2015年のデビュー以来、そのスタイリッシュなデザインと都市部での使いやすさで独自のポジションを築いてきたマツダCX-3。登場から約10年が経過し、ついに待望のフルモデルチェンジに関する情報が熱を帯びてきました。
次期CX-3は、単なるモデルチェンジに留まらず、マツダの未来を象徴する革新的な一台になる可能性があります。特に注目されているのが、マツダの魂とも言えるロータリーエンジンを発電専用に使うプラグインハイブリッド(PHEV)「e-SKYACTIV R-EV」の搭載です。
この記事では、国内外の専門メディアやマツダの動向から得られた最新情報を徹底的に分析・整理し、次期新型CX-3の全貌に迫ります。発売日、価格、デザイン、そして注目のパワートレインまで、あなたの知りたい情報をどこよりも深く、分かりやすく解説します。
この記事で分かるポイントまとめ
- 発売は2025年以降、11年ぶりの全面刷新か
- 目玉はロータリーエンジン搭載のPHEVモデル
- ボディは大型化しクーペSUVスタイルへ進化か
- 価格は上昇、PHEVは400万円台の可能性も
- 生産はタイ工場からの逆輸入に切り替わる
新型CX-3の発売日予想:2025年秋以降が濃厚な理由とは

結論から言うと、マツダからの公式発表はまだありません(2025年7月24日現在)。しかし、複数の自動車専門メディアや業界の動向から、その時期をある程度予測することが可能です。市場投入予定は2025年後半~2026年秋頃が最有力とされており、現行モデルが2015年2月に発売されてから10年以上が経過することから、2025年という節目はフルモデルチェンジの絶好のタイミングと見られています。一部メディアでは、ワールドプレミア(世界初公開)が2026年秋と、より具体的な時期を報じています。
マツダの中期経営計画から読み解く発売時期

マツダが2021年に発表した中期経営計画では、2022年以降のSUV商品群の拡充が示されており、CX-3の次期モデルもその計画に含まれていると考えるのが自然です。生産体制の変更も重要なヒントとなっており、2022年にCX-3の国内生産が終了し、タイの工場「オートアライアンス・タイランド」からの逆輸入に切り替わりました。マツダはタイ工場への追加投資と電動化推進を表明しており、そこで生産される「新型コンパクトSUV」が次期CX-3である可能性が非常に高いと見られています。
生産体制変更が示唆する新型開発の進展
タイ工場での生産体制への移行は、単なるコスト削減策ではなく、新型CX-3の開発・量産に向けた戦略的な布石と考えられます。この生産計画の進捗が、発売時期を左右する重要な鍵となっており、現時点では「噂」「予想」の段階ですが、2025年から2026年にかけて、次期CX-3に関する何らかの公式な動きがあることはほぼ間違いないでしょう。

新型CX-3の価格設定:PHEVは400万円超えでプレミアム化へ
フルモデルチェンジに伴い、価格の上昇は避けられない見通しです。特に、革新的なパワートレインの採用が価格に大きく影響すると予想されます。現行CX-3の価格帯は約228万円から343万円ですが、次期モデルではプラットフォームの刷新、安全装備の進化、そしてパワートレインの電動化により、エントリーモデルでも10万円~20万円程度の値上がりは確実と見られています。
新型CX-3の予想価格
パワートレイン(予想) | 予想価格帯 | 備考 |
---|---|---|
1.5L ガソリン MHEV | 260万円~320万円 | エントリーモデル。現行より10~20万円アップか。 |
1.5L ディーゼル | 290万円~350万円 | 存続すれば、根強いファンに応える選択肢に。 |
e-SKYACTIV R-EV (PHEV) | 400万円~450万円 | 最上級グレード。補助金活用が前提か。 |
ロータリーPHEVモデルの価格戦略
最大の焦点である「e-SKYACTIV R-EV」搭載モデルは、その先進性から400万円台前半という価格設定が予想されています。これは、既に同システムを搭載する「MX-30 Rotary-EV」(約436万円~)の価格設定が参考になります。国のクリーンエネルギー自動車導入促進補助金などを活用することで、実質的な負担額を抑えることが購入のポイントになりそうです。
プレミアム路線で新たな価値を提供
クラスを超えた上質な内外装と先進技術を搭載することで、CX-3は従来のコンパクトSUVの枠を超え、新たな価値を提供するモデルへと進化する可能性を秘めています。価格上昇は単なるコストアップではなく、ブランド価値の向上を狙った戦略的な判断と捉えることができるでしょう。
革新のパワートレイン:ロータリーEV「e-SKYACTIV R-EV」が主役
次期CX-3の心臓部には、マツダの技術革新が凝縮される見込みです。多様な選択肢が噂されていますが、その中でも主役となるのは間違いなく「e-SKYACTIV R-EV」でしょう。これは「EV」と名乗りつつも、構造的には発電専用のロータリーエンジンを搭載したPHEVです。エンジンはタイヤを直接駆動せず、あくまで発電に徹し、駆動力は100%モーターが生み出すため、走行フィールはEVそのものです。
e-SKYACTIV R-EVの革新的なシステム構成

日産のe-POWERに近いシリーズハイブリッド方式ですが、外部からの充電も可能な点が大きな違いです。予想スペックとして、エンジンは830cc 水冷1ローター・ロータリーエンジン(発電用)、モーター最高出力は約170ps (125kW)、バッテリー容量は17.8kWh リチウムイオンバッテリー、EV航続距離は約107km~120km、総航続距離は約640km(50L燃料タンクと合わせて)となる見込みです。ロータリーエンジン特有のコンパクトさ、軽量さ、静粛性は、発電用エンジンとして理想的な特性を持っています。
その他のパワートレイン候補
ロータリーPHEV以外にも、1.5L 直列3気筒ガソリン + マイルドハイブリッド (e-SKYACTIV G 1.5)が最も現実的なエントリーモデルとして予想されています。また、1.5L 直列3気筒ディーゼルターボ (SKYACTIV-D 1.5)も、現行モデルで定評のあるディーゼルエンジンとして、3気筒化などの改良を経て存続する可能性があります。さらに、マツダ独自の燃焼技術「SPCCI」を用いたSKYACTIV-X 1.5も、上位モデルとして設定されるとの噂があります。

デザイン革新:クーペスタイルへの進化とボディサイズ拡大
次期CX-3は、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」をさらに深化させ、よりシャープで流麗なスタイルに進化すると予想されています。最も大きな変更点として、ルーフラインを滑らかに傾斜させたクーペのようなシルエットが採用されると見られています。これにより、兄貴分であるCX-30との差別化が明確になります。
エクステリアの大胆な進化

フロントグリルは少し薄く、シャープに進化したLEDヘッドライトと一体感のあるデザインになると予想されます。これは近年のマツダコンセプトカー「EZ-6」などに見られるデザイントレンドを汲んだものと考えられます。リアクォーターウィンドウがキックアップされ、伸びやかで躍動感のあるキャラクターラインが特徴となりそうです。
インテリアの質感向上とボディサイズ拡大

インテリアは新型MAZDA3やCX-60と同様に、水平基調でドライバー中心のレイアウトが採用されるでしょう。メーターパネルの全面液晶化や、大型のセンターディスプレイ(8.8インチ以上)が搭載される見込みです。ボディサイズでは、全長が約4,310mm(現行比 +35mm)、ホイールベースが約2,600mm(現行比 +30mm)に拡大され、特に後席の居住空間と荷室容量の改善が期待されます。
安全性能の進化:次世代i-ACTIVSENSEで更なる安心を
マツダの安全思想「マツダ・プロアクティブ・セーフティ」に基づき、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」も次世代へと進化します。夜間歩行者検知機能の向上により、アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)の性能が向上し、夜間の歩行者検知精度が大幅に高まります。

新機能追加で運転支援技術が大幅向上
高速道路などでの渋滞時に、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストし、ドライバーの疲労を大幅に軽減する渋滞時運転支援機能(TJA)が搭載される見込みです。また、見通しの悪い交差点などで、前方から接近する車両を検知して警告する前方交差車両警報(FCTA)も追加されると予想されます。スマートフォンアプリを使ったリモート操作や、緊急時の通報システムなどがより高度化されるでしょう。
コネクテッドサービスとOTAアップデート対応
2023年9月の一部改良で対応したコネクテッドサービスがさらに進化し、ソフトウェアのOTA(Over-The-Air)アップデートにも対応することで、購入後もクルマの機能が常に最新の状態に保たれるようになると考えられます。現行モデルで採用された電動パーキングブレーキ(EPB)やセンターアームレストは引き続き標準装備となり、上級グレードには、高品質なサウンドシステムや、より快適性を高めるシート機能などが設定されることが期待されます。

ライバル車徹底比較:独自ポジションで差別化を図る戦略
コンパクトSUV市場は、国内外のメーカーがひしめく激戦区です。次期CX-3は、独自の魅力でライバルとどう戦うのでしょうか。単なる「コンパクトSUV」という枠には収まらず、「デザイン、質感、そして独自の電動化技術で選ばれるプレミアムな一台」というポジションを確立することを目指すでしょう。
車種 | 強み | CX-3との比較 |
---|---|---|
トヨタ ヤリスクロス | 圧倒的な燃費性能、価格競争力、ブランド力 | デザインの独創性、内外装の質感、そしてロータリーPHEVという唯一無二のパワートレインで差別化。 |
ホンダ ヴェゼル | 洗練されたデザイン、広い室内空間、e:HEVの走り | CX-3はよりスポーティでドライバー中心の思想を強調。走りの楽しさで上回ることを目指す。 |
日産 キックス | e-POWERによるEVライクな走り、先進性 | CX-3のロータリーPHEVは、外部充電可能でより長いEV走行距離を実現。内外装のプレミアム感でも優位に立つ。 |
スバル クロストレック | シンメトリカルAWDによる悪路走破性、安全性 | CX-3は都市部での洗練された走りとデザインを重視。ターゲット層が異なる。 |
独自の電動化技術でライバルとの差別化
特にロータリーPHEVは、他のどのライバルも持ち得ない強力な武器となります。価格帯は一段上がりますが、それに見合うだけの付加価値を提供することで、新たな顧客層の獲得を狙います。トヨタやホンダの量販モデルとは異なる、プレミアムなコンパクトSUVとしての地位確立が次期CX-3の戦略となるでしょう。
ターゲット層の明確化と価値提案
次期CX-3は、実用性だけでなく、所有する喜びや運転する楽しさを重視するユーザーをターゲットとしています。このため、ライバル車との比較では価格面では不利になる可能性がありますが、デザイン、質感、独自技術という三本柱で差別化を図り、新たな市場セグメントを切り開くことを目指すと考えられます。
結論:新型CX-3は「待ってでも買うべき」革新的な一台
ここまで、マツダ次期新型CX-3に関する最新情報を多角的に分析してきました。次期CX-3は、単なるモデルチェンジを超えた、マツダの未来を体現する革新的な一台になることが明らかになりました。

新型CX-3の購入を検討すべき理由
- 唯一無二のロータリーPHEV:マツダの魂が宿る革新的なパワートレインは、他では味わえない走行体験と環境性能を提供
- クラスを超えたデザインと質感:流麗なクーペスタイルとプレミアムな内装は、所有する喜びを最大限に満たす
- 弱点の克服:現行モデルで指摘された後席や荷室の広さが改善され、デザインと実用性の両立が実現
もちろん、価格の上昇というハードルは存在します。しかし、それはマツダがCX-3を単なるコンパクトカーから、新たな価値を提供するプレミアムな存在へと昇華させようとしている意志の表れです。ありきたりのSUVでは満足できず、デザイン、走り、そして未来を感じさせる技術に心惹かれるのであれば、次期新型CX-3は「待ってでも買う価値のある」一台になることは間違いありません。
今後もマツダから発表される公式情報に注目し、この革新的な一台の登場を心待ちにしましょう。
よくある質問 FAQ
- 新型CX-3はいつ発売されますか?
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マツダからの公式発表はありませんが、複数の専門メディアが2025年後半から2026年秋頃と予想しています。現行モデルから10年以上が経過することから、2025年がフルモデルチェンジの最適なタイミングと見られています。
- 本当にロータリーエンジンが載るのですか?
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可能性は非常に高いと見られています。ただし、駆動用ではなく発電専用エンジンとして搭載されるシリーズ式プラグインハイブリッド「e-SKYACTIV R-EV」となる見込みです。これにより、EVライクな走行感覚と長距離走行を両立できます。
- 価格はいくらくらいになりますか?
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全体的に現行モデルより高くなると予想されます。ガソリンのマイルドハイブリッド車で260万円程度から、注目のロータリーPHEVモデルは400万円台前半になる可能性があります。クリーンエネルギー車導入補助金の活用で実質負担額を抑えることがポイントです。
- ボディサイズは大きくなりますか?
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はい、全長とホイールベースが数cm延長され、後席の居住性や荷室空間が改善されると予想されています。全長は約4,310mm(現行比+35mm)、ホイールベースは約2,600mm(現行比+30mm)になる見込みです。
- 現行モデルの弱点だった後席の狭さは改善されますか?
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ホイールベースの延長により、後席の足元スペースは現行モデルよりも広くなることが期待されており、大きな改善点の一つとなるでしょう。これにより、実用性とデザイン性の両立が実現されます。
- 生産はどこで行われますか?
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2022年から切り替わったタイの工場で生産され、日本へは逆輸入という形になります。タイ工場では電動化対応の設備投資が進められており、新型CX-3もこの体制下で生産される予定です。