日産の新型ルークスは、2025年10月にフルモデルチェンジして発売予定。軽自動車初となるGoogle搭載の12.3インチ大型ディスプレイが最大の注目点です。
日産の主力スーパーハイトワゴン「ルークス」が、2025年秋に待望のフルモデルチェンジを迎えます。現行モデルの登場から約5年、王者ホンダN-BOXやスズキ・スペーシアといった強力なライバルに対抗すべく、デザイン、テクノロジー、走行性能の全てにおいて劇的な進化を遂げる見込みです。
本記事では、リーク情報や業界の動向、さらには兄貴分であるセレナや海外モデルのローグから受け継がれるであろう最新技術まで、あらゆる情報を網羅・分析し、新型ルークスの全貌に迫ります。
この記事のポイント
- 発売日は2025年10月に延期
- 軽初Google搭載12.3インチ画面
- マイルドハイブリッドは廃止
- 燃費は現行モデルより向上
- 新デザインで内外装の質感をUP
- プロパイロットなど安全装備が進化
- e-POWER搭載は2026年以降か
新型ルークス発売日最新情報|2025年10月に延期決定の背景とは?
新型ルークスの発売時期について、当初は2025年7月末に発表・発売と見られていましたが、複数の情報筋から2025年10月に延期されたことが報じられています。日産が2025年度内に新型軽自動車を投入すると公式に発表していることからも、2025年秋のデビューは確実視されています。

一部では2025年11月〜12月や、2025年末から2026年初頭といった予測も存在しますが、現時点では10月発売説が最も有力です。
この背景には、スーパーハイトワゴン市場の熾烈な競争があります。2023年にフルモデルチェンジしたホンダ N-BOXやスズキ スペーシアが販売台数で上位を独占する中、ルークスは苦戦を強いられています。日産としては、一刻も早く商品力を高めた新型モデルを投入し、シェアを奪還したいという強い意志の表れでしょう。
先行予約・受注スケジュール
正式な発表はまだありませんが、通例では発売日の1〜2ヶ月前、つまり2025年8月〜9月頃に先行予約が開始される可能性が高いと予測されます。人気グレードや新色は納期が長引く傾向があるため、購入を検討している方はディーラーからの情報をこまめにチェックすることをおすすめします。

新型ルークス価格予想|装備充実で165万円〜240万円に?

新型ルークスの価格は、先進装備の充実化に伴い、現行モデルから若干上昇すると予想されます。予想価格帯は165万円〜240万円となる見込みです。
現行モデルの価格帯が約164万円から232万円(アーバンクロム除く)であることを考えると、全体的に数万円から10万円程度の価格アップが見込まれます。
グレード系統 | パワートレイン | 予想価格帯 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
標準モデル (S, X) | NA | 165万円〜 | 基本装備を充実させたエントリーグレード |
ハイウェイスター (X, G) | NA / ターボ | 195万円〜 | 専用エアロパーツ、上級装備を備えた人気グレード |
プロパイロット Edition | NA / ターボ | 205万円〜 | 進化した運転支援システム「プロパイロット」を搭載 |
e-POWERモデル (噂) | e-POWER | 200万円〜230万円 | 2026年以降に追加される可能性のある電動モデル |
特に、12.3インチの大型ナビゲーションシステムや進化したプロパイロットを搭載する上位グレードでは、価格上昇幅が大きくなる可能性があります。しかし、日産は量販グレードの価格上昇を抑え、コストパフォーマンスの高さをアピールする戦略をとると考えられます。
新型ルークス外観デザイン|リーク画像で判明したN-BOX似の新フロントマスク
新型ルークスのエクステリアは、大幅にデザインが変更され、よりモダンで質感の高い印象になります。特に注目されるのがフロントマスクです。
国内自動車情報誌によってリークされた画像を見ると、ハイウェイスター系のモデルは、ブラック基調の大型グリルと、四角形を組み合わせた特徴的なヘッドライトが採用されていることがわかります。このデザインは、一部で「ホンダ N-BOXカスタムに酷似している」との声も上がっており、市場でどのような評価を受けるか注目されます。
標準モデルは、より親しみやすいデザインが採用されると予想されますが、こちらも最新の日産のデザイントレンドである「デジタルVモーション」の要素が取り入れられ、洗練された印象になるでしょう。

また、兄貴分のセレナで採用されているような、ルーフとボンネットを塗り分ける特徴的な2トーンカラーも設定される可能性があり、個性を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となりそうです。

新型ルークス内装|軽自動車初Google搭載12.3インチディスプレイが圧巻

新型ルークスの内装における最大の進化点は、軽自動車として初めてGoogle搭載の12.3インチ大型インフォテインメントディスプレイが設定されることです。これは、2024年モデルの「日産 ローグ」で採用され好評を博しているシステムで、ついに軽自動車にも搭載されることになります。
このシステムにより、使い慣れたGoogleマップやGoogleアシスタント、Google Playの各種アプリが車内でシームレスに利用可能となり、コネクテッド体験が飛躍的に向上します。

メーターも、全グレードで7インチの液晶ディスプレイを採用したデジタルメーターとなり、ナビ画面と隣り合うように配置されることで、セレナのような先進的で一体感のあるコックピットデザインが実現される見込みです。
内装全体の質感も向上します。現行モデルで好評のステッチ入り合成皮革インパネの採用グレードが拡大されるほか、シート素材や加飾パネルも見直され、クラスを超えた上質感を演出します。後席のニールームやスライド量の大きさといった、ルークス本来の強みである室内の広さや使い勝手は維持・向上されるため、ファミリー層にとっても満足度の高い空間となるでしょう。

新型ルークスパワートレイン|マイルドHV廃止でも燃費向上の秘密
新型ルークスのパワートレインは大きな転換点を迎えます。

マイルドハイブリッドシステムの廃止
最も大きな変更点は、現行モデルに採用されていたマイルドハイブリッドシステム(S-HYBRID)が廃止されることです。これは多くの情報筋で一致しており、確定情報と見てよいでしょう。驚くべきことに、マイルドハイブリッドを廃止しながらも、燃費性能は現行モデルを上回るとされています。
- 現行モデル燃費 (WLTCモード): 20.9km/L (NA/FF)
- 新型モデル予想燃費 (WLTCモード): 22.0km/L (NA/FF)
これは、エンジンの熱効率改善やCVTの制御最適化、車体の軽量化など、基礎技術の徹底的な見直しによるものと考えられます。
e-POWER搭載の可能性は?
多くのユーザーが期待する「e-POWER」の搭載については、情報が錯綜しています。
搭載肯定派の意見:
軽市場での競争力強化のため、ストロングハイブリッドの投入は不可欠。ノートやセレナなど、日産の売れ筋モデルには必ずe-POWERが設定されている。搭載されればWLTCモード燃費は30km/Lを超え、クラス最強の燃費性能を実現できる可能性がある。
搭載懐疑派・否定派の意見:
軽自動車の限られたフロントノーズに発電用エンジンとモーターを収めるのは技術的に困難。コスト増が避けられず、車両価格が軽自動車として許容されにくい水準になる。2025年10月時点ではガソリン専用で、e-POWERの設定はないとの報道もある。
結論として、2025年10月のフルモデルチェンジ時点でのe-POWER搭載の可能性は低いと見られます。しかし、将来的には必ず投入されると考えるのが自然です。一部では2026年10月頃に「ルークス e-POWER」として追加されるとの具体的な予測も出ています。

新型ルークス安全性能|軽自動車初搭載のプロパイロット進化版
日産の強みである先進安全技術も、新型ルークスでさらなる進化を遂げます。

プロパイロットの性能向上
運転支援技術「プロパイロット」は、従来のカメラに加えてミリ波レーダーが追加され、検知性能が大幅に向上します。これにより、より遠くの車両を検知できるようになり、追い越し時の加速アシストや、先行車への追従制御がよりスムーズかつ自然になります。
軽自動車初の先進安全装備
さらに、兄貴分の車種から軽自動車初となる先進機能が惜しみなく投入される見込みです。
- インビジブルフードビュー: 車両の下を透かして見るような映像をディスプレイに表示し、狭い路地や駐車時の死角をなくす機能
- インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム): 隣車線に車両がいる状態で車線変更しようとすると、警報と共に元の車線に戻すよう支援
- 後退時歩行者検知機能付き踏み間違い防止アシスト: 後退時に移動する歩行者を検知し、衝突の危険があればブレーキを制御
これらの機能に加え、3D表示に対応したアラウンドビューモニターや、ブラインドスポットアラート、リアクロストラフィックアラートなども採用され、クラス最高水準の安全性能を実現します。

新型vs現行ルークス徹底比較|どっちを買うべき?
フルモデルチェンジを前に、現行モデルの購入を検討している方も多いでしょう。新型と現行、どちらを選ぶべきか、ニーズ別に考察します。
比較項目 | 新型ルークス (予想) | 現行ルークス |
---|---|---|
発売時期 | 2025年10月 | 販売中 |
デザイン | モダンで精悍な新デザイン | 比較的オーソドックス |
インテリア | 12.3インチ大型画面、デジタルメーター | 9インチナビ、アナログメーター中心 |
パワートレイン | ガソリン (NA/ターボ) ※マイルドHV廃止 | マイルドHV (NA/ターボ) |
燃費 | 向上 (22.0km/L) | 20.9km/L (NA/FF) |
安全装備 | 大幅進化 (軽初機能多数) | クラストップレベル |
価格 | 若干値上げ (165万円〜) | 比較的安価 (164万円〜) |
納期 | 発売直後は長期化の可能性 | 比較的短い (1〜3ヶ月程度) |
- 新型ルークスがおすすめな人:最新技術重視、Google搭載ディスプレイ、クラス最高安全性能を求める方
- 現行ルークスがおすすめな人:コスト重視、短納期希望、実績のある熟成モデルを好む方
新型ルークスvsライバル車比較|N-BOX・スペーシア・タント徹底対決
スーパーハイトワゴン市場は、まさに群雄割拠。新型ルークスは、強力なライバルたちとどう戦うのでしょうか。



ライバル車モデルチェンジ最新情報
- ホンダ N-BOX: 2023年10月にフルモデルチェンジ済み。上質さと走りの良さを武器に、依然として絶対王者として君臨
- スズキ スペーシア: 2023年11月にフルモデルチェンジ済み。マイルドハイブリッドによる圧倒的な低燃費と後席快適性が特徴
- ダイハツ タント: 現行モデルは2019年登場。ミラクルオープンドアという独自の強みを持つが、基本設計はやや古い
新型ルークスvsライバル車比較表
比較項目 | 日産 新型ルークス (予想) | ホンダ N-BOX | スズキ スペーシア | ダイハツ タント |
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2025年10月 | 2023年10月 | 2023年11月 | 2019年7月 |
最大の強み | 先進技術 (12.3インチ画面, プロパイロット) | 総合力、質感、走り | 燃費、後席快適性 | ミラクルオープンドア |
インフォテインメント | ◎ Google搭載12.3インチ | ◯ 9インチHonda CONNECT | ◯ 9インチ全方位モニター | △ 9インチディスプレイオーディオ |
パワートレイン | ◯ ガソリン (NA/ターボ) | ◯ ガソリン (NA/ターボ) | ◎ マイルドHV | ◯ ガソリン (NA/ターボ) |
燃費 (NA/FF) | ◯ 22.0km/L | ◯ 21.6km/L | ◎ 25.1km/L | ◯ 22.7km/L |
安全装備 | ◎ 軽初機能多数 | ◎ Honda SENSING | ◎ スズキセーフティサポート | ◯ スマートアシスト |
独自性 | インビジブルフードビュー | – | マルチユースフラップ | ピラーレススライドドア |
比較表から明らかなように、新型ルークスは「先進技術」でライバルを圧倒する戦略をとっています。Google搭載の12.3インチディスプレイは、他のどのライバルも持たない強力な武器です。また、プロパイロットの進化や軽初搭載の安全装備も、技術の日産を強くアピールするポイントとなるでしょう。
燃費ではスペーシアに一歩譲るものの、マイルドハイブリッドを廃止してN-BOXを上回る燃費を達成したのは特筆に値します。総合的に見て、新型ルークスは「テクノロジー好きのファミリー層」や「安全性を最重視するユーザー」にとって、非常に魅力的な選択肢となり、三強(N-BOX, スペーシア, タント)の牙城を崩すポテンシャルを十分に秘めていると言えるでしょう。
