新型ランドクルーザーFJの燃費とは、トヨタ公式のWLTCモードで8.7km/L、オーナーの給油記録(みんカラ・83件平均)で6.85km/Lという、2.7Lガソリン・パートタイム4WDの燃料消費率のことです。
カタログ値と実燃費の乖離率は約21.3%で、実燃費は市街地モード(6.8km/L)とほぼ同じ水準。年間10,000km・レギュラー170.2円/Lなら燃料代は約248,500円で、カタログ値で計算した場合より年間約52,800円多くかかります。ディーゼル追加は予想報道の段階で、トヨタの公式発表はありません。
この記事のポイント
- WLTCは8.7km/L
- 実燃費83件平均6.85km/L
- 乖離率は約21.3%
- 1kmあたり約24.8円
公開日:2026年10月10日 / 最終更新日:2026年10月12日
新型ランドクルーザーFJの燃費はWLTC8.7km/L、実燃費は6.85km/Lで乖離率21.3%

新型ランドクルーザーFJのWLTCモード燃費は8.7km/Lで、実燃費の記録は2026年10月10日時点で83件・平均6.85km/Lです。カタログ値からの乖離率は約21.3%(当サイト算出)。読み終えたとき、あなたは自分の走り方での燃料代を、1kmあたりの金額で見積もれるようになっています。
モード別燃費:高速がいちばん伸びる並び
| モード | 燃費 | 想定される走り方 |
|---|---|---|
| WLTCモード(総合) | 8.7km/L | 3モードの平均的な配分 |
| 市街地モード | 6.8km/L | 信号や渋滞のある低速走行 |
| 郊外モード | 8.8km/L | 信号の少ない一般道 |
| 高速道路モード | 9.9km/L | 高速道路の巡航 |
数値はトヨタ公式の主要諸元表(’26年5月現在)の国土交通省審査値です。表のとおり、市街地モードの6.8km/Lと高速道路モードの9.9km/Lでは約1.5倍の開きがあります。ハイブリッド車とは逆に、ストップ&ゴーが多いほど燃費が落ちるタイプです。
実燃費83件の平均6.85km/L、乖離率の計算
みんカラの燃費記録を2026年10月10日に確認すると、レギュラーガソリンで83件・平均6.85km/Lでした。乖離率は(8.7−6.85)÷8.7=約21.3%、達成率で言えば約78.7%です。
9月6日時点の記録は57件で、平均値はほぼ同じ水準でした。件数が26件増えても平均がほとんど動いていないので、「6km/L台後半」という実燃費の水準は固まりつつあると見てよいでしょう。ただし運転条件の内訳までは分からないため、幅を持った目安として扱ってください。
実燃費が市街地モードと重なる、これは偶然か
実燃費6.85km/Lは、市街地モードの6.8km/Lとほぼ一致します。給油記録をつけるオーナーの多くが、街乗り中心の使い方をしている可能性を示す数字です。逆に言えば、高速主体の人なら総合の8.7km/Lに近づく余地があります。
自分の燃費を予想するなら、総合値ではなく「自分がよく走るモード」の値を基準にするのが当サイトの提案です。通勤が市街地なら6.8km/L、高速通勤なら9.9km/Lを上限に考えると、期待外れになりにくくなります。口コミで燃費の評価が2.5と最低なのも、この期待とのずれが大きいからでしょう(新型ランドクルーザーFJの口コミ評判|総合4.4・34件の満足と不満)。


カタログ総合値より、自分が走るモードの値を見るのがコツです
なぜこの燃費?エンジン・排気量・重量の3つで分解する

新型ランドクルーザーFJの燃費は、2TR-FE型・総排気量2.693Lの自然吸気ガソリンエンジン、車両重量1,960kg、悪路向けの駆動系という3つの条件で決まっています。どれも「本格四駆」として選ばれた構成で、燃費のために妥協していない分が数字に表れている、という見方です。
エンジンは2TR-FE、排気量2.693Lの直列4気筒
エンジンは2TR-FE型の直列4気筒で、総排気量2.693L、内径×行程は95.0×95.0mm。最高出力は120kW(163PS)/5,200r.p.m.、最大トルクは246N・m(25.1kgf・m)/3,900r.p.m.です。燃料供給はEFI(電子制御式燃料噴射)、主要な燃費改善対策は可変バルブタイミングのみと諸元表にあります。
- 型式:2TR-FE(直列4気筒)
- 排気量:2.693L(自然吸気)
- 変速機:6 Super ECT(6速AT)
- 燃料:無鉛レギュラーガソリン
ターボもハイブリッドもない、シンプルな構成です。燃費改善の技術が可変バルブタイミングだけ、という割り切りが、整備性や耐久性を重視したランクルらしさとも言えます。ハイオク指定ではなくレギュラー指定なのは、燃料代の面では救いです。
重量1,960kg、1PSあたり約12.0kgを運ぶ計算
車両重量は1,960kg、車両総重量は2,235kgです。1,960kg÷163PS=約12.0kg/PS(当サイト算出)。ラダーフレームに背面スペアタイヤ、ワイドなオーバーフェンダーを備えた車体は、同じサイズの乗用SUVより重くなります。
重い車を発進させるたびにエネルギーを使うので、信号の多い市街地ほど燃費は落ちる。市街地6.8km/Lと高速9.9km/Lの差は、重さの影響がそのまま出たものと読めます。

ターボもハイブリッドもない潔さ。燃費は代償と考えましょう
CO2排出量267g/km、エコカー減税の入口に立てない理由
トヨタ公式の環境仕様PDFによると、CO2排出量は267g/km、排出ガスは「平成30年基準排出ガス基準適合」です。国土交通省の自動車重量税フローチャートでは、エコカー減税の判定は「平成30年排出ガス規制50%低減かつ令和2年度燃費基準を達成している」車から始まります。
FJの環境仕様は「50%低減」の認定ではなく基準適合なので、この入口を通れない構造です。結果として重量税は当分の間税率で、新車登録時3年分は49,200円になります。税金まで含めた維持費は新型ランドクルーザーFJの維持費|税金とタイヤ代まで実額で積むで計算しました。


燃費の悪さは税金にも響く。ここは知っておいて損はありません
燃料代シミュレーション、年間1万kmで約248,500円

レギュラー170.2円/L(資源エネルギー庁・2026年10月5日調査)で計算すると、新型ランドクルーザーFJの燃料代は実燃費ベースで1kmあたり約24.8円、年間10,000kmで約248,500円です。カタログ燃費ベースなら約195,600円で、差は年間約52,800円になります。
年間走行距離別の燃料代早見表
| 年間走行距離 | カタログ燃費8.7km/L | 実燃費6.85km/L | 差額 |
|---|---|---|---|
| 5,000km | 約97,800円 | 約124,200円 | 約26,400円 |
| 10,000km | 約195,600円 | 約248,500円 | 約52,800円 |
| 15,000km | 約293,400円 | 約372,700円 | 約79,300円 |
| 20,000km | 約391,300円 | 約496,900円 | 約105,700円 |
ガソリン価格はグーネットが伝える資源エネルギー庁の石油製品価格調査(2026年10月7日公表)の全国平均で、すべて当サイト算出です。表のとおり、年間2万km走る人は、カタログ値で予算を組むと10万円以上ずれる。走行距離の長い人ほど、実燃費で計算する意味が大きくなります。
競合と同条件で比べると、燃料代はどこまで違う?
| 車種 | WLTC燃費 | 燃料 | 年間燃料代(1万km) |
|---|---|---|---|
| ランドクルーザーFJ | 8.7km/L | レギュラー | 約195,600円 |
| ランドクルーザー250 VX(ガソリン) | 7.5km/L | レギュラー | 約226,900円 |
| ジムニーシエラ(4AT) | 14.2km/L | レギュラー | 約119,900円 |
| ハイラックス Z | 12.5km/L | 軽油 | 約127,700円 |
| デリカD:5 | 12.9km/L | 軽油 | 約123,700円 |
公平に比べるため、すべてカタログ燃費同士で計算しました(レギュラー170.2円/L、軽油159.6円/L・当サイト算出)。上位モデルのランクル250よりFJのほうが年間約31,300円安い一方、軽油の2車とは約7万円の差があります。ハイラックスの燃費はトヨタ公式ニュースルームの新型ハイラックス発売リリースの値です。
満タン63Lで何km?実燃費なら約432km
燃料タンクは63Lで、カタログ燃費なら63×8.7=約548km、実燃費なら63×6.85=約432kmです(当サイト算出)。航続距離の目安を約548kmとする説明はKINTO公式マガジンの燃費解説にもありますが、実際には100km以上短く見ておくのが安全です。
給油所の少ない山間部やキャンプ場へ向かう人は、残り4分の1で給油する習慣をつけると、実質の行動範囲は約320km(63L×0.75×6.85km/L・当サイト算出)。長距離ドライブでは、この数字を基準に休憩地点を計画すると安心です。

250より燃料代が安い。意外とここは知られていないところです
【噂】ディーゼル追加で燃費は良くなる?信憑性★3を判定

2026年10月10日時点で、新型ランドクルーザーFJのディーゼル追加についてトヨタの公式発表はありません。ベストカーWebが2.8Lディーゼルの2029年ごろ追加を予想報道しているだけで、当サイトの信憑性メーターは★3です。燃費のためにディーゼルを待つのは、時間軸が長すぎるというのが当サイトの判断。
確定・噂・予想の仕分け表
| 項目 | 内容 | レーン | 出所 | 時点 |
|---|---|---|---|---|
| 現行パワートレイン | 2.7Lガソリン(2TR-FE)のみ | 【確定】 | トヨタ公式諸元表 | 2026年10月 |
| ディーゼル追加 | 2.8L(1GD-FTV)が2029年ごろ | 【噂】★★★☆☆ | ベストカーWeb | 2026年4月 |
| ディーゼルの燃費 | 10km/L台前半になる可能性 | 【予想】 | 当サイトの予想(根拠は本文) | 2026年10月 |
ディーゼルの報道源はベストカーWebの2026年4月20日の記事です。確定しているのは「今はガソリンだけ」という1点で、ディーゼルの時期も燃費も公式には何も出ていません。
当サイトの予想:ディーゼルなら10km/L台前半、ただし外れる条件も
参考になるのは、同じトヨタのラダーフレーム車で2.8Lディーゼル(1GD-FTV)を積むハイラックスです。Zで12.5km/L、50kg重いZ“Adventure”で11.9km/L(公式諸元)。FJに載せた場合はボディ形状や重量が異なるため、当サイトはこれより低い10km/L台前半を本命◎と予想します。
この予想が外れるのは、ディーゼルの追加自体が実現しない場合か、重量増が想定より大きい場合です。仮に10.5km/Lで軽油159.6円/Lなら、年間1万kmで約152,000円(当サイト算出)。今のガソリンFJ(カタログ値で約195,600円)より年4万円強安くなる計算でも、2029年までの3年を待つ価値があるかは疑問です。
燃費重視なら、今比べるべき相手は軽油車
燃料代を最優先するなら、FJのディーゼルを待つより、今買える軽油車を比べるほうが早く結論が出ます。デリカD:5(12.9km/L・4,510,000円〜)は7/8人乗りで、FJとの価格差は9,900円。ハイラックスは荷台付きのピックアップです。
FJを選ぶなら、燃費は「受け入れるもの」と割り切るのが正解でしょう。年間1万kmなら実燃費でも月2万円台前半(約248,500円÷12≒約20,700円・当サイト算出)。この金額を許容できるかが、燃費面の分かれ目です。乗り換えで予算を作るなら下取りが鍵で、実際の査定額はMOTA買取りを利用したガチのレビューで確認できます。

ほかの欠点は新型ランドクルーザーFJの欠点と後悔|不満TOP5を数字で検証でまとめました。


ディーゼルの話はまだ予想報道。待つ理由にするには弱すぎます
よくある質問
燃費について検索されやすい疑問に、2026年10月10日時点のデータで答えます。
- トヨタ新型ランドクルーザーFJの燃費は?
-
WLTCモードで8.7km/Lです。市街地モード6.8km/L、郊外モード8.8km/L、高速道路モード9.9km/Lで、使用燃料は無鉛レギュラーガソリンになります。
- 実燃費はどのくらい?
-
みんカラの燃費記録では83件の平均が6.85km/Lでした(2026年10月10日時点)。カタログ値に対する達成率は約78.7%で、市街地モードとほぼ同じ水準です。
- エンジンと排気量は?
-
2TR-FE型の直列4気筒ガソリンエンジンで、総排気量は2.693Lです。最高出力120kW(163PS)、最大トルク246N・mで、ターボやハイブリッドは付きません。
- ハイオクですか?
-
レギュラーガソリン指定です。燃料タンク容量は63Lで、実燃費6.85km/Lなら満タンで約432km走れる計算になります。
- 重量はどのくらい?燃費に影響する?
-
車両重量は1,960kgです。1PSあたり約12.0kgを受け持つ計算で、発進の多い市街地ほど燃費が落ちる一因になっています。
- ディーゼルモデルは出ますか?
-
2026年10月10日時点で公式発表はありません。ベストカーWebが2029年ごろの追加を予想報道しているのみで、当サイトの信憑性メーターは★3です。
- ランクル250と比べて燃費は?
-
FJのほうが良い数字です。ランドクルーザー250のVX(2.7Lガソリン)はWLTC7.5km/Lで、FJの8.7km/Lを下回ります。年間1万kmの燃料代はFJが約31,300円安い計算です。
まとめ:燃費は「市街地6.8km/L」を基準に予算を組む

新型ランドクルーザーFJの燃費はWLTC8.7km/L、実燃費は83件平均6.85km/Lで乖離率は約21.3%です。原因は2.7L自然吸気エンジンと車両重量1,960kgという本格四駆の構成で、ディーゼル追加は公式発表のない予想報道の段階にとどまります。
- 実燃費は市街地モード並み
- 年1万kmで約248,500円
- ディーゼルは【噂】★3
冒頭の約束を回収します。1kmあたりの燃料代は、実燃費なら約24.8円、カタログ値なら約19.6円(レギュラー170.2円/L・当サイト算出)。自分の年間走行距離を掛ければ、燃料代の目安がすぐ出ます。向かないのは、年間2万km以上走り、燃料代を最優先する人です。
次の一歩は、今乗っている車の直近1年の走行距離をメーターや車検証の記録で確かめ、上の早見表に当てはめることです。その金額を月々の予算に入れても無理がないなら、燃費はFJを選ぶうえでの障害になりません。


参考URL一覧
- トヨタ公式・主要諸元表/装備一覧PDF(’26年5月現在):https://toyota.jp/pages/contents/landcruiserfj/001_p_001/pdf/landcruiserfj_spec_202606.pdf
- みんカラ・ランドクルーザーFJ 燃費:https://minkara.carview.co.jp/car/toyota/landcruiser_fj/nenpi/
- トヨタ公式・ランドクルーザー“FJ” 環境仕様PDF(’26年5月時点):https://toyota.jp/pages/contents/landcruiserfj/001_p_001/pdf/landcruiserfj_ecology_202605.pdf
- 国土交通省・自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート)と税額表:https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001999427.pdf
- グーネット・レギュラーガソリン平均価格(2026年10月5日調査):https://www.goo-net.com/magazine/money/car-money/292517
- トヨタ公式ニュースルーム・新型「ハイラックス」を発売(2026年5月28日):https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44397601.html
- KINTO公式マガジン・ランドクルーザー“FJ”の燃費解説(2026年7月16日):https://kinto-jp.com/magazine/k20260716-1/
- ベストカーWeb・ディーゼル追加に関する予想報道(2026年4月20日):https://bestcarweb.jp/feature/column/1488325





