新型アクアとは、トヨタのハイブリッド専用コンパクトカーのうち、2026年7月6日発表・同日発売の一部改良を受けた2代目(MXPK1#系)を指します。
2026年9月時点の価格は2,443,100円〜3,238,400円、WLTCモード燃費は30.0〜34.3km/L。一般販売はX・G・Z・GR SPORTの4グレードで、UはKINTO専用グレードです。最も燃費が良いのは最廉価のXで、選べるボディカラーが最も少ないのは最上位のGR SPORTでした。
この記事のポイント
- 一般販売の入口は2,497,000円
- 燃費最良は最廉価のX
- 色数はGR SPORTが最少
- 装備が増えたXの値上げが最小
- 8月に車名別9位へ返り咲き
公開日:2026年9月7日 / 最終更新日:2026年9月18日
新型アクアの価格は2,497,000円から|9型式と30.0〜34.3km/Lの全体像
新型アクアの車両本体価格は2,443,100円〜3,238,400円、型式は9つに分かれています。ただしこのうち2型式はKINTO専用のUなので、販売店の店頭で契約できるのは2,497,000円からの7型式。この記事を読み終えるころには、なぜ最も安いグレードが最も燃費に優れるのか、なぜ最上位グレードほど色を選べないのか、そして約10か月の空白を挟んだアクアがいまどんな売られ方をしているのかを、自分の言葉で説明できるようになっているはずです。まずは価格表の骨格から入りましょう。
9型式の価格とWLTC燃費一覧|X・G・Z・GR SPORTとKINTO専用のU
価格の正本には、正規販売店公式2法人の掲載を置きました。愛知トヨタのグレード一覧とトヨタモビリティ神奈川のグレード一覧は別法人ですが、9型式すべてで金額が1円単位まで一致していました(2026年9月6日取得・いずれも「’26年7月現在」表記)。燃費の出どころはトヨタ公式の主要諸元表PDFの原文。一般販売の最廉価グレードはXの2,497,000円という並びになります。
| グレード | 駆動 | 価格(税込) | WLTC | 販路 |
|---|---|---|---|---|
| U | 2WD | 2,443,100円 | 33.6km/L | KINTO専用 |
| X | 2WD | 2,497,000円 | 34.3km/L | 一般販売 |
| U | E-Four | 2,657,600円 | 30.0km/L | KINTO専用 |
| G | 2WD | 2,687,300円 | 33.6km/L | 一般販売 |
| X | E-Four | 2,711,500円 | 30.0km/L | 一般販売 |
| Z | 2WD | 2,857,800円 | 33.6km/L | 一般販売 |
| G | E-Four | 2,901,800円 | 30.0km/L | 一般販売 |
| Z | E-Four | 3,072,300円 | 30.0km/L | 一般販売 |
| GR SPORT | 2WD | 3,238,400円 | 30.7km/L | 一般販売 |
表を安い順に並べ替えると、価格と燃費がきれいに反比例していることが分かります。Xは2,497,000円(2WD)と2,711,500円(E-Four)、Gは2,687,300円(2WD)と2,901,800円(E-Four)、Zは2,857,800円(2WD)と3,072,300円(E-Four)。GR SPORTは3,238,400円で、E-Fourの設定はありません。UはKINTO専用グレードで一般販売されないため、販売店で「Uを見せてください」と言っても在庫はないのです。グレードごとの装備差だけを縦に追いたい方は、新型アクアのグレード比較|X・G・Z・GR SPORTの差を装備で分解するにまとめています。

乗車定員5名・全車ハイブリッド専用|ガソリン仕様という選択肢がない

アクアの基本設計はシンプルです。エンジンはM15A-FXEの1機種のみ、乗車定員は全グレード5名で、駆動方式が2WDとE-Fourに分かれるだけ。公式諸元表には総排気量1.490L、直列3気筒、最高出力67kW(91PS)/5,500r.p.m.と記載されています。全長4,080mm(GR SPORTは4,100mm)、全幅1,695mm、全高1,485mm、ホイールベース2,600mm。燃料タンク容量36Lで、使用燃料は無鉛レギュラーガソリンです。
ここが競合との最初の分かれ目になります。ヤリスやフィット、シエンタには初期費用を抑えるためのエンジン車が用意されていますが、アクアの場合はその入口が存在しません。「とりあえず安いほうで」という買い方ができない車、と言い換えてもいい。だから車両価格の絶対額だけを他車と並べると割高に見えるのですが、比較すべきはハイブリッド同士です。

入口がハイブリッドだけ。この一点が比較表の読み方を変えます
E-Fourの上乗せは全グレード一律214,500円|GR SPORTは2WDのみの設定
同じグレードで駆動方式だけを入れ替えたときの差額を、4グレード分すべて引き算してみました。E-Fourの上乗せは全グレード一律214,500円です。Z・G・X・Uのどれを選んでも同額なので、「上位グレードほど四駆の上乗せが大きい」という心配はいりません。GR SPORTだけは2WDのみの設定で、四輪駆動を選ぶ余地がない点に注意してください。
もうひとつ、GR SPORTは寸法まで別物になっています。専用フロントバンパーの分だけ全長が20mm伸びて4,100mm、最小回転半径は5.2mではなく5.3m。トレッドも標準車より狭い1,470/1,465mmという数字が公式諸元表に載っています。205/45R17タイヤと専用17×7Jアルミホイール、専用床下ブレース、専用チューニングサスペンション、専用EPS制御マップまで与えられており、名前だけの装飾グレードではありません。
約10か月の空白から返り咲きへ|2026年7月6日の改良が実質のリスタート

いまのアクアを理解するうえで、価格表よりも先に押さえたい事実があります。2025年9月1日に発売された一部改良版は発売直後から受注が停止していた、という時系列です。そこから約10か月を経て2026年7月6日の一部改良で受注が再開し、翌々月の8月には車名別新車販売台数で9位まで戻りました。中古車サイトや比較記事の多くがこの空白期間に書かれているため、情報の前提そのものが古くなっています。
2025年9月版は発売直後から受注が止まっていた|販売店の証言
2025年9月1日の一部改良では、フロントマスクをハンマーヘッドモチーフに変更し、電動パーキングブレーキとブレーキホールドを標準化、KINTO専用のUグレードを新設し、同時にGR SPORTが姿を消しました(トヨタ公式ニュースルーム)。ところが商品としての評価が固まる前に注文が受けられなくなります。2026年5月時点でも「全グレードオーダーストップ。再開時期の見込みも立っていない」と報じられていました(くるまのニュース・松村透氏の取材記事)。
同記事には「受注停止が続くと『どうせ買えない』というイメージがお客様に浸透してしまう」という関西のディーラーのコメントも出ています。作っている側ではなく売っている側の悲鳴。ここが2026年前半のアクアの実像でした。
2026年7月6日の一部改良で何が変わったか|GR SPORT追加と装備の標準化

トヨタは公式ニュースルームで「アクアを一部改良するとともにGR SPORTグレードを追加し、7月6日に発売しました」と発表しています。2026年7月6日に一部改良を実施し、同日発売という発表=発売の同日型でした。変更点は次の5つに整理できます。
- GR SPORTグレードを追加(2WDのみ)
- E-Four全車に寒冷地仕様を標準装備
- X・Uに上級ファブリックシートとリヤセンターアームレストを標準装備
- ボディカラーを整理(1色廃止・1色新設)
- 車両型式をMXPK11・16からMXPK13・18へ変更
装備面を独立媒体でも確認しておくと、Car Watchは「全グレードのE-Fourモデルに寒冷地仕様を標準装備」と報じ、webCGも「4WD車『E-Four』に寒冷地仕様を標準採用」と書いています。X・Uへのシート格上げは3媒体が一致して伝えており、ここは確度の高い変更点。改良の全体像と改良前後の差分は新型アクアの一部改良まとめ|2026年7月の変更点を公式PDFの版差分で検証で詳しく追いました。

2026年8月に車名別9位・4,567台|前月14位からの返り咲き
受注再開の効果は販売実績にも出ています。2026年8月の車名別新車販売台数でアクアは9位、4,567台、前年同月比105.3%で、前月の14位から順位を戻しました(Car Watchが自販連・全軽自協の集計をもとに2026年9月4日に報道)。同月の首位はヤリスの10,077台。グーネットも同じランキングで14位から9位への上昇を伝えています。
改良からわずか2か月弱でこの位置まで戻ったのは、待っていた層がそのまま契約に流れたからと読むのが自然でしょう。2026年8月25日のくるまのニュースはGR SPORTへの問い合わせ殺到を伝え、販売店ヒアリングとして納期約3か月という数字を挙げています。

買えなかった車が買える車に戻った。それが今年の最大の変化です
納期は販売店ごとに掲示が違う|「工場出荷」と「納車」を混ぜない
トヨタ公式の工場出荷時期・納車時期の目処ページは存在しますが、車種別の表が動的生成のため本調査では中身を取得できませんでした。したがって全国平均という数字は出せません。代わりに正規販売店3法人の掲示を基準日つきで並べます。栃木トヨタは2026年9月6日時点でハイブリッドの工場出荷目安を11月以降と掲示していました。
| 販売店(法人) | 基準日 | 掲示内容 | 何の時期か |
|---|---|---|---|
| 栃木トヨタ | 2026年9月6日時点 | ハイブリッド 11月以降 | 工場出荷目安 |
| ネッツトヨタ栃木 | 2026年8月30日現在 | 出荷目安 令和8年11月 | 工場出荷目安 |
| 千葉トヨペット | 2026年9月5日現在 | 全グレード 2026年12月以降 | 注文から納車まで |
表の3法人は一見バラバラに見えますが、定義をそろえると重なってきますよね。栃木トヨタの掲示とネッツトヨタ栃木の掲示はどちらも工場出荷の目安で、出荷後さらに約2週間ほど納車までかかると注記されています。つまり11月出荷なら11月下旬から12月の納車。千葉トヨペットの納期一覧は注文から納車までの予定を示しており、2026年12月以降。3法人はほぼ同じ水準に収束するわけです。地域別の最新掲示は新型アクアの納期|販売店3法人の掲示を基準日つきで比較で更新しています。

燃費は30.0〜34.3km/L|最も安いXが最も良いという逆転が起きている

アクアのWLTCモード燃費は30.0〜34.3km/Lのレンジに収まります。注目してほしいのは並び順のほうで、最良燃費は最上位のZではなく最廉価のX。しかも2026年7月の改良では、カタログの見出し数字が1台も動いていないのに、市街地・郊外・高速道路の内訳だけが全型式で書き換わっていました。ここは公式PDFの版差分でしか見えない部分です。
34.3km/LのXがZを0.7km/L上回る|重い装備が燃費を削る
公式主要諸元表の原文をそのまま拾うと、34.3km/L(X 2WD)、33.6km/L(Z・G・U 2WD)、30.0km/L(E-Four 全グレード)、30.7km/L(GR SPORT 2WD)という並びになります。最も燃費が良いのは価格が最も低いXで、Zより0.7km/L優れるという結果。オプション装着でも数字は動き、Zに195/55R16タイヤ&16×6Jアルミホイールを装着すると32.0km/L、Xにターンチルトシートを装着すると33.6km/Lまで落ちます。
なぜ上位が不利になるのか。装備とタイヤが増えれば車両重量が増えるからで、実際に車両重量はX 2WDの1,120kgに対しZ 2WDが1,150kg、GR SPORTが1,160kgと積み上がっています。燃費だけを最優先するなら、選ぶべきはXの2WD。ただし装備は素の状態に近いので、そこは割り切りが要ります。
公式PDFの版差分|総合値は不変なのに内訳が全型式で動いた
改良前の’25年9月現在版の主要諸元表と現行版を1行ずつ突き合わせました。WLTCモードの総合値は全型式で変わっていないのに、変わったのは市街地・郊外・高速道路の内訳だけ。表にすると、読者の使い方によって結論が反転する差分だと分かります。
| 型式 | WLTC総合 | 市街地 | 郊外 | 高速道路 |
|---|---|---|---|---|
| Z・G・U 2WD | 33.6→33.6 | 34.3→33.1 | 36.0→35.7 | 31.8→32.5 |
| X 2WD | 34.3→34.3 | 35.4→34.2 | 37.2→36.5 | 32.2→33.0 |
| E-Four(全グレード) | 30.0→30.0 | 32.0→29.1 | 31.1→32.1 | 28.5→29.1 |
数字の意味を1文でまとめると、Z・G・U 2WDは市街地が34.3→33.1、郊外が36.0→35.7、高速道路が31.8→32.5、X 2WDは市街地が35.4→34.2、郊外が37.2→36.5、高速道路が32.2→33.0、E-Fourは市街地が32.0→29.1、郊外が31.1→32.1、高速道路が28.5→29.1という動き。通勤が街乗り中心の人には不利、長距離が多い人には有利という、真逆の読み方になります。とくにE-Fourの市街地は下げ幅が最大でした。なお変化の技術的な理由はトヨタから公表されていないため、ここで原因を推測することはしません。燃費まわりの検証は新型アクアの燃費|カタログ値と実燃費の距離を数字で測るに切り出しています。


見出しの数字が同じでも、中身は別物になっていることがあります
実燃費を見るときの落とし穴|投稿データは初代と合算されている
実燃費の代表値として引かれやすいのが投稿型サイトの給油記録ですが、ここに大きな注意点があります。みんカラの燃費ページを2026年9月6日に確認したところ、みんカラの給油記録(初代を含む全世代合算・64,195件)ではレギュラーの平均が22.85km/Lでした。この件数は2011年12月に登場した初代と2代目を足したもので、投稿の大半は初代とみられます。
したがって、この数値を現行型の実力として示すことはできません。2代目アクア単独の実燃費データは確認できていない、というのが正直なところ。カタログ値との乖離を知りたいなら、自分と近い年式・駆動方式・走行環境の記録に絞って眺めるほうが実用的でしょう。ちなみに投稿の中にはハイオク扱いの記録も混じっていますが、アクアの使用燃料は無鉛レギュラーガソリンなので、そちらは参照しない前提で読んでいます。
年間燃料費は約49,562円から|E-Fourとの差は年6,072円
前提を先に開示します。年間走行10,000km、カタログWLTC燃費、そして資源エネルギー庁の石油製品価格調査にもとづくレギュラーガソリンの全国平均は170.0円/L(2026年8月31日調査・9月2日発表)という3点です。途中式は10,000÷燃費×170.0で統一しました。
| グレード・駆動 | カタログ燃費 | 年間燃料費(当サイト算出) |
|---|---|---|
| X 2WD | 34.3km/L | 約49,562円 |
| Z・G・U 2WD | 33.6km/L | 約50,595円 |
| Z 2WD+16インチ | 32.0km/L | 約53,125円 |
| GR SPORT | 30.7km/L | 約55,375円 |
| E-Four(全グレード) | 30.0km/L | 約56,667円 |
表から読める結論は2つ。ひとつ、E-Fourを選んだときの燃料費増は年6,072円(Z・G・U基準)で、車両価格差214,500円を燃料費で埋めるという発想は成立しません。10年乗っても燃料費の累計差は約6万円で、車両価格差の3割にも届かないからです。ふたつ、GR SPORTとZ 2WDの燃料費差は年約4,780円しかなく、スポーツグレードは維持費がかさむという一般論はアクアでは当てはまりません。判断はほぼ車両価格差380,600円だけで決まります。維持費の全体像は新型アクアの維持費|税・燃料・リサイクル料金を年単位で積むにまとめました。

値上げ幅の逆転|装備が増えたX・Uが11,000円、増えていないG・Zが33,000円

2026年7月の改良では全グレードが値上げされました。ところが上がり幅を1グレードずつ引き算していくと、常識と逆の並びが出てきます。装備が追加されたX・Uのほうが上げ幅が小さく、装備が変わっていないG・Zのほうが3倍大きい。さらにE-Fourだけ、どのグレードでも同じ額が上乗せされていました。この2つの引き算が、今回の改良を理解する近道になります。
X・Uは11,000円、G・Zは33,000円|3倍差の逆転が起きた
改良前後の公式価格を引き算すると、Z・Gは2WDが33,000円、E-Fourが49,500円の値上げ、そしてX(およびU)は2WDが11,000円、E-Fourが27,500円の値上げでした。ここで思い出してほしいのが装備の変更点です。上級ファブリックフロントシート(ヘッドレストセパレート型)とリヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)が追加されたのは、X・Uの2グレードだけ。装備が増えた側の値上げが3分の1という結果になっています。
G・Zの33,000円が何に対応しているかは公表されていません。原材料費なのか、車両型式変更に伴うものなのか、断定できる材料が手元にないので推測は避けます。ただ買う側にとっての意味ははっきりしていて、Xの値ごろ感は改良前とほとんど変わっていない、ということ。予算を切り詰めたい人にとって、今回の改良はむしろ追い風でした。

装備が増えた側が安く済む。この並びは正直めずらしいです
E-Fourだけ16,500円多い理由|寒冷地仕様がそのまま価格に乗った
もうひとつの引き算がこちらです。Z・G・Xの3グレードすべてで、E-Fourの値上げ幅は同一グレードの2WDより一律16,500円多いという結果になりました。33,000円と49,500円、11,000円と27,500円。差はどちらも16,500円ちょうどです。
そして公式装備一覧を開くと、寒冷地仕様のメーカーオプション価格が16,500円(消費税抜き15,000円)と記載されています。つまり16,500円は現行の寒冷地仕様メーカーオプション価格と一致する額。改良でE-Four全車に寒冷地仕様が標準装備された事実と、1円単位で符合します。これまでオプションとして買っていたものが標準になっただけで、支払額は実質変わっていないと読み替えられるわけです。E-Fourの上乗せ額そのものも、改良を挟んでちょうど16,500円分だけ増えており、ここでも数字が揃いました。
値上げの主犯は2026年7月ではない|2段階で上がってきた5年間
時間軸を広げると、また違う絵が見えます。2代目アクアは2021年7月19日発売で、2024年4月3日に一部改良と特別仕様車Z“Raffine”の設定、2025年9月1日に一部改良、そして2026年7月6日に今回の改良という履歴。価格が大きく動いたのは2025年9月のほうで、X 2WDはこのとき340,000円上がっています。
それに対して2026年7月の上げ幅は11,000円から49,500円。桁がひとつ違う。「アクアは高くなった」という感覚は正しいのですが、その原因を直近の改良に求めると読み違えます。もうひとつ付け加えると、GR SPORTは復活と同時に中身が別物になりました。専用床下ブレースやリヤバンパーリインフォースによる剛性向上、専用チューニングサスペンション、17インチ化。名前が同じでも、以前のGR SPORTと価格を単純比較しても意味がないのです。
ボディカラーはモノトーン全9色|グレードが上がるほど選べる色が減る

アクアのボディカラーはモノトーン全9色で、現行アクアにツートーンカラーの設定はありません。そして色の話でいちばん見落とされているのが、9色すべてを全グレードで選べるわけではないという点。最も色を選べるのは最も安いX・Uで、最上位のGR SPORTは4色しかありません。しかも無償で選べる色は2つだけ。上位グレードほど選択肢が多いという思い込みが、ここでも崩れます。
9色の内訳と有償色|33,000円と55,000円の2つだけ
色の確認には正規販売店5法人の掲示を使いました。千葉トヨペットのアクア(2026年7月発表)ページとトヨタモビリティ東京のアクアページは別法人ですが、同じ9色・同じ注記を掲示しています。有償色はプラチナホワイトパールマイカ〈089〉の33,000円とエモーショナルレッドⅡ〈3U5〉の55,000円だけで、残り7色は追加費用なしです。
| 色名〈カラーコード〉 | 価格 | 設定グレード |
|---|---|---|
| スーパーホワイトⅡ〈040〉 | 標準 | X・U設定色 |
| シルバーメタリック〈1L0〉 | 標準 | Z・G・X・U |
| プラチナホワイトパールマイカ〈089〉 | 33,000円 | 全グレード |
| ブラックマイカ〈209〉 | 標準 | 全グレード |
| ダークグレー〈1L7〉 | 標準 | GR SPORT限定色 |
| エモーショナルレッドⅡ〈3U5〉 | 55,000円 | GR SPORT限定色 |
| クリアベージュメタリック〈4Y3〉 | 標準 | Z・G・X・U |
| マッドバス〈4Z2〉 | 標準 | Z・G・X・U |
| グレイッシュブルー〈8W2〉 | 標準 | Z・G・X・U |
表の右列を縦に読むと、色の設定がグレードごとに切られているのが分かります。スーパーホワイトⅡ〈040〉はX・U設定色、ダークグレー〈1L7〉とエモーショナルレッドⅡ〈3U5〉はGR SPORT限定色。ここが次のH3につながる伏線です。
X・Uは7色、Z・Gは6色、GR SPORTは4色|最上位が最も選べない
グレード別に選べる色数を集計しました。X・Uは7色、Z・Gは6色、GR SPORTは4色という結果です。Z・Gでスーパーホワイトが選べないこと、そしてGR SPORTの選択肢が089・209・3U5・1L7の4色に絞られることが効いています。神奈川トヨタの一部改良のお知らせにも、GR SPORTは4色から選択が可能になっていると明記されていました。
もう一段掘ると、財布に効く事実が出てきます。GR SPORTで追加費用なしに選べるのはブラックマイカ〈209〉とダークグレー〈1L7〉の2色。つまり明るい色が欲しければ最低33,000円、赤なら55,000円が上乗せになります。380,600円払って最上位を選んだ人が、色では最も不自由になるという構図。色ごとの見え方や汚れの目立ち方は新型アクアのボディカラー全9色|グレード別の選べる色数まで確認するで個別に扱いました。

改良で入れ替わった1色|色数は同じでも中身が違う
色数は改良前後どちらも9色ですが、中身がひとつ入れ替わりました。アーバンカーキ〈6X3〉が廃止され、ダークグレー〈1L7〉が新設されたという変更です。あわせてエモーショナルレッドⅡ〈3U5〉はX・U・G・Zでの設定が終了し、GR SPORT限定色へ移りました。Zのツートーンも同時に廃止されています。
厄介なのは、廃止された色がいまも一部のサイトに残っていること。実際、正規販売店のあるページには2026年9月時点でも廃止色が掲示されたままでした。権威のあるサイトほど更新が速いとは限らないわけです。防御策は単純で、ページ内の「’26年7月現在」といった版の表記を自分の目で確認すること。日付の書かれていない色見本は、いつのものか分からないと考えたほうが安全でしょう。
税金・装備の前提|自動車税30,500円とリサイクル料金11,010円は全グレード共通

アクアは総排気量も車両重量も1つの区分に収まるため、グレードを変えても税額が動きません。自動車税は全車で年額30,500円、重量税の重量区分も全型式が同じ。ここはヤリスのように排気量で区分が割れる車種とは対照的です。一方で、グレード別の重量税軽減区分だけは公式ページから読み取れなかったため、確認先を示すにとどめます。
自動車税は年額30,500円|環境性能割は2026年4月以降ゼロ
公式諸元表の総排気量は1.490Lなので、総務省の区分表では1,000cc超1,500cc以下、年額30,500円に該当します。自動車税はアクアの全グレードで同額で、XでもGR SPORTでも変わりません。加えてトヨタ公式の減税ページによれば、環境性能割は令和8年3月31日をもって廃止され、登録日が令和8年4月1日以降は課税されない扱いです。
見積書に「環境性能割」の行が残っていたら、それは古い雛形の可能性が高いでしょう。グリーン化特例についても、対象は電気自動車・燃料電池自動車・プラグインハイブリッド車・天然ガス自動車なので、ハイブリッドのアクアは外れます。CEV補助金も同様に対象外。ここは期待しないでおきましょう。
重量区分は1つだけ|ただし減税区分は公式ページで確認が必要
公式諸元表の車両重量はX 2WDの1,120kgからE-Fourの1,250kgまで。アクアの車両重量は1,120〜1,250kgで、全型式が1.0t超1.5t以下の区分に入るため、同じアクアの中で重量税の重量区分が割れることはありません。この点は見積もりを比較するとき地味に効きます。
ただし軽減区分となると話が別です。国税庁のエコカー減税資料(令和8年4月改訂)では、令和8年5月1日から令和10年4月30日までに新車新規検査を受ける場合に現行基準が適用され、免税は2030年度燃費基準105%達成が条件と定められています。そのうえでトヨタ公式のアクア 減税・補助金ページにある「グレード別優遇額一覧」を開けば、答えははっきり書いてある。X・G・Z・U・GR SPORT、さらに福祉車両まで全グレードが100%減税で、優遇額は約22,500円、納める自動車重量税は0円。グレードによる差はつきません。

重量税はどのグレードでも0円。ここでグレードを迷う必要はありません
リサイクル料金は11,010円|兄弟車の金額と混ざりやすい
公式の環境仕様PDFには内訳まで載っています。シュレッダーダスト料金7,790円、エアバッグ類料金2,800円、情報管理料金130円、資金管理料金290円で、リサイクル料金は合計11,010円(’26年7月時点)。同じPDFにCO2排出量68〜77g/km、冷媒HFO-1234yf(GWP値1)450gという記載もあります。
気をつけたいのは兄弟車との混同です。ヤリスのリサイクル料金は9,740円で、アクアより1,270円安い。同じトヨタのコンパクトだからと数字を流用すると、見積書との突き合わせで合わなくなります。自賠責にも同じ落とし穴が潜んでいる。新車新規登録時に必要なのは24か月ではなく37か月で、損害保険料率算出機構の自賠責保険基準料率によれば自家用乗用自動車の37か月は現行24,190円、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約では25,180円です。24か月の17,650円を当てはめると6,540円足りなくなる計算になります。
全車標準のAC100V・1500Wとバイポーラ型電池|アクア固有の武器
装備で競合と差がつくのがこの2つです。アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/1個/非常時給電システム付)は全グレード標準装備で、停電時に車から電気を取り出せます。2021年の発売時プレスリリースから一貫した仕様で、上位グレード限定ではありません。
もうひとつが駆動用電池。アクアはバイポーラ型ニッケル水素電池を駆動用車載電池として世界初採用した車で、容量は5.0Ah、従来型アクアのニッケル水素電池に比べてバッテリー出力が約2倍とされています。現行アクアは全グレードがニッケル水素電池なので、グレードで電池が変わることもありません。オプション側では、コンフォートパッケージは28,600円、合成皮革+コンフォートパッケージは62,700円、パノラミックビューモニターはZ・Gが128,700円、Xが117,700円という設定。なお現行アクアに「快適利便パッケージ」という名称のオプションは設定されていないので、その名前で検索して出てくる情報は初代のものだと考えてください。
もうひとつ、見落とされやすい数字を置いておきます。195/55R16タイヤ&16×6JアルミホイールはZ(2WD)専用のメーカーオプションで39,600円。同じ主要諸元表に価格まで書かれています。装着するとWLTCが33.6km/Lから32.0km/Lへ落ちるので、見た目とランニングコストのどちらを取るかという話になりますね。装備の実物感については新型アクアの内装|X・G・Z・GR SPORTの差分と後席・ラゲージを実測データで見るにまとめています。

口コミ・競合・売却時の価値|評価は7項目中6項目が平均以下

数字の並びだけ見ると不安になるかもしれませんが、内訳を見ると評価の低さは1箇所に集中しています。燃費だけがカテゴリ平均を大きく上回り、見た目と内装が沈む。そして売却時の価値については、公開されている統計そのものが少ないという事情も。ここでは書けることと書けないことを分けて示します。
総合3.79点・燃費12位とエクステリア83位|71位差の意味
2026年9月6日時点で価格.comのレビューページを確認したところ、価格.com「トヨタ アクア 2021年モデル」の総合満足度は3.79点、レビュー92件でした。項目別はエクステリア3.66、インテリア3.24、エンジン性能4.04、走行性能3.95、乗り心地3.62、燃費4.68、価格3.83。7項目のうち6項目がカテゴリ平均を下回り、燃費だけが平均を0.81点上回ります。
カテゴリ順位で見ると差はもっと鮮明で、燃費はコンパクトカー12位、エクステリアは83位。71位の開きです。ここで効いてくるのが2025年9月の改良で、フロントマスクをハンマーヘッドモチーフに変更したのはまさにこの最下位項目。つまり最も評価が低い部分に手が入った直後の車を、改良前の点数で評価している状態なのです。投稿の傾向や不満の中身は新型アクアの口コミ評判|92件のレビューを5軸で分解するで細かく見ています。

競合5車との位置|燃費は2位、価格は下から4番目
同クラスと並べると、アクアの立ち位置がはっきりします。カタログ燃費34.3km/Lはこの6車で2位、価格の入口は下から4番目。安さで選ぶ車ではなくなっている、というのが率直な評価です。
| 車種 | 価格(税込) | WLTC燃費 | 直近の改良 |
|---|---|---|---|
| トヨタ アクア | 2,443,100円〜3,238,400円 | 30.0〜34.3km/L | 2026年7月6日 |
| トヨタ ヤリス | 1,697,300円〜2,994,200円 | 18.6〜36.0km/L | 2026年3月2日 |
| ホンダ フィット | 1,806,200円〜2,955,700円 | e:HEV 27.0〜29.1km/L | 2026年7月10日 |
| 日産 ノート | 2,399,100円〜 | 28.4km/L | ― |
| トヨタ シエンタ | 2,146,100円〜3,928,100円 | HV 27.6〜28.4km/L | ― |
| ホンダ フリード | 2,623,500円〜3,602,500円 | ― | 2025年2月6日 |
表から読み取れることを3つ。ひとつ、トヨタ ヤリスは2026年3月2日発売の一部改良後で1,697,300円〜2,994,200円、WLTC 18.6〜36.0km/Lなので、アクアの一般販売の入口2,497,000円はヤリスより799,700円高い計算になります。ふたつ、日産公式によれば日産 ノートは2,399,100円から、WLTC 28.4km/L。アクアU(KINTO専用)の2,443,100円(2WD)とほぼ同じ位置に、ノートの入口があります。みっつ、ホンダ フィットは2026年7月10日にマイナーチェンジしており、アクアの改良とわずか4日違い。このクラスの比較記事は、2026年7月より前のものが軒並み古いということです。

4日違いで2台が刷新。去年の比較表はもう使えません
値引きも残価率も統計が無い|書けないことを正直に書く
この記事で最も歯切れの悪い部分です。アクアの値引き相場を統計値として示した承認ソースは確認できなかった、というのが調査の結論でした。MOTAの車種カタログには値引き相場の欄そのものが無く、価格.comの値引き情報ページにあるのはユーザー投稿による個別の報告で、統計値ではありません。だから実額は書けないのです。
残価も同じ状況で、アクアの残価率を示した承認ソースは確認できていないのです。色別の残価率・査定差は承認ソースに存在しないため、「白は高く売れる」といった話もこの記事では扱いません。参考になるのはMOTAの買取価格はグレード別で7万円から209万円という掲載ですが、これは2024年9月から2025年2月の全国オークション実績にもとづく集計で、現在の相場ではない点に注意してください。中古車の掲載台数は6,828台、中古価格帯は23万円から378万円(取得日2026年9月6日)でした。
統計が無い以上、支払総額を下げるレバーは下取り側に寄ります。実際にどのくらいの査定額が出るのかは、MOTA買取りを利用したガチのレビューで金額まで公開しているので、商談前の相場感づくりに使ってください。

交渉の順番そのものは新型アクアの値引き|相場が公表されない車で条件を作る手順に分けています。

よくある質問
価格・燃費・改良内容・納期・税金など、検索でよく出てくる疑問に短く答えます。回答の1文目に結論を置いているので、気になる項目だけ拾い読みしてください。数値はすべて2026年9月6日時点で確認したものです。
- 新型アクアの価格はいくらですか?
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2,443,100円〜3,238,400円です(税込・9型式)。ただし下限のUはKINTO専用グレードで一般販売されないため、販売店で契約できる範囲は2,497,000円〜3,238,400円になります。最安はX、最高はGR SPORT。北海道・沖縄地区は価格が異なり、北海道地区の価格には寒冷地仕様が含まれる点にもご注意を。
- いちばん燃費が良いグレードはどれですか?
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最も燃費が良いのは最廉価のXで、WLTC 34.3km/Lです。Z・G・Uの2WDが33.6km/L、GR SPORTが30.7km/L、E-Fourは全グレード30.0km/L。価格が上がるほど数字が下がるという並びになっています。Zに16インチを組むと32.0km/Lまで落ちるので、装備選択でも変わると覚えておくと安全でしょう。
- 2026年7月の一部改良で何が変わりましたか?
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GR SPORTの追加と装備の標準化が中心でした。E-Four全車に寒冷地仕様が標準装備となり、X・Uには上級ファブリックフロントシートとリヤセンターアームレストが加わっています。ボディカラーはアーバンカーキ〈6X3〉が廃止されダークグレー〈1L7〉が新設。車両型式も2WDがMXPK13、E-FourがMXPK18へ変わりました。
- アクアは今すぐ注文できますか?
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注文できる状態です。2026年9月時点でアクアは受注を受け付けている状態で、正規販売店3法人が出荷目安や納期予定を掲示しています。栃木トヨタは2026年9月6日時点でハイブリッドの工場出荷目安を11月以降、千葉トヨペットは2026年9月5日現在でハイブリッド全グレードの納期予定を2026年12月以降と案内。地域差があるため、商圏の販売店に直接確認するのが確実です。
- アクアのフルモデルチェンジはいつですか?
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時期は分かりません。トヨタ公式の発表はない(2026年9月6日時点)状態で、大手メディア・大手ポータルによるフルモデルチェンジ時期の報道も確認できていないためです。検索上位に年次を断定する記事が並びますが、出典をたどると根拠が見当たらないものがほとんど。待つ判断をするなら、根拠のない年次予想ではなく現行型の完成度で決めるほうが後悔が少ないはずです。
- アクアの自動車税と重量税はいくらですか?
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自動車税は全グレード年額30,500円です。総排気量1.490Lで1,000cc超1,500cc以下の区分に入るため、グレードによる差は生じません。重量税については車両重量が1,120〜1,250kgで全型式が1.0t超1.5t以下の1区分に収まりますが、グレード別の軽減区分は公式の一覧が動的表示で取得できませんでした。実額は見積書で確認してください。
- GR SPORTは他のグレードと何が違いますか?
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走りとボディまわりが専用設計です。専用床下ブレースとリヤバンパーリインフォースで剛性を上げ、専用チューニングサスペンションと専用EPS制御マップ、205/45R17タイヤ+専用17×7Jアルミホイールを装備。全長は4,100mmで標準車より20mm長く、最小回転半径も5.3mと大きくなります。価格は3,238,400円、駆動方式は2WDのみの設定です。
- ボディカラーは何色から選べますか?
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車種としてはモノトーン全9色ですが、実際に選べる数はグレードで違います。X・Uは7色、Z・Gは6色、GR SPORTは4色。有償色はプラチナホワイトパールマイカ〈089〉の33,000円とエモーショナルレッドⅡ〈3U5〉の55,000円だけです。GR SPORTで追加費用なしに選べるのはブラックマイカ〈209〉とダークグレー〈1L7〉の2色にとどまります。
- アクアの値引きはどのくらい出ますか?
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実額は書けません。アクアの値引き相場を統計値として示した承認ソースは確認できなかったからです。大手ポータルの車種カタログには値引き相場の欄そのものが存在せず、価格.comにあるのは個別の投稿だけ。改良から2か月、しかも受注再開直後で納期が11〜12月以降という局面なので、条件を作るなら下取り側から攻めるほうが現実的でしょう。
- E-Fourは付けたほうがいいですか?
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降雪地や凍結路を走るかどうかで決めてください。追加コストは車両価格214,500円と年間燃料費約6,072円で、10年乗っても燃料費側の累計は約6万円にしかならず、ランニングでは埋まりません。ただし2026年7月の改良でE-Fourには寒冷地仕様(16,500円相当)が標準装備されたので、実質の負担はその分だけ軽いと読み替えられます。
まとめ|新型アクアは「価格表の並び順」を疑うと選び方が決まる

新型アクアは、2026年7月6日発表・同日発売の一部改良を受けた現行型です。価格は2,443,100円〜3,238,400円、WLTCモード燃費は30.0〜34.3km/L、ボディカラーはモノトーン全9色。ただしこのレンジだけを眺めていると、最も安いグレードが最も燃費に優れることにも、最上位グレードが最も色を選べないことにも気づけません。
- 燃費最良はX 2WDの34.3km/L
- GR SPORTは無償色が2色だけ
- E-Fourの上乗せは214,500円
- 納期は11月〜12月以降の掲示
冒頭で「なぜ最も安いグレードが最も燃費に優れるのか、なぜ最上位グレードほど色を選べないのか、いまどんな売られ方をしているのかを説明できるようになる」と書きました。回収しておきます。燃費が逆転するのは上位グレードほど装備とタイヤで重くなるからで、X 2WDの1,120kgに対しGR SPORTは1,160kg。色が減るのは設定色の切り分けによるもので、GR SPORT限定色が2つある代わりに、標準車向けの4色が外れるためです。そして販売の現況は、受注停止を挟んだ空白から2026年7月6日の一部改良を機に受注が再開している段階。8月の販売台数が9位まで戻ったのは、その反動と読めます。
向いていない人も正直に書いておきます。内装の質感を最優先する人(価格.comのインテリア評価は3.24点)、初期費用をできるだけ抑えたい人、そして年内の納車を確約したい人。1つ目と2つ目は競合を見たほうが早く、3つ目は販売店3法人の掲示を見るかぎり時期の約束が難しい局面です。逆に、街乗りと長距離が半々で燃料費を確実に下げたい人、非常時の給電手段を車に持たせたい人には、いまのアクアはよく噛み合います。

筆者ならX 2WD。燃費が最良で値上げも最小、装備は後から足せます
次の一歩は3つです。①自分の商圏の正規販売店の納期ページを開き、今日の日付でアクアの掲示を確認する。②見積書のリサイクル料金の行が11,010円になっているか、重量税の軽減区分がどう適用されているかを担当者に説明してもらう。③下取り車があるなら、販売店の査定だけで決めず買取専門の査定を1社挟む。値引きの統計値が存在しない車ほど、下取り側で差がつきます。改良の詳細をもう一段深く追いたい方は、新型アクアの一部改良まとめ|2026年7月の変更点を公式PDFの版差分で検証から読み進めてください。

参考URL一覧
- 愛知トヨタ・アクア 価格/グレード(’26年7月現在):https://www.aichi-toyota.jp/carlineup/aqua/grade
- トヨタモビリティ神奈川・アクア 価格/グレード(’26年7月現在):https://www.toyota-mobility-kanagawa.jp/lineup/aqua/grade
- トヨタ公式・アクア 主要諸元表/装備一覧PDF(’26年7月現在):https://toyota.jp/pages/contents/aqua/002_p_010/pdf/aqua_spec_202607.pdf
- トヨタ公式ニュースルーム・アクアを一部改良(2025年9月1日):https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/43236579.html
- くるまのニュース・松村透「最新アクア 発売直後にすぐ受注停止でいまどうなっている?」(2026年5月15日):https://kuruma-news.jp/post/1055939
- トヨタ公式ニュースルーム・アクアを一部改良しGR SPORTグレードを追加(2026年7月6日):https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44600338.html
- Car Watch・トヨタ「アクア」一部改良 新たに「GR SPORT」グレード追加設定(2026年7月6日):https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2122666.html
- webCG・トヨタが「アクア」の一部改良モデルを発表:https://www.webcg.net/articles/-/54024
- Car Watch・2026年8月の車名別新車販売ランキング(2026年9月4日):https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2138236.html
- グーネット・2026年8月の新車販売ランキング:https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/282374/
- くるまのニュース・松村透「新型アクア GRSに問合せ殺到」(2026年8月25日):https://kuruma-news.jp/post/1098673
- トヨタ公式・工場出荷時期/納車時期の目処について:https://toyota.jp/news/delivery/index.html
- 栃木トヨタ・【新車】工場出荷目安のご案内(2026年9月6日時点):https://www.tochigitoyota.com/lineup/delivery
- ネッツトヨタ栃木・納期のご案内(2026年8月30日現在):https://www.netztochigi.co.jp/lineup/nouki
- 千葉トヨペット・新車納期一覧(2026年9月5日現在):https://www.chibatoyopet.co.jp/newcar/schedule_list
- トヨタ公式・アクア 主要諸元表PDF(’25年9月現在・改良前/版差分用):https://toyota.jp/pages/contents/aqua/002_p_010/pdf/aqua_spec_202509.pdf
- みんカラ・トヨタ アクアの燃費(給油記録):https://minkara.carview.co.jp/car/toyota/aqua/nenpi/
- 資源エネルギー庁・石油製品価格調査 調査の結果:https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html
- 千葉トヨペット・アクア(2026年7月発表):https://www.chibatoyopet.co.jp/newcar/aqua
- トヨタモビリティ東京・アクア:https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/carlineup/aqua
- 神奈川トヨタ・アクア 一部改良のお知らせ(2026年7月6日):https://kanagawatoyota.co.jp/companyinfo/news/new_car/202607_aqua/
- 総務省・2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります(自動車税の区分):https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/131410.html
- トヨタ公式・エコカー減税/環境性能割/グリーン化特例:https://toyota.jp/ecocar/about1/index.html
- 国税庁・自動車重量税のエコカー減税(令和8年4月改訂):https://www.nta.go.jp/publication/pamph/kansetsu/eco_car.pdf
- トヨタ公式・アクア 環境仕様PDF(リサイクル料金・CO2排出量):https://toyota.jp/pages/contents/aqua/002_p_010/pdf/aqua_ecology_202607.pdf
- トヨタ公式ニュースルーム・新型アクアを発売(2021年7月19日):https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35550666.html
- 価格.com・トヨタ アクア 2021年モデル レビュー評価・評判:https://review.kakaku.com/review/K0001370767/
- 日産公式・ノート:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
- Honda公式・フィット:https://www.honda.co.jp/Fit/
- MOTA・自動車カタログ トヨタ アクア:https://autoc-one.jp/catalog/toyota/aqua/
- 損害保険料率算出機構・自賠責保険基準料率(2026年11月1日改定):https://www.giroj.or.jp/ratemaking/cali/
- トヨタ公式・アクア 減税・補助金/グレード別優遇額一覧:https://toyota.jp/aqua/ecocar/index.html





