新型RAV4とは、2025年12月17日に発売されたトヨタの6代目(60系)クロスオーバーSUVで、ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2本立てになったモデルです。
価格は4,500,000円〜6,300,000円の4グレード構成で、全車がE-Four(電気式4WD)。WLTC燃費は最大22.9km/L。ただし2026年9月23日時点でも販売店・KINTOとも新規受注を止めており、中古車価格が新車価格を上回る状態が続いています。
この記事のポイント
- 受注停止が続き中古は新車超え
- 後席ヒーターは490万円のZだけ
- HEVの重量税は免税でなく7,500円
- 9月版諸元表でも改良はなし
- 始動ロックと車内Wi-Fiは停止中
公開日:2026年9月23日 / 最終更新日:2026年9月26日
新型RAV4の価格は450万円〜630万円。ただし2026年9月23日時点で新車は注文できない

2026年9月26日時点の新型RAV4は、カタログ上は買えても実際には注文を受け付けてもらえない状態です。グレードは4本、価格は4,500,000円〜6,300,000円。受注状況を先に押さえないと、ほかのどの情報も判断材料になりません。
受注状況:2社の販売店が9月19〜20日時点でも「停止」「問合せ」
正規販売店の公式サイトを見ると、状況ははっきりしています。栃木トヨタの工場出荷目安ページは2026年9月20日時点でRAV4のHEV・PHEVをともに「ご注文受付を停止しております」と表示。トヨタカローラ愛知も2026年9月19日更新の納期表で、RAV4を「店舗にお問合せ下さい」としています。同じページでハリアーには「11月以降」「2ヵ月以上」と期間が出ているのに、RAV4だけが期間を出せていません。
その結果として起きているのが、中古価格の逆転です。価格.comの「RAV4 2025年モデル」ページを2026年9月23日に確認すると、中古車は4,960,000〜7,690,000円(353物件)でした。最安グレードの新車価格は4,500,000円、Z(HEV)でも4,900,000円なので、中古の下限ですら新車を上回っています。

「どれを買うか」より先に「買えるか」の話になります
グレードは4つだけ。ガソリン車と2WDは消えた
6代目でラインアップは大きく整理されました。トヨタ公式のニュースリリースで公表された6代目は、HEVとPHEVの2本立てです。先代にあったガソリンエンジン車と2WD(FF)は設定がなく、全車がE-Fourと電気式無段変速機の組み合わせに一本化されています。
| グレード | パワートレーン | 価格(税込) | WLTC燃費 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Adventure | HEV | 4,500,000円 | 22.9km/L | HEV専用・最安 |
| Z | HEV | 4,900,000円 | 22.5km/L | 装備が最も濃い |
| Z | PHEV | 6,000,000円 | 22.2km/L | CEV補助金850,000円 |
| GR SPORT | PHEV | 6,300,000円 | 21.5km/L | PHEV専用・最上級 |
AdventureとZの差は400,000円、Z(HEV)とZ(PHEV)の差は1,100,000円です。同じ「Z」でもHEVとPHEVは装備がかなり違うので、後半で装備表を使って分解します。
先代から約126万円上がった理由は「引き算」にある
先代の最安グレードはガソリンのX 4WDで3,237,300円でした。現行の最安はAdventureの4,500,000円なので、当方で計算すると入口の価格は1,262,700円上がったことになります。ただし中身を見ると、単純な値上げとは言い切れません。
- 安価なガソリン車が全廃された
- 装備の薄い2WDが廃止された
- 最安グレードがAdventure相当まで上がった
カーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎氏もMOTAに掲載された記事で「価格が高くなった一番の原因は、ノーマルガソリンエンジンと2WDを廃止したから」と指摘しています。同じ土俵での値上げではなく、土俵そのものが移ったと捉えるのが正確でしょう。
サイズ・排気量・定員を1枚で:新型RAV4は何系で何cc?

新型RAV4は60系(型式AXAN64/AXAP64)で、エンジンは2,487ccの直列4気筒、定員は全車5人乗りです。「大きさ」「何cc」「何人乗り」といった基本情報は、2026年9月に公開された最新版の公式主要諸元表で確認できます。
ボディサイズはグレードで3通り。全幅1,880mmはAdventureとGR SPORT
トヨタ公式の主要諸元表(2026年9月版)によると、全長×全幅×全高はZ(HEV)が4,600×1,855×1,680mm、Adventureが4,620×1,880×1,680mm、GR SPORTが4,645×1,880×1,685mmです。ホイールベースは全車2,690mm、最小回転半径は5.7m。最低地上高はPHEVが195mm、HEVが190mmで、アウトドア志向のAdventureのほうが5mm低いという逆転があります。
| 項目 | Z(PHEV) | GR SPORT | Z(HEV) | Adventure |
|---|---|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,600×1,855×1,685mm | 4,645×1,880×1,685mm | 4,600×1,855×1,680mm | 4,620×1,880×1,680mm |
| 最低地上高 | 195mm | 195mm | 190mm | 190mm |
| 車両重量 | 1,980kg | 1,990kg | 1,720kg | 1,710kg |
| 型式 | 6LA-AXAP64 | 6LA-AXAP64 | 6AA-AXAN64 | 6AA-AXAN64 |
重さはPHEVがHEVより260〜280kg重く、ここが燃費と乗り味の差に効いています。なおユーザーのレビューに「最低地上高185mm」と書かれた例も見かけますが、公式諸元表の値はPHEV 195mmです。
排気量2,487cc、システム出力はHEV 240PS・PHEV 329PS

エンジンは全車共通のA25A-FXS(2.487L・無鉛レギュラー)で、単体の最高出力は137kW(186PS)です。モーターを合わせたシステム最高出力は、HEVが177kW(240PS)、PHEVが242kW(329PS)。同じ2.5Lでも、PHEVはフロントモーターが151kW(206PS)とHEVの100kW(136PS)より格段に強いため、加速の質が別物になります。
- 燃料:無鉛レギュラー・タンク55L
- 駆動:全車E-Four(2WD設定なし)
- 定員:全車5人(3列シートなし)
- 荷室:HEV 749L/PHEV 672L
「7人乗り」で検索する人もいますが、日本仕様の6代目に3列シートの設定はありません。7人乗りが必要なら別の車種を探すことになります。

7人乗りの噂を見かけても、日本仕様は5人乗りだけです
9月版の諸元表が出た。中身は6月版と何が違う?
2026年9月、トヨタ公式サイトの諸元表PDFが6月版から9月版(rav4_spec_202609.pdf)に差し替わりました。当サイトで両版を突き合わせたところ、寸法・燃費・価格・装備・カラー設定はすべて6月版と同じで、違いはスマートフォン連携の動作確認ページを案内する脚注の追加と注記番号の繰り下げだけでした。版が新しくなっても、一部改良が行われたわけではありません。
燃費はカタログ22.9km/L、実燃費は17.7km/L。この差をどう読むか

RAV4の最大の武器は燃費です。価格.comの項目別評点では燃費が4.92でカテゴリ1位。一方、ユーザーの実測値はカタログから2割以上離れており、この差を知らずに買うと家計の見込みが狂います。
カタログ燃費の1位は、最も安いAdventure
公式諸元表のWLTCモード総合値は、Adventure 22.9km/L、Z(HEV)22.5km/L、Z(PHEV)22.2km/L、GR SPORT 21.5km/L。最も安いAdventureがカタログ燃費では最上位です。車両重量がAdventure 1,710kg、Z(HEV)1,720kgと、Adventureがわずかに軽いことが効いています。
実燃費はZが17.7km/L。2か月で順位が入れ替わり、差は広がった
みんカラの燃費記録で6代目(2025年12月〜モデル)に絞ると、2026年9月23日時点の平均はZ(HEV)17.7km/L、Adventure 17.3km/Lでした。カタログ値との乖離率を当方で計算すると、Zが(17.7−22.5)÷22.5=▲21.3%、Adventureが(17.3−22.9)÷22.9=▲24.5%です。
注意したいのは数字の動き方です。当サイトが同じページで記録した値は、7月17日がZ 17.4/Adventure 18.8、9月8日がZ 17.6/Adventure 17.4、9月23日がZ 17.7/Adventure 17.3。7月にはAdventureが上だったのに、9月には順位が入れ替わり、その差が少しずつ開いています。発売から1年未満の車はサンプルが少なく、実燃費だけでグレードを決めるのは危ないという実例です。

初期データの順位は動きます。傾向として読むのが安全です
PHEVはEV航続151km。急速充電に対応したのが大きい

PHEVの充電電力使用時走行距離は国土交通省審査値でZが151km、GR SPORTが145km。公式プレスでは「約150km」と社内測定値で表記されています。先代RAV4 PHVにはなかったDC急速充電に対応した点が実質的な進化です。トヨタ公式のPHEVページは充電時間の目安について「50kW(最大125A)以上の急速充電器(スタンド)を使用した場合の充電時間」と条件を示しています。駆動用電池はリチウムイオン58.0Ah、総電力量22.68kWhです。
年間ガソリン代の試算や満タン航続距離は、新型RAV4の燃費・実燃費【2026年最新】17.7km/Lと乖離率▲21.3%、PHEVは151kmで計算式ごと公開しています。

装備表を読むと「Z(HEV)」が異様に強い。GR SPORTにない装備とは

公式の装備比較表を列ごとに読むと、価格と装備が一致していない箇所が見つかります。最上級のGR SPORTに付かない装備が、4,900,000円のZ(HEV)には付いている。ここがグレード選びを左右します。
後席シートヒーターは4,900,000円のZにしかない
快適温熱シートの設定を4グレードで並べると、前席は全車に付きますが、後席左右の温熱シートが標準になるのはZ(HEV)だけです。6,000,000円のZ(PHEV)にも6,300,000円のGR SPORTにもありません。価格.comに投稿されたGR SPORT PHEVオーナーのレビュー(2026年7月10日)には「シートメモリー、ベンチレーションはオプションでもいいので欲しかった」という一文があり、装備表と口コミが噛み合っています。
| 装備 | Z(PHEV) | Z(HEV) | Adventure | GR SPORT |
|---|---|---|---|---|
| 後席シートヒーター | なし | あり | なし | なし |
| 前席ベンチレーション | あり | あり | なし | なし |
| AHS(自動遮光ハイビーム) | あり | あり | AHB | AHB |
| ヘッドアップディスプレイ | あり | あり | なし | あり |
| アルミルーフレール | あり | あり | あり | なし |
| 助手席 | 8ウェイ電動 | 8ウェイ電動 | 手動6ウェイ | 8ウェイ電動 |
装備の充実度で並べると Z(HEV)≧ Z(PHEV)> GR SPORT > Adventure となり、価格順とは一致しません。GR SPORTは走りに振ったグレードだと理解しておくと納得しやすいはずです。
2026年9月2日、足りない装備を後から買える仕組みが始まった
この装備差に対して、トヨタ自身が動きました。トヨタの公式プレスリリースによると、2026年9月2日から「トヨタ アップグレード ファクトリー」が60系RAV4向けのアップグレード提供を開始。AdventureはZ仕様のヘッドランプ+AHSで193,600円、GR SPORTはAHS単体で116,600円です(いずれも税込・作業工賃込み・メーカー保証付帯)。
これが可能なのは、60系RAV4に「アップグレードレディ設計」が織り込まれているためだとトヨタは説明しています。年次改良を待たずに機能が増える構造になったわけで、この論点は新型RAV4の一部改良・マイナーチェンジはいつ?後付けAHSと不具合修正の行方で掘り下げました。

見落としやすい公式の注記:マイカー始動ロックと車内Wi-Fiが止まっている
トヨタ公式のRAV4コネクティッドページには、2026年9月23日時点で2つの停止表示があります。盗難対策の「マイカー始動ロック」は「一部のおクルマで正常に作動しない事象が確認されているため、現在、本サービスの提供を停止しております」、「車内Wi-Fi」は「現在サービス申込みを停止しております」。カタログに載っている機能が、いま契約しても使えないという点は、盗難対策を重視する人ほど知っておくべき事実です。再開時期は公表されていません。
税金と補助金:ハイブリッドは「免税」ではありません

2026年度の税制はRAV4にとって追い風と逆風が同時に吹いています。環境性能割は廃止されて0円になった一方、エコカー減税の基準が厳しくなり、HEVの重量税は免税ではなくなりました。間違いが最も多い箇所です。
重量税7,500円の根拠と、免税と誤記される理由
RAV4は全グレードが「1.5t超〜2.0t以下」区分で、重量税の本則税率は3年で30,000円です。国土交通省が公表しているエコカー減税の区分表によれば、2026年5月1日からは2030年度燃費基準100%達成が免税ではなく75%軽減の扱いになりました。RAV4のHEVはここに該当するため、新車新規登録時の重量税は0円ではなく7,500円です。
誤情報が広まる原因は、2025年度の旧区分の減税率を載せたままのページが残っているためです。適用期間が書かれていない減税表は、それだけで疑ってかかったほうがいいでしょう。PHEVは基準厳格化の影響を受けず、重量税は0円のままです。
PHEVは補助金850,000円。2027年登録でも金額は同じ
次世代自動車振興センターのCEV補助金交付額一覧(令和8年9月18日現在)には、型式6LA-AXAP64のRAV4 Z・GR SPORTがともに850,000円と記載されています。保有義務期間は4年。この表は登録日が2026年12月31日までと2027年1月1日以降で金額を分けていますが、RAV4 PHEVはどちらも850,000円です。受注停止で登録が年をまたいでも、現時点の表では減額されません。
5年間の税負担差(PHEVが約60,000円有利)を足すと、当方の試算ではPHEVが約910,000円有利。車両価格差1,100,000円から910,000円を引くと、実質的な差は約190,000円まで縮みます。前提は2026年4月以降の登録で、燃料費・電気代・任意保険は含みません。補助金には予算上限がある点にもご注意ください。
店頭169.9円は補助込み。補助なしなら205.9円
資源エネルギー庁が公表しているガソリン価格の推移では、2026年9月14日のレギュラー全国平均は169.9円/L。ただし同じ資料に補助なし価格205.9円/Lが併記されており、差の36.0円は補助でならされた分です。年間10,000km・実燃費17.7km/LのZで当方が計算すると、169.9円なら年間約95,989円、205.9円なら年間約116,328円。補助がなくなれば年間で約20,339円増えます。
維持費の内訳は新型RAV4の維持費は年間いくら?【2026年度税制対応】自動車税43,500円・重量税7,500円の罠に全項目を分解して置いています。

納期・値引き・中古相場:いまの買い方はどこで詰まっているか

RAV4は値引き交渉で安く買う車ではなくなりました。受注枠が需要に追いついておらず、値引きは実質ゼロ。代わりに下取り査定額が唯一の交渉変数になっています。
KINTOも2026年9月23日時点で取り扱いを停止している
販売店が止まっているならサブスクは、と考える方は多いはずです。しかしKINTO公式のRAV4車種ページには2026年9月23日時点で「現在WEBでの取り扱いを停止しております」と表示されています。月額38,390円〜という数字にも「取り扱い再開時に変更になる可能性があります」と注記があり、再開時の条件は未定です。
値引き報告15件のうち12件が車両本体0円
価格.comの値引き情報に投稿された6代目の報告を2026年9月23日に当方で数えたところ、HEV 11件・PHEV 4件の計15件のうち車両本体値引き0円が12件でした。確認できた最大は2026年4月・三重県のZ(HEV)で10万円。PHEVの4件はすべて本体0円です。同じサイトに残る先代Adventureの報告(2024年3月購入)は40万円引きなので、落差は40万円以上あります。
この状況は取材ベースでも裏が取れます。WEB CARTOPの販売現場取材は「新型RAV4は値引きゼロで販売されているとのことである」としたうえで、値引きの代わりに下取り査定額へ上乗せする販売店もあると伝えました。交渉の軸は車両価格ではなく下取りです。実際にどのくらいの査定額が出るのかは、MOTA買取りを利用したガチのレビューで具体的な金額を公開しています。

受注停止なのに売れ行きはミドルSUVでトップ
日本自動車販売協会連合会が2026年9月4日に発表した通称名別ランキングによると、2026年8月のRAV4は4,488台で11位、前年対比341.6%。7月は7,536台で8位でした。新規受注が止まっているのに登録が積み上がっているのは、バックオーダーが消化されているためです。月販基準台数3,700台に対し、7月は約2.04倍、8月は約1.21倍という計算になります。9月分の発表は10月上旬の予定です。
受注再開の見通しと増産計画の中身は新型RAV4の納期最新情報【2026年】受注停止はいつまで?受注再開と増産4,200台を読むにまとめています。

ハリアー・CR-V・CX-5と比較:待てないなら何を選ぶ?

RAV4を検討する人の多くは、ハリアー、ホンダCR-V、マツダCX-5、フォレスター、エクストレイルと迷います。2026年に入って競合側の顔ぶれと価格が動き、比較の前提が変わりました。
ハリアーは8月の一部改良で4,396,700円から。しかも注文できる
Car Watchが報じた通り、ハリアーは2026年8月3日の一部改良でガソリン車が廃止され、パワートレーンがHEVに一本化されました。Gは4,396,700円から。RAV4の最安4,500,000円より103,300円安く、栃木トヨタでは「11月以降」と納期が示されている=注文できる状態です。「RAV4が第一希望だが待てない」人にとって、無視できない選択肢になりました。

本命が買えない間に、対抗馬が値段を下げてきた形です
CR-Vは512万円から、CX-5はストロングHEVなし
ホンダの6代目CR-Vは2026年2月27日に日本で発売され、Car Watchの発売記事によると価格は5,122,700円〜5,779,400円。e:HEVのみで、2WDも選べます。マツダの新型CX-5は2.5Lマイルドハイブリッドのみで3,300,000円から。フォレスターはS:HEVのWLTC燃費が19.1km/Lです。
| 車種 | 価格(税込) | 電動化 | 2026年8月販売 |
|---|---|---|---|
| RAV4 | 4,500,000円〜 | HEV・PHEV | 4,488台 |
| ハリアー | 4,396,700円〜 | HEV | 2,239台 |
| CR-V | 5,122,700円〜 | e:HEV | — |
| CX-5 | 3,300,000円〜 | マイルドHV | 3,329台 |
| フォレスター | 3,850,000円〜 | ガソリン・S:HEV | 1,017台 |
価格だけならCX-5とフォレスターが安く、装備とブランドで近いのはハリアーです。RAV4と同じ「HEV+4WD+燃費20km/L超」という条件で、いま注文できる候補はハリアーが最も近いという整理になります。
向く人は燃費重視で待てる人、向かないのは納期を決めたい人
ここまでの事実を並べると、判断は比較的はっきりします。納車時期を自分でコントロールしたい人には、現時点のRAV4は向きません。
- 向く:燃費最優先で待てる人
- 向く:荷室749Lが必要な人
- 向かない:納期を決めたい人
- 向かない:内装質感を最重視する人
- 向かない:幅1,850mm制限の駐車場
最後の項目は見落とされがちです。全幅はZで1,855mm、AdventureとGR SPORTで1,880mm。1,850mm制限の機械式立体駐車場には全グレードが入りません。契約前に自宅と職場の駐車場を実測しておくことをおすすめします。

機械式駐車場の幅制限は、契約前に必ず確認を
よくある質問
- 新型RAV4は今注文できますか
-
2026年9月23日時点では、多くの販売店で新規注文を受け付けていません。栃木トヨタは同年9月20日時点でHEV・PHEVとも「ご注文受付を停止しております」と表示し、KINTOも「現在WEBでの取り扱いを停止しております」と案内しています。受注枠は販社・店舗によって差があるため、最終的にはお近くの販売店での確認が必要です。
- 新型RAV4はいつから発売されていますか
-
HEVが2025年12月17日、PHEV(ZとGR SPORT)が2026年3月9日に発売されました。PHEVの発表は2026年2月19日です。
- 一番安いグレードはどれですか
-
Adventure(HEV)の4,500,000円です。ただし助手席が手動6ウェイで、シートベンチレーション、後席シートヒーター、AHS、ヘッドアップディスプレイは付きません。装備を重視するならZ(HEV)4,900,000円との差400,000円の中身を比べてから判断してください。
- ガソリン車や7人乗りの設定はありますか
-
どちらもありません。6代目の日本仕様はHEVとPHEVのみで、定員は全車5人です。2WD(FF)も廃止され、駆動方式は全車E-Fourに統一されました。ガソリングレードの納期や価格を載せている情報は、先代と混同している可能性が高いと考えてください。
- ハイブリッドの重量税は免税ですか
-
免税ではなく7,500円です。2026年5月1日からのエコカー減税見直しで、2030年度燃費基準100%達成車は免税から75%軽減に変わりました。本則税率30,000円の25%にあたる7,500円が新車新規登録時にかかります。PHEVは引き続き0円です。
- 値引きはどのくらい出ますか
-
車両本体からの値引きはほとんど出ていません。価格.comの6代目の値引き報告15件を2026年9月23日に確認したところ、12件が車両本体0円、最大でも10万円でした。値引きが期待できない以上、支払総額を下げる手段は下取り査定額の最大化に絞られます。
- 中古車のほうが安く買えますか
-
現時点では逆に高くなります。価格.comの2026年9月23日時点の掲載では、6代目(2025年モデル)の中古車が4,960,000〜7,690,000円(353物件)で、最安グレードの新車価格4,500,000円を下限でも上回っていました。新車が買えない状況が中古相場を押し上げています。
- 立体駐車場に入りますか
-
幅1,850mm制限の機械式駐車場には入りません。全幅はZが1,855mm、AdventureとGR SPORTが1,880mmで、いずれも制限を超えます。全高はHEVが1,680mm、PHEVが1,685mmなので、高さ制限のある駐車場も事前確認が必要です。
- 一部改良やフルモデルチェンジの予定はありますか
-
2026年9月23日時点で、一部改良・特別仕様車の設定はいずれも公式発表されていません。9月に公開された最新版の主要諸元表も、中身は6月版と同じでした。フルモデルチェンジについても公式発表はなく、2025年12月に登場したばかりのため当面は想定しにくい状況です。
- リコールは出ていますか
-
2026年9月23日時点で、トヨタ公式のリコール等情報に掲載されている届出に6代目(60系)RAV4は含まれていません。直近の掲載は8月26日のスープラでした。過去にRAV4名義で出ている届出は、いずれも先代(50系)が対象です。なお、リコールとは別に、マイカー始動ロックの提供停止が公式サイトで告知されています。
まとめ:商品は強い、買い方が詰まっている

新型RAV4の現在地を3行で整理します。
- 商品としては強い。燃費評点はカテゴリ1位で、販売台数もミドルSUV最上位
- 買い方は詰まっている。販売店もKINTOも受注停止で、値引きは実質ゼロ、中古は新車超え
- 選ぶならZ(HEV)が装備面で突出。待てないならハリアーが現実解
冒頭で「読み終えたときに、自分が買うべきか待つべきかを判断できる状態になる」とお伝えしました。判断基準はシンプルで、納車時期を自分で決めたいかどうかです。決めたいならハリアーを含めて比較し直す。RAV4でなければ困るなら、受注枠が動くまで待つ。この二択に集約されます。
次の一歩として、まずお近くのトヨタ販売店の公式サイトで「工場出荷目安」ページを開き、RAV4の表示が「停止」か「期間」かを確認してください。販社によって表示が違うため、全国一律の情報より自分の地域の一次情報のほうが正確です。あわせて、いま乗っている車の査定額を先に把握しておくと、受注が再開した瞬間に動けます。

参考URL一覧
- 栃木トヨタ・工場出荷目安のご案内:https://www.tochigitoyota.com/lineup/delivery
- トヨタ公式ニュースルーム・新型RAV4を発売:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/43738655.html
- MOTA・新型RAV4は高い?(渡辺陽一郎):https://autoc-one.jp/toyota/rav4/newmodel-5038756
- トヨタ公式・RAV4主要諸元表(2026年9月版):https://toyota.jp/pages/contents/rav4/003_p_001/pdf/rav4_spec_202609.pdf
- みんカラ・RAV4の燃費記録:https://minkara.carview.co.jp/car/toyota/rav4/nenpi/
- トヨタ公式・RAV4 PHEV(充電条件):https://toyota.jp/rav4/phev/index.html
- トヨタPR事務局・60系RAV4のアップグレード提供開始:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000211.000104325.html
- トヨタ公式・RAV4コネクティッド:https://toyota.jp/rav4/connected/index.html
- 国土交通省・エコカー減税の区分:https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001993968.pdf
- 次世代自動車振興センター・CEV補助金交付額一覧:https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
- 資源エネルギー庁・ガソリン全国平均価格の推移:https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf
- KINTO公式・RAV4車種ページ:https://kinto-jp.com/kinto_one/lineup/toyota/rav4/
- WEB CARTOP・新型RAV4の販売現場取材:https://www.webcartop.jp/2026/02/1824800/2/
- Car Watch・ハリアー一部改良でHEVモデルに一本化:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2130033.html
- Car Watch・ホンダ新型CR-V発売:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2088303.html





