新型アルファードの燃費は?【2026年最新】改良後のWLTC18.9km/Lと実燃費データの限界

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新型アルファードの燃費実燃費

新型アルファードの燃費とは、2026年6月3日の一部改良を反映したWLTCモードの公式値のことで、ハイブリッドが16.8〜18.9km/L、ガソリンが10.4〜10.9km/Lです。

結論から整理すると、最も燃費が良いのはハイブリッドGの8人乗り2WDで18.9km/L。ガソリンZ 2WDは10.9km/Lで、年間10,000km・170.0円/Lなら燃料代の差は年約66,000円です。そして両車は車両価格が同じ5,599,000円。つまりアルファードは「ハイブリッドの価格差を何年で回収するか」を計算する必要がない、珍しい車になりました。

この記事のポイント

  • 最高はG8人2WDの18.9km/L
  • 改良で燃費は上がっている
  • 旧値を載せた記事がまだ多い
  • 引用される実燃費は30系の値
  • 燃料代の差は年約66,000円

公開日:2026年9月6日 / 最終更新日:2026年9月18日

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目次

新型アルファードの燃費は?ハイブリッド16.8〜18.9km/L・ガソリン10.4〜10.9km/L

2026年6月3日の一部改良後の現行値では、ハイブリッドのWLTCモード燃費が16.8〜18.9km/L、ガソリンが10.4〜10.9km/L、PHEVのハイブリッド燃費が16.7〜16.9km/Lです。数字はトヨタ公式の主要諸元表(’26年6月現在)に載っている国土交通省審査値。まずはグレードと駆動方式、そしてタイヤ径まで含めて一覧にします。

グレード別WLTC燃費一覧|タイヤ径で数字が動く

下表はトヨタ公式の主要諸元表(2026年6月版)から現行12型式分を抜き出したものです。見落とされがちですが、アルファードの燃費はグレードではなくタイヤ径で決まる部分が大きいという構造があります。同じグレードでも17インチと18インチで数値が違うため、標準装着サイズと併記しました。

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モデル・グレード2WDE-Four/4WD標準タイヤと備考
ハイブリッド G(8人乗り)18.9km/L17.8km/L17インチ標準。18インチ装着時は18.2[17.5]
ハイブリッド G(7人乗り)18.8km/L17.8km/L17インチ標準。18インチ装着時は18.1[17.4]
ハイブリッド Z18.0km/L17.4km/L18インチ標準。17インチ装着時は18.7[17.7]
ハイブリッド Executive Lounge17.5km/L16.8km/L17インチ標準
PHEV Z16.8km/Lハイブリッド燃費。17インチ装着時16.9
PHEV Executive Lounge16.7km/Lハイブリッド燃費
ガソリン Z10.9km/L10.4km/L18インチ標準。17インチ装着時11.1[10.5]

表のとおり、ハイブリッドの上限と下限の差は2.1km/L。ガソリンとハイブリッドの差はおよそ1.7倍です。ハイブリッドZに17インチをオプション装着すると18.7km/Lまで伸び、標準の18インチより0.7km/L良くなる点は、カタログを読み込まないと出てこない事実でしょう。グレードごとの装備差と価格は新型アルファードのおすすめグレードは?G・Z・Executive Loungeを12型式まで分解で整理しています。

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最高燃費はハイブリッドGの8人乗り2WD|上位グレードほど不利になる

ラインアップで最も燃費が良いのは、2026年6月に新設されたハイブリッドGの8人乗り2WDで18.9km/L。最も安いグレードが、最も燃費が良いという関係が成立しています。日刊カーセンサーのアルファード燃費特集も現行グレード表で「最も燃費性能が高いのはGの18.9km/L」としており、公式諸元表と一致していました。理由は単純で、Gは17インチタイヤが標準、車両重量もハイブリッドで最軽量の2,140kg(8人乗り2WD)だからです。

逆にExecutive Loungeのハイブリッドは2WDで17.5km/L、E-Fourで16.8km/L。装備が増えて重くなるぶん、価格が上がるほど燃費は落ちていきます。8,649,300円のExecutive Loungeより5,599,000円のGのほうが燃費が良い——価格と燃費が逆相関するのは、ミニバンでは珍しい話ではないものの、300万円以上の価格差でこの関係が成り立つ車はそう多くありません。

燃費だけで選ぶなら、一番安いGが正解という結論になります

モード別で見ると別の顔|ガソリンは市街地で7.5km/Lまで落ちる

WLTCモードは市街地・郊外・高速道路の3つの走り方を合成した値です。ここを分解すると、カタログの総合値だけでは見えない差が出てきます。公式諸元表の内訳は次のとおり(カッコ内はE-Four/4WD)。

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グレード市街地郊外高速道路
ハイブリッド G(8人乗り)16.4[15.3]21.2[19.5]18.8[18.1]
ハイブリッド Z15.7[14.9]19.8[18.8]18.0[17.7]
ハイブリッド Executive Lounge15.2[14.4]19.1[18.0]17.6[17.2]
PHEV Z[14.3][17.8][17.5]
ガソリン Z7.5[7.1]11.6[11.0]13.0[12.3]

表の数字で最も目を引くのはガソリンZの市街地7.5km/Lです。ガソリン車は市街地モードだと総合値10.9km/Lの7割以下まで落ちます。信号の多い都市部で毎日使う人にとって、10.9という数字は実態からかなり遠い。対してハイブリッドGは市街地16.4km/Lで、総合値18.9からの落ち込みが小さい。ハイブリッドの強さは平均燃費よりも、この「悪条件での粘り」に出ています。送迎や買い物中心の使い方なら、差は1.7倍どころではありません。

要注意|2026年6月の改良で燃費は「上がった」のに旧値が流通している

アルファードの燃費を検索すると、公式諸元表と食い違う数字がいくつも出てきます。原因は2026年6月3日の一部改良で燃費が向上したこと、そして多くのページがその更新に追いついていないことです。当サイトが2026年9月8日に確認した範囲でも、旧い値を現行値として掲載しているページが複数残っていました。

公式の現行値と、いま流通している旧値を並べる

まず事実関係から。2026年6月3日、トヨタはアルファードとヴェルファイアを一部改良して発売しました(トヨタ公式ニュースルーム)。この改良を挟んで、WLTC燃費の公表値が変わっています。変わった方向は「下がった」ではなく「上がった」。下表の右列が公式諸元表202606の現行値、左列が2026年9月時点でも一部の媒体が掲載していた旧い値です。

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グレード流通している旧い値(km/L)公式諸元表202606の現行値
ハイブリッド Z 2WD17.718.0km/L+0.3
ハイブリッド Z E-Four16.717.4km/L+0.7
ハイブリッド EL E-Four16.516.8km/L+0.3
ガソリン Z 2WD10.610.9km/L+0.3
ガソリン Z 4WD10.310.4km/L+0.1

差が最も大きいのはハイブリッドZのE-Fourで+0.7km/L。年間10,000km走るなら、この0.7の差だけで燃料代は年間約4,000円変わります。ただし左列の旧い値については、当サイトの引用基準を満たす情報源で確認できていません。したがって「改良で燃費が向上した」という言い方は確度を落として扱い、断定するのは右列の現行値だけにとどめます。掲載していた媒体名も、当サイトの基準外のため挙げません。

なぜ検証が難しいのか|改良前の公式PDFが消えている

本来なら改良前後の公式諸元表を並べれば一発で決着します。ところが、改良前の主要諸元表PDFは永続パスでも取得できませんでした(2026年9月8日確認)。トヨタの公式PDFは、車種ページ配下の永続パスと、WEBカタログ請求ページ配下の最新版のみ配信されるパスの2系統があります。前者は原則として版が残るものの、アルファードの改良前版は当サイトが確認した時点で取得できず、後者の公式WEBカタログは2026年6月発行の最新版に差し替わっていました。

つまり一次資料での版差分の実証ができない。だから当サイトは「向上した」を主要な主張には置かず、事実として提示するのは公式諸元表202606の現行値に限定しています。ここを断定している記事があれば、その根拠がどこにあるのかを一度疑ってみてほしい。正直に言えば、これは当サイトの限界でもあります。

公式PDFが消えると、旧値が生き残るという構造的な問題です

読者の防御策|燃費の数字は「版の日付」で判定する

ここまでの話は、実は読者にとってシンプルな行動指針になります。燃費の数字を見たら、それが何年何月版の資料に基づくかを先に探す。公式の主要諸元表には「’26年6月現在」と版の時点が明記されており、これが判定基準になります。次の3点をチェックすれば、旧値をつかむ事故はほぼ防げるでしょう。

  • グレード名にXがあれば旧情報
  • ハイブリッドZ 2WDが18.0km/Lか
  • 諸元表の版が’26年6月以降か

1つ目が特に効きます。ハイブリッドの「X」は2026年6月3日の改良で廃止され、Gに置き換わりました。Xを現行グレードとして載せているページは、燃費も価格も改良前のままだと考えて差し支えない。改良で何がどう変わったかは新型アルファード2026年6月一部改良の変更点|X廃止・G新設で何が起きたかにまとめました。

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カタログvs実燃費|出回っている「実燃費15.7km/L」は30系の数字だった

30系 アルファード

アルファードの実燃費を1つの数字で示す記事は多いのですが、出典をたどると40系の計測ではありませんでした。当サイトは40系の乖離率を数値で出しません。出せない理由と、代わりに使える確認手順を順に開示します。

先に限界表明|40系だけを切り出した実燃費統計は存在しない

正直なところを先に書きます。アルファードの40系だけを母集団にした実燃費の統計値は、当サイトが確認できる情報源には揃っていませんみんカラのアルファード燃費ページには給油情報が46,077件(2026年9月9日取得)集まっていますが、これは初代からの全世代合算です。

同じページで型式を40系に切り替えると、平均燃費はレギュラー11.15km/L、ハイオク26.33km/L、軽油14.32km/Lと表示されます(2026年9月8日取得)。ただしこの11.15km/Lは、40系のガソリン車・ハイブリッド車・PHEVを1本にまとめた平均値。カタログ値10.9〜18.9km/Lのどれと比べればいいのかが決まらないため、乖離率の分子には使えません。ハイオク26.33km/Lという数字は、PHEVの外部充電ぶんが給油量に反映されない構造を疑うべき値です。

出典をたどる|MOTAの15.7km/Lは30系エグゼクティブラウンジの実測値

もう1つよく引用されるのがMOTAの燃費レポートの「実燃費は15.7km/Lから9.4km/L」という幅です。本文を最後まで読むと、対象が明記されていました。ハイブリッドの15.7km/Lは2017年マイナーチェンジモデルの最上級グレードで計測した値で、記事中に車両重量2,240kgと書かれています。40系ではなく30系の数字です。

下限の9.4km/Lはさらに注意が要ります。こちらはアルファードですらなく、兄弟車ヴェルファイアのV6 3.5リッター「3.5ZG」(2021年4月28日の一部改良で廃止)の計測値。記事の公開日は2021年6月12日です。当時の直4 2.5リッターは10.5km/Lと記載されています。

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よく引用される数値実際の計測対象現行40系との関係
15.7km/L(ハイブリッド)30系・2017年MCの最上級グレード(車重2,240kg)世代が違う
10.5km/L(直4 2.5L)30系のガソリン車世代が違う
9.4km/L(V6 3.5L)ヴェルファイアの3.5ZG(2021年4月廃止)車種もエンジンも違う
市街地13.3/郊外19.1/高速16.9km/L上記30系ハイブリッドのモード別世代が違う

つまり「アルファードの実燃費は15.7km/Lから9.4km/L」という表現をそのまま現行型に当てはめると、世代もエンジンも違う数字を40系の実力として読むことになります。この幅を40系のカタログ値で割って乖離率を出している記事があれば、分子と分母の対象がずれている計算です。

乖離率を数値で出さない代わりに、自分で測る手順を置きます

分子が存在しない以上、40系の乖離率という比率も作れません。作れば、それは30系の実測値を40系のカタログ値で割った意味のない比になります。代わりに、読者が自分で確定させる手順を置いておきましょう。満タン法で3回ぶんの平均を取り、公式諸元表の自分の型式のWLTC値で割るだけです。

  • 給油時に満タンにして、トリップメーターをリセットする
  • 次の満タン給油までの走行距離 ÷ 給油量 = その回の実燃費
  • 3回ぶんを平均し、WLTC値で割って100を掛ける = 自分の乖離率

傾向として言えることは1つだけあります。MOTAが30系で計測したモード別の並びは、市街地が最も落ち、郊外と高速で伸びるという形でした。ハイブリッドの構造上この傾向自体は40系でも変わらないはずですが、数値そのものは流用しません。都市部の短距離中心か、郊外と高速主体か。乗り方で結論が変わるという点だけ、頭に置いておいてください。

実燃費の数字は、まず「どの世代を測ったのか」を確かめてください

年間の燃料代シミュレーション|170.0円/L・10,000kmで途中式まで公開

新型アルファード

年間10,000km・レギュラー170.0円/Lという前提で計算すると、ハイブリッドGの8人乗り2WDが年約90,000円、ガソリンZ 2WDが年約156,000円。差は年約66,000円です。この2台は車両価格が同額なので、燃料代の差がそのまま総支払額の差になります。前提と途中式は隠さず全部出しました。

試算の前提|数字よりも前提のほうが大事です

燃料単価は資源エネルギー庁の燃料油価格に関する公表資料にある2026年9月7日調査のレギュラー全国平均170.0円/L(前週比±0円)を使いました。この170.0円は定額引下げ措置の補助が乗ったあとの価格で、補助がない場合の参考価格は196.2円/Lです。同資料には9月10日から9月16日に適用する支給額36.0円/Lという記載もあります。前提はこの5つ。

  • 年間走行距離:10,000km
  • 燃料単価:170.0円/L(2026年9月7日調査)
  • 燃費:公式諸元表202606のWLTC値
  • 燃料:全パワートレーンで無鉛レギュラーガソリン
  • PHEVはEV走行を使わない条件で算出

ちなみにガソリンの暫定税率25.1円/Lは2025年12月31日に廃止済み、軽油引取税の暫定税率17.1円/Lも2026年4月1日に廃止されています。単価の前提が数年前とは違うため、古い維持費記事の燃料代はそのままでは使えません。なおアルファードは全グレードが無鉛レギュラーガソリン指定で、兄弟車ヴェルファイアのターボとは燃料が異なります。

カタログ値ベースの年間燃料代|全パターンを一覧にする

計算式は「10,000 ÷ 燃費 × 170.0」の一本だけです。ハイブリッドの中でも最上位と最廉価で年11,000円以上の差がつきます。金額はすべて100円単位に丸めました。

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グレードWLTC燃費年間消費量年間燃料代
ハイブリッド G 8人 2WD18.9km/L約529L約90,000円
ハイブリッド G 7人 2WD18.8km/L約532L約90,400円
ハイブリッド G E-Four17.8km/L約562L約95,500円
ハイブリッド Z 2WD18.0km/L約556L約94,400円
ハイブリッド Z E-Four17.4km/L約575L約97,700円
ハイブリッド EL 2WD17.5km/L約571L約97,100円
ハイブリッド EL E-Four16.8km/L約595L約101,200円
ガソリン Z 2WD10.9km/L約917L約156,000円
ガソリン Z 4WD10.4km/L約962L約163,500円

表のとおり、最も安いのがハイブリッドG 8人乗り2WDの約90,000円、最も高いのがガソリンZ 4WDの約163,500円で、その差は年約73,600円。ハイブリッド同士でもG 8人2WDとExecutive Lounge E-Fourで年約11,300円離れます。1年ではピンとこない金額でも、5年なら約5.6万円。グレード選びは燃費でも金額が動くという話です。

実燃費で計算し直すと、差はどう動くか

上の表はカタログ値ベースです。実走行では両方とも数字が落ちますが、落ち方が同じ比率なら、燃料代の差は逆に広がります。仮に両方ともカタログ比9割で走ったとすると、ハイブリッドG 8人2WDは17.01km/Lで年約99,900円、ガソリンZ 2WDは9.81km/Lで年約173,300円。差は約73,400円です。燃費が悪い車ほど、同じ比率で落ちたときの絶対値が大きくなるからですね。

ここで使った9割はあくまで仮の係数で、40系の実測から求めたものではありません。前段で書いたとおり、40系だけの実燃費統計が存在しないためです。自分の乖離率が出たら、この式の0.9を置き換えて再計算してください。方向としては、実燃費で見るほどハイブリッドの優位が強まるという関係だけが動きません。

係数が変わっても、差が広がる向きは変わりません

アルファードには「元を取る年数」が存在しない

ハイブリッド車の記事は、たいてい「価格差を燃料代で何年で回収できるか」を計算します。アルファードではその計算が要りません。ハイブリッドG 2WDとガソリンZ 2WDは、どちらも5,599,000円で同額だからです。価格差がゼロなら回収年数もゼロ。年約66,000円、5年で約33万円の燃料代の差が、初日から一方的に効き続けます。

もちろんガソリンZは18インチが標準で装備の内容が違い、Gは17インチ標準という差はあります。それでも「同じ金額を払うなら、燃費で年6万円以上得をするほうを選ばない理由が見つからない」というのが当サイトの判断。維持費全体での比較は新型アルファードの維持費は年間いくら?税金・燃料・5年総額を前提つきで試算で税金まで含めて分解しました。乗り出し総額の内訳は新型アルファードの見積もりはいくら?乗り出し総額を1円単位で確定させるのほうが詳しいです。

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PHEVの燃費とEV走行73km|電気代を試算しない理由も書きます

新型アルファードPHEV

PHEVのZはEV走行換算距離73km、ハイブリッド燃費16.8km/L。17インチタイヤを装着すればEV走行は74kmに伸びます。日常の移動が片道20km程度なら、ガソリンをほとんど使わない運用も可能です。ただし電気代まで含めた総額試算は、当サイトでは出しません。その理由も説明します。

EV走行換算距離73km|17インチなら74kmになる

公式諸元表202606では、PHEVの充電電力使用時走行距離が73kmと記載されています。トヨタ公式のアルファードPHEVページにも「17インチタイヤを装着した場合、EV走行距離は74kmとなります」という注記があり、タイヤを1インチ小さくするだけでEV走行が1km伸びるという関係が公式に示されているわけです。駆動用主電池はリチウムイオン電池で容量51Ah。ハイブリッドのニッケル水素電池5Ahとは規模がまるで違います。

電力量消費率はZが207Wh/km(17インチ装着時206Wh/km)、Executive Loungeが209Wh/km。一充電消費電力量はZが15.11kWh/回、Executive Loungeが15.26kWh/回です。モード別の電力量消費率はZで市街地178/郊外191/高速235Wh/km。高速走行では市街地の1.3倍以上の電力を使うため、長距離高速移動が中心の人ほどEV走行の恩恵は薄れていきます。

電気代を計算しない理由|単価の根拠を持っていないから

「73km走るのに何円かかるか」は、電力量消費率が分かっていれば単価を掛けるだけの簡単な計算です。それでも出さないのは、電力量単価を当サイトの基準を満たす情報源で確認していないから。契約プラン・時間帯・地域・自宅充電か外部充電かで単価は大きく変わり、目安の1円が積み上がって数万円の誤差になります。前提が怪しい試算は、無いほうがましだと考えました。

代わりに使える数字は出しておきます。一充電消費電力量15.11kWh/回でEV走行73km。ご自身の電力契約の従量単価を掛ければ、73kmあたりの費用はすぐ出せます。ガソリン側と比較するなら、ハイブリッド燃費16.8km/Lで73km走った場合の燃料は約4.35Lで約740円。この740円を上回るか下回るかが、PHEVを充電して使う意味の分岐点になるでしょう。

電気代の単価は人によって違うので、あえて空欄にしています

満タン航続距離|ハイブリッドは計算上1,100kmを超える

燃料タンク容量にカタログ燃費を掛けた航続距離も出しておきましょう。あくまでカタログ値ベースの計算値で、実際の走行では、これより短くなる点は先に断っておきます。ハイブリッドG 8人2WDは計算上1,134kmで、給油1回で東京から福岡に届く水準です

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モデル燃料タンクカタログ燃費計算上の航続距離
ハイブリッド G 8人 2WD60L18.9km/L約1,134km
ハイブリッド EL E-Four60L16.8km/L約1,008km
ガソリン Z 2WD75L10.9km/L約817km
ガソリン Z 4WD65L10.4km/L約676km
PHEV Z47L16.8km/L約789km+EV73km

この表で見落とせないのがガソリンZの4WDです。タンクが65Lと2WDより10L小さいうえ燃費も落ちるため、航続距離は約676km。ハイブリッドG 8人2WDとの差は458kmもあります。給油の回数が年間で1.7倍近く変わるということで、金額だけでなく手間の話でもある。PHEVはタンク47Lと最小ですが、EV走行分を足せば実用上の不便は小さいはずです。

競合・先代と比べる|新型エルグランドは16.8km/L

40系 新型アルファード

2026年7月16日に発売された日産の新型エルグランドはWLTC16.8km/L。アルファードのハイブリッドZ E-Four(17.4km/L)やG(17.8〜18.9km/L)のほうが数値上は良好です。先代30系との比較では、ハイブリッドが世代交代で大きく伸びた一方、ガソリンはほぼ横ばい。この差にも理由があります。

新型エルグランドとの比較|燃費で選ぶならアルファード

日産 新型エルグランド

Car Watchの新型エルグランド発売記事によると、E53型エルグランドはX・Gの2グレードともWLTC16.8km/L。日産公式の主要諸元表で内訳まで見ると市街地15.2/郊外17.8/高速道路16.9km/L、燃料タンクは67Lでした。第3世代e-POWER専用の1.5Lターボにe-4ORCEを組み合わせた4WD専用設計。アルファードのハイブリッドはGなら17.8〜18.9km/L、Zでも17.4〜18.0km/Lで、E-Four同士でも上回ります

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項目アルファード(HEV)日産 新型エルグランド
WLTC燃費16.8〜18.9km/L16.8km/L
総排気量2.487L1.498L
駆動方式2WD/E-Four4WD(e-4ORCE)のみ
燃料タンク60L67L
最安価格(税込)5,599,000円6,897,000円

燃費だけを見ればアルファードのハイブリッドに分があります。ただしエルグランドはタンクが67Lと大きく、満タン航続距離は計算上1,125kmでアルファードのG 8人2WD(1,134km)とほぼ互角。燃費で優位、航続距離は互角、価格差は1,298,000円という構図になります。なお排気量が1.498Lのエルグランドは自動車税の区分が下になるため、燃費以外の維持費では逆転する余地がある点も公平に書き添えておきましょう。

先代30系との比較|伸びたのはハイブリッドだけ

30系 アルファード

日刊カーセンサーの燃費特集は世代間の比較も載せています。ハイブリッドのExecutive Lounge 4WDは先代の14.8km/Lから現行16.8km/Lへ、2.0km/L伸びました。一方でガソリン車は先代とほぼ同水準にとどまっています。理由は公式諸元表を見れば分かるでしょう。現行のガソリン車のエンジン型式は2AR-FEで、先代と同系のユニットが継続採用されているからです。

ハイブリッドはA25A-FXS(2.487L・140kW/190PS)に更新され、システムも刷新されました。この差が世代間の燃費の伸びに直結している。ガソリン車の口コミで「エンジンが古い」という評価が出てくるのは、この構成が背景にあります。実際の評価がどう分かれているかは新型アルファードの口コミ・評判|3サイトの点数と母集団を検証したでスコアごと分解しました。

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ガソリンのエンジンは先代と同系。ここは正直に押さえたい

燃費差は売却額の差に比べれば小さい、という視点

最後に、燃費の話を相対化しておきます。ここまで見てきた燃料代の差は5年で約33万円から約38万円。決して小さくはありません。ただしアルファードの場合、売却時の金額差はその何倍も動きます。MOTAは自社の査定実績として、下取りと買取で200万円を超える差がついた事例を公開中です。燃費で数十万円を積み上げるより、売り方ひとつで動く金額のほうが大きいという現実。

実際にどんな流れで、いくらの査定額が出るのか。MOTA車買取を実際に使った体験レビューで申し込みから金額提示までを公開しています。燃費の差を気にするなら、出口の金額も同じ精度で見ておきたいところです。

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よくある質問

燃費まわりで検索の多い疑問を、2026年9月8日時点の公式諸元表202606の数値を基準に答えます。実燃費はソースの母集団まで添えました。

新型アルファードの燃費はどれくらいですか?

ハイブリッドがWLTC16.8〜18.9km/L、ガソリンが10.4〜10.9km/Lです。PHEVのハイブリッド燃費は16.7〜16.9km/Lで、これに加えてEV走行換算距離73kmが使えます。いずれもトヨタ公式の主要諸元表(’26年6月現在)に記載された国土交通省審査値で、2026年6月3日の一部改良を反映した現行の数字。同じグレードでもタイヤ径で値が変わるため、17インチか18インチかを必ず確認してください。

実燃費はカタログ値からどのくらい落ちますか?

当サイトは数値で答えません。40系だけを母集団にした実燃費の統計が、承認できる情報源に存在しないためです。よく引用されるMOTAの15.7km/Lは30系・2017年マイナーチェンジモデルの計測値で、下限の9.4km/Lはヴェルファイアの3.5リッターV6。みんカラの40系タブに出るレギュラー11.15km/Lは、ガソリン・ハイブリッド・PHEVを混ぜた平均です(2026年9月8日取得)。満タン法で自分の値を出し、カタログ値で割るのが確実です。

一番燃費が良いグレードはどれですか?

ハイブリッドGの8人乗り2WDで18.9km/Lです。2026年6月3日の一部改良で新設されたグレードで、価格は5,599,000円とラインアップ最安。17インチタイヤが標準で車両重量も軽いことが効いています。7人乗り2WDは18.8km/L、E-Fourは17.8km/L。上位のExecutive Loungeは2WDで17.5km/Lなので、価格が上がるほど燃費は落ちるという関係になります。

ハイブリッドとガソリンで年間の燃料代はどれだけ違いますか?

年間10,000km・170.0円/Lの前提で年約66,000円の差です。ハイブリッドG 8人2WDが約90,000円、ガソリンZ 2WDが約156,000円という計算になります。5年なら約33万円。両方がカタログ比9割で走った場合の仮計算では、差は年約73,400円まで広がります。この2グレードは車両価格が同じ5,599,000円なので、価格差を回収する年数を計算する必要がありません。

アルファードはハイオクですか、レギュラーですか?

全グレードが無鉛レギュラーガソリン指定です。ガソリン・ハイブリッド・PHEVのいずれも公式諸元表で無鉛レギュラーガソリンと明記されています。混同しやすいのが兄弟車のヴェルファイアで、こちらのZ Premierに搭載される2.4Lターボは指定燃料が異なる点に注意してください。アルファードから乗り換えを検討している方は、燃料の違いも維持費の差として見ておくといいでしょう。

PHEVは電気だけで何km走れますか?

EV走行換算距離は73km、17インチタイヤ装着時は74kmです。トヨタ公式のPHEVページに注記があります。一充電消費電力量はZが15.11kWh/回、電力量消費率は207Wh/km。片道20km前後の通勤や送迎なら、日常域をEV走行でまかなえる計算になります。ただし高速走行時の電力量消費率は235Wh/kmと市街地の1.3倍以上なので、長距離高速が中心の方は恩恵が小さくなるでしょう。

ネットで見る燃費の数字がバラバラなのはなぜですか?

2026年6月3日の一部改良で公表値が変わり、更新されていないページが残っているためです。判定方法は簡単で、そのページがハイブリッドの「X」を現行グレードとして扱っていれば改良前の情報。Xは改良で廃止され、Gに置き換わりました。ハイブリッドZ 2WDが18.0km/Lになっているかどうかも見分けの目印になります。数字より先に、資料の版の日付を確認してください。

満タンで何km走れますか?

カタログ値ベースの計算では、ハイブリッドG 8人2WDが約1,134km、ガソリンZ 2WDが約817kmです。ガソリンZの4WDはタンクが65Lと小さく約676kmまで落ちます。PHEVはタンク47Lで約789km、これにEV走行73kmが加わる形。実際の走行ではこれより短くなるため、ハイブリッドで900km台、ガソリンで700km前後を実用の目安に置いておくと安全です。

まとめ|アルファードの燃費は「版の日付」と「同額」で読み解く

新型アルファードの燃費実燃費

新型アルファードの燃費は、数字を覚えるより読み方を持つほうが実用的です。この記事で押さえた要点は3つ。

  • 現行値はHEV16.8〜18.9km/L
  • 実燃費の40系統計は存在しない
  • 同額だから回収年数は不要

記事の冒頭で「燃費の数字を自分で検算できる状態になる」と書きました。10,000÷燃費×170.0という式と、満タン法で自分の実燃費を出す手順さえ持っていれば、グレードが変わっても走行距離が変わっても自分で計算できます。数字を渡されるより、式を持っているほうが強い。そしてハイブリッドGとガソリンZが同じ5,599,000円である以上、燃費は「回収」ではなく「初日から効く差」として判断材料に置けます。

次の一歩は2つあります。まずトヨタ公式の主要諸元表PDFを開き、検討中のグレードの燃費とタイヤサイズを自分の目で確認すること。版の表記が’26年6月現在になっているかも同時に見てください。もう一つは、燃料代の差より大きく動く売却額のほうを先に把握しておくこと。税金まで含めた総額の話は新型アルファードの維持費は年間いくら?税金・燃料・5年総額を前提つきで試算に続きます。

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