新型RAV4の欠点とは、口コミで繰り返し指摘される価格・内装・操作系の不満と、そもそも注文できないという供給面の問題、そして一部機能の提供停止のことです。
2026年9月23日時点で不満点を整理すると5つに集約されます。ただし公式の装備表と突き合わせると、5つのうち1つはグレード選びで解消し、ハイビームの不足は後付けで埋められるようになりました。回避できない欠点と、選び方で消える欠点を分けて判定します。
この記事のポイント
- 最大の欠点は「買えない」こと
- 始動ロックは公式に提供停止中
- 内装3.73の低評価は回避不能
- 全幅は全グレード1,850mm超
- GR SPORTは洗車機が使えない
公開日:2026年9月23日 / 最終更新日:2026年9月26日
新型RAV4はやめとけ?「待てない人」と「内装重視の人」には当てはまる


結論を先に置きます。「やめとけ」が当てはまるのは、納車時期を自分で決めたい人と内装の質感を重視する人です。それ以外の不満は、グレード選びと後付けサービスでかなりの部分が解決します。
欠点TOP5と、それぞれの判定
大手ポータル2サイトの投稿傾向を整理すると、不満は次の5つに集約されました。5つのうち定量データや公式装備表で裏が取れるのは4つです。
| 順位 | 不満 | 裏付け | 判定 |
|---|---|---|---|
| 1 | 価格が高い | 両サイトで下位2項目 | 回避不能 |
| 2 | 内装がチープ | インテリア3.73・56位 | 回避不能 |
| 3 | エアコンがタッチ操作 | 自由記述のみ | 回避不能 |
| 4 | ベンチレーション・メモリーがない | 公式装備表 | Zで解決 |
| 5 | 小回りが利かない | 最小回転半径5.7m | 回避不能 |
4行目だけが性質の違う項目です。これは車の欠陥ではなくグレード選択の問題で、Zを選べば最初から解決します。

「車の欠点」と「選び方の失敗」は分けて読みたいところです
実は最大の欠点はリストに入っていない
上の5つはすでに買った人の不満であり、これから買う人にとって最大の問題が抜け落ちています。2026年9月23日時点で、新型RAV4はそもそも注文を受け付けてもらえない可能性が高いという点です。
買った人は不満を書けますが、買えなかった人はレビューを投稿しません。口コミサイトを読むだけでは、この欠点は見えてこない構造になっています。
それでも高評価な車である事実
公平を期すために書き添えます。価格.comのレビューページで2026年9月23日に確認した総合満足度は4.34(14件)。星5が57%を占め、燃費の項目はカテゴリ1位でした。カテゴリ平均を下回ったのはインテリアとエクステリアの2項目だけで、残り5項目は平均を上回っています。
後悔の理由1:注文できない。9月も「停止」は解けていない

最も重い問題から扱います。カタログに載っていても、販売店が受注枠を持っていなければ契約はできません。2026年7月から9月にかけて、状況はむしろ後退しました。
正規販売店2社の実際の表示
栃木トヨタの工場出荷目安ページは2026年9月20日時点で、RAV4のHEV・PHEVをともに「ご注文受付を停止しております」と表示していました。トヨタカローラ愛知も9月19日更新の納期表でRAV4を「店舗にお問合せ下さい」としています。
同じページの他車種と比べると差は明白です。栃木トヨタはハリアーに「11月以降」、カローラ愛知はハリアーに「2ヵ月以上」と期間を出しているのに、RAV4だけが数字を出せていません。販社が見通しを立てられない状態にあることの一次証拠です。
7月から9月にかけて状況は後退した
時系列で見ると流れがわかります。当サイトが2026年7月17日に同じ栃木トヨタのページを記録した時点では、PHEVには「11月以降」という表記が出ていました。それが9月上旬にはPHEVも受注停止に変わり、9月20日時点でも停止のままです。改善ではなく後退した、というのが約2か月の実際でした。
サブスクという抜け道も閉じたまま
販売店が止まっているならKINTOは、という発想も通じません。KINTO公式のRAV4車種ページには2026年9月23日時点で「現在WEBでの取り扱いを停止しております」と表示されています。月額38,390円〜という表示も「取り扱い再開時に変更になる可能性があります」という注記付きです。
受注再開の見通しや増産計画の中身は新型RAV4の納期最新情報|受注停止はいつまで?受注再開と増産4,200台を読むで扱いました。

不具合・故障の報告は?公式が認めた「停止」と掲示板の声を分ける

「不具合」「故障」「異音」で検索する人に向けて、メーカーが認めている事実と、個人の報告を分けて整理します。2026年9月26日時点で、リコール届出はありません。
公式が認めた停止:マイカー始動ロックと車内Wi-Fi
トヨタ公式のRAV4コネクティッドページには2つの停止表示があります。暗証番号で始動を止める盗難対策「マイカー始動ロック」は「一部のおクルマで正常に作動しない事象が確認されているため、現在、本サービスの提供を停止しております」。車内Wi-Fiも「現在サービス申込みを停止しております」です。カタログに載っている機能が、いま契約しても使えない状態にあることは、購入前に知っておくべき欠点でしょう。再開時期は公表されていません。
盗難が心配な人は、標準装備と追加対策で考える
RAV4は盗難が心配される車種の1つで、「盗まれる」「防犯」といった検索も多く見られます。始動ロックが止まっている間も、イモビライザーとオートアラームを組み合わせた盗難防止システムは全車標準です。T-Connectのうっかり通知やカーファインダーも使えます。それ以上の対策は、ハンドルロックなど物理的な手段を販売店と相談して重ねるのが現実的です。
掲示板の不具合報告と、リコール0件という事実
価格.comのクチコミ掲示板には2026年9月、「走行中に警告灯が一斉に点灯した」「サンルーフ付近から異音がする」といった報告スレッドが立っています。いずれも個人の報告で、原因や発生頻度は確認されていません。一方、トヨタ公式のリコール等情報を2026年9月23日に確認すると、6代目(60系)RAV4を対象とした届出は掲載されていませんでした。過去のRAV4名義の届出は、いずれも先代が対象です。

個人の不具合報告と、メーカーの公式告知は重みが違います
後悔の理由2:価格が高い。しかも競合が値下げしてきた

口コミで最も多い不満がこれです。運営会社も母数も異なる2つのサイトで、同じ方向の結論が出ています。
価格の評点は2サイトとも下位2項目に入る
価格.comの7項目では、最低がインテリア3.73で、価格3.87はその次に低い水準です。carview!の6代目専用ページにはインテリアに相当する項目がなく、6項目の最低は価格3.8でした(2026年9月23日時点、85件・平均4.6)。評価軸が違うため最下位の項目は一致しませんが、価格がどちらでも下位2項目に入る点は共通しています。
入口が126万円上がった構造
高いと感じる理由は明快です。先代の最安グレードはガソリンのX 4WDで3,237,300円でしたが、現行の最安はAdventureの4,500,000円。全車がE-Fourなので、安い2WDに逃げることもできません。当方で計算すると入口の価格は1,262,700円上がっています。渡辺陽一郎氏はMOTAに掲載された記事で「価格が高くなった一番の原因は、ノーマルガソリンエンジンと2WDを廃止したから」と指摘しました。
ハリアーは4,396,700円から。しかも注文できる
2026年8月、価格面の状況がさらに厳しくなりました。Car Watchが報じた通り、ハリアーは8月3日の一部改良でガソリン車を廃止してHEVに一本化され、Gが4,396,700円からになっています。RAV4の最安4,500,000円より103,300円安く、しかも注文できる状態です。

本命が買えない間に、対抗馬が安くなってしまいました
後悔の理由3:内装が安っぽい、操作が微妙、ロードノイズが残念

ここは回避手段がほとんどありません。グレードを上げても素材の方向性は変わらず、タッチ操作中心のインターフェースも共通だからです。事前に許容できるか確かめるしかありません。
インテリア評点3.73は7項目中の最下位
カテゴリ平均3.92に対し3.73で、順位は56位。燃費が1位であることを考えると、同じ車の中で55順位ぶんの落差があります。カー・アンド・ドライバーに掲載された岡本幸一郎氏のAdventureの試乗記にも「樹脂の質感はそれなりだが新しさを感じる」という記述がありました。一方でオーナーの中には「酷評されるほどチープではない」とする声もあり、評価は実車を見て決めるのが確実です。
エアコン操作がタッチに集約された
物理スイッチの減少も不満として繰り返し登場します。12.9インチのディスプレイに機能が集まった結果、走行中の操作がしづらくなったという指摘です。トヨタ初採用の先進装備が、そのまま使い勝手の後退につながった珍しい例でしょう。トヨタ側の答えは音声認識の高速化で、応答は従来比約3倍、発話から約1秒で反応するとされています。内装の詳細は新型RAV4の内装は安っぽい?評点3.73の理由と荷室749L・12.9インチナビで分解しました。

ロードノイズは試乗記とオーナーの両方が指摘
前掲の試乗記には、ロードノイズやパワートレーンの音が車内にそれなりに侵入してくるという記述がありました。価格.comのZ(HEV)オーナーの投稿(2026年8月8日)にも「標準のタイヤがけっこうロードノイズ拾う」という一文が見られます。ただし乗り心地の評点は4.39でカテゴリ17位と高く、乗り味そのものは高く評価された格好です。
グレード選びで消える「後悔」もある

ここからが本記事で最も実用的な部分です。口コミの不満のうち、いくつかは「RAV4の欠点」ではなく「そのグレードを選んだ結果」でした。装備表を照合すると、はっきり分かれます。
ベンチレーションとメモリーはZに標準装備
価格.comのGR SPORT PHEVオーナーの投稿(2026年7月10日)には「シートメモリー、ベンチレーションはオプションでもいいので欲しかった」という一文があります。これを「RAV4には付かない」と読むのは誤りです。公式の装備比較表では、前席シートベンチレーションも運転席シートポジションメモリーもZの2グレードに標準装備されています。6,300,000円のGR SPORTを選んだ結果として生じた後悔でした。
後席シートヒーターはZ(HEV)だけという罠
もっと厄介なのがこちらです。後席左右の快適温熱シートが標準になるのは4,900,000円のZ(ハイブリッド)だけで、6,000,000円のZ(PHEV)にも6,300,000円のGR SPORTにも設定がありません。価格を上げると装備が減るという、直感に反する構造です。PHEVオーナーの投稿(2026年5月購入・滋賀県)にも「後席シートヒーターは欲しかった」という記述がありました。グレード差の全体像は新型RAV4のグレード比較|人気のZ・Adventure・PHEVの違いとおすすめにまとめています。


上位グレードほど装備が良い、という常識が通じません
ハイビームの不足は後から埋められるようになった
AdventureとGR SPORTはアダプティブハイビーム(AHS)が非装備でオートマチックハイビーム止まりですが、トヨタの公式プレスリリースによれば2026年9月2日から後付けの提供が始まりました。Adventureはヘッドランプ込みで193,600円、GR SPORTはAHS単体で116,600円(いずれも税込・作業工賃込み・メーカー保証付帯)。納車後に気づいた不満を、有償で解消できる道ができたことになります。
納車後に効いてくる物理的な後悔4つ

最後に、口コミではあまり語られないのに納車後に効いてくる制約を挙げます。いずれもグレード変更だけでは解決できません。
全幅は全グレードが1,850mmを超える
最も深刻な見落としがこれです。全幅はZが1,855mm、AdventureとGR SPORTが1,880mm。幅1,850mm制限の機械式立体駐車場には、どのグレードを選んでも入りません。都市部のマンションや商業施設では珍しくない制限なので、契約前に自宅と職場と行きつけの施設を実測しておくべきでしょう。
最小回転半径5.7mは数字で確認できる不満
「小回りが利かない」という声には、公式諸元表という裏付けがあります。最小回転半径は全グレード共通で5.7m、ホイールベースは2,690mmです。価格.comのオーナー投稿にも、狭い駐車場では切り返しが1回増える感じだという記述がありました。試乗のときに実際の駐車場で確かめておくのが確実です。
GR SPORTのリヤウイングは洗車機を使えない
意外な落とし穴がこれです。トヨタ公式の主要装備一覧(2026年9月版)には、GR専用リヤスポイラーウイングについて「リヤスポイラーを装着した場合、洗車機での洗車ができません」という注記があります。GR SPORTはこのウイングが標準装備なので、ガソリンスタンドの洗車機に入れられません。他グレードでも、販売店装着オプションの「GRリヤスポイラーセット」を付けた場合は同じ注記の対象になる点に注意が必要です。手洗いか手洗い洗車サービスが前提になる点は、忙しい人ほど効いてくるでしょう。
PHEVは荷室が77L減り、下段設定もない

トヨタ公式の室内空間ページによれば、荷室容量はハイブリッドが749L(デッキボード下段時)に対しPHEVは672L。77L少ないうえに、PHEVにはデッキボード下段の設定自体がありません。車両重量も260kg増えます。
もし他車に乗り換える判断をするなら、いま乗っている車の価値を先に知っておくと動きやすくなります。実際にどのくらいの査定額が出るのかはMOTA買取りを利用したガチのレビューで具体的な金額を公開しました。


車幅と洗車機は、納車後に判明すると打つ手がありません
よくある質問
- 新型RAV4はやめたほうがいいですか
-
納車時期を自分で決めたい人には向きません。2026年9月23日時点で販売店もKINTOも新規受注を停止しており、いつ契約できるかの見通しが立たないためです。逆に待てるなら、総合満足度4.34で燃費はカテゴリ1位という評価の高い車だと言えます。
- 後悔している人の一番多い理由は何ですか
-
価格と内装です。価格.comの7項目では最低がインテリア3.73、次いで価格3.87。carview!の6項目では価格3.8が最低でした。価格については、先代の最安3,237,300円から現行の最安4,500,000円へ入口が上がったことが背景にあります。
- 不具合やリコールは出ていますか
-
2026年9月23日時点で、トヨタ公式のリコール等情報に6代目RAV4の届出はありません。ただしマイカー始動ロックが一部車両で正常に作動しないため提供停止中であることと、車内Wi-Fiの申し込み停止が公式サイトで告知されています。
- シートベンチレーションがないと聞きましたが本当ですか
-
グレードによります。公式の装備比較表では、前席シートベンチレーションはZ(PHEV)とZ(HEV)に標準装備。AdventureとGR SPORTには設定がありません。「ない」という口コミは、この2グレードのオーナーによるものです。
- 機械式駐車場に入りますか
-
幅1,850mm制限のタイプには入りません。全幅はZが1,855mm、AdventureとGR SPORTが1,880mmで、どのグレードも制限を超えます。購入前に日常的に使う駐車場を実測してください。
- 洗車機は使えますか
-
GR SPORTは使えません。標準装備のGR専用リヤスポイラーウイングについて、公式の装備一覧に「洗車機での洗車ができません」と注記されています。販売店装着オプションのGRリヤスポイラーセットを付けた場合も同様です。
- ハリアーと迷っています
-
いま注文できるかどうかが決め手になります。ハリアーは2026年8月3日の一部改良でガソリン車を廃止し、4,396,700円からとRAV4の最安より103,300円安くなりました。栃木トヨタでは「11月以降」と納期も示されています。内装の質感を重視するならハリアー、燃費と積載を重視するならRAV4です。
- PHEVを選べば後悔しませんか
-
PHEV特有の後悔もあります。荷室が749Lから672Lへ77L減り、デッキボード下段の設定がなくなり、車両重量は260kg増加。しかも後席シートヒーターは付きません。自宅で200V充電ができない場合、EV走行151kmという強みも活かせなくなります。
まとめ:後悔するかは3つの質問で決まる

新型RAV4の欠点について、3行で整理します。
- 最大の欠点は口コミに書かれない「注文できない」こと。始動ロックも停止中
- 回避不能なのは価格・内装・タッチ操作・最小回転半径・車幅
- ベンチレーションと後席ヒーターはグレード選びで、ハイビームは後付けで解決
冒頭で「読み終えたときに、自分が後悔する側に回るかどうか判断できる状態になる」とお伝えしました。判定は3つの質問で足ります。納車時期を待てるか、内装の質感を許容できるか、幅1,880mmを置ける駐車場があるか。ひとつでもノーがあるなら、いまはハリアーを含めて比較し直すほうが合理的でしょう。
次の一歩として、メジャーを持って自宅の駐車場の幅を測ってください。車幅の問題は試乗では気づけず、納車後に判明すると打つ手がありません。5分の作業で、最も取り返しのつかない後悔を防げます。


参考URL一覧
- 価格.com・RAV4 2025年モデル レビュー:https://review.kakaku.com/review/K0001763478/
- 栃木トヨタ・工場出荷目安のご案内:https://www.tochigitoyota.com/lineup/delivery
- KINTO公式・RAV4車種ページ:https://kinto-jp.com/kinto_one/lineup/toyota/rav4/
- トヨタ公式・RAV4コネクティッド:https://toyota.jp/rav4/connected/index.html
- 価格.com・RAV4 クチコミ掲示板:https://bbs.kakaku.com/bbs/70100110005/
- トヨタ公式・リコール等情報:https://toyota.jp/recall/
- carview!・RAV4(6代目)ユーザーレビュー:https://carview.yahoo.co.jp/ncar/catalog/toyota/rav4/FMC006-MC001
- MOTA・新型RAV4は高い?(渡辺陽一郎):https://autoc-one.jp/toyota/rav4/newmodel-5038756
- Car Watch・ハリアー一部改良でHEVモデルに一本化:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2130033.html
- カー・アンド・ドライバー・RAV4 Adventure試乗記:https://www.caranddriver.co.jp/newcar/118919
- トヨタPR事務局・60系RAV4のアップグレード提供開始:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000211.000104325.html
- トヨタ公式・RAV4主要諸元表・装備一覧(2026年9月版):https://toyota.jp/pages/contents/rav4/003_p_001/pdf/rav4_spec_202609.pdf
- トヨタ公式・RAV4 室内空間(荷室容量):https://toyota.jp/rav4/usability/index.html





