新型N-BOXとは、ホンダが2026年7月17日に発売したマイナーモデルチェンジ版の軽スーパーハイトワゴンで、現行は2023年10月発売の3代目です。
価格は1,768,800円から2,820,400円まで全38仕様(Honda公式ニュースリリースとタイプ一覧で確認)。2026年度上半期の販売は101,564台で、登録車を含めた新車販売1位です(Honda公式)。一方で値上げ幅はFF同士で29,700円から347,600円(約11.7倍)、4WDを含む最大は359,700円と大きく開き、エコカー減税の対象外という落とし穴もあります。
この記事のポイント
- 全38仕様を1円単位で掲載
- 値上げ幅を全タイプで引き算
- 重量税の軽減は受けられない
- CUSTOM系はWLTCが下がった
- リコール・改善対策3件を整理
公開日:2026年11月3日 / 最終更新日:2026年11月3日

この記事は新型N-BOXの全体像をひとまとめにした入口です。価格・改良の中身・税金・安全とリコール・売れ行き・納期までを押さえ、深掘りが必要な話題は新型N-BOXのグレード比較|38仕様の実質価格とやめとけグレードを名指しや新型N-BOXの見積もり|乗り出し1,818,520円の内訳を法定費用まで1円単位でなど、各専門記事へ橋渡しします。
新型N-BOXの改良、答えはCUSTOMの顔・JOYの黒・装備の3点だけ
変わったのは「CUSTOMの顔」「JOYの特別仕様車」「装備の標準化」の3点で、エンジン・ボディサイズ・室内寸法は変わっていません。それでも価格は4WDを含む最大で359,700円上がりました。この記事では差額の中身を1円単位で分解し、買う前に知っておきたい税金の落とし穴まで確認します。


正直、価格表を見ないと判断できない改良です
発表は7月16日、発売は7月17日|先行予約は6月22日から
ホンダは2026年7月16日、公式ニュースリリースでマイナーモデルチェンジを告知し、7月17日に発売しました。先立って6月18日にホームページで改良モデルを先行公開し、6月22日から全国のHonda Carsで先行予約を受け付けています。発表日と発売日が1日ずれているため、資料によって「7月16日発売」と書かれていることがありますが、公式の表現は7月17日発売です。
ベースは2023年10月に発売された3代目で、フルモデルチェンジではありません。2025年4月17日の一部改良に続く、2回目の手入れにあたります。

公式の変更点は5項目、大きくは3つに集約できる
リリースが最初に書いているのはN-BOX CUSTOMのエクステリアです。クロームメッキをあしらったグリル、一文字に伸びるフロントアクセサリーLED、スクエア形状のフォグライトが並び、リアも専用のコンビネーションランプとボディー同色バンパーに変わりました。インテリアはブラック基調で、イルミネーションはナイトブルーです。
- CUSTOM:フロント・リアのデザイン刷新、内装ブラック化
- JOY:フォグライト標準化、特別仕様車BLACK STYLE新設
- 標準N-BOX:ロアグリルとリアにメッキ加飾を追加
- ファッションスタイル:2トーンのルーフ色をホワイトへ変更
- 全タイプ:センターUSBチャージャー(Type-C・2個)を標準装備
エンジンもシャシーも、走りに関わる変更は公式リリースに一行も出てきません。内装の中身は新型N-BOXの内装レビュー2026|質感3.47の中身と室内寸法を公式諸元で検証で、改良点そのものの検証は新型N-BOXの改良点まとめ2026|値上げ幅+29,700円〜+359,700円の内訳を検証で扱っています。
価格上限は2,743,400円ではなく2,820,400円
ここは注意して読んでください。リリースの価格表にはモノトーンの価格しか載っておらず、上限は2,743,400円(CUSTOM ターボ コーディネートスタイル 4WD)に見えます。Honda公式のタイプ一覧で全件を確認すると、2トーンを含む本当の上限はN-BOX JOY ターボ 特別仕様車BLACK STYLE 2トーンの4WDで2,820,400円でした。差は77,000円です。
N-BOXは1,768,800円から2,820,400円まで、全38仕様を並べる
ラインアップは19タイプ×FF/4WDの38仕様で、価格帯は1,768,800円から2,820,400円です。スロープ仕様車は消費税非課税のため、同じ表のなかでも課税の扱いが違います。以下は税込・1円単位です。

標準N-BOX・ファッションスタイル・スロープ
| タイプ | FF | 4WD | WLTC(FF/4WD) |
|---|---|---|---|
| N-BOX | 1,768,800円 | 1,914,000円 | 21.6/19.5km/L |
| ファッションスタイル(モノトーン) | 1,867,800円 | 2,013,000円 | 21.6/19.5km/L |
| ファッションスタイル(2トーン) | 1,928,300円 | 2,073,500円 | 21.6/19.5km/L |
| N-BOX スロープ(非課税) | 1,946,000円 | 2,078,000円 | 21.1/19.1km/L |
いちばん安いN-BOXでも1,768,800円です。軽スーパーハイトワゴンの主要4車のなかで、入口価格はいちばん高い水準です(スペーシア1,530,100円、タント1,496,000円、ルークス1,672,000円。いずれもメーカー公式サイト掲載の最廉価グレード)。
N-BOX CUSTOM(NA・ターボ・コーディネートスタイル)
| タイプ | FF | 4WD | WLTC(FF/4WD) |
|---|---|---|---|
| CUSTOM | 1,994,300円 | 2,139,500円 | 21.3/19.2km/L |
| CUSTOM コーディネートスタイル(モノトーン) | 2,481,600円 | 2,626,800円 | 21.2/19.1km/L |
| CUSTOM コーディネートスタイル(2トーン) | 2,542,100円 | 2,687,300円 | 21.2/19.1km/L |
| CUSTOM ターボ | 2,436,500円 | 2,581,700円 | 20.0/18.1km/L |
| CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(モノトーン) | 2,598,200円 | 2,743,400円 | 20.0/18.1km/L |
| CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(2トーン) | 2,658,700円 | 2,803,900円 | 20.0/18.1km/L |
| CUSTOM スロープ(非課税) | 2,443,500円 | 2,575,500円 | 20.7/18.8km/L |
CUSTOMとCUSTOM ターボの価格差は442,200円。この差の大半はターボ代ではなく、9インチナビとETC2.0車載器が標準装備になった分です。理由は次の章で数字にします。


ターボの価格差は、ナビ込みの値段と見るのが近道
N-BOX JOY(BLACK STYLE含む)
| タイプ | FF | 4WD | WLTC(FF/4WD) |
|---|---|---|---|
| JOY(モノトーン) | 1,981,100円 | 2,126,300円 | 21.3/19.3km/L |
| JOY(2トーン) | 2,063,600円 | 2,208,800円 | 21.3/19.3km/L |
| JOY 特別仕様車BLACK STYLE(モノトーン) | 2,385,900円 | 2,531,100円 | 21.3/19.2km/L |
| JOY 特別仕様車BLACK STYLE(2トーン) | 2,468,400円 | 2,613,600円 | 21.3/19.2km/L |
| JOY ターボ(モノトーン) | 2,456,300円 | 2,601,500円 | 20.2/18.3km/L |
| JOY ターボ(2トーン) | 2,538,800円 | 2,684,000円 | 20.2/18.3km/L |
| JOY ターボ 特別仕様車BLACK STYLE(モノトーン) | 2,592,700円 | 2,737,900円 | 20.2/18.3km/L |
| JOY ターボ 特別仕様車BLACK STYLE(2トーン) | 2,675,200円 | 2,820,400円 | 20.2/18.3km/L |
2トーンの上乗せはJOY系が82,500円、CUSTOM コーディネートスタイルとファッションスタイルが60,500円で、同じ「2トーン」でも22,000円の差です。4WDの上乗せは全タイプ一律145,200円(スロープのみ132,000円)で、ここは例外なくそろっています。タイプ選びは新型N-BOXのグレード比較|38仕様の実質価格とやめとけグレードを名指しで分解しました。
同じ改良なのに、N-BOXの値上げ幅は約11.7倍も違う
ホンダは値上げ幅を公表していません。そこでHonda公式アーカイブの改良前の価格表と、改良後のタイプ一覧を全仕様で突き合わせて引き算しました。結果は、FF同士で+29,700円から+347,600円(約11.7倍)、4WDを含む最大は+359,700円と、同じ改良とは思えないほどバラバラです。

値上げ幅ランキング(FF・税込)
| タイプ(FF) | 改良前 | 改良後 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| N-BOX | 1,739,100円 | 1,768,800円 | +29,700円 |
| ファッションスタイル(モノトーン) | 1,838,100円 | 1,867,800円 | +29,700円 |
| N-BOX スロープ | 1,915,000円 | 1,946,000円 | +31,000円 |
| CUSTOM | 1,923,900円 | 1,994,300円 | +70,400円 |
| JOY | 1,899,700円 | 1,981,100円 | +81,400円 |
| CUSTOM スロープ | 2,153,000円 | 2,443,500円 | +290,500円 |
| CUSTOM ターボ | 2,129,600円 | 2,436,500円 | +306,900円 |
| CUSTOM コーディネートスタイル | 2,169,200円 | 2,481,600円 | +312,400円 |
| CUSTOM ターボ コーディネートスタイル | 2,281,400円 | 2,598,200円 | +316,800円 |
| JOY ターボ | 2,108,700円 | 2,456,300円 | +347,600円 |
縦に読むと境界がはっきり見えます。値上げが10万円未満で済んだのは、9インチナビがメーカーオプションのままの5タイプ(N-BOX、ファッションスタイル、N-BOX スロープ、CUSTOM、JOY)だけです。ナビとETC2.0が標準になったタイプは、そろって29万円超の値上げでした。4WDはFFよりさらに12,100円ずつ値上げ幅が大きく(スロープは11,000円)、全仕様での最大は359,700円です。
ナビ標準化の「値札」を差額から逆算する
ホンダはメーカーオプションの単品価格を公式サイトにも公式PDFにも載せていません。そこで装備が同じ条件のタイプ同士を引き算し、標準化された分の金額を推定しました。前提は「同じ系統で、ナビが標準にならなかったタイプの値上げ額を引く」という置き方で、CUSTOM系は+70,400円、JOY系は+81,400円を引いています。
| タイプ | 計算式 | 標準化分の推定額 |
|---|---|---|
| CUSTOM ターボ | 306,900 − 70,400 | 236,500円 |
| CUSTOM コーディネートスタイル | 312,400 − 70,400 | 242,000円 |
| JOY ターボ | 347,600 − 81,400 | 266,200円 |
ナビとETC2.0を社外品で用意するつもりなら、改良後のターボ系は24万〜27万円の「先付け料金」が車両価格に入った状態で買うことになります。逆に純正ナビを付けるつもりだった人は、工場装着で取付工賃がかからない分だけ得です。数字は公式価格表の引き算による推定で、メーカーが公表したオプション単価ではありません。

ナビ不要派には、今回の改良はかなり重い値上げでした
廃止されたグレードと新設されたグレード
2025年12月に登場したN-BOX CUSTOM 特別仕様車BLACK STYLE(改良前 FF 2,063,600円)とCUSTOM ターボ 特別仕様車BLACK STYLE(同 2,197,800円)は姿を消しました。代わりにブラック仕様はJOY側へ移り、JOY 特別仕様車BLACK STYLEとJOY ターボ 特別仕様車BLACK STYLEが新設されています。CUSTOMの黒仕様が欲しい人は、実質的に選択肢を失いました。
カタログ燃費が下がったのは、どのタイプか
ボディサイズと室内寸法は改良前と同じです。一方でWLTCモード燃費は、CUSTOM系が0.2〜0.4km/L、JOY ターボの4WDが0.1km/L下がりました。ホンダは公式リリースでこの変化に触れていません。

WLTC燃費の改良前後(FF)
| タイプ(FF) | 改良前 | 改良後 | 差 |
|---|---|---|---|
| N-BOX/ファッションスタイル | 21.6km/L | 21.6km/L | ±0 |
| N-BOX スロープ | 21.1km/L | 21.1km/L | ±0 |
| JOY | 21.3km/L | 21.3km/L | ±0 |
| CUSTOM | 21.5km/L | 21.3km/L | -0.2 |
| CUSTOM ターボ | 20.3km/L | 20.0km/L | -0.3 |
| CUSTOM スロープ | 21.1km/L | 20.7km/L | -0.4 |
改良前の主要諸元表にはコーディネートスタイルの列がないため、このタイプは比較から外しました。0.2km/L以上下がったのはCUSTOMの名が付くタイプで、フロントフェイスを刷新したタイプとほぼ重なる結果でした。JOY ターボの4WDも18.4km/Lから18.3km/Lへ下がっています。逆に標準N-BOXとファッションスタイルの4WDは19.4km/Lから19.5km/Lへ上がりました。因果をホンダが説明していない以上、ここでは公式諸元の事実を並べるにとどめます。走り方別の実燃費は新型N-BOXの燃費は18.1〜21.6km/L|実燃費17km/Lとの乖離と年間燃料費にまとめました。
主要諸元|全タイプ共通の骨格
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 型式 | 5BA-JF5(FF)/5BA-JF6(4WD)。リコール対象表では6BA-JF5/6BA-JF6の表記で、切り替え時期は公開資料から確認できていません |
| 全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,790mm(4WDは全高1,815mm) |
| ホイールベース | 2,520mm |
| 客室内寸法 | 長さ2,125×幅1,350×高さ1,400mm |
| 車両重量 | 910〜980kg(FF)/970〜1,030kg(4WD) |
| エンジン | S07B 水冷直列3気筒DOHC 658cc |
| 最高出力/最大トルク | NA 43kW・65N・m/ターボ 47kW・104N・m |
| 燃料/タンク容量 | 無鉛レギュラー/27L(4WDは25L) |
| 最小回転半径 | 4.5m(CUSTOM ターボ系4.7m/4WD全車4.8m) |
Honda公式の主要諸元表には、荷室容量の記載がありません。カタログ数値で他車と荷室を比べる土台が、そもそもない状態です。

ナビを付けると、カタログ燃費が0.1km/L落ちる
主要諸元表の燃費値の横には〈 〉が並び、注記には「メーカーオプションの9インチHonda CONNECTナビ+ETC2.0車載器装着車」とあります。標準N-BOX FFなら21.6〈21.5〉km/Lです。ナビを付けた瞬間に、カタログ燃費が0.1km/L下がるという意味になります。ナビが標準のCUSTOM コーディネートスタイルの21.2km/Lは、CUSTOMの〈21.2〉と同じ値です。
N-BOXだけ重量税が軽減されない落とし穴
2026年5月1日以降に新車登録するN-BOXは、自動車重量税の軽減をまったく受けられません。同じホンダのN-WGN・N-ONE、ライバルのスペーシア・タントは25%軽減されるため、税額に差が出ます。

一次資料で確認|対象車一覧にN-BOXの名前がない
日本自動車工業会のエコカー減税対象車一覧表で軽乗用車・本田技研分を開くと、載っているのはN-ONEとN-WGNだけです。ホンダ自身のエコカー減税ページでも、軽自動車の対象はN-VAN e:・N-ONE e:・Super-ONE(免税)とN-VAN・N-WGN・N-ONE(25%軽減)で、日本一売れている軽のN-BOXだけが載っていません。
国交省の式で計算した結果
国土交通省の令和8年度税制改正の大綱(抜粋)には、2030年度燃費基準値の計算式が載っています。ガソリン乗用車(車両重量2,759kg未満)は「基準値=−0.00000247×M²−0.000852×M+30.65」(Mは車両重量kg)です。N-BOXの重量を入れて、カタログ燃費との比を出しました。表のWLTCはナビ非装着の値です(9インチナビ装着で0.1km/L下がる型があり、その場合N-BOX FFは21.5km/L・達成率77.3%で、結論は変わりません)。
| タイプ | 車両重量 | WLTC | 基準値 | 達成率 |
|---|---|---|---|---|
| N-BOX FF | 910kg | 21.6km/L | 27.8km/L | 77.7% |
| CUSTOM FF | 920kg | 21.3km/L | 27.8km/L | 76.6% |
| CUSTOM ターボ FF | 950kg | 20.0km/L | 27.6km/L | 72.5% |
| N-BOX 4WD | 970kg | 19.5km/L | 27.5km/L | 70.9% |
| CUSTOM ターボ 4WD | 1,010kg | 18.1km/L | 27.3km/L | 66.3% |
2026年5月1日から2027年4月30日までの判定では、25%軽減の下限が達成率80%です。いちばん燃費の良いN-BOX FFでも77.7%で、80%に2.3ポイント届きません。この式は、工業会が公表しているタント・スペーシア(ともに910kgで基準値27.8)とムーヴ(860kgで28.1)の3件で検算し、小数第1位まで一致することを確認しています。

あと0.7km/L、22.3km/Lあれば軽減対象でした
同じ910kgのタントは対象、N-BOXは対象外
タント(X Limited 2WD)は910kgでWLTC22.7km/L(出典はJAMAのエコカー減税対象一覧)、達成率81.7%で25%軽減です。N-BOX FFは同じ910kgでWLTC21.6km/L、77.7%で対象外になりました。差を分けたのは重さではなく、燃費値そのものです。
| 項目 | N-BOX | タント・スペーシア | 差 |
|---|---|---|---|
| 新車登録時(3年分) | 9,900円 | 5,600円 | 4,300円 |
| 初回車検時(2年分) | 6,600円 | 5,000円 | 1,600円 |
| 5年間の合計 | 16,500円 | 10,600円 | 5,900円 |
5年で5,900円の差は大きな額ではありません。ただ、「日本一売れている軽が減税から外れている」ことを知らずに見積書を見ると、重量税の欄で戸惑うはずです。
法定費用は49,720円|環境性能割は廃止
見積書で必ず出てくる法定費用も、一度分解しておきましょう。自動車税・軽自動車税の環境性能割は2026年3月31日で廃止され、4月1日以降の登録は非課税です。軽自動車税(種別割)は自家用乗用で年10,800円(初度検査から13年超は12,900円)ですが、新規取得の年度は課税されません。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車重量税(3年・エコカー外) | 9,900円 | 国交省税額表 |
| 自賠責保険料(37か月) | 25,330円 | 継続車検の24か月は18,660円 |
| リサイクル料金 | 14,490円 | Honda公式 |
| 法定費用の小計 | 49,720円 | 環境性能割・種別割は0円 |
標準N-BOX FFに33,000円の有償色を選ぶと、車両+色+法定費用で1,851,520円です。ここに販売店ごとに違う手続き代行費用などが、さらに加わるので注意してください。自賠責の出典は金融庁の審議会資料で、乗り出し価格の組み立ては新型N-BOXの見積もり|乗り出し1,818,520円の内訳を法定費用まで1円単位でで詳しく扱っています。
5つ星の裏側|リコールと改善対策3件の中身
N-BOXは2023年度の自動車アセスメントで最高評価を獲得しました。その一方で、現行型にはリコール2件と改善対策1件が並行している状況です。良い面と課題の両方を、対象台数つきで並べます。

JNCAP 181.20点/197点|伸びしろは前照灯と踏み間違い
NASVAの自動車アセスメント評価結果によると、N-BOX/N-BOX カスタム/N-BOX JOYの総合評価は★★★★★、181.20点(197点満点)で得点率91%でした。予防安全はAランク85.58点(89点満点)、衝突安全はAランク87.62点(100点満点)、事故自動緊急通報装置は先進型8点(8点満点)です。
- レベル5:被害軽減ブレーキ(対車両・対歩行者昼夜・対自転車)、車線逸脱抑制
- レベル4:高機能前照灯、ペダル踏み間違い時加速抑制
- レベル4:フルラップ前面衝突(運転席)、オフセット前面衝突(後席)
満点まで15.8点あり、足りていないのは前照灯・踏み間違い・前面衝突の乗員保護です。次の改良で何が期待できるかを考えるとき、この項目別レベルが手がかりになります。

リコール・改善対策の一覧|対象台数と症状
| 区分 | 届出 | 症状と処置 | 対象 |
|---|---|---|---|
| リコール5891 | 2026年10月22日 | 仕様違いのコンデンサーで待機電流が流れ続け、バッテリー上がりで始動できなくなるおそれ。ボディコントロールモジュールを良品に交換し、バッテリーを点検 | N-BOX/CUSTOM 1,118台(製作 2025年1月28日〜2月17日)。JOYは対象外(ただし交換部品としてJOY用のBCMが付いた車は対象になりうると届出に記載) |
| 改善対策711 | 2025年1月31日 | エンジン始動直後の低速走行でブレーキペダルの踏力が重くなるおそれ。VSAのプログラムを書き換え | N-BOX/CUSTOM/JOY 245,739台 |
| リコール5613 | 2025年1月31日 | EGRパイプのフランジ部が腐食し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し再始動できなくなるおそれ | 現行(3代目)のNA車 175,603台(JOYを含む)(リコール全体は8車種1,556,855台で、2代目も含む) |
リコール5891はHonda公式と国土交通省の発表で確認できます。対象はN-BOXとCUSTOMの1,118台と小規模ですが、届出に含まれる8車種・24型式・15,191台のうち、N-BOX分は1,118台という位置づけです。不具合件数の170件は8車種の合計で、N-BOX単独の件数は公表資料から切り出せません。事故の報告はないとされています。

小規模なリコールでも、対象かどうかは車台番号で確認できる
EGRのリコール5613|対象は現行3代目のNA車
リコール5613のHonda公式ページの対象は現行(3代目)のNAエンジン車で、リコール全体では8車種1,556,855台、2代目のJF3・JF4も含まれます。現行分の内訳は6BA-JF5(FF)のN-BOX/CUSTOMが144,978台、6BA-JF6(4WD)が25,573台、JOYがFF4,246台と4WD806台で、合計175,603台です。届出は「自然吸気エンジンに搭載されている排気ガス再循環装置」が対象と明記しています。中古を検討する人は、車台番号で対象かを販売店に確認してください。改善対策711はHonda公式の案内で、国内向けにプログラム書き換えで対応します。
3件とも、該当車は販売店で無償の処置が受けられる点が共通です。リコールの背景と読み方は新型N-BOXの欠点と後悔ポイント|不満TOP5とリコール・減税対象外の落とし穴でも整理しています。
N-BOXは4〜9月で101,564台、新車販売1位に立った
ホンダの発表によると、2026年度上半期(4〜9月)のN-BOXは101,564台で、登録車を含む新車販売1位でした。「N」シリーズの累計は2026年9月末で450万台を超えています(Honda公式)。月ごとの動きを、全国軽自動車協会連合会の速報で見てみましょう。

9月の軽乗用車ランキング|2位との差は3,017台
| 順位 | 車名 | 2026年9月の販売台数 |
|---|---|---|
| 1位 | N-BOX | 19,105台 |
| 2位 | スペーシア | 16,088台 |
| 3位 | タント | 12,158台 |
| 4位 | ムーヴ | 12,119台 |
| 5位 | ルークス | 10,332台 |
9月のN-BOXは19,105台で、軽乗用車の1位を守りました。前月比は137.3%と戻した一方で、前年同月比は88.0%です。1〜9月の累計は157,947台(前年比100.7%)で、前年並みを保っています。出典は全軽自協の販売速報です。
改良月に跳ね、翌月に反動、9月に戻す
| 月 | 台数 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 2026年6月 | 19,527台 | 120.9% |
| 2026年7月 | 22,506台 | 134.7% |
| 2026年8月 | 13,917台 | 93.2% |
| 2026年9月 | 19,105台 | 88.0% |
6月の先行予約開始と7月17日の発売で、7月は前年比134.7%まで跳ねました。8月に13,917台まで落ちたのは、発売直後に集中した分の反動と読むのが自然です。9月は19,105台に戻しましたが、前年の9月が高かったため前年同月比では下回っています。
売れ行きは中古市場にも効きます。流通量の多い車は買取店が値付けしやすく、査定額が安定しやすいからです。手放すときの金額感はMOTA買取りを利用したガチのレビューで、査定の流れごと公開しています。
\ 今の買取額を知って、乗り換えの損得を判断 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式で確認)
納車まで何か月かかるのか
ホンダ自身は納期の月数を出していないのが現状です。くるまのニュース(2026年9月13日)の販売店取材では「1〜2ヶ月程度か」という見方が出ていますが、これは取材先の傾向で、全国どこでも当てはまる数字ではありません。

公式の注記は「タイプ・色・オプションで異なる」だけ
Honda公式の主要装備表の末尾には「タイプ、カラー、オプション等により納期が異なります」とあります。車種別の工場出荷時期の目処は、公式サイトに載っていません。月数を書いているサイトがあれば、出典が販売店の話かどうかを確かめたほうがいいでしょう。
契約前に販売店へ聞く3点
- 選ぶタイプと色の納車見込み
- メーカーオプションを付けた場合の差
- 見込みが変わったときの連絡方法
納期は車そのものより、タイプとオプションと時期次第で動く数字です。見積もりを取る時点で、同じ条件の納車見込みを書面かメッセージで残しておくと、後で食い違いが起きにくくなります。詳しくは新型N-BOXの納期|公式は非公表、販売店の声は1〜2か月だったをご覧ください。

私なら標準N-BOXにコンフォートパッケージを選ぶ
ここまでの数字を踏まえた率直な判断です。改良後のN-BOXは「純正ナビを付けるつもりの人」には合理的で、「ナビは社外品で十分」という人にはかなり割高になりました。分岐点はここです。

向いている人・向いていない人
- 純正ナビを付ける前提の人
- 後席の広さを最優先する人
- 下取り価値を重視する人
- CUSTOMの新しい顔が好きな人
純正ナビ派には、工場装着で取付工賃がかからない利点があります。逆に社外ナビで済ませたい人、初期費用と税金を抑えたい人、CUSTOMのブラック仕様が欲しかった人には向きません。初期費用を重視するなら、比較対象は改良前モデルが中心の届出済未使用車です。相場は日々動くため、価格.comやカーセンサーなどで最新の価格を確かめてください。


迷ったら、値上げが最も軽い標準N-BOXの試乗から
筆者の結論|値上げが最も軽い標準N-BOX
私の結論は「標準N-BOX(1,768,800円)にコンフォートパッケージ、ナビは社外品」です。理由は3つあります。第一に、値上げが29,700円で最も軽いこと。第二に、WLTC21.6km/Lがラインアップで最良であること。第三に、乗り心地・走行性能・視界という口コミで評価の高い要素は全タイプ共通だからです。口コミの中身は新型N-BOXの口コミ評判2026|満足度4.05を7項目に分解したら見えたことにまとめています。
CUSTOM ターボを選ぶなら、値上げ幅306,900円の内訳を営業担当に確認してからにしてください。ナビが要らないと伝えても外せない構成なので、そのうえで納得できるかが判断の分かれ目になります。N-BOX EVは2028年に投入予定とホンダが2026年5月14日の事業説明で表明しており(Honda公式)、価格や航続距離は未公表です。今買うか待つかの判断は新型N-BOXのフルモデルチェンジ最新情報|4代目は2029年秋前後が本命◎【予想】で扱います。
よくある質問
- 新型N-BOXの発売日はいつですか
-
2026年7月17日です。発表は前日の7月16日で、先行予約は6月22日から受け付けていました。ベースの3代目は2023年10月発売で、今回はマイナーモデルチェンジにあたります。
- 新型N-BOXはいくらからですか
-
1,768,800円からです。上限は2,820,400円(N-BOX JOY ターボ 特別仕様車BLACK STYLE 2トーンの4WD)で、19タイプ×FF/4WDの全38仕様が設定されています。
- 改良でいくら値上がりしましたか
-
FFで29,700円から347,600円、4WDを含む最大では359,700円です。ナビがメーカーオプションのままのタイプは10万円未満、ナビが標準になったタイプは29万円超という分かれ方でした。
- N-BOXはエコカー減税の対象ですか
-
2026年5月1日以降の新車登録では対象外です。日本自動車工業会の対象車一覧にもホンダのエコカー減税ページにもN-BOXの記載はなく、自動車重量税は新車時9,900円、初回車検時6,600円となります。
- N-BOXの燃費はどれくらいですか
-
WLTCモードの範囲は18.1〜21.6km/L。最良は標準N-BOXとファッションスタイルのFFで21.6km/L、最も低いのはCUSTOM ターボ系の4WDで18.1km/Lです。9インチナビを装着すると0.1km/L下がる仕様もあります。
- N-BOXにターボは必要ですか
-
坂道や高速の合流を日常的に使うなら意味があります。ただしターボはCUSTOMとJOYの上位系にしか設定がなく、CUSTOMとCUSTOM ターボの価格差442,200円の多くは、ナビなど標準化された装備の分です。
- リコールや改善対策は出ていますか
-
3件あります。EGRのリコール5613(現行3代目のNA車175,603台・JOYを含む)、VSAの改善対策711(245,739台)、2026年10月22日届出のボディコントロールモジュールのリコール5891(N-BOX/CUSTOM 1,118台、JOYは対象外。ただし交換部品としてJOY用のBCMが付いた車は対象になりうると届出に記載)です。いずれも販売店で無償の処置が受けられます。
- N-BOXのEVは出ますか
-
2028年に投入予定です。ホンダは2026年5月14日の事業説明で、N-BOX EVの投入を予定していると表明しました。価格や航続距離は未公表です。
- 荷室容量は何リットルですか
-
ホンダは公表していません。主要諸元表に荷室容量の記載がないため、カタログ数値での比較はできない状態です。実用上の判断は実車で確かめる必要があります。
- N-BOXの納期は何か月ですか
-
ホンダは公表していません。販売店取材では1〜2ヶ月程度という見方が出ていますが、タイプ・色・オプションで変わります。契約前に同じ条件の見込みを確認してください。
まとめ|値上げの中身を知れば、選ぶタイプが決まる
新型N-BOXは2026年7月17日発売で、価格は1,768,800円から2,820,400円の全38仕様です。改良の中身はCUSTOMの顔とJOYの特別仕様車、そして装備の標準化でした。
- 値上げ幅は29,700円〜359,700円
- 重量税の軽減は受けられない
- CUSTOM系はWLTCが低下した
- リコール・改善対策は3件
持ち帰りポイント
迷ったらナビの要不要で決まります。純正ナビを付けるなら標準化されたタイプ、社外品なら値上げの軽い標準N-BOXが候補です。
次の一歩
Honda公式のタイプ一覧で狙う仕様の価格を確かめ、見積書の「自動車重量税」欄が9,900円になっているかを見てください。同じ欄が5,600円なら、根拠を尋ねてみましょう。
\ 売却前に、愛車の査定額を確認 /
※最大20社がWebで入札し、やりとりは高額査定の上位3社だけ(MOTA公式で確認)
参考URL一覧
- Honda公式ニュースリリース「N-BOXをマイナーモデルチェンジし発売」
- Honda公式ニュースリリース「N-BOX改良モデルをホームページで先行公開」
- Honda公式ニュースリリース「Honda 2026年度上半期の四輪販売」
- Honda公式 N-BOX タイプ一覧
- Honda公式 N-BOX 主要諸元表(PDF)
- Honda公式 エコカー減税
- Honda公式 リコール情報(届出番号5613)
- Honda公式 リコール情報(届出番号5891)
- Honda公式 改善対策情報(711)
- 国土交通省 リコール届出(ホンダ・令和8年10月22日)
- 国土交通省「令和8年度税制改正の大綱(抜粋)」
- 日本自動車工業会「エコカー減税対象車一覧表」
- 日本自動車工業会 エコカー減税対象車一覧(ダイハツ・軽乗用車)
- 金融庁 第153回自賠責保険審議会 資料1(基準料率改定)
- NASVA 自動車アセスメント「N-BOX/N-BOX カスタム/N-BOX JOY」
- 全国軽自動車協会連合会「軽四輪車 通称名別 新車販売速報」
- くるまのニュース「N-BOXマイナーチェンジモデル発売から2ヶ月 最新の納期」
- Honda公式 2026 ビジネスアップデート
- ホンダ N-BOX 公式サイト





