新型アルファードのグレードとは、G・Z・Executive Loungeの3段階に、ガソリン・ハイブリッド・PHEVと駆動方式を掛け合わせた全12型式の組み合わせを指します。
結論、本命はハイブリッドGです。当サイトが公式の価格・WLTC燃費・乗車定員だけで組んだコスパ偏差値では、G(8人乗り・2WD)が60.9で最高、ガソリンZ(2WD)は45.9。しかも両者は同じ5,599,000円で並んでいます。価格帯は5,599,000円〜10,699,700円(税込・’26年6月現在)。
この記事のポイント
- 本命はハイブリッドG
- ガソリンZは同額で不利
- G8人乗りが偏差値60.9
- 7人乗りと8人乗りは同額
- 2026年6月にXが廃止
公開日:2026年9月6日 / 最終更新日:2026年9月18日
新型アルファードのおすすめグレードは?結論はハイブリッドG

新型アルファードのおすすめグレードはハイブリッドGです。理由は単純で、2026年6月3日の一部改良で新設されたGが、ガソリンZとまったく同じ5,599,000円に置かれたから。同じ金額を払うのに、燃料代だけが年間で約6.6万円変わります。この記事を読み終えたとき、あなたは12型式のどれに丸を付けて商談に行くかが決まっているはずです。
結論|ハイブリッドGとガソリンZが、同じ5,599,000円で並んでいる


グレード選びの出発点は装備表ではなく、この一点だと考えています。ハイブリッドG(2WD)とガソリンZ(2WD)は、どちらも5,599,000円。グーネットが掲載した改良後の価格表でも、両者は同額で並んでいます。通常、ハイブリッドはガソリン車より高い。その常識がこの車では成立していません。
ハイブリッドとガソリンの価格差を回収する年数、いわゆる「元を取る計算」がここでは不要になります。差額がゼロなのだから、回収も何もない。トヨタ公式の価格・グレードページで両者を並べて見ると、この設計の意図がはっきり見えてきます。

同じ値段なら、私は迷わずハイブリッドGを選びます
コスパ偏差値の算出式|価格・年間燃料費・定員の3軸だけで作った
当サイトのコスパ偏差値は、次の手順で計算しています。①各型式の車両本体価格、②年間燃料費(年1万km・WLTC燃費・レギュラー170.0円/Lで算出)、③乗車定員の3つを取り、①と②は「安いほど高得点」に符号を反転。③はそのまま。3つを平均50・標準偏差10に正規化し、単純平均したものが総合値です。使ったのは公表値だけで、装備の豪華さは1点も加点していません。
燃料単価は資源エネルギー庁の燃料油価格に関する公表資料にある2026年9月7日調査のレギュラー全国平均170.0円/Lを採用しました。この単価は毎週更新されるため、あなたが読んでいる時点の値とはズレが出ているはずです。前提を隠した数字は出したくないので、途中式もそのまま置いておきました。
- 年間燃料費=10,000÷WLTC燃費×170.0
- 価格・燃料費は符号を反転して加点
- 3軸を平均50・標準偏差10で正規化
| 型式(標準タイヤ時) | 価格(税込) | WLTC燃費 | 定員 | 年間燃料費 | コスパ偏差値 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハイブリッドG 8人 2WD | 5,599,000円 | 18.9km/L | 8 | 89,947円 | 60.9 |
| ハイブリッドG 8人 E-Four | 5,819,000円 | 17.8km/L | 8 | 95,506円 | 59.7 |
| ハイブリッドG 7人 2WD | 5,599,000円 | 18.8km/L | 7 | 90,426円 | 55.1 |
| ハイブリッドG 7人 E-Four | 5,819,000円 | 17.8km/L | 7 | 95,506円 | 53.9 |
| ハイブリッドZ 7人 2WD | 6,399,800円 | 18.0km/L | 7 | 94,444円 | 52.8 |
| ハイブリッドZ 7人 E-Four | 6,619,800円 | 17.4km/L | 7 | 97,701円 | 51.9 |
| Executive Lounge HEV 7人 2WD | 8,649,300円 | 17.5km/L | 7 | 97,143円 | 47.8 |
| Executive Lounge HEV 7人 E-Four | 8,869,300円 | 16.8km/L | 7 | 101,190円 | 46.8 |
| ガソリンZ 7人 2WD | 5,599,000円 | 10.9km/L | 7 | 155,963円 | 45.9 |
| ガソリンZ 7人 4WD | 5,797,000円 | 10.4km/L | 7 | 163,462円 | 44.5 |
| PHEV Z 6人 E-Four | 7,649,400円 | 16.8km/L | 6 | 101,190円 | 43.5 |
| Executive Lounge PHEV 6人 E-Four | 10,699,700円 | 16.7km/L | 6 | 101,796円 | 37.1 |
表のとおり、上位3つはすべてハイブリッドGでした。ここで正直な限界表明をしておきます。この指標は装備を評価しないため、内装加飾や後席の作り込みに価値を置く人にとってExecutive Loungeの47.8という数字は不当に低い。またPHEVは充電して走れば燃料費がさらに下がるのに、この計算ではハイブリッド燃費しか見ていません。あくまで「金額と燃料と席数だけで殴り合わせたらどうなるか」の一枚として使ってください。
やめとけグレードはガソリンZ|5年で約33万円多く払う計算
忖度なしで書きます。2026年9月時点でいちばん勧めにくいのはガソリンZ(2WD)です。同額のハイブリッドG(8人乗り2WD)と比べると、年間燃料費の差は66,016円。5年乗れば約33万円、10年なら約66万円の開きになります。車両価格差がゼロである以上、この差は最後まで縮まりません。
もうひとつ、エンジンの素性も触れておきたいところ。公式主要諸元表によれば、ガソリン車の型式は2AR-FEで、最高出力は125kW(170PS)/5,400rpm。対するハイブリッドのA25A-FXSは140kW(190PS)/6,000rpm+フロントモーター134kW(182PS)です。数字の上でも、ガソリンZが勝っている項目を探すほうが難しい。
ではガソリンZが正解になる人はいないのか。います。後述するリセールのデータでは、現行型で最も残価率が高いのはガソリンの2.5 Zでした。3年で乗り換える前提なら話は変わる、というのが当サイトの立場です。長く乗るならハイブリッド、短く回すならガソリン。判断軸は「保有年数」に集約されます。

燃料費の差は保有年数に比例して開いていきます
全12型式の価格一覧|5,599,000円〜10,699,700円の中身を分解する

新型アルファードの標準車は12型式、価格帯は5,599,000円〜10,699,700円(税込・’26年6月現在)です。上下の開きは5,100,700円。同じ車名でこれだけ幅があるので、まずは全型式を1枚で見渡してから、差がどこで生まれているかを追っていきましょう。
グレード×パワートレーン×駆動の12型式(税込・’26年6月現在)
価格はトヨタ公式の主要諸元表(2026年6月版)と、Car Watchが2026年6月3日に報じた一部改良の記事で突き合わせ、上下端が一致することを確認しています。PHEVはE-Fourのみ、ガソリンはZのみ、8人乗りが選べるのはGだけという3つの制約は、表を見る前に頭に入れておくと迷いません。
| モデル | グレード | 定員 | 駆動 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ハイブリッド | G | 7人 | 2WD | 5,599,000円 |
| ハイブリッド | G | 7人 | E-Four | 5,819,000円 |
| ハイブリッド | G | 8人 | 2WD | 5,599,000円 |
| ハイブリッド | G | 8人 | E-Four | 5,819,000円 |
| ガソリン | Z | 7人 | 2WD | 5,599,000円 |
| ガソリン | Z | 7人 | 4WD | 5,797,000円 |
| ハイブリッド | Z | 7人 | 2WD | 6,399,800円 |
| ハイブリッド | Z | 7人 | E-Four | 6,619,800円 |
| PHEV | Z | 6人 | E-Four | 7,649,400円 |
| ハイブリッド | Executive Lounge | 7人 | 2WD | 8,649,300円 |
| ハイブリッド | Executive Lounge | 7人 | E-Four | 8,869,300円 |
| PHEV | Executive Lounge | 6人 | E-Four | 10,699,700円 |
表から読み取れる最大の段差は、ハイブリッドZ(2WD)6,399,800円からExecutive Lounge(HEV・2WD)8,649,300円への2,249,500円です。逆に最小の段差は2WDとE-Fourの220,000円。四駆化に220,000円、上級グレード化に2,249,500円という重みの違いが、そのまま予算配分の考え方になります。
Gの7人乗りと8人乗りは、価格がまったく同じ5,599,000円
ここは競合記事がほぼ触れていない部分。Gは7人乗りと8人乗りが同一価格で、2WDなら5,599,000円、E-Fourなら5,819,000円です。ミニバンでは定員を増やすと数万円上がるのが普通なので、当方も公式諸元表の価格欄を二度見しました。増えるのは席数だけで、財布は痛みません。
ただし燃費はわずかに動きます。8人乗り2WDが18.9km/Lで、7人乗り2WDが18.8km/L。年間燃料費に直すと479円の差にすぎず、判断材料としては誤差でしょう。E-Fourは7人乗りも8人乗りも17.8km/Lで完全に同じ値になります。
選び方の実務としては、2列目にキャプテンシートの独立感を求めるなら7人乗り、ベンチシートで人数を積みたいなら8人乗り。価格が動かないぶん、純粋に使い方だけで決められる珍しいポジションです。シートの構造差については、新型アルファードの内装レビュー【2026年最新】室内長3,005mmとEL・Z・Gの加飾差を実寸で検証で実寸から検証しています。

上限は10,699,700円|特別架装車まで含めると14,850,000円
標準車の最高額はExecutive Lounge(PHEV・E-Four)の10,699,700円(税抜9,727,000円)。ここまでが12型式の世界です。ただし新車価格の上限を「1,485.0万円」と書いているカタログサイトもあり、これは別枠の存在を含んだ数字になります。
その別枠が、トヨタ車体の特別架装車アルファード Spacious Loungeです。トヨタ車体の公式ニュースリリースによると、2026年6月3日の改良後の価格はハイブリッドE-Fourが12,769,900円、PHEV E-Fourが14,850,000円。2列4人乗りの持ち込み登録車で、全国のトヨタ販売店で扱われます。改良では専用チューニングのショックアブソーバーとパフォーマンスダンパーが新設されました。
つまり「アルファードは1,485万円まである」という表記を見たときは、標準の12型式ではなく特別架装車の話をしている可能性が高い。商談で混乱しないよう、標準車の上限は10,699,700円だと覚えておくと安全です。
2026年6月3日の一部改良でラインアップはこう変わった
2026年6月3日、アルファードは一部改良を受けて同日発売されました。グレード面での変更は3つ。ハイブリッドにGが新設され、従来のXが姿を消し、PHEVにZが加わっています。装備面では周波数感応型ショックアブソーバーが全グレード標準になりました。

Xの廃止とGの新設|エントリーの位置づけが入れ替わった
トヨタ公式ニュースルームの発表には「アルファードならびにヴェルファイアを一部改良し、6月3日に発売しました」と記されています。グーネットはこの改良を「従来のXグレードに代わって導入されたGグレード」と説明しており、Xは現行ラインアップから外れました。2026年9月時点でXを注文することはできません。
実務上の注意点はここから。改良前のグレード体系で書かれた記事や動画が、2026年9月時点でもまだ大量に残っています。廃止されたグレードを前提に予算を組むと、商談の入口でつまずく。グレード表を見たら、まず「’26年6月現在」の版かどうかを確認するのが最短の防御策になります。
なお改良にともなう価格の動きについては、MOTAが「改良の前と後で、同じグレード同士の価格を比べると、大半が5万円前後の値上げ」と報じました。1円単位の改良前価格は当方で原本を確認できていないため、本記事では金額の断定を避けます。改良の全体像は新型アルファード2026年6月一部改良の変更点まとめ|燃費向上とGグレード新設を採点でまとめました。

PHEVにZが追加|Executive Loungeより3,050,300円安い入口
改良前、PHEVを選ぶ道はExecutive Loungeしかありませんでした。そこにZ(6人乗り・E-Four)7,649,400円が加わったことで、PHEVの入口が3,050,300円下がりました。10,699,700円との差額を当方で引き算した値です。プラグインハイブリッドに手が届く層が一気に広がったことになります。
PHEV Zの中身も見ておきましょう。公式主要諸元表によれば、充電電力使用時走行距離は73km(17インチ装着時は74km)、駆動用主電池はリチウムイオン電池で容量51Ah。ハイブリッド走行時のWLTC燃費は16.8km/Lです。日常の通勤がおおむね片道20km以内なら、平日はほぼ電気で走り切れる計算になります。

PHEVの入口が300万円下がった、ここが今回いちばん大きい
装備側の改良|ダンパーが全車標準、18インチの塗装も変更
グレード選びに効く装備変更は2つあります。ひとつは周波数感応型ショックアブソーバーで、従来はExecutive Loungeだけの装備でしたが、今回の改良で全グレードに標準設定されました。乗り心地でELを選ぶ理由が、ひとつ減ったと言い換えることもできます。
もうひとつは18インチアルミホイールの塗装で、スーパークロームメタリックからハイパークロームメタリックへ変わりました。この18インチ(225/60R18)はZのガソリン車とハイブリッドに標準、Gにはメーカーオプションという設定。実際に改良後のPHEV Zに乗ったオーナーからは「一部改良モデルからダンパーが変わり、乗り心地いいです」という投稿も出ています。
ちなみにExecutive Loungeの内装加飾は、今回の改良でブロンズスパッタリングに統一されました。加飾の違いだけでグレードを決めるのは早計ですが、実車で見比べたときの印象は確実に変わります。
G・Z・Executive Loungeの装備差分|価格差はどこに出ているのか
3グレードの差は、内装加飾・タイヤ径・選べるオプションの3か所に集中しています。公式諸元表と公式カタログで確認できた範囲を差分表にまとめました。金額を確認できていない装備は空欄にしてあり、推測では埋めていません。

3グレードの差分表(’26年6月現在・公式で確認できた範囲)
下の表は、トヨタ公式の主要諸元表(2026年6月版・PDF)の記載だけで組んでいます。内装色のニュートラルベージュはPHEV専用で、ハイブリッド車とガソリン車では選べません。この一点を知らずに商談へ行くと、色の話で必ずつまずきます。
| 項目 | G | Z | Executive Lounge |
|---|---|---|---|
| 設定パワートレーン | ハイブリッドのみ | ガソリン・ハイブリッド・PHEV | ハイブリッド・PHEV |
| 乗車定員 | 7人/8人 | 7人(PHEVは6人) | 7人(PHEVは6人) |
| 標準タイヤ・ホイール | 225/65R17+シルバーメタリック塗装 | 225/60R18+ハイパークロームメタリック塗装 | HEVは225/65R17/PHEVは225/55R19 |
| 内装加飾 | GRAPHITE MESH+ブロンズ塗装 | DARK BROWN(木目調)+ブロンズスパッタリング | UZURAMOKU+ブロンズスパッタリング |
| ルーフヘッドライニング | ファブリック | ファブリック(PHEVはウルトラスエード) | ファブリック(PHEVはウルトラスエード) |
| 内装色 | ブラック | ブラック(PHEVはニュートラルベージュも可) | ブラック(PHEVはニュートラルベージュも可) |
| 18インチ | メーカーオプション | 標準装備 | — |
| 周波数感応型ダンパー | 標準(2026年6月改良で全車標準化) | 標準 | 標準 |
表を通して見ると、GとZの差は「加飾の素材」と「ホイール径」に集約されます。走りの土台であるサスペンションもブレーキも、公式諸元表では3グレードとも前がマクファーソンストラット、後がダブルウィッシュボーン、前後ベンチレーテッドディスクで共通。800,800円のGとZの差額は、機構ではなく見た目と足元に投じられていると読むのが実態に近いでしょう。
タイヤ径で燃費・全高・最低地上高が動く|見落とされがちな連鎖
ホイールの話は見た目だけで終わりません。公式諸元表の注記を追うと、17インチ装着で車両重量が20kg減り、19インチ装着で20kg増えると明記されています。全高も動き、ハイブリッドの1,935mmが19インチ装着時は1,945mmに。最低地上高は150mmが19インチで160mmになります。
燃費も連動します。18インチ標準のハイブリッドZ(2WD)は18.0km/Lですが、17インチを選ぶと18.7km/Lへ。逆に17インチ標準のG(8人乗り2WD)に18インチを付けると18.9km/Lが18.2km/Lへ下がってしまう。日刊カーセンサーのアルファード燃費解説も、最も燃費性能が高いのはGの18.9km/Lだと整理しています。
- 17インチ=軽い・燃費が伸びる・全高が低い
- 19インチ=重い・全高1,945mm・最低地上高160mm
- 機械式駐車場を使うなら全高から逆算
つまりホイール選択は、見た目・燃費・駐車場の3つを同時に動かすスイッチなのです。燃費側の詳しい数字は新型アルファードの燃費は?【2026年最新】改良後のWLTC16.8〜18.9km/Lと実燃費の限界にまとめました。

メーカーオプション|価格を確認できたものと、できていないもの
公式カタログ(2026年6月発行)の本文で価格を確認できたメーカーオプションは、次の5つです。プラチナホワイトパールマイカ33,000円、プレシャスレオブロンド55,000円、ユニバーサルステップ66,000円、14インチリヤシートエンターテインメントシステム401,500円、PHEV用の充電ケーブル15m 8,800円。いずれも税込です。

一方で、左右独立ムーンルーフと後席用パワーサイドサンシェードのセット、寒冷地仕様、デジタルインナーミラー、Toyota Teammate関連のセットオプション、モデリスタパーツは、当方が原本の価格表セルまで確認できていません。


ここを推測で埋めた記事は少なくないのですが、金額の桁を推測で補完するのは事故のもと。本記事では「未取得」と書いて空欄のまま置きます。
設定関係だけは公式で確定しています。ムーンルーフとサンシェードはセットのメーカーオプション、アドバンストドライブやアドバンストパークなどもセットのメーカーオプション、そして北海道地区は寒冷地仕様が全車標準。オプションの積み方と乗り出し総額の作り方は新型アルファードの見積もりシミュレーション|乗り出し価格と必要オプションの見極め方で1円単位から積み上げています。


金額が確認できないオプションは、見積書で必ず実額を確認しましょう
タイプ別の選び方|保有年数と使い方で答えが変わる
ここまでの材料を、5問の判断フローに落とします。結論を先に言うと、長く乗るならハイブリッドG、3年で乗り換えるならガソリンZ、平日の走行距離が短く自宅で充電できるならPHEV Z。Executive Loungeは後席に人を乗せる時間の長さで決めるグレードです。
5問の判断フロー|順番に答えるだけでグレードが決まる
商談前にスクリーンショットを撮っておくと使いやすい形にしました。上から順に答えて、最初に「はい」が出たところで止めてください。迷いが残るのは、たいてい問い1と問い2の答えが自分の中で固まっていないときです。
| # | 問い | 「はい」なら | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 1 | 3年以内に乗り換える予定がある | ガソリンZ | 現行型で残価率が最も高いのはガソリンの2.5 Z |
| 2 | 自宅に200V充電を用意できる | PHEV Z(7,649,400円) | 充電電力使用時走行距離73km |
| 3 | 後席に人を乗せる時間が長い | Executive Lounge | 加飾と後席まわりの作り込みが最上位 |
| 4 | 8人乗せる日が年に数回でもある | G(8人乗り) | 7人乗りと同額の5,599,000円 |
| 5 | いずれにも当てはまらない | G(7人乗り2WD) | コスパ偏差値55.1・年間燃料費90,426円 |
このフローの要は、問い1を最初に置いたこと。保有年数が決まらないと、燃料費で回収するのか残価で回収するのかが決まらないからです。グレード選びは「何を買うか」より先に「いつ手放すか」を決めると速い——これが当サイトの立場になります。
リセールで選ぶなら|最強は最上級グレードではなくガソリンZ
「アルファードはリセール最強」という言い方は広く出回っていますが、データを開くと条件がつきます。MOTAが2026年4月に集計した独自査定実績では、ガソリンの2.5 Zが平均リセール率108.6%で最上位でした。対象は2023〜2025年式・走行3万km以内・修復歴なし、リセール率は査定価格÷新車価格(税込)×100で定義されています。
調査主体を変えると数字も変わります。リセールバリュー総合研究所(IDOM運営)が2026年8月9日〜9月5日に査定39件から集計した値では、ハイブリッドZ(AAHH40W型)の残価率は当年式95%、3年落ち73%。同研究所のアルファード残価データとMOTAの数字は、母集団も集計期間も違うので、どちらか一方だけを根拠にするのは避けたいところ。
売却時の実額が気になる方は、下取り査定と買取査定を分けて考えると差が見えます。MOTAが公開した比較では、2.5 Z(2025年式・5,000km)で買取621万円に対し下取り400万円、差額221万円という実例が出ていました。実際にどのくらいの金額が提示されるのかは、MOTA買取りを利用したガチのレビューで当サイトが体験した流れを公開しています。


グレード差より、下取りと買取の差のほうが金額は大きい
Executive Loungeが正解になる人・ならない人

コスパ偏差値でExecutive Loungeは47.8と平均以下でした。ただしこれは装備を評価しない指標だからで、ELを否定する数字ではありません。ELが正解になるのは、後席に人を乗せる時間が長い人——送迎、来客対応、法人利用といった使い方です。
逆に向かないのは、運転席にしか座らない人。ハイブリッドZ(2WD)6,399,800円との差額2,249,500円は、そのまま後席の体験に投じる金額です。運転席から見える景色はグレードで大きくは変わりません。ここは正直に書いておきます。
もうひとつ、2026年6月の改良で周波数感応型ダンパーが全車標準になった影響も無視できない。乗り心地のためだけにELを選ぶ理由は、以前より薄くなりました。買ったあとの後悔ポイントは新型アルファードはやめとけ?後悔しやすい5つのポイントを評点データで検証で評点データから逆算しています。

よくある質問
グレード選びで実際に検索されている疑問を、2026年9月8日時点の公式諸元表と価格表で確認した範囲だけを答えます。断定できない項目は理由まで書きました。
- アルファードのグレードは今いくつありますか
-
G・Z・Executive Loungeの3グレード、標準車で12型式です。2026年6月3日の一部改良でハイブリッドにGが新設され、PHEVにZが追加されました。ほかにトヨタ車体の特別架装車Spacious Loungeが2型式あります。
- 一番安いグレードはどれですか
-
5,599,000円で、ハイブリッドGとガソリンZが同額で並びます。Gは7人乗りと8人乗りのどちらを選んでも同じ価格。この3つの型式が最安ラインです。
- Xグレードはまだ買えますか
-
買えません。2026年6月3日の一部改良でXは廃止され、Gに置き換わりました。改良前の情報を載せた記事がまだ残っているため、グレード表を見るときは版の日付を確認してください。
- GとZはどちらがおすすめですか
-
予算を燃料費に回したいならG、見た目と足元に投じたいならZという分かれ方になります。両者の価格差は800,800円(ともに2WD)で、機構ではなく加飾とホイール径に出ている差です。
- 7人乗りと8人乗りで価格は変わりますか
-
変わりません。Gは2WDが5,599,000円、E-Fourが5,819,000円で、定員による差額はゼロです。燃費はWLTCで0.1km/Lだけ8人乗りが上回ります。
- PHEVはZとExecutive Loungeのどちらを選ぶべきですか
-
差額3,050,300円をどう見るかで決まります。Z(7,649,400円)とExecutive Lounge(10,699,700円)は、EV走行換算距離73kmもハイブリッド燃費もほぼ同じ。差が出るのは加飾と後席まわりです。
- 4WD(E-Four)にすると燃費はどれくらい落ちますか
-
ハイブリッドGの場合、2WDの18.8〜18.9km/Lに対しE-Fourは17.8km/Lです。年間1万km・170.0円/Lで計算すると、燃料費の差は5,000円台。価格差は220,000円になります。
- グレードによって納期は変わりますか
-
販売会社によって案内が異なります。千葉トヨペットは2026年9月5日現在の案内で、ハイブリッドはG・Z・Executive Lounge・Spacious Loungeのいずれも2026年11月以降と、同じ時期にそろえていました。全国一律の月数はメーカーから公表されていません。
- ボディカラーはグレードで選べる色が違いますか
-
違いません。ニュートラルブラック〈229〉・プラチナホワイトパールマイカ〈089〉・プレシャスレオブロンド〈4Y7〉の全3色が全グレードに設定されています。有償色は33,000円と55,000円です。

迷ったら、手放す時期から逆算するのが早道です
まとめ|新型アルファードのグレードは「同額の分岐」から考える

新型アルファードのグレード選びは、ハイブリッドGとガソリンZが同じ5,599,000円で並んでいるという一点から始まります。当サイトのコスパ偏差値ではG(8人乗り2WD)が60.9で最高、ガソリンZ(2WD)が45.9。年間燃料費の差は66,016円で、5年なら約33万円になります。読み始めたときに12型式の海で迷っていた方も、いまは丸を付ける型式が1つに絞れているはずです。
正直なデメリットも書いておきます。Gは17インチが標準で、18インチはメーカーオプション扱い。見た目を重視するならZの追加費用800,800円は納得の出費になりますし、後席に人を乗せる時間が長いならExecutive Loungeが正解です。コスパ偏差値は装備を評価しない指標なので、そこだけで決めないでください。
次の一歩は3つ。①トヨタ公式の価格・グレードページで狙う型式の価格を1円単位で控える、②公式主要諸元表PDFの版が「’26年6月現在」であることを確認する、③商談前に下取り車の買取査定を別ルートで取っておく。とくに③は、グレード差800,800円より大きい金額が動く可能性があります。全体像の確認は新型アルファード完全ガイド【2026年最新】価格・グレード・燃費・納期まで総まとめからどうぞ。

参考URL一覧
- トヨタ公式ニュースルーム アルファード/ヴェルファイア一部改良(2026年6月3日発売):https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44445154.html
- トヨタ公式 アルファード 主要諸元表(2026年6月版・PDF):https://toyota.jp/pages/contents/alphard/004_p_001/pdf/alphard_spec_202606.pdf
- トヨタ公式 アルファード 価格・グレード:https://toyota.jp/alphard/grade/index.html
- トヨタ車体 公式ニュースリリース アルファード Spacious Lounge 一部改良(2026年6月3日):https://www.toyota-body.co.jp/news/news_release/20260603
- 資源エネルギー庁 燃料油価格の定額引下げ措置(レギュラー全国平均170.0円/L・2026年9月7日調査):https://nenryo-teigakuhikisage.go.jp/current_graph.pdf
- Car Watch 2026年6月3日 アルファード/ヴェルファイア一部改良:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2114103.html
- グーネット 改良後のグレード・価格表(2026年6月3日):https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/284645
- 日刊カーセンサー トヨタ アルファードの燃費(現行グレード別):https://www.carsensor.net/contents/market/category_1491/_68805.html
- MOTA 現行アルファードのグレード別リセールバリュー(2026年4月集計):https://autoc-one.jp/knowhow/5041306
- リセールバリュー総合研究所 アルファードの残価率(2026年9月5日集計):https://resalevalue.jp/article/alphard





