新型ノアの口コミ評判とは、大手ポータルに投稿された実際のオーナーによる評価で、現行90系に限れば価格.comの68件が中心になります。
結論から書きます。価格.com(ノア2022年モデル)満足度4.00・レビュー68件・カテゴリ平均4.26という位置で、ミニバン全体の平均には届いていません。項目別でカテゴリ平均を上回ったのは燃費の1つだけ、最も弱いのはエクステリアでした。しかもこの68件の大半は2026年5月の一部改良より前に納車された車両への評価です。ここを踏まえずに点数だけ見ると、判断を誤ります。
この記事のポイント
- 現行型は4.00点・68件
- 平均超えは燃費だけ
- 最弱はエクステリア
- ヴォクシーとは評価軸が逆
- 大半は改良前への評価
公開日:2026年10月3日 / 最終更新日:2026年10月5日
新型ノアの口コミ評価は4.00点・68件|評判の全体像から

現行90系のノアに絞った評価は、価格.comで満足度4.00点・レビュー68件です(2026年9月6日取得、2026年10月3日の再確認でも同じ)。ミニバンのカテゴリ平均4.26を0.26ポイント下回る位置で、決して「絶賛されている車」ではありません。ただし内訳を開くと弱点と強みの場所がはっきり分かれており、そこを読めば自分に合うかどうかの判断はかなり速くなります。
総合4.00点はカテゴリ平均を0.26ポイント下回る
価格.comのノア 2022年モデルのレビューページで世代を絞り込むと、満足度4.00点・レビュー68件という数字が出てきます。2022年モデルというのは2022年1月13日発売の4代目90系のことで、いま新車で買えるノアと同じ世代。ちなみに先代の2014年モデルは4.25点・137件、その前の2007年モデルも4.25点・18件と、世代をさかのぼるほど点が高い傾向にありました。
この「先代のほうが高い」という並びは、ミニバンでは珍しくありません。投稿が集まるまでの期間が長いほど、不満を抱えた人が乗り換えて去り、満足した人だけが残るからです。つまり4.00点という数字は、まだ評価が定まりきっていない途中経過だと考えるのが妥当でしょう。
カテゴリ平均を超えたのは「燃費」ただ1項目
項目別に開くと、話が一気に具体的になります。価格.com項目別で燃費4.21(カテゴリ平均3.87)のみが平均超えで、残る6項目はすべてマイナス(2026年9月6日取得・10月3日再確認・当サイト算出)。ノアの評価は、事実上ほぼ燃費だけで持っているという構図になります。
これはカタログの数字とも符合します。ノアのWLTCモード燃費は23.8km/L(HYBRID S-X 2WD)が最良で、同クラスのハイブリッドでは頭ひとつ抜けた水準。実際に給油するたびに満足度が積み上がるタイプの評価なので、点数が高く出るのは自然な流れです。逆に言えば、燃費以外の期待値を高く持って買うと落差を感じやすい車ということでもあります。
正直に書くと、この68件の大半は改良前の車への評価
ここが本記事でいちばん強調したい限界です。68件は2022年1月から2026年5月改良前までの全グレード(廃止された標準デザインやガソリン車を含む)の合算であり、現行のハイブリッド専用ラインナップに乗った人の声はほとんど含まれていません。2026年10月3日に価格.comのグレード別絞り込みを確認したところ、並んでいるのはHYBRID S-Z(2025年9月2日マイナーチェンジ)の1件を除いて2022年1月発売時のグレード名ばかりで、HYBRID S-Xの項目はまだ存在しませんでした。トヨタ公式ニュースルームの発表のとおり改良モデルの発売は2026年5月6日で、納車が始まったのは2026年6〜7月以降だからです。
この改良では、メーター液晶の大型化(S-Z=12.3インチ/S-G・S-X=7.0インチ)、プロジェクター式LEDヘッドランプの全車標準化、フロントグリルの意匠変更などが入りました。つまり口コミで指摘されている不満のうち、灯火や内装の一部はすでに手が入っている可能性があります。点数を読むときは「いつ買った人の声か」をセットで見てください。改良内容そのものは新型ノアの一部改良|2026年5月版の変更点を価格・燃費・装備で実証に整理しました。


点数より「投稿日と購入時期」を先に見る。これが読み解きの基本です
5軸で見るノアの通信簿|評点の根拠と出典を全部開示する

レーダーチャートは見た目が良い反面、元の数字が分からないと検証できません。そこでこの記事では、価格.comの7項目の投票平均とカテゴリ平均を表でそのまま開示し、そこから当サイトが5軸に圧縮した数値も計算過程つきで置きます。出典は価格.comのノア 2022年モデルのレビューページ、取得日は2026年9月6日です(10月3日の再確認では総合点と件数に変化なし、項目別の動きは±0.01の範囲)。
価格.com 7項目の投票平均とカテゴリ平均
まずは加工していない生の数値から。燃費だけが+0.34、価格が−0.40、エクステリアが−0.42という散らばり方をしています。
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 差(当サイト算出) |
|---|---|---|---|
| 燃費 | 4.21 | 3.87 | +0.34 |
| 乗り心地 | 3.93 | 4.02 | −0.09 |
| インテリア | 3.82 | 3.92 | −0.10 |
| 走行性能 | 3.92 | 4.19 | −0.27 |
| エンジン性能 | 3.75 | 4.11 | −0.36 |
| 価格 | 3.45 | 3.85 | −0.40 |
| エクステリア | 3.90 | 4.32 | −0.42 |
表を上から読むと、差がプラスなのは燃費の1行だけ。乗り心地とインテリアは平均に肉薄しており、実質的な弱点は走行性能から下の4項目に集中しています。なお項目別の順位表示は取得のたびに大きく違う値が返ってきたため、当サイトでは順位を記載していません。分からないものを埋めないのが方針です。
5軸に圧縮した独自スコア|計算式も置いておきます
7項目のままだと軸が多くて全体像がつかみにくいので、意思決定に効く5軸へまとめ直しました。デザイン=(エクステリア+インテリア)÷2、走り=(エンジン性能+走行性能)÷2、快適性=乗り心地、経済性=燃費、価格納得感=価格。プラスは経済性の1軸のみ、最も凹むのは価格納得感で−0.40という形になります。
| 5軸 | ノアの値 | カテゴリ平均 | 差 | 算出元 |
|---|---|---|---|---|
| 経済性 | 4.21 | 3.87 | +0.34 | 燃費 |
| 快適性 | 3.93 | 4.02 | −0.09 | 乗り心地 |
| デザイン | 3.86 | 4.12 | −0.26 | (3.90+3.82)÷2 |
| 走り | 3.84 | 4.15 | −0.31 | (3.75+3.92)÷2 |
| 価格納得感 | 3.45 | 3.85 | −0.40 | 価格 |
この形を言葉にすると「燃費で1点勝ち、あとは平均前後から少し下」。突出した弱点で沈んでいるわけではなく、全体的に0.1〜0.4ポイントずつ足りない、という通信簿です。とがった長所を求める人には物足りず、破綻のなさを求める人には合う——そんな性格が数字から透けて見えます。
最弱はエクステリア|ミニバンで外観が沈むのは珍しい
7項目のうち最も差が開いたのはエクステリアで、カテゴリ平均を0.42ポイント下回りました。ミニバンで外観の評価がここまで沈むのは、実はかなり珍しいケースです。このクラスは見た目で選ばれる比率が高く、多くの車種で外観は平均以上に出やすいからでしょう。
もっとも、レビュー本文を読むと真逆の評価も混じっています。「最近のミドルクラスミニバンはどれも似たような感じな印象ですが、その中でもノアはシンプルながら存在感あるデザインだと思います」(2026年4月12日投稿・S-Gハイブリッド)という声もあれば、「エアロモデルとも呼ばれるものがよく売れているようで、ディーラーからも進められましたが、どうもあのフロントは好きになれず」(2025年11月9日投稿)という声もある。つまり平均点が低いのは、好き嫌いが割れた結果だと読むべきでしょう。なお2026年5月改良で標準デザインが完全に消滅したため、後者の悩み方はもう発生しません。

外観の点は割れた結果です。実車を見ないと自分の側が分かりません
集計方法論|どのサイトの点数を、どこまで信じてよいのか

口コミ記事でいちばん危ないのは、母集団の違うスコアを並べて比べてしまうことです。ノアの場合、世代を分離できるのは価格.comだけ。カーセンサーもみんカラも全世代を合算しており、そのままでは現行型の評価として使えません。ここでは当サイトが採った集計ルールを先に開示しておきます。
世代を分離できるのは価格.comだけ
3つの大手ポータルを実際に開いて比べました(いずれも2026年10月3日再取得)。カーセンサー総合評価3.9点・クチコミ812件(全世代合算)で、カーセンサーのノア クチコミページには「新車時価格199.5〜431万円」と表示されます。199.5万円は初代や2代目の価格帯なので、20年以上前の車の評価が同じ平均に混ざっているということ。
| サイト | 対象 | スコア | 件数 | 世代の分離 |
|---|---|---|---|---|
| 価格.com | ノア 2022年モデル(現行90系) | 4.00 | 68件 | 可能 |
| カーセンサー | ノア(全世代) | 3.9 | 812件 | 不可 |
| みんカラ | ノア ハイブリッド(全世代) | 4.59 | 435件 | 不可 |
表のとおり、同じ車なのに3.9点から4.59点まで0.69ポイントも開きます。この差は車の出来ではなく、集計対象の世代とサイトごとの採点文化の違いによるもの。みんカラのノア ハイブリッドのページが高めに出るのは、投稿者がその車を選んで所有しているオーナー中心のコミュニティだからだと考えられます。
みんカラとcarview!は同一運営|独立2ソースには数えない
もうひとつ、見落とされがちな前提。みんカラとcarview!はLINEヤフーの同一運営で、当サイトでは1サイトとして扱います。片方の数字をもう片方で裏取りしても、独立した検証にはならないからです。
当サイトが採った集計ルールは次の3つ。
- 母集団=価格.comのノア 2022年モデル68件に限定する
- 期間=2022年1月13日発売以降、2026年10月3日再確認時点まで
- 全世代合算のスコアは参考値として並べるだけで、平均には混ぜない
このルールを明示しない口コミ記事は、点数の意味が読者に検証できません。逆に言うと、母集団と期間と取得日の3点セットが書いてある記事だけを信じればよい、という判断基準にもなります。
スコアは動く|取得日を書かない数字は使わない
点数は投稿があるたびに動きます。実際、当サイトが同じページを複数回取得したところ、エクステリア・走行性能・乗り心地は取得のたびに±0.02程度ぶれました。68件という母集団の規模なら、1件の投稿で0.02〜0.03は動く計算になります。
だからこの記事の数値には、すべて取得日を付けてあります(項目別スコアは2026年9月6日取得、総合点・件数・他サイトのスコアは2026年10月3日に再確認)。小数第2位まで断定する記事を見かけたら、取得日が書いてあるかどうかを確かめてください。ちなみに項目別ランキングの順位は、同一URLの再取得で「46位」「22位」といった具合に大きく振れたため、当サイトでは採用を見送りました。
ヴォクシーとの比較|同じ車なのに、褒められる場所が逆になる

ノアとヴォクシーは寸法もパワートレーンも室内寸法も完全に同一です。それなのに価格.comの評価は総合でも項目別でもはっきり割れます。ノアが勝つのは燃費と価格、ヴォクシーが勝つのは外観と乗り心地。同じ車体でこうなるということは、点数の差は車の差ではない可能性が高いのです。
総合は4.00対4.17|母集団はノアが2倍
2022年モデル同士で比べると、ノアが4.00点・68件、ヴォクシーが4.17点・34件(いずれも2026年10月3日再確認)。総合ではヴォクシーが0.17ポイント上ですが、母集団はノアが2倍あります。件数が少ないほど1件の影響が大きくなるので、ヴォクシーの4.17という数字のほうが振れ幅は大きいと考えるべきでしょう。
| 項目 | ノア(68件) | ヴォクシー(34件) | カテゴリ平均との差 |
|---|---|---|---|
| 総合満足度 | 4.00 | 4.17 | — |
| エクステリア | 3.90 | 4.32 | ノア−0.42/ヴォクシー±0.00 |
| インテリア | 3.82 | 3.96 | ノア−0.10/ヴォクシー+0.04 |
| エンジン性能 | 3.75 | 3.85 | ノア−0.36/ヴォクシー−0.26 |
| 乗り心地 | 3.93 | 4.15 | ノア−0.09/ヴォクシー+0.13 |
| 燃費 | 4.21 | 3.88 | ノア+0.34/ヴォクシー+0.01 |
| 価格 | 3.45 | 3.17 | ノア−0.40/ヴォクシー−0.68 |
表を横に読むと、ノアが上回っているのは燃費(+0.33)と価格(+0.28)の2項目だけ。残りはすべてヴォクシーが上です。ただし価格の項目でノアが上回っているのは重要で、これは「払った金額に納得しているか」の指標だと解釈できます。
エクステリアは−0.42対±0.00|この差が最も大きい
7項目のうち最も開いたのが外観でした。ノアはカテゴリ平均を0.42ポイント下回り、ヴォクシーはカテゴリ平均とぴったり同じ4.32。差は0.42ポイントで、これは総合の差0.17の2倍以上です(当サイト算出)。
2026年5月の改良で、ノアのフロントグリルはメッキモールとボディカラー共色に、ヴォクシーは本体部分がブラック加飾になりました。方向がはっきり分かれたわけです。ただしレビューの多くは改良前の車に対するものなので、この意匠変更が点数にどう効くかはまだ分かりません。装備面ではノアの標準ヘッドランプはプロジェクター式、ヴォクシーはリフレクター式という逆転もあり、見た目の印象と装備のグレードが必ずしも一致しない点は面白いところ。両車の差の全体像は新型ノア完全ガイド|価格・グレード・燃費・納期の全体像にまとめています。

読み解き|評価の差は「選んだ人の重視点」の差かもしれない
ここからは当サイトの解釈で、事実ではありません。ノアのオーナーは「安いから納得している」、ヴォクシーのオーナーは「かっこいいから納得しているが価格には不満」——数字の並びはそう読めます。ノアが価格で+0.28勝ち、ヴォクシーが外観で+0.42勝っているという非対称が、その根拠です。
実際、レビュー本文にもそれを示す声がありました。「程よくスポーティな感じで、ヴォクシーよりは大人しくて好感が持てます。街中で見るミニバンの中では、一番印象が良かったので、家族で相談した際も購入の決め手になりました」(2025年10月24日投稿)。派手さより落ち着きを求めてノアを選んだ、という典型的な動機です。同じ車体に2つの顔を用意するというトヨタの戦略は、少なくとも購買層の分離という点では機能していると言えるでしょう。

同じ車で点が割れるとき、疑うべきは車ではなく母集団のほうです
実際の声|満足点と不満点を、原文のまま拾う

点数だけでは何が良くて何が不満なのかが分かりません。ここからは価格.comのレビュー本文から、投稿日つきで具体的な声を拾います。満足点は収納・安全装備・燃費に、不満点は乗り心地・3列目・動力性能に集中していました。いずれも個人の感想であり、当サイトが検証した数値ではない点は先に断っておきます。
満足点|収納の多さと運転支援がよく褒められる
まず良い側から。収納と安全装備は、ほぼ全員が評価しています。
「この車は収納が多いです。前方だけでもドリンクホルダーが4つ」「2列目は、間のトレイを倒しておけばウォークインスルーで3列目にも移動が可能です」(2025年7月29日投稿・ハイブリッドS-G)
という具体的な指摘がありました。
運転支援についても
「サクラのプロパイロットが便利と思ってましたが、それを優に超えてくるトヨタのシステムに感激でした。ワンボックスでありながら剛性感ある性能もとても良いです」(2026年4月12日投稿)、「安全装備があるので神経の使い方が変わり、疲労感がエスティマのころに比べ、激減です」(2025年9月12日投稿)
という声。Toyota Safety Sense・ブラインドスポットモニター・安心降車アシストは全車標準装備なので、いちばん安いS-Xを選んでもこの評価は享受できます。
不満点TOP5|荒れた路面・3列目・1.8Lの余裕のなさ
次に不満側。頻出する順に5つへ整理しました。最も多いのは荒れた路面での突き上げで、これは価格.comの乗り心地スコアが平均を下回っていることとも整合します。
| 順位 | 不満の中身 | レビュー本文(抜粋・投稿日) |
|---|---|---|
| 1 | 荒れた路面での突き上げ | 「マンホールでさえ、かなり揺れます」「一人乗車だと、貨物車に乗っているような感覚です」(2025年11月9日) |
| 2 | 3列目の居住性 | 「3列目は段差を越える際、お尻に強い振動が入ります」(2025年10月24日)/「三列目着座は狭さ硬さから常用しない方が無難」(2026年5月19日) |
| 3 | 1.8Lの動力性能 | 「車体の規格に比べて1800ccはパワー不足を感じます」(2025年7月29日)/「坂道のみ音はすごいですが…」(2025年11月9日) |
| 4 | リヤランプの視認性 | 「ハザードをたいていても、よく後ろにつかれたままの事が多いです」(2025年11月9日) |
| 5 | 内装の価格相応感 | 「正直、他社の方がインテリアは良いのでは?」(2025年11月9日) |
表の3番目は、諸元を見れば納得できます。エンジンは2ZR-FXEの1.797Lで72kW(98PS)、フロントモーターが70kW(95PS)。車両重量1,630〜1,720kgのボディを動かすには余裕たっぷりとは言えず、坂道や高速合流でエンジン音が上がるのは構造上の必然です。ここは試乗で必ず確認してほしいポイント。なお4番目のリヤランプ視認性については、2026年5月の改良でヘッドランプ側は強化されたものの、リヤの指摘に対する変更は公表されていません。
「ひどい」「ダサい」と検索される理由を、評価分布で確かめる
検索窓に「ノア」と打つと「ひどい」「ダサい」が候補に出てきます。では実際のオーナー評価はどうか。価格.comの評価分布(2026年10月3日時点)は5点が35%、4点が41%、3点が16%、2点が3%、1点が4%でした。1〜2点の低評価は合わせて7%で、4点以上が76%を占めます。「ひどい」と言い切れる分布ではありません。
一方で「ダサい」に近い不満は数字にも出ています。前述のとおりエクステリアはカテゴリ平均を0.42ポイント下回る最弱項目で、本文にもフロントの意匠が好きになれないという声がありました。ただしこれは2026年5月改良前の顔に対する評価が中心で、改良後はグリルのメッキ部位がメッキモール+ボディカラー共色に変わっています。改良後の顔が自分に合うかどうかは、口コミより実車で確かめるほうが早いでしょう。
乗り心地はタイヤ交換で改善した実例がある
ここは読者にとっていちばん実用的な情報かもしれません。「荒い路面での乗り心地が最悪です」と書いた同じ投稿者が、後日「タイヤを新車装着タイヤからブルアースRV03へ変更しましたら、かなり改善されました」と再レビューで訂正しています(2025年11月9日投稿・価格.com)。つまり不満の一部は車の素性ではなく、装着タイヤに由来していた可能性があるわけです。
これを踏まえると、購入前の判断も変わってきます。試乗で突き上げが気になったとしても、それが決定的な欠点とは限らない。逆に、新車で契約する段階から「最初の車検までにタイヤを替える前提で予算を組む」という考え方もできます。ミニバン用コンフォートタイヤへの交換費用は銘柄で幅があるため、当サイトでは金額の目安を出しません。不満点の全体像と対処法は新型ノアの欠点と後悔ポイント|不満TOP5とリコール情報で掘り下げました。


突き上げの一部はタイヤ由来。ここを知らずに諦めるのは早いです
向いている人・向いていない人|3つの質問で判定する

ここまでの数字と声を、購入判断の形に落とします。判定は3問です。①燃料代を最優先するか ②荒れた路面を日常的に走るか ③3列目に大人を長時間乗せるか。①がYESで②③がNOなら、ノアは強く勧められます。逆に②③がYESなら、他の選択肢も同時に見たほうが後悔しません。
向いている人|燃費と価格納得感を重視するタイプ
口コミの数字がそのまま答えです。燃費で+0.34、価格でヴォクシー比+0.28という並びは、コストで納得したい人に向く車だと示しています。価格帯は3,261,500円〜4,309,800円で、最も安いS-Xが最も燃費が良いという構造も、この方向性を後押ししてくれるはずです。
具体的には、年間走行距離が長い人、通勤で毎日使う人、7人乗りと8人乗りは同一価格という設定を活かして座席レイアウトを用途で選びたい人。また安全装備が全車標準なので、予算を抑えつつ運転支援は妥協したくない家庭にも合います。積雪地でハイブリッドの四駆が欲しい場合も、E-Fourがある時点で選択肢は限られてくるでしょう。
向いていない人|内装の質感と動力性能に期待する人
正直に書きます。エンジン性能が−0.36、インテリアが−0.10という数字は、ここに期待して買うと落差を感じるという警告です。「300万以上もする(オプションを入れると400万)車としてはトヨタは300・400万出してもこれなのかという印象」(2025年11月9日投稿)という声は、率直な感想として受け止めるべきでしょう。
向かないのは次のような人です。
- 高速道路の追い越しで余裕が欲しい人
- 3列目に大人を長時間乗せる予定がある人
- 内装の素材感に強いこだわりがある人
- 荒れた舗装の道を毎日走る人
該当する項目が2つ以上あるなら、試乗の前に他車の見積もりも取っておきたいところ。グレードごとの装備差で解決できる不満かどうかは、新型ノアのグレード比較|S-X・S-G・S-Zの価格差を装備で分解するで確認できます。

売却時の価値|「相場」という単一値は存在しない
口コミを調べる人がその次にぶつかるのが、数年後にいくらで売れるのかという疑問です。ここも正直に書くと、調査主体によって提示される金額が大きく異なるため、単一値での提示は成立しないのが現実。ガリバー公式の買取相場ページ(2026年10月2日更新・過去6ヶ月・1,759件)では2026年式が最高377.9万円・最小211.3万円、MOTA車買取の査定実績(2026年10月3日確認)では同じ2026年式の買取相場が90万〜470万円でした。
さらに同じガリバーのデータ内でも、ハイブリッドS-Zの査定は最高377.9万円・最小211.3万円と166.6万円ひらきます(当サイト算出)。年式・走行距離・状態でこれだけ動くのだから、記事に書かれた1つの数字を自分の車に当てはめるのは無理があります。なお色別の残価率や査定差については、承認できる公開データが存在しません。データが無いことを、無いと書いておきます。
実際にいくらの提示が出るのかを知る方法は1つだけで、自分の車で査定を受けることです。MOTA買取りを利用したガチのレビューでは、申し込みから提示額までの流れと実際の金額を公開しています。下取りを販売店任せにすると、値引き交渉で得られる金額より大きい差を取りこぼすことがある。ここは覚えておいて損はありません。


買取と下取りは別物です。両方の数字を並べてから決めましょう
よくある質問
口コミを調べている人が実際に検索している疑問へ、短く答えます。回答の1文目に結論を置いてあるので、気になるところだけ拾い読みしてください。スコア類の取得日は本文のとおり(2026年10月3日に再確認済み)。
- 新型ノアの口コミ評価は何点ですか?
-
価格.comの現行90系(2022年モデル)で4.00点・68件です。ミニバンのカテゴリ平均4.26を0.26ポイント下回ります。全世代を合算しているカーセンサーは3.9点・812件、みんカラは4.59点・435件ですが、これらは20年以上前の世代を含むため現行型の評価としては使えません。
- ノアの口コミで一番多い不満は何ですか?
-
荒れた路面での突き上げです。「マンホールでさえ、かなり揺れます」(2025年11月9日投稿)といった声が目立ちます。ただし同じ投稿者がタイヤ交換で改善したと再レビューで訂正している例もあるため、車の素性だけが原因とは限りません。
- ノアとヴォクシーはどちらの評判が良いですか?
-
総合ではヴォクシーが4.17点で0.17ポイント上です。ただし項目別に見るとノアは燃費で+0.33、価格で+0.28上回っており、褒められている場所が違います。母集団はノア68件に対してヴォクシー34件なので、件数の少ないヴォクシー側のほうが振れやすい点にも注意してください。
- ノアの実燃費は口コミではどのくらいですか?
-
e燃費の集計ではZWR90W(FF)17.54km/L、ZWR95W(4WD)16.78km/Lです(2026年10月3日取得)。レビュー本文には「高速主体ではありますが、特に燃費を気にした運転ではなくても20km/lを下回る事はないです」(2026年4月12日投稿)という声もある一方、「短距離(5km程度)で(エコモード)一般道 8km~15km/L」(2025年11月9日投稿)という報告も。使い方で大きく変わります。
- ノアはうるさい?静粛性の口コミはどうですか?
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平坦な道より、坂道や加速時のエンジン音を指摘する声が目立ちます。「坂道のみ音はすごいですが…」(2025年11月9日投稿)という報告があり、価格.comのエンジン性能もカテゴリ平均を0.36ポイント下回りました。一方で乗り心地の欄に「静かですが、高級車までは…」と書いた投稿(2026年8月20日)もあり、巡航中の静かさは一定の評価を得ています。1.797Lエンジンが高回転まで回る場面で音が上がる構造なので、試乗では上り坂と高速合流を必ず試してください。
- 3列目は本当に使えないのですか?
-
短時間なら使えますが、長距離は厳しいという声が優勢です。「シートが薄いかも知れませんが、長時間は厳しいと思います」(2025年10月24日投稿)、「三列目着座は狭さ硬さから常用しない方が無難」(2026年5月19日投稿)という指摘が並びます。室内長はトヨタ公式の主要諸元表で2,805mmです。
- 改良後モデルの口コミはもう読めますか?
-
ほとんど投稿されていません。価格.comのグレード別絞り込み一覧(2026年10月3日時点)には、HYBRID S-Xなど2026年5月改良後のグレード名がまだ1つも並んでいない状態です。2026年5月6日発売で納車開始が2026年6〜7月以降のため、母集団が形成されるまでもう少し時間がかかります。いま読める68件は改良前の車両への評価が中心だと理解したうえで参考にしてください。
- ノアはリコールが出ていますか?
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2025年10月30日届出の1件があり、修理は無料です。届出番号5731で、不具合の部位はパノラミックビューモニター用制御コンピュータ。国土交通省のリコール届出一覧表には不具合発生件数26件・事故なしと記載されています。走行機能そのものの不具合ではありません。
- 評判が良くないのに、なぜ売れているのですか?
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点数と販売台数は別の指標だからです。Motor Fanが伝えた自販連ベースの集計では2026年上半期のノアは42,488台でミニバン6位。口コミは購入後の期待差を測る指標であり、購入前の選ばれやすさとは別物だと考えるのが自然でしょう。
- 値引きの実例は口コミから分かりますか?
-
改良前の実例なら参照できます。価格.comの値引き情報には報告期間2023年3月〜2025年8月の実例が153件あり、本体値引き額の報告レンジは10万〜50万円、オプション値引き額は0〜30万円でした。ただし2026年5月の一部改良より後の報告は含まれていません。
まとめ|ノアの口コミは「燃費で1点勝ち」の通信簿だった

新型ノアの口コミは、価格.comの現行90系68件で4.00点。カテゴリ平均を上回ったのは燃費だけで、最も沈んだのはエクステリアでした。突出した欠陥があるわけではなく、各項目が0.1〜0.4ポイントずつ足りないというバランス型の評価です。
- 平均超えは燃費の+0.34だけ
- 最弱はエクステリアの−0.42
- 価格の納得感は兄弟車より上
- 68件は改良前が中心
冒頭で「点数だけ見ると判断を誤る」と書きました。回収します。ノアの評価が低めに出るのは車の出来ではなく、母集団の性質と評価軸の偏りによるところが大きい。世代を分離できるのは価格.comだけで、全世代合算のスコアは20年以上前の車を含みます。そして68件の大半は2026年5月改良前の車両への声。改良でメーター液晶が大型化し、ヘッドランプがプロジェクター式に統一された今の車には、まだ点数が付いていないのです。
そのうえで、はっきり向かない人もいます。高速の追い越しで余裕が欲しい人、3列目に大人を長時間乗せる人、内装の素材感にこだわる人。この3つに当てはまるなら、口コミの点数以前に車種選定からやり直したほうが納得できるはず。逆に燃料代と価格納得感を最優先するなら、ノアは数字のうえでも支持されている選択肢です。

筆者の見立ては「地味に効く車」。派手さを求めると外します
次の一歩を3つ挙げます。①価格.comのレビューを投稿日の新しい順に並べ替え、2026年6月以降の投稿があるか確認する。②試乗では必ず荒れた舗装の道と上り坂を通らせてもらい、突き上げとエンジン音を自分の基準で判定する。③下取り車があるなら、販売店の査定額だけで決めず買取専門の査定も並べる。この3つを済ませれば、他人の点数ではなく自分の感覚で結論を出せます。内装の質感を先に確かめたい方は、新型ノアの内装|内装色・センターコンソール・3列目の実用性を検証もあわせてどうぞ。

参考URL一覧
- 価格.com・ノア 2022年モデル レビュー評価・評判:https://review.kakaku.com/review/K0001415815/
- 価格.com・ノア 値引き情報:https://kakaku.com/kuruma/nebiki/70100110045/
- カーセンサー・ノア クチコミ・レビュー:https://www.carsensor.net/catalog/toyota/noah/review/
- みんカラ・ノア ハイブリッド:https://minkara.carview.co.jp/car/toyota/noah_hybrid/
- トヨタ公式ニュースルーム・ノアならびにヴォクシーを一部改良:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44214006.html
- トヨタ公式・ノア 主要諸元表PDF(2026年9月版):https://toyota.jp/pages/contents/noah/004_p_001/pdf/noah_spec_202609.pdf
- 国土交通省・リコール届出一覧表PDF(届出番号5731):https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001966737.pdf
- e燃費・トヨタ ノア(ハイブリッド)の燃費:https://e-nenpi.com/enenpi/carname/1858
- Motor Fan・2026年上半期のミニバン販売台数TOP10:https://motor-fan.jp/headline/1570646/
- ガリバー・ノアの買取相場・査定価格:https://221616.com/satei/souba/toyota/noah/
- MOTA車買取・ノアの買取相場(2026年10月3日確認):https://autoc-one.jp/ullo/biddedCarList/ma34/mo1693/





