新型セレナの年間維持費は、年1万km走る前提で約24万〜30万円です。ガソリン2WDが295,833円、e-POWERが238,140円、e-4ORCEが254,916円と、差を作るのはほぼ燃料代でした。
税金と保険は日産の減税ページや損害保険料率算出機構の料率表などの公開値で、任意保険と整備費だけは当サイトの前提値です。年5,000km・10,000km・15,000kmの3パターンで、e-POWERの上乗せ分が何年で戻るかまで計算しました。
この記事のポイント
- 年間維持費の目安は約24万〜30万円
- 差を作るのは燃料代で、税金差は年5,500円
- e-POWERの回収は約9.3年(年1万km)
- e-4ORCEは2027年5月に重量税の軽減が外れる計算
- 5年後の値落ちは約130万〜167万円
維持費は「毎年いくら出ていくか」と「手放すときいくら戻るか」で決まります。ここでは前提を全部見せながら、自分の走り方に当てはめられる形にしてみました。
公開日:2026年11月5日 / 最終更新日:2026年11月5日

セレナの維持費は年間約24万〜30万円。差を作るのは燃料代
年1万kmで、任意保険と整備費の前提を含めた年間維持費は、e-POWERが238,140円、e-4ORCEが254,916円、ガソリン2WDが295,833円です。ガソリンとe-POWERの差は57,693円で、そのうち燃料代が52,193円を占めます。

早見表:3つのパワートレインの年間維持費
| 仕様 | 自動車税+自賠責(円) | 燃料代(円) | 任意保険(前提・円) | 整備・消耗品(前提・円) | 年間合計(円) |
|---|---|---|---|---|---|
| ガソリン2WD XVパッケージ | 44,166 | 141,667 | 70,000 | 40,000 | 295,833 |
| e-POWER 2WD XVパッケージ | 38,666 | 89,474 | 70,000 | 40,000 | 238,140 |
| e-4ORCE XVパッケージ | 38,666 | 106,250 | 70,000 | 40,000 | 254,916 |
年間合計はガソリン2WDが最も高く、e-POWERが最も安いという並びです。e-4ORCEは4WDの分だけ燃料代が上がり、e-POWERより年16,776円高くなります(当サイト算出)。

税金より燃料代の差のほうが大きいんですね
前提を全部開示します
計算は日産の主要諸元表のWLTC燃費に、資源エネルギー庁の石油製品価格調査を参考に、試算の単価はレギュラー170円/Lとして掛け合わせました。ここで、重量税は購入時に3年分をまとめて払うため、年間の表には入れていません。
| 項目 | 置いた前提 | 根拠 |
|---|---|---|
| 年間走行距離 | 10,000km(5,000・15,000kmも別表) | 当サイトの設定 |
| 燃費 | ガソリン2WD 12.0・e-POWER 19.0・e-4ORCE 16.0(km/L・WLTC) | 日産の主要諸元表 |
| ガソリン単価 | レギュラー170円/L | 資源エネルギー庁の調査を参考にした試算の単価 |
| 自動車税 | ガソリン36,000円/e-POWER・e-4ORCE 30,500円 | 神奈川県の税額表 |
| 自賠責 | 年8,166円(25,180円×12か月÷37か月) | 損害保険料率算出機構の料率表から当サイト算出 |
| 任意保険 | 年70,000円 | 当サイトの仮置き(年齢・等級・車両保険で大きく変わる) |
| 整備・消耗品 | 年40,000円 | 当サイトの仮置き(オイル・バッテリーなどの消耗品の積立。タイヤ交換と車検の費用は別) |
任意保険と整備費は個人差が大きいため、あくまで仮置きの数字です。ご自身の見積りに差し替えれば、合計をそのまま読み替えられます。
セレナの税金差は年5,500円だけ。重量税は買うときにまとめて払う
毎年の税金で差がつくのは自動車税の年5,500円だけで、自賠責は同じです。重量税は購入時の3年分で、ガソリン車だけエコカー減税の対象外になります。


自動車税と自賠責は、毎年・車検ごとに払うお金
神奈川県の税額表では、2019年10月1日以降に初回登録した車の自動車税は、ガソリン車(2.0L)が年36,000円、e-POWER系(1.4L)が年30,500円です。e-POWERはグリーン化特例の対象ではありません。ガソリン車とe-POWERの自動車税の差は年5,500円にとどまります。
自賠責保険料(本土・自家用乗用)は、損害保険料率算出機構の料率表によると、2026年11月1日以降に始まる契約で新車の37か月が25,180円、車検ごとの24か月が18,560円です。新車の37か月を年に直すと8,166円(25,180円×12÷37)、車検ごとの24か月なら年9,280円(18,560円÷2)になります。仕様による差はありません。
重量税は購入時3年分。ガソリン車だけ軽減なし
重量税は、日産の減税ページに区分が出ています。ガソリン車はエコカー減税の対象外で、新車登録時の重量税は49,200円です。11月の燃費低下の前後で区分は変わっていません。
| 区分 | 新車登録時の重量税(3年・円) | 対象 |
|---|---|---|
| 本則 | 30,000 | 基準となる額 |
| 当分の間の税率(減税なし) | 49,200 | ガソリン車 |
| 25%軽減 | 22,500 | e-POWER(X以外)・e-4ORCE |
| 50%軽減 | 15,000 | e-POWER X |
購入時の重量税はガソリン車とe-POWER(X以外)で26,700円の差です。この差は、燃費の記事でe-POWERの回収年数を数えるときに差額から引いています。税額の出典は国土交通省の令和8年度税制改正の概要です。
表の「本則」は法律本来の税率で、「当分の間の税率」は本則に上乗せされた、いま実際に適用されている税率です。本則の30,000円になる条件は、平成30年基準で排出ガスを50%以上低減し、かつ燃費達成率が80%以上であることとされています。ガソリン車の型式の4BAは25%低減のレベルにあたるため対象外なので、49,200円のままです。
e-4ORCEは、2027年5月以降に新車登録すると、現行の諸元のままなら軽減から外れて本則の30,000円になり、重量税が7,500円高くなります(3年分なので、1年あたりでは2,500円)。25%軽減の基準が85%以上に上がるためで、燃費基準の達成率は、公開された諸元から当サイトが計算した値です。根拠は国土交通省の令和8年度税制改正の概要にあります。乗り出し総額は新型セレナの見積もり|乗り出し価格を1円単位で積み上げ|オプション必要度マップ付きで確かめてみてください。

購入時の負担も、ここで差が出るんですね
今から買うと、かからないお金・出るお金
環境性能割は2026年3月31日で廃止されたため、今から買うセレナにはかかりません。セレナはEV・PHEV・FCVではないので、CEV補助金の対象外です。リサイクル料金は車両価格とは別にかかり、日産の福祉車両(LV)ステップタイプの価格ページの表示は18,150円ですが、仕様で異なる可能性があるため、金額は見積書で確かめてください。
セレナの維持費は、走行距離が変わるとどこまで動くのか
年間の維持費は走行距離でほぼ決まり、年5,000km増えるごとに、ガソリン2WDは70,833円ずつ、e-POWERは44,737円ずつ上がります(燃料代のみ)。距離が長いほど、ガソリンとe-POWERの差は広がる傾向です。


税金+燃料代だけで比べる
| 仕様 | 年5,000km(円) | 年10,000km(円) | 年15,000km(円) |
|---|---|---|---|
| ガソリン2WD XVパッケージ | 114,999 | 185,833 | 256,666 |
| e-POWER 2WD XVパッケージ | 83,403 | 128,140 | 172,877 |
| e-4ORCE XVパッケージ | 91,791 | 144,916 | 198,041 |
年15,000km走ると、ガソリンとe-POWERの差は年83,789円まで開く計算です。年5,000kmなら31,596円なので、毎日の通勤で使う方ほどe-POWERの恩恵が大きくなりますよね。
任意保険と整備費を足した年間合計
| 仕様 | 年5,000km(円) | 年10,000km(円) | 年15,000km(円) |
|---|---|---|---|
| ガソリン2WD XVパッケージ | 224,999 | 295,833 | 366,666 |
| e-POWER 2WD XVパッケージ | 193,403 | 238,140 | 282,877 |
| e-4ORCE XVパッケージ | 201,791 | 254,916 | 308,041 |
任意保険70,000円と整備・消耗品40,000円を足した合計110,000円を、どの仕様にも同額で足しています。距離が短い人ほど、税金や保険の固定費の割合が高くなることも、この表から見えてくるでしょう。

固定費の存在感が大きい人もいそうですね
セレナのe-POWERは、約9.3年が元を取る目安
e-POWERは本体価格が高い分、燃料代と税の差で取り戻すには時間がかかります。維持費の表で見た年間の差57,693円が、その土台です。

結論は、XVパッケージ同士で約9.3年
XVパッケージ同士を年1万kmで比べると、e-POWERの差額を取り戻すのは約9.3年です(当サイト算出)。
計算の式と走行距離別の年数は、燃費の記事にある
式と、年間の走行距離ごとの回収年数、走り方による違いは新型セレナの燃費|ガソリンはWLTC12.0km/Lに低下|e-POWERの元が取れる距離を検証にまとめました。ご自身の走行距離に置き換えて確かめるのがいちばん確実です。
セレナの5年後の値落ちは約130万〜167万円。走行距離がリセールを左右する
carview!の推計では、2.0ハイウェイスターVの5年後の価格は、年5,000kmなら197万円、年1万kmなら185万円、年2万kmなら160万円です。新車価格との差は約130万円から約167万円になります(当サイト算出)。


走行距離別の将来価格
| 年間走行距離 | 1年後 | 3年後 | 5年後 | 7年後 |
|---|---|---|---|---|
| 5,000km | 219万円 | 208万円 | 197万円(60%) | 186万円(57%) |
| 10,000km | 217万円 | 201万円 | 185万円 | 168万円 |
| 20,000km | 212万円 | 186万円 | 160万円 | 134万円 |
carview!の推計で、基準の新車価格は326.9万円です。同サイト独自の算出で、実際の買取額を保証するものではありません。なお、色ごとの残価率は公開データが見当たらない状況です。
値落ちを維持費と合わせると、月5万円強
ガソリン2WDを年1万kmで5年乗る概算を出してみます。ガソリン2WDのX・XVパッケージ・ハイウェイスターVは、燃費と税、重量税が同じなので、同じ維持費の前提で比べて問題ありません。5年間のうち、車検は3年目に1回受ける想定です。
- 自動車税:36,000円×5年=180,000円
- 燃料代:141,667円×5年=708,335円
- 任意保険(仮置き):70,000円×5年=350,000円
- 整備・消耗品(仮置き):40,000円×5年=200,000円
- 重量税:購入時49,200円+車検時32,800円=82,000円
- 自賠責:新車37か月25,180円+車検24か月18,560円=43,740円
- 車検の整備費(仮置き):60,000円
5年間の維持費は合計1,624,075円です。内訳は、公開された値で計算した分が1,014,075円(自動車税・燃料代・重量税・自賠責)、当サイトの仮置きが610,000円(保険350,000円+整備200,000円+車検の整備費60,000円)で、仮置きの分は見積りの金額に差し替えて読み替えられます。値落ちは1,419,000円で、これはcarview!の推計によるハイウェイスターVの値です(基準の新車価格326.9万円から5年後の185万円を引いた額)。合計3,043,075円を60か月で割ると、月あたりは約5.1万円という結果でした。値落ちは維持費の約87%にあたり、同じくらいの重さで効いてきます。なお、基準の新車価格326.9万円は、現在のハイウェイスターV(3,275,800円)とは少し違う金額です。現在の価格は日産のリリースで、ベース車13仕様とBlack Edition 2仕様が2,789,600円から4,797,100円(2026年11月5日の仕様変更後)となっています。仕様別の価格差は新型セレナのグレード比較|全15仕様をコスパ偏差値で採点|やめとけグレードも名指しをご覧ください。

売るときの金額まで考えると、見え方が変わりますね
乗り換えの前に、今の愛車の価値を知っておく
乗り換えで資金が変われば、実質の負担も変わってくるものですよね。下取りと買取の違いはMOTA買取りを利用したガチのレビューでも整理しています。
\ 今の買取額を知って、乗り換えの損得を判断 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式・2026年11月3日確認)
セレナの車検費用と、維持費に入れていない費用
5年の試算には、3年目の車検で払う法定費用と、整備費の仮置きを入れました。ガソリン車の法定費用は、重量税と自賠責を合わせて51,360円です。


車検の法定費用は、ガソリン車で51,360円
車検(継続検査・2年)の重量税は、車両重量が1.5トン超2トン以下の場合、エコカー減税のない車で32,800円です(国土交通省の自動車重量税額表)。セレナの車両重量は1,670〜1,920kgなので、全仕様がこの区分に入ります。自賠責は24か月で18,560円です。ガソリン車は、重量税32,800円と自賠責18,560円で、法定費用は51,360円になります。
e-POWERとe-4ORCEの車検時の重量税は、減税の区分で変わるため、金額を書いていません。車検の時期が近づいたら、国土交通省の次回自動車重量税額照会サービスで確かめてください。整備費の60,000円は当サイトの仮置きなので、見積りの金額に差し替えて読み替えられます。
含めていない費用の一覧
- 車検の印紙代(金額は未確認のため入れていません)
- タイヤ交換・駐車場代・ローン金利
- ベース車のリサイクル料金(福祉車両ステップタイプの価格ページの表示は18,150円)
入れなかった理由は、確かめられた額だけを載せるためです。金額を推測で置くと、かえって読者の判断を誤らせてしまいます。
車検や修理費が気になり始めたら
車検の時期が近づくと、整備費が重く感じられることがあるものですよね。そんなときは、乗り続けるか手放すかを、愛車の価値を確かめてから決めるのも一つの方法でしょう。

手放す選択肢を知っておくだけでも安心ですね
\ 車検の前に、手放す選択肢も確認 /
※どんな車も0円以上で買取・引取と廃車手続きの代行は無料(カーネクスト公式・2026年11月3日確認)
購入時の総額を下げたい方は、新型セレナの値引き|改良後の目標額はまだ不明|総支払額を下げる交渉術も参考になるでしょう。
よくある質問
- セレナの維持費は年間いくらかかりますか
-
年1万km・任意保険70,000円・整備費40,000円の前提で、ガソリン2WDが295,833円、e-POWERが238,140円、e-4ORCEが254,916円です(当サイト算出)。
- セレナのガソリン車とe-POWERで維持費はどれくらい違いますか
-
年1万kmで57,693円の差です。内訳は燃料代52,193円と、自動車税の差5,500円です(当サイト算出)。
- セレナの自動車税はいくらですか
-
2019年10月1日以降に初回登録した車で、ガソリン車(2.0L)が年36,000円、e-POWER系(1.4L)が年30,500円です。
- セレナの重量税はいくらですか
-
ガソリン車は新車登録時に49,200円(3年)です。e-POWER Xは15,000円、それ以外のe-POWERとe-4ORCEは22,500円となります。
- セレナのe-4ORCEは重量税が上がるのですか
-
2027年5月以降は25%軽減の基準が上がるため、現行の諸元のままなら軽減から外れ、法律本来の税率である本則の30,000円になる計算です。7,500円高くなります(燃費基準の達成率を、公開された諸元から当サイトが計算)。
- セレナのe-POWERは何年で元が取れますか
-
XVパッケージ同士なら、年1万kmで約9.3年が目安です(当サイト算出)。距離別の年数と式は、燃費の記事に載せています。
- セレナのリセールバリューはどのくらいですか
-
carview!の推計では、2.0ハイウェイスターVの5年後は、年5,000kmで197万円(新車価格の60%)、年1万kmで185万円、年2万kmで160万円です。同サイト独自の算出にとどまります。
- セレナの車検の法定費用はいくらですか
-
ガソリン車は、重量税32,800円と自賠責24か月18,560円で、合計51,360円です。e-POWERとe-4ORCEの重量税は減税の区分で変わるため、国土交通省の照会サービスで確かめてください。印紙代は含めていません。
- セレナの維持費に環境性能割はかかりますか
-
環境性能割は2026年3月31日で廃止されたため、今から買うセレナにはかかりません。
まとめ:維持費は燃料代と値落ちで決まる
セレナの維持費は、年1万kmで約24万〜30万円です。税金の差は小さく、走る距離が長いほどe-POWERが有利になり、手放すときの値落ちも見逃せません。
- 年間維持費はe-POWERが約24万円、ガソリンが約30万円
- 回収年数は年1万kmで約9.3年
- 5年後の値落ちは約130万〜167万円
次の一歩はこれです。年間走行距離を決め、燃費の記事の回収年数の表で自分の行を読む。表の載っている記事は新型セレナの燃費|ガソリンはWLTC12.0km/Lに低下|e-POWERの元が取れる距離を検証です。乗り換えるなら、先に今の愛車の査定額も確かめておくと比べやすくなります。
\ 今の買取額を知って、乗り換えの損得を判断 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式・2026年11月3日確認)





