新型N-BOXの維持費は、標準FFを年8,000km乗ると税・自賠責・燃料費で5年に514,490円、年平均約102,898円になります。うち燃料費が約78%を占める計算です。
自賠責保険料は2026年11月1日に改定済みで、37か月25,330円、24か月18,660円です。N-BOXはエコカー減税の対象外で、重量税はタントやスペーシアより5年で5,900円高くなります。数字は公的資料とHonda公式の主要諸元表をもとに積み上げました。
この記事のポイント
- 5年総額は燃料込みで約51万円
- 重量税はライバルより5年5,900円高い
- 自賠責は軽が普通車を100円上回った
- グレードを変えても税額は同じ
- 維持費のレバーはFF選択・走り方・売却額
公開日:2026年11月3日 / 最終更新日:2026年11月3日

維持費は5年で約51万円、燃料が8割を占める
結論です。標準N-BOX FFを年8,000km乗ると、税・自賠責・燃料費の5年合計は514,490円、年平均で約102,898円でした。このうち燃料費が400,000円で、約78%を占めるのです。

自賠責保険料は2026年11月1日に改定済みの今の料率(37か月25,330円、24か月18,660円)で計算しました。任意保険料や整備費用は条件で大きく変わるので、公的な資料で金額を確定できる項目だけを積み上げています。
計算の前提をはじめに開示します
| 項目 | 前提 |
|---|---|
| 対象 | 標準N-BOX FF(2026年7月17日発売の改良後モデル) |
| 年間走行距離 | 8,000km |
| 実燃費 | 17.0km/L(レビュー報告の街乗り中央付近) |
| ガソリン | 試算の単価:レギュラー170円/L |
| 登録・保有 | 2026年11月に新規登録し、5年保有 |
| 含めないもの | 任意保険料・整備費用・タイヤ交換(条件で変わるため金額を書かない) |
実燃費の根拠は新型N-BOXの燃費は18.1〜21.6km/L|実燃費17km/Lとの乖離と年間燃料費に書きました。レギュラー170円/Lは資源エネルギー庁の石油製品価格調査の全国平均をもとにした目安で、価格が動けば燃料費も動きます。

年換算にすると約10万円
| 項目 | 金額(年換算) | 備考 |
|---|---|---|
| 軽自動車税(種別割) | 10,800円 | 登録翌年度から毎年 |
| 自動車重量税 | 年3,300円相当 | 3年9,900円/2年6,600円 |
| 自賠責保険料 | 年8,798円相当 | 37か月+24か月の合計43,990円を5年で割った額 |
| 燃料費 | 約80,000円 | 8,000km÷17.0km/L×170円 |
| 合計(税・自賠責・燃料) | 約102,898円 | 5年総額÷5。税と自賠責は5年の実額ベース |
燃料費の占める割合は年換算でも約78%。税金と自賠責の合計は年約22,898円しかなく、軽の維持費は税より燃料が主戦場という構造です。
税金は軽自動車税10,800円。N-BOXだけ重量税が減税なしの9,900円
軽自動車税は車種に関係なく一律ですが、自動車重量税は車種で変わります。N-BOXはここで、ライバルより一段高い区分に入りました。

軽自動車税は年10,800円、登録した年度はかからない
自家用の四輪乗用軽自動車で、2015年4月1日以降に最初の新規検査を受けた車は年額10,800円です。三田市の公式ページなど各自治体が同じ税率を公表しています。初度検査から13年を経過すると12,900円に上がる決まりです。
月割課税の制度はなく、4月1日時点の所有者に年額で課税されます。11月に登録した新車は、その年度は課税されず、翌年度の4月1日から10,800円が始まる流れでした。国土交通省の税制改正の大綱にあるとおり環境性能割は2026年3月31日で廃止されたため、登録時にかかる税は重量税だけです。

登録した年は軽自動車税ゼロ、というのは意外と知られていません
重量税はライバルより5年で5,900円高い
日本自動車工業会のエコカー減税対象車一覧の軽乗用車・本田技研分に、N-BOXの記載はありません。載っているのはN-ONEとN-WGNだけです。減税なしの当分の間税率が適用され、新車3年分は9,900円になります。
| 車種区分 | 新車3年 | 初回車検2年 | 5年合計 |
|---|---|---|---|
| N-BOX(減税なし) | 9,900円 | 6,600円 | 16,500円 |
| ホンダ N-WGN/N-ONE(25%軽減) | 5,600円 | 5,000円 | 10,600円 |
| ダイハツ タント(25%軽減) | 5,600円 | 5,000円 | 10,600円 |
| スズキ スペーシア(25%軽減) | 5,600円 | 5,000円 | 10,600円 |
差は5年で5,900円。減税から外れた理由は燃費の達成率にあり、計算の過程は新型N-BOXの燃費は18.1〜21.6km/L|実燃費17km/Lとの乖離と年間燃料費に載せています。

13年を超えると年3,000円ほど増える
| 経過年数 | 軽自動車税(年) | 重量税(2年) | 2年合計 |
|---|---|---|---|
| 13年未満 | 10,800円 | 6,600円 | 28,200円 |
| 13年経過 | 12,900円 | 8,200円 | 34,000円 |
| 18年経過 | 12,900円 | 8,800円 | 34,600円 |
13年経過で2年あたり5,800円、年に直すと約2,900円の増加です。2026年に登録した車が13年を迎えるのは2039年なので、当面は関係ありません。古いN-BOXを中古で探すなら、初度検査年月の確認が先です。
自賠責は改定済み。軽が普通車より100円高くなった
自賠責保険料は、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から引き上げられました。13年ぶりの値上げで、これから買う人には確実に効きます。


13年ぶりの値上げなので、知らずに見積書で驚く人も多そうです
軽自動車の新旧料率を並べると
| 保険期間 | 改定前 | 改定後 | 差 |
|---|---|---|---|
| 37か月(新車購入時) | 24,010円 | 25,330円 | +1,320円 |
| 24か月(継続車検時) | 17,540円 | 18,660円 | +1,120円 |
| 参考:普通車24か月 | 17,650円 | 18,560円 | +910円 |
数字は金融庁の自賠責保険審議会資料と、三井住友海上の保険料例で確かめました。改定前は10月31日までに保険期間が始まる契約の料率です。37か月は新車購入時、24か月は2回目の車検時に使う保険期間で、新型N-BOXの見積もり|乗り出し1,818,520円の内訳を法定費用まで1円単位での乗り出し見積もりでは37か月の25,330円を使っています。
24か月契約で、軽自動車が普通車を上回った
改定後の24か月契約では、軽自動車の18,660円が普通車の18,560円より100円高くなります。引き上げ幅が軽で+1,120円、普通車で+910円と、軽のほうが大きかったためです。軽は保険料も安い、という前提が崩れたわけですね。
車検の法定費用は25,260円で確定できる
- 新車初回の車検は3年後(重量税6,600円+自賠責24か月18,660円)
- 2回目以降は2年ごとに同じ金額が発生
- 検査手数料と整備費用は事業者ごとに異なる
確定できるのは重量税と自賠責を足した25,260円までです。整備費用は店で幅があるので、見積書では法定費用と整備費用を分けて見てください。
新車を買うときの法定費用は、重量税9,900円、自賠責25,330円、リサイクル料金14,490円で合計49,720円になります(Honda公式のタイプ紹介ページで確認できる範囲の費用)。これを含めた乗り出し価格は新型N-BOXの見積もり|乗り出し1,818,520円の内訳を法定費用まで1円単位でで分解しました。
燃料費の差は、グレードより走る距離で広がる
維持費の約8割は燃料費なので、ここの感度を見ておきます。標準N-BOX FFのレビュー報告17.0km/Lをカタログ値21.6km/Lで割ると到達率は78.7%。これを各タイプのカタログ値に掛けて、実燃費を想定しました。

タイプ別の年間燃料費
| タイプ | WLTC | 実燃費の想定 | 年間燃料費(8,000km) |
|---|---|---|---|
| N-BOX FF | 21.6km/L | 17.0km/L | 約80,000円 |
| CUSTOM FF | 21.3km/L | 16.8km/L | 約81,127円 |
| N-BOX 4WD | 19.5km/L | 15.3km/L | 約88,615円 |
| CUSTOM ターボ FF | 20.0km/L | 15.7km/L | 約86,400円 |
| CUSTOM ターボ 4WD | 18.1km/L | 14.2km/L | 約95,470円 |
最良と最低の差は年間15,470円、5年で77,350円です。あくまで当サイトの試算で、実際の燃費は運転と道路条件で変わります。
走行距離別に見た差
| 年間走行距離 | N-BOX FF | CUSTOM ターボ 4WD | 差 |
|---|---|---|---|
| 5,000km | 約50,000円 | 約59,669円 | 9,669円 |
| 8,000km | 約80,000円 | 約95,470円 | 15,470円 |
| 12,000km | 約120,000円 | 約143,204円 | 23,204円 |
年12,000km走る人なら、グレード差だけで年23,204円。5年では116,020円になります。車両価格の差と並べて判断したい金額です。

ターボでもレギュラーで走るのは、財布にやさしいポイントです
ハイオクは要らない
使う燃料は全タイプ無鉛レギュラーです。ターボ車も同じで、燃料タンクはFFが27L、4WDが25Lでした。数字の出どころはHonda公式の主要諸元表です。

5年の総額は514,490円。グレードを変えても税額は1円も動かない
ここまでの項目を5年分で積み上げます。対象は税・自賠責・燃料費のみで、任意保険料と整備費用は含めていません。

標準N-BOX FFの5年コスト
| 項目 | 金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 軽自動車税 | 54,000円 | 10,800円×5回(11月登録なら2027〜2031年の4月1日) |
| 自動車重量税 | 16,500円 | 新車9,900円+初回車検6,600円 |
| 自賠責保険料 | 43,990円 | 37か月25,330円+24か月18,660円 |
| 燃料費 | 400,000円 | 80,000円×5年 |
| 合計 | 514,490円 | 年平均102,898円 |
税金と自賠責の合計は5年で114,490円。「軽は安い」と言われる根拠は、この小ささにあります。ここに任意保険料、車検の整備費用、タイヤ代が加わると考えてください。
軽自動車税を5回で数えたのは、登録日から5年のあいだに4月1日が5回来るためです。何月に登録しても5回になりますが、最初の課税が始まるまでの月数は登録月で変わります。年平均は、この5年総額を5で割った金額です。
CUSTOM ターボ 4WDと並べると、差は燃料費だけ
| 項目 | N-BOX FF | CUSTOM ターボ 4WD | 差 |
|---|---|---|---|
| 税・自賠責(5年) | 114,490円 | 114,490円 | 0円 |
| 燃料費(5年) | 400,000円 | 477,350円 | 77,350円 |
| 合計 | 514,490円 | 591,840円 | 77,350円 |
| 参考:車両本体 | 1,768,800円 | 2,581,700円 | 812,900円 |
N-BOXは全タイプがエコカー減税の対象外なので、グレードを変えても税金は変わりません。違いが出るのは燃料費だけで、5年で77,350円。車両価格の差812,900円と合わせると、90万円近い開きになります。グレードの選び方は新型N-BOXのグレード比較|38仕様の実質価格とやめとけグレードを名指しで整理しました。


燃費の差は、税の差より金額が大きい。ここが本質です
ライバルとの税差は5年で5,900円
タントやスペーシアは25%軽減を受けるため、5年の重量税は10,600円。N-BOXとの差は5,900円です。ただ、カタログ燃費はスズキ公式に載るスペーシアの25.1km/L、日本自動車工業会の対象車一覧(ダイハツ分)に載るタントの22.7km/Lに対してN-BOXは21.6km/Lと、燃費の差のほうが金額では大きく効きます。
維持費を下げる実務は3つ。効く順に並べました
税金は自分で動かせません。レバーになるのは、購入時の選択、走り方、手放すときの金額の3つです。

購入時:降雪地でなければFFで年8,615円減る
標準N-BOXのFFと4WDでは、想定実燃費で年8,615円、5年で43,075円の差が出ます。4WDは本体価格も145,200円高いため、降雪が少ない地域ならFFが合理的でしょう。

走り方:市街地中心を郊外中心に変えると年13,838円
WLTCの市街地モード18.9km/Lと郊外モード23.4km/Lで比べると、年8,000kmで13,838円の差です。信号の少ない道を選ぶ、急発進を避けるといった工夫が、そのまま金額で返ってきます。

運転を変えるだけで年1万円以上動くのは、ちょっと驚きです
手放すとき:査定額を先に知っておく
維持費の話で見落とされがちなのが、売却時の金額です。5年分の維持費514,490円に対して、売却額が数十万円変われば総保有コストの計算はまるごと変わります。実際にどのくらいの金額が提示されるのかは、MOTA買取りを利用したガチのレビューで査定の流れごと公開しました。
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よくある質問
- 新型N-BOXの年間維持費はいくらですか
-
税・自賠責・燃料費で年約102,898円です。内訳は軽自動車税10,800円、自動車重量税が年3,300円相当、自賠責が年8,798円相当、燃料費が約80,000円。任意保険料と整備費用は条件で変わるため含んでいません。
- N-BOXの軽自動車税はいくらですか
-
自家用の四輪乗用で年額10,800円です。2015年4月1日以降に最初の新規検査を受けた車が対象で、初度検査から13年を経過すると12,900円になります。月割課税の制度はなく、登録した年度は課税されません。
- N-BOXの重量税はいくらですか
-
新車登録時が9,900円(3年分)、初回車検時が6,600円(2年分)です。N-BOXはエコカー減税の対象外で、25%軽減が適用されるタントとスペーシアは5,600円と5,000円になります。
- N-BOXの自賠責保険料はいくらですか
-
2026年11月1日の改定後の軽自動車は、37か月で25,330円、24か月で18,660円です。24か月契約では普通車の18,560円を100円上回ります。
- N-BOXの維持費は5年間でいくらかかりますか
-
標準N-BOX FFで514,490円です。軽自動車税54,000円、自動車重量税16,500円、自賠責43,990円、燃料費400,000円の合計で、年平均102,898円になります。年8,000km・実燃費17.0km/Lの前提です。
- グレードで維持費は変わりますか
-
変わるのは燃料費だけです。全タイプが減税対象外なので税額は同じで、標準N-BOX FFとCUSTOM ターボ 4WDの燃料費は5年で77,350円違うという試算になりました。
- N-BOXの車検費用はいくらですか
-
法定費用として確定しているのは、自動車重量税6,600円と自賠責18,660円の合計25,260円です。これに検査手数料と整備費用が加わりますが、事業者ごとに異なるため見積書で確認してください。
- 燃料はハイオクですか
-
全タイプ無鉛レギュラーガソリンです。公式の主要諸元表に明記されていて、ターボ車もレギュラーで走ります。
- ライバル車より維持費は高いですか
-
税の面ではやや高くなります。重量税の差は5年で5,900円です。燃料費はカタログ燃費の差が大きく、年8,000kmなら年間で1万円以上動く場合もあります。
まとめ:維持費の主役は燃料。税は動かせない
新型N-BOXの維持費は、税・自賠責・燃料で5年に514,490円、年平均102,898円という試算になりました。燃料費が約78%を占め、税は全グレードで同額です。
- 燃料費が全体の約8割
- グレードで税額は変わらない
- ライバルとの税差は5年5,900円
持ち帰りポイント
維持費を動かせるのは、FFか4WDか、走る道、売るときの金額の3つだけです。
次の一歩
直近1年の走行距離を車検証や整備記録で確かめ、17.0km/Lで割って170円を掛けてください。あなたの年間燃料費が出ます。乗り換えるなら、先に愛車の査定額も見ておくと安心です。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
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