ダイハツ「ロッキースペース」は、現行のコンパクトSUV「ロッキー」をベースに開発が噂される3列シート7人乗りの新型モデルです。全長を約400mm延長し、広い室内空間を実現するとみられています。発売時期は2027年6月頃と予想されていますが、公式発表はなく、近年の認証不正問題の影響で計画が変更される可能性も指摘されています。
ダイハツ新型ロッキースペース チェックしておきたい最重要ポイント
多忙な方のために、現在噂されている新型ロッキースペースの核心的な情報をまとめました。待望の3列7人乗りSUVの登場が期待される中、発売時期や価格設定について詳しく解説していきます。
- 待望の3列7人乗りSUV登場か
- 発売は2027年6月頃との噂
- 全長4.4m級へボディを拡大
- 高効率なe-SMART HYBRID搭載
- 予想価格は200万円台から
- 多彩なシートアレンジに期待
- 認証問題で計画は不透明な状況
ダイハツ新型ロッキースペース モデルチェンジ最新情報
コンパクトSUV市場で確固たる地位を築いたダイハツ・ロッキー。そのロッキーに、ファミリー層待望の3列シート7人乗りモデル「ロッキースペース」が追加されるという噂が、自動車ファンの間で大きな話題となっています。この記事では、現在までに浮上している新型ロッキースペースに関するあらゆる情報を徹底的に調査・分析し、その全貌に迫ります。

噂の根源は「商標登録」!ロッキースペース計画の信憑性
新型ロッキースペースの噂が現実味を帯びた最大の理由は、ダイハツ工業自身による商標出願です。2022年12月12日、ダイハツは日本の特許庁に「Rocky Space(ロッキースペース)」という名称を商標出願しました(商願2022-139684)。
自動車メーカーが具体的な車名を商標出願する場合、そのモデルを将来的に市場投入する強い意志の表れと解釈できます。ダイハツの過去の例を見ても、「スペース」という名称は、標準モデルよりも室内空間を拡大した派生車種に使われる傾向があります。この事実が、ロッキースペースが「ロッキーの室内空間拡大版=3列シートモデル」であるという予測の強力な裏付けとなっています。
ダイハツ新型ロッキースペース発売日はいつ?「2027年6月」説を徹底検証
最も注目される発売時期については、2027年6月または8月という具体的な情報が一部で報じられています。これは、一般的な自動車開発のサイクルや、商標登録からの期間を考慮した予測と考えられます。
しかし、このスケジュールには大きな不確定要素が存在します。それは、2023年末に発覚したダイハツの認証不正問題です。この問題を受け、ダイハツは一時的に国内全工場の生産・出荷を停止し、2024年3月1日には経営体制を刷新しました。現在は再発防止と信頼回復を最優先課題としており、新型車の開発・発売スケジュールに影響が及ぶことは避けられないでしょう。
したがって、「2027年発売」という噂はあくまで問題発覚前の予測に基づくものであり、今後のダイハツの動向次第では、計画が延期または変更される可能性も十分にあると考えるのが現実的です。
ダイハツ新型ロッキースペース予想価格は200万円台から?グレード構成を大胆予測
価格設定は、ライバルとなるであろうトヨタ・シエンタやホンダ・フリードを強く意識したものになると予想されます。現行ロッキーの価格帯や、3列シート化に伴うコストアップを考慮すると、スタート価格は220万円前後、e-SMART HYBRIDを搭載した上級グレードは300万円を超えるあたりが現実的なラインと推測されます。
車種 | パワートレイン | 価格帯(参考) |
---|---|---|
ダイハツ ロッキースペース (予想) | 1.2L HV / 1.0L ターボ | 約220万円~320万円 |
トヨタ シエンタ (現行) | 1.5L HV / 1.5L ガソリン | 約199万円~323万円 |
ホンダ フリード (現行) | 1.5L e:HEV / 1.5L ガソリン | 約233万円~331万円 |
ダイハツ ロッキー (現行) | 1.2L HV / 1.0L ターボ | 約176万円~246万円 |
グレード構成は現行ロッキーと同様に「X」「Premium G」などが設定される可能性が高いでしょう。
ダイハツ新型ロッキースペース【激変】エクステリアデザインはどうなる?
デザインは、現行ロッキーの力強くアクティブなイメージを踏襲しつつ、延長されたボディに合わせて最適化される見込みです。フロントマスクは基本的なデザインはロッキーと共通性を保ちつつ、グリルやバンパーの意匠を一部変更し、よりワイドで堂々とした印象を与える可能性があります。
- フロントマスク:ハイブリッドモデルには専用のグリルが採用される
- サイドビュー:ホイールベースとリアオーバーハングが延長
- リアビュー:ワイド化されたボディに合わせて力強いデザイン
全体として、コンパクトながらも存在感のある、ファミリーユースに応える頼もしさを感じさせるスタイリングが追求されるでしょう。

【最大の魅力】インテリアと3列シートの使い勝手
ロッキースペース最大のセールスポイントは、なんといっても3列シートによる7人乗車です。2列目シートにはスライド&リクライニング機能が備わり、3列目へのアクセス性や足元空間の調整が可能になると予想されます。また、2列目と3列目を倒せば、広大なフラットラゲッジが出現し、大きな荷物やアウトドア用品も余裕で積載できるでしょう。
3列目の居住性について:コンパクトなボディサイズのため、主に子供用や短距離移動用の補助的なシートとしての位置づけになる可能性が高いです。これはライバルのシエンタやフリードと同様です。
内装の質感についても、インパネ周りの基本的なデザインは現行ロッキーを踏襲すると考えられます。上級グレードではソフトパッドやメッキ加飾が多用され、質感が高められるでしょう。
ボディサイズはシエンタ級?現行ロッキーとの比較
ロッキースペースは、現行ロッキーから大幅にサイズアップされると予測されています。全長はシエンタよりも長くなり、堂々とした体躯になります。全幅は1.7mを超える3ナンバーサイズになる可能性が示唆されていますが、日本の道路事情を考慮し、現行ロッキーと同じ5ナンバーサイズ(1,695mm)に収めてくる可能性も十分に考えられます。
スペック | ダイハツ ロッキースペース (予想) | ダイハツ ロッキー (現行) | 増減 | トヨタ シエンタ (参考) |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,395mm | 3,995mm | +400mm | 4,260mm |
全幅 | 1,730mm | 1,695mm | +35mm | 1,695mm |
全高 | 1,700mm | 1,620mm | +80mm | 1,695mm |
ホイールベース | 延長 (予想) | 2,525mm | – | 2,750mm |
いずれにせよ、取り回しの良さを維持しつつ、室内空間を最大化する絶妙なサイズ設定が期待されます。
パワートレインは「e-SMART HYBRID」が主役!燃費性能を予測
パワートレインは、現行ロッキーで高い評価を得ている2種類が搭載される見込みです。1.2L e-SMART HYBRIDはエンジンは発電に徹し、100%モーターで走行するシステムです。これにより、電気自動車のようなスムーズで力強い加速と、静粛性の高さを実現します。
- 1.2L e-SMART HYBRID:シリーズ式ハイブリッドでスムーズな走行
- 1.0L 直列3気筒ガソリンターボ:4WDモデルに設定される予定
燃費性能については、現行ロッキーのハイブリッドモデル(2WD)の燃費は28.0km/L(WLTCモード)とクラストップレベルです。ロッキースペースは車重が増加するため、燃費は若干低下すると考えられます。予想燃費(WLTCモード)は、e-SMART HYBRID(2WD)で24.0km/L前後、1.0Lターボ(4WD)で16.5km/L前後となるでしょう。

安全性能は?最新「スマートアシスト」搭載は確実
安全性能に関しては、現行ロッキーに搭載されている予防安全機能「スマートアシスト」の最新版が搭載されることは確実です。衝突回避支援ブレーキ機能や誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールなどの先進機能が充実します。
- 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・歩行者)
- 誤発進抑制機能(前方・後方)
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)
- レーンキープコントロール
- ブラインドスポットモニター
- パノラミックビューモニター
さらに、2024年の改良でロッキーに採用された、後方コーナーセンサー(計4つ)も標準装備となり、駐車時や後退時の安全性がさらに高められるでしょう。
【重要】ダイハツ認証不正問題の影響と今後の展望

前述の通り、ダイハツは現在、認証不正問題からの信頼回復という大きな課題に直面しています。2024年2月にはトヨタ主導で経営陣が刷新され、「お客様の暮らしに寄り添い、豊かな生活を彩る」という原点に立ち返ることを誓いました。
この状況は、ロッキースペースの開発に2つの側面で影響を与える可能性があります。まず、品質保証体制の再構築や、開発プロセスの見直しが最優先されるため、新型車の開発スケジュールは全体的に遅れる可能性があります。一方で、失った信頼を取り戻すため、次に市場に投入する新型車には、これまで以上に徹底した品質管理と検証が行われるはずです。
ユーザーとしては、焦らずにダイハツの今後の公式発表を待つ姿勢が求められます。
現行ロッキーと比較!どっちを買うべき?
もしあなたが今、ロッキーの購入を検討しているなら、「現行モデルを買うべきか、ロッキースペースを待つべきか」は大きな悩みどころでしょう。結論から言えば、「買ってはいけないSUV」は存在せず、自分のライフスタイルとのマッチングが最も重要です。
ライフスタイルに合わせた選択が重要
現行ロッキーは、コンパクトSUVとして非常に完成度の高いモデルです。しかし、もし3列シートに少しでも魅力を感じるのであれば、数年待ってロッキースペースの登場を待つ価値は十分にあると言えるでしょう。
おすすめ対象 | 現行ロッキー | ロッキースペース(予想) |
---|---|---|
乗車人数 | 常に4人以下 | 7人乗りが必要 |
取り回し | コンパクトサイズ重視 | 多少大きくても問題なし |
走行性能 | キビキビした軽快な走り | ゆったりとした乗り心地 |
購入時期 | すぐに新しい車が欲しい | 数年待てる |
現行ロッキーは乗車人数が常に4人以下で、コンパクトなサイズによる取り回しの良さを重視する方におすすめです。一方、ロッキースペースは祖父母や友人を乗せる機会がある、子供の送迎や部活動などで多人数乗車が必要になる可能性がある方に適しています。
ライバル車と比較!ロッキースペースの強みはどこか?
ロッキースペースが市場に登場した場合、直接的なライバルはコンパクトミニバンの2強、「トヨタ シエンタ」と「ホンダ フリード」になります。
vs トヨタ シエンタ

トヨタ・シエンタとの比較では、ロッキースペースはSUVならではのデザインと走破性が最大の強みとなります。アクティブで力強いスタイリングは、ミニバンにはない魅力があり、最低地上高も高く設定され、多少の悪路なら安心して走行できます。また、パワフルなターボ4WDの選択肢は、雪国や山間部に住むユーザーにとって大きなアドバンテージです。
一方、シエンタの強みは両側スライドドアによる利便性です。子供の乗り降りや狭い場所での開閉に絶大な威力を発揮し、考え抜かれた室内空間として低床設計による乗り降りのしやすさや、多彩な収納スペースなど、ミニバンならではの使い勝手は秀逸です。
vs ホンダ フリード

ホンダ・フリードとの比較では、ロッキースペースは最新のシリーズ式ハイブリッドが強みとなります。100%モーター駆動によるe-SMART HYBRIDは、静粛性とレスポンスの良さでe:HEV(フリードのハイブリッド)を上回る可能性があります。また、ダイハツの得意とするコスト管理により、同等の装備であればフリードよりも戦略的な価格設定で登場する可能性があります。
フリードの強みは走りの質感と乗り心地です。ホンダ車ならではのしっかりとした足回りと、上質な乗り心地には定評があります。さらに、スポーティな「CROSSTAR」や、2列シートの「フリード+」など、多様なニーズに応えるラインナップを持っています。
ロッキースペースが狙うのは、「ミニバンの利便性は欲しいが、デザインはSUVが良い」という、これまで選択肢が少なかったユーザー層です。アウトドアレジャーを楽しみ、アクティブなライフスタイルを送るファミリーにとって、理想的な一台となるポテンシャルを秘めています。
まとめ:ダイハツ新型ロッキースペースの今後に注目

ダイハツ新型ロッキースペースは、3列シート7人乗りSUVという新たなカテゴリーを切り開く可能性を秘めた注目のモデルです。商標登録という確実な情報がある一方で、認証不正問題の影響により発売時期は不透明な状況が続いています。
しかし、ファミリー層の多様なニーズに応える3列シートSUVへの期待は高く、コンパクトなボディサイズと優れた燃費性能、手頃な価格設定が実現すれば、コンパクトミニバン市場に新たな風を吹き込む存在となるでしょう。
今後のダイハツの公式発表や、自動車業界の動向に注目しながら、ロッキースペースの正式デビューを待ちたいと思います。現在車の買い替えを検討している方は、自分のライフスタイルと照らし合わせて、現行ロッキーか、ロッキースペースの登場を待つかを慎重に判断することをおすすめします。
ダイハツ新型ロッキースペースに関するよくある質問(FAQ)
参考サイト
- ダイハツ工業株式会社 公式サイト: https://www.daihatsu.com/jp/
- ダイハツ ロッキー公式サイト: https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/
- 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)
- トヨタ自動車株式会社 コーポレートサイト(ダイハツ新体制に関する発表):https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/40434790.html