新型パジェロがダサいかどうかは好みの問題ですが、デザインの方向ははっきりしています。初代から受け継ぐ水平基調のスクエアな箱型を、あえて前面に出した造形です。
三菱自動車はデザインコンセプトを「グランドカリスマ-泰然自若-」と説明しています(三菱自動車 ニュースリリース)。この記事は、公式が名指しした6つの造形を一つずつ読み、好みが分かれそうな点を見極める材料にしたものです。新型パジェロは12月17日の発売前で、実車を見た人はまだ限られています。
この記事のポイント
- 公式のコンセプトは「泰然自若」
- フロントは剣道の精神になぞらえた
- グリルは横桟とハニカムの2種類
- Cピラーは初代のロールバー着想
- 2026年度グッドデザイン賞を受賞と記載
「写真で見ると、ちょっと無骨すぎない?」と感じて、ここにたどり着いた人もいるかもしれませんね。評価が割れる理由を、公式の意図と数字で順番にほどいていきます。
公開日:2026年11月4日 / 最終更新日:2026年11月4日

新型パジェロは「ダサい」のか?好みが割れる点を公式の設計意図で見分ける
結論から言うと、ダサいかどうかを決める材料は、発売前の今は写真と公式の説明しかありません。そのため、「どこが意図した造形で、どこが好みの分かれ目になりそうか」を切り分けて読むのが、いちばん納得しやすいと思います。


評価が割れやすいのは、無骨さと大きさ
新型パジェロは全長4,920mm×全幅1,925mm×全高1,910mm(GSR・GLSは1,900mm)で、かなり大柄です(三菱自動車 公式 主要諸元)。水平基調で塊感のある箱型は、好きな人には堂々と映り、無骨すぎると感じる人もいるタイプの造形です。「ダサい」という言葉と一緒に調べる人がいるのも、こうした好みの分かれ目があるからでしょう。
この記事の見方と、発売前ならではの限界
ここで使う材料は、三菱の公式ニュースリリースと公式サイト、公式の諸元です。顧客アンケートやSNSの評価の集計は作っていません。「ダサい」「かっこいい」を数字で決めつけるデータは存在しないので、事実と当サイトの見立てを分けて書きます。

好みの話だからこそ、公式が何を狙ったのかを先に知っておくと判断しやすいですよね
「ダイナミックシールド」の言葉は出てこない?新型パジェロの顔つきを公式資料で読む
三菱のデザイン思想ではフロントの考え方を「DYNAMIC SHIELD」と呼んでいます(三菱自動車 DESIGN PHILOSOPHY)。一方、新型パジェロの10月29日の発表資料(三菱自動車 ニュースリリース)には「ダイナミックシールド」という言葉は出てきません。


三菱のデザイン思想と新型パジェロの関係
「ダイナミックシールド」は、三菱が量産車の顔づくりに使ってきた考え方で、2015年のアウトランダーの改良が出発点とされています(Responseの報道)。新型パジェロの発表資料にこの言葉が出ないことと、考え方が使われているかどうかは別の話です。公式が言葉にしたのは「剣道の精神」なので、そこに注目して読みます。
公式が使った言葉|グランドカリスマと剣道
9月2日のリリースでは、フロントの表現について、内に秘めた強さを剣道の精神になぞらえたと説明しています(三菱自動車 ニュースリリース)。攻めるより構えで見せる顔、という意味合いだと読めます。コンセプトの「泰然自若」とも、話の筋が合うのです。
新型パジェロのデザイン、公式が名指しした6つの造形|好みが分かれそうな点
公式が説明した外装の見どころは、フロント、グリル、ライト、シルエット、フェンダー、Cピラーとリアの6点です。次の表は、公式の説明と、当サイトが考える「好みの分かれ目」を並べたもの。


外装の見どころ早見表
公式の説明は事実、右から2列目は当サイトの見立てです。混ぜずに読んでください。
| 部位 | 公式の説明 | 好みが分かれそうな点(当サイトの見立て) | 見極め方 |
|---|---|---|---|
| フロント | 内に秘めた強さを、剣道の精神になぞらえて表現 | 派手さが少なく、落ち着いて見えるか、地味に見えるか | 正面から離れて立ち姿で見る |
| グリル | 横桟タイプとハニカムタイプの2種類を設定 | 2種類で印象が変わる。好みの軸になりやすい | 選べるグレードと価格を確認する |
| ライト | 先進的な特徴のあるT字型 | T字が新しさか、パジェロらしさの薄れか | 夜と昼の両方で見る |
| シルエット | 初代から受け継ぐ水平基調のスクエアで塊感のある造形 | 箱型の無骨さが魅力か、重たく見えるか | 横から全体の比率を見る |
| フェンダー | 走りの性能を示す力強い形状 | 張り出しが頼もしいか、大きすぎるか | 20インチ車と18インチ車で比べる |
| Cピラー・リア | 初代のロールバー着想のCピラー、背面タイヤを想起させる六角形のモチーフ | 懐かしさとして受け取れるか | 歴代と並べてみる |
グリルの2種類について、10月29日の発表では「横桟タイプが選択可能」と説明されています。SUPER EXCEEDにはメーカーオプションのフロントグリル ダークグレー(77,000円)があります(三菱自動車 公式 主要装備)。
リアとCピラーに込めた「歴代」への目配せ
Cピラーは初代のロールバーから着想したと公式は説明しています。リアは、歴代モデルの背面タイヤを想起させる六角形のモチーフです。新しい車なのに、歴代のパジェロを知る人ほど気づく仕掛けが入っているのが面白いところですよね。
ボディカラーで印象は変わる|テーマカラーは2色
新開発のテーマカラーは、アーマーカッパーメタリックとファントムブルーメタリックの2色です(三菱自動車 公式 カラー・価格)。モノトーンは99,000円、2トーンは154,000円で、ジェットブラックマイカのルーフと組み合わせる2トーンはSUPER EXCEEDだけです。無骨な箱型は、色で表情が大きく変わるので、色選びも「ダサい」の判断材料になります。色の全体像は新型パジェロのボディカラーは全11色|追加料金0円は3色だけ、有料色は99,000円から165,000円で整理しました。
新型パジェロのデザインを先代と比較|全幅+50mm
見た目の印象を左右するのは、サイズの比率でもあります。先代ロングとランドクルーザー250に数字を並べると、新型パジェロの立ち位置が浮かび上がるでしょう。


先代ロングとの差は、全幅+50mm
| 項目 | 新型パジェロ | 先代ロング | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,920mm | 4,900mm | +20mm |
| 全幅 | 1,925mm | 1,875mm | +50mm |
| 全高 | 1,910mm(GSR・GLSは1,900mm) | 1,870mm | +40mm(GSR・GLSは+30mm) |
| ホイールベース | 2,870mm | 2,780mm | +90mm |
先代ロングのサイズは、くるまのニュースの記事によります(くるまのニュース)。+50mmの全幅は、並べると明らかに存在感が増す差です。詳しい比較は新型パジェロのサイズ|全長4,920mm×全幅1,925mmの寸法と先代・ランクル250との差にまとめました。
ランドクルーザー250と比べると
| 項目 | 新型パジェロ | ランドクルーザー250 | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,920mm | 4,925mm | −5mm |
| 全幅 | 1,925mm | 1,980mm | −55mm |
| 全高 | 1,910mm(GSR・GLSは1,900mm) | 1,925mm | −15mm(GSR・GLSは−25mm) |
ランドクルーザー250のサイズはグーネットのカタログによります(グーネット。グレードで幅や高さが異なる)。新型パジェロは、全長はほぼ同じで、全幅と全高がやや控えめな比率です。

同じくらいの長さでも、幅が違うと立ち姿の印象がかなり変わりますね

数字で並べると、ダサいかどうかも少し冷静に考えられそうです
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新型パジェロの内装デザインは好みが割れる?
内装デザインは、外観よりも好みが割れにくい部分だと思います。公式が説明した特徴は、画面の構成、素材、色の3点です。

2枚のモノリスディスプレイと、進化した3連メーター
画面は14.3インチ2枚で構成するモノリスディスプレイです。一部の仕様は12.3インチで、3連メーターを現代的に進化させたマルチメーターを含みます(三菱自動車 ニュースリリース)。14.3インチはSUPER EXCEEDとGSR、12.3インチはEXCEEDとGLSです(公式グレードページ)。
伝統工芸「木目込み」に着想した縫製とキャメルの2トーン
インストルメントパネルとドアトリムには、日本の伝統工芸「木目込み」に着想した縫製技法のソフトマテリアルを使っています。色は、キャメルをベースにブラックとの2トーンという説明です。無骨な外観と、手の込んだ縫製のコントラストが内装の狙いだと読めます(グレード別の内装色は未確認)。内装の詳しい装備差は新型パジェロの内装|全車3列7人乗りの室内寸法とグレード別の装備差で並べました。
新型パジェロのデザインで好みが割れる3点を判定|確定した事実と、当サイトの予想
公式が確定した事実と、当サイトが「こうなりそう」と見る予想を、レーンで分けて並べます。予想は断定ではなく、根拠とあわせて書きました。

確定と予想の仕分け表
| レーン | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 【確定】 | コンセプトは「グランドカリスマ-泰然自若-」。フロントは剣道の精神になぞらえた表現 | 三菱自動車 ニュースリリース |
| 【確定】 | グリルは横桟タイプとハニカムタイプの2種類。ライトはT字型 | 三菱自動車 ニュースリリース |
| 【確定】 | 2026年度グッドデザイン賞を受賞したと発表資料に記載 | 三菱自動車 ニュースリリース |
| 【予想】 | グリルの2種類は、購入者の好みが分かれる最大の軸になりそう | 公式が2種類を設定し、意味づけも別々に説明しているため |
| 【予想】 | SUPER EXCEEDの2トーンは、街なかでいちばん目立つ仕様になりそう | 2トーン4色はSUPER EXCEEDだけで、ルーフが黒になるため |
| 【予想】 | 実車を見た人の評価は、写真より好意的になりやすそう | 全長・全幅の大きさや塊感は、写真より実物で伝わるため |
評価がグッドデザイン賞と一致するかは別の問題です。受賞は「良いデザイン」の一つの物差しにすぎず、好みを決めるものではありません。

受賞したから自分も好きになる、とは限らないですからね
当たったかの答え合わせは、実車が出てから
予想は、12月17日の発売後に実車の展示や納車の報告が増えた段階で見直します。当たったか外れたかは、更新時にそのまま残す方針です。
実車で「ダサい」を自分で判定する4つのチェック
結局のところ、ダサいかどうかを決めるのは自分の目です。写真だけで決めてしまう前に、次の4点を実車で確かめてみてください。


実車を見る順番まで決めておけば、迷わずに済みそうです
見る順番と、写真で決めない理由
- 正面から離れて立ち姿を見る(グリルの2種類の違いも確かめる)
- 横から全体の比率を見る(水平基調かどうか)
- 18インチ車と20インチ車を比べる(タイヤの存在感)
- 色を変えて見る(アーマーカッパー、ファントムブルーなど)
写真は光の当たり方や画角で、同じ車でも印象が変わるものです。特に、大きな車は実物と写真でバランスの見え方が変わりやすいので、できれば発売後の展示車で確認しましょう。
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デザインが気に入って買う決断をするなら、今の愛車の売り方も早めに決めておくと安心です。買い取りの比較の仕方はMOTA買取りを利用したガチのレビューにまとめています。
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よくある質問
- 新型パジェロはダサいですか
-
ダサいかどうかは好みの問題です。公式のコンセプトは「グランドカリスマ-泰然自若-」で、初代から受け継ぐ水平基調のスクエアな造形を前面に出しています。無骨さを魅力と見るか、重たいと見るかで評価が分かれそうです。
- 新型パジェロのデザインのコンセプトは何ですか
-
「グランドカリスマ-泰然自若-」です。フロントは内に秘めた強さを、剣道の精神になぞらえて表現したと三菱自動車が説明しています。
- 新型パジェロのグリルは何種類ありますか
-
公式が設定したグリルは、横桟タイプとハニカムタイプの2種類です。SUPER EXCEEDにはメーカーオプションのフロントグリル ダークグレー(77,000円)があります。
- 新型パジェロのデザインは歴代と似ていますか
-
Cピラーは初代のロールバー、リアの六角形のモチーフは歴代モデルの背面タイヤに着想したと公式は説明しています。シルエットも初代から受け継ぐ水平基調です。
- 新型パジェロのボディカラーで印象は変わりますか
-
変わります。テーマカラーのアーマーカッパーメタリックとファントムブルーメタリックは、モノトーンで99,000円です。ジェットブラックマイカのルーフと組み合わせた2トーンはSUPER EXCEEDだけで、アーマーカッパーとファントムブルーは154,000円。
- 新型パジェロの内装デザインの特徴は何ですか
-
14.3インチ2枚のモノリスディスプレイ(一部は12.3インチ)、木目込みに着想した縫製のソフトマテリアル、キャメルとブラックの2トーンです。グレード別の内装色は未確認。
- 新型パジェロはグッドデザイン賞を受賞しましたか
-
10月29日の発表資料に、2026年度グッドデザイン賞を受賞したと記載されています。受賞は評価の一つの物差しで、好みを決めるものではありません。
- 新型パジェロの実車はどこで見られますか
-
発売は2026年12月17日です。展示や試乗の予定は、最寄りの三菱の販売店か公式サイトで確認してください。当サイトでは、販売店ごとの展示状況は確認していません。
まとめ|新型パジェロの「ダサい」は好みで決まる、判断は実車で
読み終えたいま、新型パジェロのデザインの意図と、好みが分かれるポイントが整理できたはずです。
- コンセプトは「グランドカリスマ-泰然自若-」。フロントは剣道の精神になぞらえた
- グリルは横桟とハニカムの2種類、ライトはT字型
- Cピラーは初代のロールバー、リアは六角形のモチーフ
- 全幅は先代ロングより+50mm、ランドクルーザー250より55mm細身
- 2026年度グッドデザイン賞受賞の記載。判断は実車で
価格と発売日の全体像は新型パジェロ フルモデルチェンジ最新情報|10月29日発表の価格と12月17日発売の中身、完全版は新型パジェロ完全ガイド|12月17日発売・価格619万円〜795万円・グレード・納期を29記事で整理で確認できます。評判と欠点は新型パジェロの口コミ・評判はまだ無い?発売前に読める試乗記と先代の評価を整理と新型パジェロの欠点と後悔ポイント5つ|価格・サイズ・燃費・納期・音を公式数値で検証にまとめました。





