Lクリーンディーゼルエンジン搭載
- 即納の可能性: 在庫車があれば比較的短期間で納車される可能性
結論: 最新技術重視なら新型を、信頼性とコスパ重視なら現行モデルがおすすめ

新型GLA ライバル車との徹底比較

新型GLAクラスが登場するプレミアムコンパクトSUV市場は、強力なライバルがひしめく激戦区です。ここでは主要なライバルと比較してみましょう。
主要ライバル車の特徴と強み
プレミアムコンパクトSUV市場では、BMW X1、アウディ Q3、レクサス UXがGLAの主要なライバルとなります。それぞれが独自の魅力と強みを持ち、激しい競争を繰り広げています。BMW X1はスポーティな走行性能、アウディ Q3は洗練されたデザイン、レクサス UXは高い品質と信頼性で差別化を図っています。
車種 | 特徴 | 強み |
---|---|---|
メルセデス・ベンツ 新型GLA | 先進性、快適性、ブランド力 | MBUXスーパースクリーン、EV航続距離、Sクラス譲りの安全装備 |
BMW X1 | スポーティ、走行性能 | ドライビングの楽しさ、FRベースの運動性能(一部モデル) |
アウディ Q3 | デザイン、テクノロジー、安定性 | 洗練された内外装、バーチャルコックピット、クワトロシステム |
レクサス UX | 品質、静粛性、経済性 | 高い信頼性、ハイブリッドの燃費、手厚いディーラーサービス |
BMWの最小SUVであるX1は、GLAの最大のライバルです。スポーティな走行性能「駆けぬける歓び」を信条とし、ドライバーズカーとしての性格が強いのが特徴。現行モデルではEV版の「iX1」もラインナップしており、電動化においてもGLAと真っ向から競合します。
アウディ Q3もまた、強力なライバルの一台です。洗練された内外装デザインと、クワトロ(4WD)システムがもたらす安定した走行性能が魅力。バーチャルコックピットに代表される先進的なデジタル装備も得意としています。
まとめ 新型GLAフルモデルチェンジ最新情報

この記事のまとめ
メルセデス・ベンツ新型GLAクラスは2025年10月に約7年ぶりのフルモデルチェンジが予定されています。
- 最大の変革点は、これまで独立していたEVモデル「EQA」をGLAラインナップに統合し、ガソリンハイブリッドとEVを同一車名で選択可能にすることです。
- パワートレインは新開発の1.5Lミラーサイクルガソリンハイブリッド(27psモーターアシスト付き)を採用し、EVモデルでは最大750kmの航続距離を実現。インテリアでは助手席まで広がる「MBUXスーパースクリーン」をオプション設定し、対話型AI搭載の新世代MBUXで利便性が飛躍的に向上します。
- ボディサイズは新プラットフォーム「MMA」により拡大され、特に後席空間にゆとりが生まれます。
- 価格は現行より約20万円アップの620万円からと予想され、フラッグシップSクラス同等の安全装備も搭載。
BMW X1、アウディQ3との激戦が予想される中、最新技術重視なら新型を、信頼性とコスパ重視なら熟成度の高い現行モデルがおすすめです。
ベンツ新型GLAフルモデルチェンジに関するよくある質問(FAQ)
参考サイト
- メルセデス・ベンツ日本 GLA: https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/gla/overview.html
- Mercedes-Benz USA GLA: https://www.mbusa.com/en/vehicles/class/gla/suv
- Mercedes-Benz Media: https://media.mercedes-benz.com/