スバルファン、そして新しいEVを探しているすべての方に朗報です。スバルが放つ第2のグローバルEV「トレイルシーカー」が、ついにそのベールを脱ぎました。この記事では、現在判明しているすべての情報を徹底的に分析し、その魅力に迫ります。
スバルの新型EV「トレイルシーカー」は、2025年4月のニューヨーク国際オートショーで世界初公開された、ソルテラより大型で高出力な電動SUVです。システム最大出力375馬力、0-100km/h加速4.4秒というスバル史上最速の性能を誇ります。

この記事でわかる!トレイルシーカーの結論まとめ
- スバル第2のグローバルEV:ソルテラに続く本格電動SUV
- 大型&高出力化を実現:ソルテラより一回り大きく、よりパワフルに
- スバル史上最速の加速性能:0-100km/h加速は驚異の4.4秒
- 日本発売は2026年春が有力:正式発表はないが、2026年3~4月との噂
- 価格は750万円前後か:ソルテラ上級グレードより高価になる見込み
- 航続距離は約418km以上:74.7kWhの大容量バッテリーを搭載
- デザインは電動版アウトバック:アクティブでワゴンのようなスタイルが特徴
- 生産は聖地・群馬の矢島工場:スバル初の自社工場製EVとなる
トレイルシーカーの発売日はいつ?日米での登場時期の噂と確定情報
クルマ好きが最も気になるのは「いつ手に入るのか?」という点でしょう。トレイルシーカーの発売時期について、現時点での情報を整理します。
米国市場では2026年初頭に発売予定
スバルの公式発表によると、新型トレイルシーカーは2026年以降に米国市場で導入される予定です。より具体的な情報として、複数の海外メディアは「2026年初頭(early 2026)」に発売されると報じています。一部のディーラーサイトでは、納車開始が「2026年春(Spring 2026)」になるとの見積もりも出ており、予約や先行注文がその前に開始される可能性を示唆しています。
日本発売は2026年3月~4月が最有力か?
日本のスバルファンにとって最も重要な日本導入ですが、残念ながら2025年7月現在、スバルからの公式発表はまだありません。しかし、希望の光はあります。複数の自動車専門メディアが、日本市場へは2026年3月、あるいは2026年4月に導入される可能性があると報じています。これは、トレイルシーカーがスバルの国内生産拠点である群馬県の矢島工場で生産されることと無関係ではないでしょう。国内生産であれば、日本市場への投入は比較的スムーズに進むと期待されます。
トレイルシーカーの価格はいくら?750万円前後?日米の価格予想を深掘り
高性能なEVとなると、やはり価格が気になります。トレイルシーカーの価格も、日米で様々な予想が飛び交っています。
米国での価格予想は4万ドル台半ばから
米国での価格は、まだ正式発表されていません。しかし、多くのメディアが4万ドル台半ばから5万ドル台前半のレンジになると予測しています。約$44,000~$53,000、つまり約570万~710万円程度とされています。これは、ベースとなるソルテラ(米国価格:約3.8万ドル~)より一回り大きく、高性能であることを考えれば妥当な価格設定と言えるでしょう。
日本での価格は750万円前後が濃厚か
日本での販売価格も未定ですが、国内メディアでは750万円前後になる可能性が高いと見られています。参考として、現行ソルテラの上級AWDモデル「ET-HS」の価格が約715万円です。トレイルシーカーは、より大きなバッテリーと高出力モーターを搭載し、装備も充実していることから、これを上回る価格設定になることは確実視されています。
トレイルシーカーのエクステリア|これぞスバル!電動版アウトバックを彷彿とさせるデザイン
トレイルシーカーのデザインは、一目見て「スバル車」とわかる力強さと機能美に溢れています。EVらしい先進性と、SUVならではのタフさが融合したスタイルは、多くのファンを魅了するでしょう。

大型化されたボディサイズ
トレイルシーカーは、ベースとなったソルテラよりも一回り大きなボディを持っています。全長はソルテラより約6インチ(約15cm)長く、全高は約1インチ(約2.5cm)高い設計です。最低地上高は8.3インチ(約210mm)を確保しており、このサイズアップは、特に荷室空間の拡大に貢献しています。最低地上高210mmは、兄貴分であるアウトバック(213mm)やフォレスター(220mm)に匹敵し、スバル伝統の悪路走破性をEVでも実現している証です。
デザインの特徴
エクステリアは「アクティブでラギッドなデザイン」がテーマ。フロントには新しいEVの顔となる斬新な6連ヘッドライトと、スバルのアイデンティティである六連星(むつらぼし)が光るオーナメントが特徴的です。サイドは樹脂製のホイールアーチクラッディングや、大型のルーフレールがSUVらしいタフさを強調。その佇まいは「アウトバックみたい」「ワゴンに近い」と評されており、クロスオーバーEVとしての個性を際立たせています。リアは水平に伸びるライトバーと、中央に配置された発光式の「SUBARU」ロゴが、先進性とブランドの存在感をアピールします。
トレイルシーカーのインテリア|質感と先進性を両立した開放的な空間
インテリアは、ソルテラと共通のデザインコンセプトを持ちつつ、質感と機能性をさらに高めています。

水平基調の開放的なデザイン
インパネはすっきりとした水平基調で、広々とした開放感を演出。後席は床面が完全にフラットになっており、足元空間も広く快適です。14インチ大型ディスプレイがインパネ中央に配置され、スバル車で最大となるタッチスクリーン式インフォテインメントシステムを搭載しています。
注目の装備
ワイヤレスのApple CarPlayとAndroid Autoに標準対応し、スマートフォンのような直感的な操作が可能です。シート表皮には、水濡れや汚れに強い合成皮革「StarTex」を採用(Premium/Limited)。アウトドアアクティビティの後でも気兼ねなく乗り込めます。上級グレードには、Harman Kardonプレミアムオーディオ、パノラマガラスルーフ、シートヒーター&ベンチレーション、さらには運転席・助手席用の輻射熱ヒーター(足元を直接温める)など、快適性を高める装備が満載です。
トレイルシーカーのパワートレイン|スバル史上最速!驚異のスペックを徹底解剖
トレイルシーカーの最大の魅力は、その圧倒的な動力性能にあります。スバルが長年培ってきたAWD技術と、EVならではの鋭いレスポンスが融合し、これまでにないドライビング体験を提供します。

システム最大出力375馬力、0-100km/h加速4.4秒!
トレイルシーカーは、前後に高出力モーターを搭載したデュアルモーターAWDシステムを採用。システム最大出力375馬力(hp) / 約380ps、0-60mph(約97km/h)加速は約4.4秒という驚異的な性能を誇ります。この加速性能は、スバルのハイパフォーマンスモデルであるWRX STI(最終モデルの0-100km/h加速は約5.2秒)を1秒近く上回るもので、文字通り「スバル史上最速の市販車」となります。
大容量バッテリーと航続距離

心臓部となるバッテリーも強化されています。バッテリー容量は74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離(米国EPA基準推定)は260マイル(約418km)以上となっています。充電は北米の標準規格であるNACS(テスラのスーパーチャージャー網も利用可能)に対応。また、低温時でも安定した急速充電を可能にするバッテリープリコンディショニング機能も搭載しています。
トレイルシーカーの安全性能 – さらに進化した「EyeSight」で世界トップレベルの安全性を
スバルといえば、世界的に評価の高い運転支援システム「EyeSight」です。トレイルシーカーには、最新世代のEyeSightが標準装備され、さらに機能が強化されています。
標準装備される主なEyeSight機能
- プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)
- レーンキープアシスト/車線逸脱抑制機能
トレイルシーカーで強化・追加される新機能
米国仕様の発表によると、以下の先進機能が追加され、安全性と快適性が大幅に向上します。渋滞時ハンズフリー運転支援 (Traffic Jam Assist)では、高速道路などの渋滞時(低速走行時)に、ステアリングから手を放しての追従走行が可能になります。アクティブレーンチェンジアシスト (Active Lane Change Assist)は、ドライバーがウインカーを操作すると、システムが周囲の安全を確認し、自動で車線変更を支援します。フロントクロストラフィックアラート (Front Cross-Traffic Alert)は、見通しの悪い交差点などで、前方左右から接近する車両を検知し、ドライバーに注意を促します。
新型トレイルシーカー vs. ソルテラ 徹底比較!どっちを買うべき?
スバルのEVを検討する上で、避けて通れないのが兄弟車「ソルテラ」との比較です。トレイルシーカーはソルテラをベースにしていますが、そのキャラクターは大きく異なります。

比較項目 | 新型 トレイルシーカー | ソルテラ (2026年改良モデル) | 考察 |
---|---|---|---|
コンセプト | アクティブ&ラギッドなクロスオーバー | 都会的で洗練されたSUV | アウトドア志向ならトレイルシーカー、シティユース中心ならソルテラ |
サイズ | 大きい (全長+15cm, 全高+2.5cm) | コンパクト | 広い室内と荷室を求めるならトレイルシーカー |
デザイン | ワゴンライク、オフロードテイスト | SUVらしいスタイリッシュさ | よりスバルらしい無骨さを好むならトレイルシーカー |
最高出力 | 375馬力 | 233馬力 / 338馬力(XT) | 圧倒的な加速性能を求めるならトレイルシーカー一択 |
バッテリー | 74.7kWh | 容量拡大(詳細未公表) | より長い航続距離が期待できるのはトレイルシーカー |
航続距離 | 約418km以上 | 従来比25%向上 | 両車とも実用的な航続距離を確保 |
予想価格(日) | 約750万円~ | 約650万円~ | 価格差は約100万円?性能とサイズの差をどう捉えるか |
結論:アウトドアアクティビティを最大限に楽しみたい人、スバル史上最速の圧倒的な動力性能に魅力を感じる人にはトレイルシーカーがおすすめ!
ライバル車と比較!トレイルシーカーの立ち位置は?
トレイルシーカーが投入される電動SUV市場は、国内外の強力なライバルがひしめく激戦区です。その中でトレイルシーカーはどのような強みを持つのでしょうか。
車種 | スバル トレイルシーカー | テスラ モデルY (LR) | ヒョンデ IONIQ 5 | トヨタ bZ4X |
---|---|---|---|---|
コンセプト | アウトドア志向クロスオーバー | ミニマリズム&テクノロジー | レトロフューチャーEV | スタンダード電動SUV |
駆動方式 | AWD (標準) | AWD | RWD / AWD | FWD / AWD |
最高出力 | 375馬力 | 514ps (参考値) | 325ps (AWD) | 218ps (AWD) |
0-100km/h | 4.4秒 | 5.0秒 | 5.1秒 | 6.9秒 |
航続距離(WLTC) | 約418km~ (EPA) | 605km | 618km (RWD) | 540km (AWD) |
最低地上高 | 210mm | 167mm | 160mm | 210mm |
価格帯(円) | 約750万円~ (予想) | 678.9万円~ | 549万円~ | 650万円~ |
トレイルシーカーは「圧倒的な悪路走破性」と「クラス随一の加速性能」を両立している点で、非常にユニークな存在です。
トレイルシーカーの生産は聖地・群馬!トヨタとの関係性と今後の展望
トレイルシーカーのニュースで、多くのスバリスト(スバルファン)を歓喜させたのが、その生産拠点です。
スバル初の自社工場製EV
トレイルシーカーは、トヨタとの共同開発車でありながら、生産はトヨタの工場ではなく、スバルの本拠地である群馬県の矢島工場で行われます。これは、ソルテラがトヨタの元町工場で生産されているのとは対照的です。この事実は、スバルがEVの自社生産に本格的に乗り出したことを意味します。プラットフォームはトヨタのe-TNGAを活用しつつも、生産ノウハウを自社に蓄積していくという、合理的かつ戦略的な一手です。
トヨタ版の兄弟車は登場するのか?
共同開発であることから、トレイルシーカーにも専用デザインを持つトヨタバージョンの兄弟車が登場すると噂されています。海外では「Toyota bZ Woodland」という具体的な車名まで推測されています。もし実現すれば、ユーザーにとっては選択肢が増えることになり、市場の活性化にも繋がるでしょう。スバルとトヨタは、2026年末までにソルテラ、トレイルシーカーを含む4車種の共同開発EVをラインナップする計画を発表しており、今後の展開から目が離せません。
トレイルシーカーのSNSでの反応は?ユーザーの期待と懸念
発表直後から、SNSではトレイルシーカーに対する様々な声が上がっています。
肯定的な意見
- 「スバルに求めてたのはコレよ!カッコいい!」
- 「アウトバックの後継車みたいで面白い」
- 「この加速はヤバい!WRXより速いなんて」
- 「日本発売してほしい!」
デザインや性能、そしてスバルらしさを高く評価する声が多数を占めています。
懸念や要望
「航続距離がもうちょっと欲しいかな」、「ソルテラよりカッコいいけど、価格が気になる」、「関税の影響で北米での価格が高くならないか心配」といった航続距離や価格に対する現実的な意見も見られます。特に、メインマーケットである北米での販売価格が、日本での生産に起因する関税問題でどうなるか、という点は今後の注目ポイントです。
まとめ:スバル新型トレイルシーカーは買いか?

スバル新型トレイルシーカーは、EVの新時代におけるスバルらしさを体現した、非常に魅力的なクロスオーバーEVです。特に加速性能と悪路走破性の両立は、他に類を見ない独自性を持っています。
2026年の日本導入が実現すれば、スバルファンはもちろん、性能重視のEVユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。価格は750万円前後と高価ですが、その性能と装備を考えれば十分に納得できる価格設定と言えます。
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トレイルシーカーに関するよくある質問(FAQ)
参考URL
- SUBARU of America, Inc.:https://www.subaru.com/subaru-trailseeker-ev.html
- SUBARU バッテリーEV 2台を世界初公開 (日本):https://www.subaru.co.jp/news/2025_04_18_101302/
- Car and Driver:https://www.caranddriver.com/subaru/trailseeker